【けものフレンズ】博士「助手は"ろりこん"なのですね」 (25)

助手「………は?」

博士「本で読んだので間違いないのです。助手は"ろりこん"なのです」

博士「何故ならば私は小さくて可愛いので」

助手「博士、まったく意味がわからないのです。私は賢いので」

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博士「助手、隠さなくともよいのです。全てはこの本に書いてあったのですから」パサッ

助手「………博士、これは?」

博士「私が"ヒト"について調べている資料の一つです」

助手("えろえろせいへきてんごく"…)

助手「……博士、そもそもその"ろりこん"とはなんなのですか?」

博士「……かつてヒトにあった"性癖"というものの一つだそうなのです……」

博士「なんでも……幼くて小さい少女を好む性癖だとか………」

助手「………それで…何故私がその"ろりこん"というものだという結論が出たのですか?」

博士「………助手は…小さくて可愛い私の事が大好きなのです………」グッ

博士「……よって、助手は"ろりこん"なのです!」ビシッ

助手「そうですか。まったく意味がわかりませんね。私は賢いので」

博士「隠さずともよいのですよ助手?私は助手が例えどんな性癖を持っていようと受け入れますから」

助手「………博士、ちょっとその本を私にちょいするのです」

博士「ほう……?助手もこの本に興味があるのですか?助手はむっつりさんですねぇ?」ニヤニヤ

助手「さっきから博士の言っている事の意味が理解できないのです」スッ

助手「……博士、私の勘によりますと、博士は"ろりこん"の使い方を間違っていると思うのですよ」ペラペラ

博士「それはどういう意味ですか?助手」

助手「それを今から調べるので少し大人しくしていて下さい博士」ペラペラ

博士「むぅ…」プクー

助手「…………ふむ」パタン

博士「……どうでしたかろりこん?」

助手「………博士、私をろりこんと呼ぶのはやめて欲しいのです」

助手「何故ならば私はろりこんでは無いのですから」

博士「!?」

博士「な……そんな………」ガクッ

博士「………助手は…私の事を好きではないのですか………?」グスッ

助手「何を言っているのですか。博士の事は食べちゃいたいくらい好きなのですよ?」

博士「助手ぅ////」ポッ

博士「助手はえろえろなのです////」

助手「博士。本に影響されて変な言葉ばかり覚えるのはやめてください」

助手「……博士、本にはこう書いてあるのです」

博士「?」

助手「"ろりこん"とは、幼い少女をちょいな対象にする"大人"だと…」

博士「?」

助手「私と博士は体格や見た目…年頃も同じくらいなのです」

助手「よって私が博士をどう見ていようとも、この"ろりこん"の定義には当てはまらないのです!」ビシッ

博士「!!」

助手「……博士、理解したのならばあまり賢くない事を言うのはやめて下さい。我々は長なので」

博士「…………成る程、確かに助手の言うとおりなのです……」

助手「………そうですか、わかってくれて良かったのです」

博士「………ですが……我々がフレンズとなる前ならばどうでしょうか?」ニヤッ

助手「は?」

博士「ワシミミズクはオオコノハズクより体も大きく、更には補食の対象としている………そうですよね助手?」

助手「………それがなにか…?」

博士「つまりは、これらの事を踏まえると、助手は"ろりこん"という事になるのです!」

助手「成る程、まったくわからないのです」

博士「助手、もう証拠はあがっているので諦めた方がよいのですよ?」ポン

助手「そうですね。もう面倒なので諦める事にするのです。私は賢いので」

博士「わかってくれましたか。さすがは助手!賢いのです」

博士「ちなみに助手……ヒトの世では我々のような関係を"おしどりふうふ"と呼ぶそうなのですよ?」

助手「博士、これは勘なのですが、きっとそれの使い方も間違っているのですよね?」

博士「……そうですね。我々はフクロウなので"ふくろうふうふ"と呼んだ方がいいのかもしれませんね」

助手「……そういう意味ではないのですが、もういいです。私は疲れたので」

翌日

ゆうえんち

ワイワイ ガヤガヤ

助手「博士……昨日博士が訳のわからない事を言い出した時にはどうなるかと思いましたが、何とか間に合ったのですね」

