P「音無さんが“小鳥”になった」 (47)
前に執筆していたものがサーバーダウンしていた間に消えてしまったみたいなのでまた新たに書き直します。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1393942251
高木「やあやあ諸君、おはよう!」
「「「「「「おはようございます」」」」」」
高木「社長であるこの私が遅れて申し訳ない。では早速、始めようか」
律子「あの、社長…」
高木「何だね?律子君」
律子「お言葉を返すようで申し訳ありませんが、小鳥さんがまだ来ていません」
高木「おや、本当だ。小鳥君はいったいどうしたのだろう」
伊織「どうせまた夜更かしが原因の寝坊で遅刻してくるんじゃない?全く、何を考えてんのかしらあの事務員は……」
やよい「伊織ちゃん、決めつけるのは良くないかなーって」
高木「まあ、彼女も社会人だ。さすがにそんな馬鹿げたことはしないだろうよ」
P「しかし気になりますね。一度、音無さんに電話したほうが―――」
\バサバサバサバサ/
千早「きゃあ!窓から何か入ってきた!?」
コザクラインコ「・・・。」
春香「鳥…。インコかな?」
あずさ「あらあら、可愛いお客さまね~」
コザクラインコ‐Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B3
雪歩「迷子…でしょうか?」
亜美「この辺り建物いっぱいだし、そうかもしれないね→」
インコ「ピピィ!」
美希「へえ、インコってこんなに綺麗な声で鳴くんだね。ミキ、初めて知ったの」
インコ「ピピィ!」
インコ「ピーピー!」
響「美希、ちょっと静かにしてくれる?この子が何か自分に訴えようとしてるんだ」
インコ「ピーピー!チヨリー!」
響「なんだって!君はピヨ子なのか!?」
インコ(小鳥)「ピー!」
真「えっ、その鳥が小鳥さん?」
響「どうもそうらしいぞ…」
高木「まあ…なんだ、詳しい話しは後で本人(本鳥?)から聞くとして、とりあえず定例会を始めようじゃないか。小鳥君も言葉が分かるようだったら内容を聞いていてくれたまえ」
小鳥「キョロロロ」
‐定例会終了後‐
高木「ところで小鳥君の処遇についてだが…(チラッ)」
小鳥「?」←首を傾げる
一同(可愛い…)
P「なあ響、音無さんは俺たちの言葉を理解しているのか?」
響「うーん?ピヨ子、どうだ?」
小鳥「プィ?(なあに?)」
響「うーん、話しかけられたこと自体は分かっているけど、どうも内容までは分かっていないみたいだぞ…」
P「微妙か…。となると、音無さんは完全な鳥として扱うしかないのか」
貴音「つまり、小鳥嬢を事務所で飼育する必要がある、と?」
高木「だろうね。鳥になったといえ、彼女はれっきとした765プロの仲間だ。無下に放ってもおけんよ」
千早「でしたら、実家に鳥かごがあるので今度持ってきましょうか?」
律子「ありがとう。経費が浮くから助かるわ」
春香「千早ちゃん、鳥を飼ってたことがあるんだ?」
千早「ええ。小さい頃、一時的にセキセイインコを飼っていたわ」
響「ふーん。じゃあ、自分は鳥の餌とおもちゃを買ってくるさー」
真美「真美たちはコザクラインコの飼い方を調べてくるYO!」
律子「私もできるだけ協力しますので困ったことがあったらいつでも言ってくださいね」
P「ありがとう。よろしく頼む」
こうして、文字通り鳥になった“小鳥”と765プロのアイドルたちとの新生活が始まった。
やよい「うっうー!小鳥さんとの生活、楽しみです!!」
小鳥「ピピィ!」
http://mup.vip2ch.com/up/vipper42886.jpg
響「ふーん。じゃあ、自分は鳥の餌とおもちゃを買ってくるさー」
真美「真美たちはコザクラインコの飼い方を調べてくるYO!」
律子「私もできるだけ協力しますので困ったことがあったらいつでも言ってくださいね」
