P「え？」

小鳥「結婚してください、ｷｬﾋﾟｷｬﾋﾟ」

P「いや、無理です」

小鳥「大丈夫です。安心してください」

P「いや、無理ですから」

小鳥「恥ずかしがっちゃって可愛いなあ、あ・な・た（はーと）」

P「……」

小鳥「どうしたの？　あ・な・ｔ──」

P「ふっざけんな！！」

小鳥「うおっ!?」

P「いい加減にしてください」

小鳥「えぇ……な、なにを」

P「彼女に変なメールや電話したり……」

P「俺が彼女とデート行く時には先回りしてたり……」

P「あげくには部屋に侵入して……」

小鳥「だ、だって私とﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰさんは運命の赤い糸で──」

P「いい加減にしてください！！」

P「音無さんとは絶対に付き合う事はありません！！」

小鳥「ひゃあ」

P「もう俺に付きまとわないで下さい！！」

小鳥「あ、あう……」

P「もう用はないと思うので、失礼します」

小鳥「あ、あぁ……ま、まって──」

小鳥「ぷ、ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰさん行っちゃった……」

小鳥「酷い……酷過ぎる……」

小鳥「ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰさんを洗脳してあんな事を言わせるなんて……」

小鳥「ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰさんの彼女は酷過ぎる！！」

小鳥「そもそも彼女は私……」

小鳥「なら今ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰさんと付き合ってる娘は何？」

小鳥「……ただの泥棒猫？」

小鳥「いけないなあ……悪い事をした子にはおしおきをしなきゃね」

小鳥「……ふふっ、ふふふふ」

小鳥「あははははははははは」

小鳥「さぁて、泥棒猫のおしおきに行こう。今行こう。直ぐ行こう」

小鳥「ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰさんを惑わす魔女……>>12のところに」

日高舞

音無「あの年増を正妻してやる」

音無「まずは……居場所の特定ね」

音無「……」ｶﾀｶﾀ

音無「分からない」

音無「なら、イタデンを……」

ﾋﾟｯﾋﾟｯ……現在この電話は使われておりません

音無「手詰まりだわ……おのれ日高舞！！」

小鳥「くっくっくっ、ならﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰさんの後を付けて居場所を特定してやるわ！」


P「舞さんまだかなー」

lｺｿｺｿ
小鳥（ふふふ、私に後をつけられてるとも知らずに、くっくっくっ）

小鳥（……あれ？　車が来た？）

P「今日は車なんですね」

舞「あぁ、早く入って」

P「分かりましたー」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

小鳥「あわわわ、ま、まってー」

小鳥「ま、まってー！　まってよー！！」

小鳥「……はぁ……はぁ……おのれ日高」

小鳥「それなら、小型盗聴器と小型ＧＰＳを付けて……」


P『すいません遅れちゃって』

舞『いや、今来たところだよ』

P『そうですか、じゃあ行きましょうか』

舞『ちょっと待ってくれ』

P『はい？』

舞『そういえば、君は前、同僚に付きまとわれてると言っていたね？』

P『あー、そうなんですよね、困っちゃってて……』

小鳥「！？」

舞『君にその気はないって事かな？』

P『その気なんてあるわけないじゃないですか。俺は舞さん一筋です』

舞『ふむふむ、私を愛してると？』

P『はい』

舞『結婚したいほどに？』

P『えぇ、もちろんです』

舞『ふふっ、そういうことだよストーカーくん』

P『ん？　どういうことですか？』

舞『こっちの話さ。それより、今の君の答えにはご褒美を与えなきゃかな？』

P『は、はい』

小鳥「おのれ……おのれ日高舞」