博士「ですね、助手。ゆうえんちのメンテナンスくらいならば、我々にかかればちょいなのです。我々は賢いので」

助手「ですね。我々は賢いので」

ワイワイ

博士「……ふむ、皆楽しんでいるようで結構なのです!」

助手「……ですが、いつセルリアンが攻撃してくるかもわかりません…我々は遊んでいる訳にはいきませんね。長として」

博士「ですね……セルリアンが来た時に皆を守ってやらねばなりませんからね。我々は長なので」

キャッ キャッ

博士「………むむ…!」ピクッ

助手「どうしたのですか博士?まさかセルリアンが……!?」

博士「……セルリアンより凶悪なものなのですよ助手……」ギリギリ

助手「!? せ、セルリアンより凶悪…ですか!?」タラー

博士「………あれを見るです、助手」クイッ

助手「!」

プレーリードッグ「ビーバー殿!何から乗るでありますか?」

ビーバー「プレーリーさんと一緒なら何でもいいっス////」

プレーリードッグ「ビーバー殿////」

助手「……博士、あれはビーバーとプレーリードッグではありませんか?」

助手「あれのどこが凶悪なのですか?」

博士「………わかっていませんね助手は…」ヤレヤレ

助手「?」

博士「………あれは……"ばかっぷる"というものなのです!」ビシッ

助手「ばかっぷる?」

博士「ばかっぷる……それはヒト目を憚らずにイチャイチャして周囲を不快にさせる存在………」

博士「セルリアンより凶悪な……ジャパリパークにあってはならないものなのです!」

助手「ちょっと意味がわかりませんねぇ」

博士「むうぅ……現に私もイライラしてきたのです……!」イライラ

助手「そうですか?私はまったくですが」

助手「………ですが、ジャパリパークに有害なものなのであれば、私が注意を…」

博士「待つです助手!」ガシッ

助手「?」

博士「ばかっぷるは周囲を不快にさせるオーラを出す危険なもの……正面から行ってはいけないのです!」

博士「助手には今からばかっぷるを退治する秘密の呪文を教えるのです!」

助手「……秘密の呪文……ですか?」

プレーリードッグ「ビーバー殿!やはりここは観覧車はどうでありますか?」

ビーバー「観覧車っスか?」

プレーリードッグ「………きっと観覧車の中でする挨拶は格別でありますよ?」

ビーバー「/////」

博士「……………」スタスタ

助手「……………」スタスタ

プレーリードッグ「ん?あれは……」

ビーバー「博士と助手っスね?」

博士「おい!お前達!」

プレーリードッグ「なんでありますか?」

博士「爆発しろです」

助手「爆発しろです」

プレーリードッグ「は?」

ビーバー「???」



博士「………ふーっ…見たですか助手?あいつらの顔を!」

博士「スカッとしましたね!」ツヤツヤ

助手「いえ、まったく」

助手「…………ん?」

キタキツネ「ギンギツネ~おんぶ~」

ギンギツネ「疲れたならその辺で休んでていいのよ?」

キタキツネ「やだ、ギンギツネと一緒にいたい」プクッ

ギンギツネ「……仕方ないわね…////」スッ

助手「博士!またもや"ばかっぷる"を発見したのです!」

博士「……ふふふ、助手もまだまだ甘いですね?」ニヤッ

助手「………と、言いますと?」

博士「………あれは……"しすこん"なのです!」ビシッ

助手「……"しすこん"……確かあの本には姉妹に対してただならぬ執着を持つ者……と書いてあったような……」

博士「その通りなのです。よく勉強していますね、助手」

助手「ですが博士……ギンギツネとキタキツネは姉妹では……」

博士「………いいのですよ助手…見るのです」

助手「?」

キタキツネ「ギンギツネの背中…温かくてボク大好き」ギュッ

ギンギツネ「ふふふ♪」

博士「あのギンギツネとキタキツネは…誰がどう見ても姉妹ではないですか…」

助手「………ですね、博士…」

助手「ですが博士……ジャパリパークの掟は"自分の力で生きる事"」

助手「キタキツネも、あまりギンギツネにばかり依存するのは良くないかと…」

博士「………やはり甘いですね助手?」ニヤリ

助手「?」

博士「……私の見立てによれば……むしろ依存しているのはギンギツネの方なのです」

助手「………なんと……」