P「ありがとう。よろしく頼む」
こうして、文字通り鳥になった“小鳥”と765プロのアイドルたちとの新生活が始まった。
やよい「うっうー!小鳥さんとの生活、楽しみです!!」
小鳥「ピピィ!」
http://mup.vip2ch.com/up/vipper42886.jpg
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小鳥「♪~」ガジガジ
\ガチャッ/
真「おつかれさまでーす!!…って小鳥さんだけか」
小鳥「ピョー♪」
真「小鳥さん、えらくご機嫌ですね……あれえ!?」
真「大変!律子、書類がー!!」
‐
‐‐
‐‐‐
律子「幸い、齧(かじ)られたのが送信済みのファックス原稿だったから良かったものの…」
小鳥「?」ドッサリ
律子「どうしてわざわざ事務机の引き出しに巣を作るんですか!ちゃんと鳥かごがあるでしょ!!」
春香「まあまあ。本や紙を齧ってそれを巣材にするのが雌鳥の習性らしいし、それくらい大目に見てあげたら?」
亜美「そ→だよ律ちゃん!それに今のピヨちゃんは言葉が通じないっぽいよ→?」
律子「……まあ、引き出しに巣くうのは大目に見るとしましょう」
律子「だけどね、巣材用として今まで小鳥さんが隠し持っていた薄い本をわざと目立つ場所に置いてるのよ!それなのに、なんで小鳥さんはあれを齧らないの!?」
亜美「いや、亜美に言われても…」
律子「あの薄い本を巣材にしたらいいのに…。あんなもの、それこそ百害あって一利なしよ!」
小鳥「」カッ
小鳥「」バサバサ
\ガブッ!/
律子「痛ぁっ!!何するですか小鳥さん!」
小鳥「」ガブッ!ガブッ!ガブッ!
律子「痛い!痛い!痛い!何なんですか、もう!?」
春香「小鳥さん、目が三角になってる……」
亜美「ものすごく怒ってる証拠だね→」
春香「さしずめ“私の宝物にケチつけるな!”って言ってるのかな」
亜美「多分ね→」
春香「鳥になっても思考はダメ人間のままなんだね…」
亜美「だね…。ピヨちゃんには(悪い意味で)見習う場面が多すぎるYO→」
\ガチャリ/
P「うーっす」
律子「あ、プロデューサー!小鳥さんを何とかして下さい!!」
P「音無さんが何かやったのか?」
小鳥「」ガジガジ
P「……何だ、いつものように巣作りしてるだけじゃないか」
律子「そうじゃないんです!どうにかして書類を齧らせないようにしたいんです!!」
P「薄い本があるだろ。あれじゃいかんのか?」
小鳥「!」カッ
P「あででで!音無さん、噛みつかないで下さい!!」
律子(これ小鳥さん、言葉分かってるわよね……?)
P「ものすごく痛いんですってば!ちょっと誰か、音無さんをひっぺがしてくれー!!」
‐
‐‐
‐‐‐
P「薄い本を取り上げようとしたら音無さんがめちゃくちゃ怒ったので、対策として使用済みのメモ用紙を与えることにしました」
律子「はあ…」
春香「てか小鳥さん、絶対言葉分かってますよね」
小鳥「プィ?」←首を傾げる
律子「いや、実際どうなんです?」
小鳥「?」キョトン
律子「分 か っ て ま す よ ね ?」
小鳥「ププィ?プィ?」
P「まあまあ、問い詰めるのは良くないぞ。鳥と人では感受性が違うんだし、な?」
律子「プロデューサーがそう言われるなら仕方ないですね」
小鳥「フッ」←ドヤ顔
律子(こっ、この鳥……)
春香(……あざとい!)
http://mup.vip2ch.com/up/vipper42887.jpg
今日はここまでです。まだ若干書き貯めはありますが、書き貯めながら少しずつ書いていきたいと思います
お読み頂きありがとうございました!
元のスレまだ残ってるがな
>>18
そうでしたか。
まあ、新しく書き始めてしまったのでこちらで続けたいと思います。向こうで貼った写真や新たに撮った写真もこちらで貼っていく予定です
そんなわけで、またよろしくお願いします!
