翔太「どうしよう…」
北斗「どうしようと言われても…」
冬馬「どうするんだよ一体…」
翔太「捨てる?」
冬馬「いやそれは…」
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ksk
雪穂の薬指
ちひゃー
あ、間違えた 穂じゃなくて歩だったwwwwww
小指じゃなくて薬指かよ
冬馬「萩原の薬指って…なんでそんなもの拾ってきたんだよ!」
翔太「だって僕どうしたらいいのかわからなかったんだもん!」
冬馬「だからって拾ってくる奴があるか!」
翔太「でも…」
北斗「ちょっと待って」
翔太「何?」
冬馬「なんだよ」
北斗「なんでこれが誰かのじゃなくて雪歩ちゃんの薬指だって知ってるんだい?翔太」
翔太「!?」ビクッ!
冬馬「…翔太?」
翔太「…………」
冬馬「ど、どうしたんだよ翔太…いつもの笑顔はどこいったんだよ」
冬馬「そんなこ、怖いものを見たような顔して…」
北斗「………」
冬馬「北斗も黙ってないでなんか言ってくれよ…この沈黙耐えられねぇだろ…!」
翔太「…ついてきて」
ガチャ
冬馬「………」
北斗「………」
翔太「ほんの出来心だったんだ…いつもの道に妙なものが落ちてたから気になって…」
テクテク
翔太「ここに落ちてたんだ…」
冬馬「ここに…指がか?」
北斗「人がいないな。まだ騒ぎになってないのか?」
冬馬「物騒なこと言うなよ!」
翔太「それで、近くに道があったから…その道を通ったら…」
冬馬「こ、この先に何があるってんだ!」
冬馬「お前たちもこんなことでび…ビビってんじゃねぇよ!俺が言って確かめてやる!」
北斗「冬馬!不用意に近づいたら…」
冬馬「うるせぇ!」
翔太「でもそこにあったのは…」
冬馬「あったのはなんだ!」ガサゴソッ
バサッ!
冬馬「なっ!」
翔太「あそこにあったのは…>>12た雪歩さんなんだ…」
北斗「それが…雪歩ちゃんの薬指だってわかった証拠か」
翔太「うん…」
冬馬「嘘だろ…」
加速
行き倒れ
雪歩「」
冬馬「おい、萩原!しっかりしろ!」
翔太「無理だよ…顔が青いし冷たかったし…もう……」
冬馬「くっ…うぅっ……!」
北斗「とりあえず早く警察に電話を!流石にこんなことを黙っていたら俺たちが疑われる!」
冬馬「あ、ああ…そうだな」
数時間後
ザワザワ……
警部「なるほど…。それで薬指を見つけた後再びこの場所へやってきて」
警部「それで狭い道の先に行き倒れた彼女を見つけたわけだな」
翔太「はい…」
警部「誰か怪しい人は見かけなかったかい?」
翔太「いえ…それどころか周りにいたのは僕一人だけでした…」
警部「そうか」
刑事「警部!鑑識から結果が回ってきました!」
警部「それで、何か分かったのかね?」
刑事「はい、死亡推定時刻は今から10時間前、遺体は手足全ての指が切り取られていました」
警部「指を…?それはまたエグい…一体誰が…」
全ての指がないのに、どうして薬指だってわかったんですかねぇ
薬指は意外とわかるぞ
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