博士「ですが、彼女らには彼女らの生き方がある……我々は彼女らを遠くから温かく見守るとするのです。我々は長なので」クルッ

助手「……ですね、博士。我々は長なので」クルッ

カワウソ「わーい!ゆうえんちたーのしー!」タッタッタ

ジャガー「こらーっ!あまり走ったら危ないよー」タッタッタ

助手「博士…あれも"しすこん"なのですか?」

博士「違います。あれは"ひも"ですね」

助手「ひも?」

博士「ジャガーはカワウソの世話をするのに一種の喜びさえ感じていると私は睨んでいるのです。私は賢いので」

助手「そうなのですか……」

博士「なのでカワウソはジャガーの"ひも"ですね」

助手「よくわからないのです」

アライグマ「ふははははー!ゆうえんちはアライさんの物なのだー!」ダダダダ

フェネック「アライさーん!そっちは明後日の方向だよー」タッタッタ

助手「博士、あれも"ひも"ですか?」

博士「……助手、あれは"がちれず"なのです」

助手「………"がちれず"……恐ろしい響きなのです…」ブルブル

博士「ですね。一見アライグマは自由奔放に見えますが、全てはフェネックの手の内………恐ろしいのです…」ブルブル

助手「博士、変な本の読みすぎなのです」

ドサッ

アライグマ「い、いたいのだー!転んだのだー!」ビエーン

フェネック「だから言わんこっちゃないよーアライさーん」

助手「博士、アライグマも"がちれず"なのですか?」

博士「あれはただの馬鹿なのです」

助手「そうですか。馬鹿ですか」

スナネコ「何から乗りますかー?」

スナネコ「あれも……いや、あっちも楽しそうです♪」キラキラ

ツチノコ「たくっ、こんなんではしゃいじゃって……」

スナネコ「もう!別にいいじゃないですか!」プクッ

ツチノコ「……しゃーねーから付き合ってやるよ……」ポリポリ

スナネコ「ふふ♪」

ツチノコ「////」プイッ

博士「助手、ツチノコは"つんでれ"ですねぇ?」ニヤニヤ

助手「ですねぇ?博士」ニヤニヤ

スナネコ「……と、思ったけど、そこまではしゃぐ程でもないっか…」フゥ

ツチノコ「!?」

博士「………スナネコ心と秋の空とはよく言ったものなのです…」

助手「博士。それはいったいどういう意味なのですか……?」

博士「今私が考えました。私は賢いので」

助手「そうですか」

ヘラジカ「ライオン!あっちのカップまで競争しよう!」

ライオン「え~?普通にいこうよ~」

博士「ライオンとヘラジカは"らいばる"というやつですね」

助手「ライバル……素敵な響きなのです…」

博士「……幾度も争い合い…そして互いの実力を認めあった"らいばる"…その二人の絆には何人たりとも介入する事は許されないのです……」グッ

助手「深いですねぇ、博士」

博士「ですねぇ、助手」

博士「ちなみに…"らいばる"は名前の間に"×"を入れて表す事もあると聞いたのですが……」

博士「助手はライオン×ヘラジカとヘラジカ×ライオンのどちら派ですか?」

助手「………どちらでもよいのではないかと……」

博士「何を言っているのですか!これは重要な事なのですよ!」

助手「そうですか。どうでもいいですね。私は賢いので」

アルパカ「う~ん…やっぱり紅茶は落ち着くねぇ~」ズズー

トキ「そうね、たまにはゆうえんちで飲む紅茶もいいかも…」ズズー

助手「博士、あれは?」

博士「"おとなのかんけい"です」

タイリクオオカミ「ゆうえんち…次の漫画の題材に持ってこいだ!」

アミメキリン「先生!お供します!」

助手「あれは?」

博士「"あぶないかんけい"です」

プリンセス「ゆうえんち…いいわ~」

イワビー「最高だぜー!」

コウテイ「……疲れが癒される……」

ジェーン「うふふ、楽しいですね♪」

フルル「ふぃ~」

マーゲイ「……ゆうえんちで無邪気に遊んでるPPP可愛いハァハァ…」

助手「……あれは?」

博士「"あいどるおたく"または"はんざいしゃよびぐん"とも言いますね」

助手「そうですか。勉強になります」

博士「助手、私に何でも聞くといいのですよ?私は賢いので」

博士は賢いなあ

助手「! 博士」

キンシコウ「私達もゆうえんちで遊びましょうよー」

ヒグマ「ダメだ、いつセルリアンが襲ってくるかもわからないんだ!」

ヒグマ「私達ハンターが皆を守らないと………」

キンシコウ「……………」

リカオン(遊びたい……です……)