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‐‐
‐‐‐
貴音「あれからというもの、小鳥嬢はプロデューサーにベタベタですね」
あずさ「そうね~。なんだか妬けちゃうわあ」
小鳥(←Pの手の中)
「ピ、ピー…」←撫でてのポーズ
P「はいはい、分かりましたよ」ナデナデ
小鳥「♪」←あくび
雪歩「ふふ…。気持ち良さそうですぅ」
美希「むぅー。ハニーはミキだけのものなのに…」
貴音(もし叶うものなら、私も鳥になってプロデューサーに撫でてもらいたいものです…)
真「うらやましいなあ…」
撫でてのポーズ
↓
http://mup.vip2ch.com/up/vipper42909.jpg
響「そういえばさ、夜間帯のピヨ子の世話は誰がするんだ?さすがにずっと事務所には置いておけないだろ?」
高木「確かにそうだ。誰かが責任を負わねばならん」
伊織「でも、千早以外でこの中に今まで鳥飼ってたことある人いるの?少なくとも素人の私にはハードルが高すぎるわ」
千早「確かにそうね。親と一緒に飼っていた時期があったのだけど、なかなかやることが多くて大変だったわよ」
真美「んっふっふ→、その点については真美たちが調べてるからバッチリだYO!」
亜美「本もあるし、問題ないっしょ→」
律子「どうします、プロデューサー?みんな小鳥さんを受け入れる準備はできてるみたいですよ?」
P「ふむ…」
P「まあ、別に俺が音無さんの面倒を見てもいいんだけど…。“どうしても小鳥さんの面倒がみたい!”って奴はいるか?」
やよい「はい!」
響「もちろんだぞ!」
美希「なの!」
春香「はーい!」
千早「私も!」
真「ボクだって!」
あずさ「私もいいでしょうか~?」
アイドル全員の手が挙がった(ついでに社長も)
P「そうか、じゃあ俺が勝手に決めさせてもらうな。音無さんの世話役は…」
P「>>27、お前だ。しっかり頼んだぞ!」
あずさ
P「と思ったけど何か色々と不安なんで、やっぱり俺が音無さんの面倒をみることに……」ハッ
P(やばい、みんな殺気立っている)
P「……なーんてな!世話役はあずささんに決まりましたー!!」
あずさ「あらあら~」
P「そんな訳であずささん、仕事が終わったら家まで送りますから少し待っていて下さい」
あずさ「ええ、ありがとうございます」
‐
‐‐
‐‐‐
P「あずささん、行きましょうか」
あずさ「はい。お先に失礼します~」
小鳥(in鳥かご)
「ピピチー!」
雪歩「あずささん、また明日ですぅ」
高木「あずさ君、くれぐれも小鳥君をよろしく頼んだよ。彼女がいないと私は……私は!」オロオロ
律子「社長、大丈夫ですよ!あずささんは案外しっかりしてますから。そうですよね、あずささん?」
あずさ「さあ、どうかしらね~?」ウフフ
小鳥「プィ?」
千早「“どうかしらね”って…」
貴音「まこと、頼りなき回答です」
―――こうして、小鳥はあずさに貰われていきました
“とりあえず”ここまでです。
次回から前回の物語とは少し違った世界観にする予定ですので、まあお楽しみに
お待たせしました。続き書きます
‐車内‐
P「あずささん、今日はお疲れ様でした。グラビア撮影どうでしたか?」
あずさ「いつも通りでしたよ?強いて言うなら……」
P「言うなら?」
あずさ「カメラマンさんからの注文が多くて少し気疲れしちゃったかしら~」
P「ハハハ、あの人は変なこだわり持ってありますからねえ。自分が納得いく写真が撮れるまで絶対に譲らないんです」
あずさ「そうでしょう?大変でした」
あずさ「それにしても、まさか小鳥さんが本当に鳥になるなんて……まるで漫画の世界にいるようですね」
P「ええ、俺も信じられませんよ」
小鳥「?」キョトン
P「でもいいんじゃないですか?“あの子”も喜ぶと思うし…。元気にしてますか?」
あずさ「はい。でも最近は忙しくて事務所にも連れていけなかったからちょっと寂しそうですね~」
P「忙しくなったからか、みんな事務所に連れてくるのを控えてますからね」
あずさ「うふふ…でもこうやって話す相手ができたのだから相当喜ぶと思いますよ~」
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