助手「ほう……皆のように遊ばずに見廻りをするとは……関心ですねぇ、博士?」

博士「………これは面白いものが見れそうなのです……我々はグルメなので」ニヤリ

助手「?」

キンシコウ(……私もヒグマさんと遊びたかったな…)トボトボ

ヒグマ「…………ハァ…」ピタッ

キンシコウ「?」

ヒグマ「わかったよ、私の負けだ……」

ヒグマ「もう一回りだ、もう一回りゆうえんちを回って何も無かったら一緒に遊ぼう」ニコッ

キンシコウ「ヒグマさん……」

リカオン(もう一回りするのか……)ガクッ

助手「博士、何やらヒグマとキンシコウが話合っているようなのですが……ここからでは聞こえませんね?」

博士「ふふふ……私がキンシコウの言葉を代弁してあげるですよ?」

助手「そ、そんな事ができるのですか!?さすがは博士!賢いのです!」

博士「任せるのです。私は賢いので」

博士「………では…」コホン

助手「」ワクワク

博士『ヒグマさん……私はヒグマさんの事をこんなに思っているのに……どうして私の気持ちに気づいてくれないの…?』

助手「おおー!」

博士「次はヒグマの気持ちを代弁するのです」

博士『すまないキンシコウ……お前の気持ちには気づいているんだ……でも、私達はハンター……必ず明日が来るとも限らない……』

博士『………許してくれ、キンシコウ……』

博士「以上、なのです」

助手「は、博士!凄いのです!」

博士「まぁ、これくらい、私にとってはちょいですね?私は賢いので」ドヤッ

助手「しかし……ヒグマとキンシコウにそんなドラマがあったとは知らなかったのです……」

助手「………ここは…我々が元気づけてやらなくては、長して」

博士「待つです!助手!」ガシッ

助手「な、何故止めるのですか!博士!」

博士「………今我々が元気づけてやらなければならない相手は他にいるのです…」

助手「………と、言いますと?」




博士「リカオーン!」タッタッタ

助手「早まるなです!」タッタッタ

リカオン「? 博士と助手?」

博士「リカオン、お前にもその内必ずいいフレンズが見つかるのです!」グッ

助手「だから元気を出すのです!」グッ

リカオン「………え?」

助手「博士、いい事をした後は気持ちがいいものですね!」

博士「ですね、リカオンもきっと我々の言葉で自信がついたのですよ」

ワーイ

博士「ん?」

助手「あれは……」

サーバル「えへへー!かばんちゃんつーかまえた!」ガバッ

かばん「うわぁー!食べないでくださーい!」

サーバル「食べないよー!」

博士「ま、マズイのですよ助手!」

助手「何がマズイのですか博士?」

博士「……私の賢い頭脳によると……やつら……おっぱじめるつもりですね…」

助手「おっぱじめる?何をですか?」

博士「わかってる癖に……私に言わせるですか……」

博士「助手はとんだ"えす"なのです……でも、そんなところもたまらないのです。じゅるり」ニヤッ

助手「……博士、気持ち悪いですねぇ…」

博士「と、そんな場合ではないですね!助手!サーバルとかばんの所に行きますよ!」

博士「手遅れになればパークの危機なのです!」ダッ

助手「は、はぁ…」ダッ

かばん「サーバルちゃん、そろそろどいてもらっていいかな?」

サーバル「あっ、ごめんねー!かばんちゃん!」

オーイ

かばん、サーバル「!」

博士「お前達!今すぐいかがわしい行為はやめるのですー!」ダダダダ

助手「………………」ダダダダ

サーバル「うみゃ?博士と助手?」

かばん「いかがわしい行為?」

博士「………ふぅ、何とか間に合ったみたいなのです……」

助手「………………」

博士「我々が止めなければ今頃どうなっていた事か……」

かばん、サーバル「?」

博士「お前達、ジャパリパークは健全な場所なのです」

博士「我々の目の届く範囲ではふしだらな行為はさせないのですよ?我々は長なので」

サーバル「えー?私達悪いことなんかしてないよー?」

博士「……自覚無し……ですか………。恐ろしい事なのです……」

かばん「あ、あの……いったいどういう事でしょうか?」

助手「さぁ?私にもよくわからないのです」

かばん「そうですか」

サーバル「ねーねー!博士達も一緒に遊ぼうよー!」

博士「あ、遊び?あの行為が?」ガタガタ

博士「わ、私はそんなに軽い女ではないのです!私は助手のものなのです///」

助手「違いますが?」

サーバル「うみゃ?」

助手「博士、サーバルとかばんもやはり"ばかっぷる"なのですか?」

サーバル「ばかっぷるー?なにそれなにそれー!」

かばん(あんまりいい響きじゃないな…)

博士「………違うのです…」

助手「……なんと…ではいったいなんなのですか博士?」

博士「………かばん、お前は……」チラッ

かばん「は、はい………」

博士「"けもなー"…なのです…」

助手「………"けもなー"?」

かばん、サーバル「?」

博士「"けもなー"とは、ヒトの中でも極一部のものしか発生しない特殊な性癖……」

サーバル「極一部だってー!かばんちゃんすっごーい!」

かばん「え……?あ、うん……(なんだろ…あんまり嬉しくないな……)」

助手「博士、"けもなー"とはいったい…」

博士「………"けもなー"はいわゆる"ヒト"と"それ以外"の絆結ぶ愛の形……」

助手「………成る程……確かにかばんはヒトのフレンズ……そして…」チラッ

サーバル「?」

助手「サーバルは"ヒト以外"のフレンズ…」ゴクリ

博士「そうなのです。やはり助手は賢いのですね」

助手「博士……種族を越えた本当の愛はここにあったのですね……」フッ

博士「……そういう事になるかもしれませんね……」フッ

サーバル「わーい!なんかよくわからないけどかばんちゃんはやっぱり凄いや!けもなーだって!」

かばん「え?あ……うん………」

次の日


博士「………昨日のゆうえんち解放も大成功……」

博士「実に気持ちのいい朝なのです」テカテカ

博士「………さて、私はヒトについての研究の続きでもしますか……」ガサゴソ

博士「………………」ガサゴソ

博士「……………ん?」

ジョシュー!!

助手「?」


助手「何ですか博士、朝から騒がしいのです」ヒョコ

博士「な、なななな無いのですぅ!」

助手「何が無いのですか?」

博士「私のヒトについての研究資料(ちょいちょい本)ですよぉ!」

助手「……ああ…あれですか…」

博士「ど、何処にあるか知っているのですか!?」

助手「あれなら捨てましたが?」

博士「!?」

博士「な、何を勝手な事をやっているのですか!あれはヒトの叡智がつまった貴重な研究資料なのですよぉ!」

助手「あれは必要のない物だと私の第六感が告げたので。私は鋭いので」

博士「うわ~ん!!助手のばか~!ろりこ~ん!」ビエーン

助手「私は馬鹿でもろりこんでもないのです。ついでに博士は"へんたい"なのです」

博士「うぇ~ん!助手とはもうクチを聞いてやらないのです~!"うわき"してやるですぅー!」ビエーン

助手「…………………」

助手(なんなのでしょう……泣いている博士を見ていると………)ゾクゾク

博士「びえ~ん」グスッ

助手(可愛い………!!)ゾクゾク

助手「……………博士、私が悪かったです」ポンッ

博士「ふぇ?」グスッ

助手「………変わりにたくさん可愛がってあげるので許して頂けませんか?」

博士「し、仕方ないですね…そこまで言うのならば許してあげるのです、私は大人なので」ゴシゴシ

助手「ありがとうなのです。博士はやはり賢いのですね?」

博士「ふふふ、当然なのです!私は長なので」

博士「あ?うわきは嘘ですからね?」アセアセ

助手「わかっているのですよ博士」ニコッ





博士と助手はケンカしてすっちゃかめっちゃかしても仲良し♪



おわり

おつ!

何かに目覚めた助手

乙ー

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