喫茶店-
海未「なるほど、いつもの仕返しというわけですね」
絵里「えぇ、私達もやられっぱなしじゃないって所を見せてやりましょう」
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海未「分かりました!では、どのようなドッキリにしましょうか」
絵里「ふふふ…実はもう考えてあるのよ…」
絵里「まずターゲットは「希」!そして、ドッキリは「あなた誰?大作戦」よっ!!」
海未「「あなた誰?大作戦」っ!?」
絵里「えぇ…海未…あなたも経験あるでしょ?私達が散々やられたあの「あなた誰?」よ」
海未「っ…!あ…あれですか…」
絵里「心当たりがあるようね…」
海未「はい…たった一言で相手を絶望の底に叩き落とす…あの…」
絵里「えぇ…私も30回ほどやられたけど、毎回泣きそうになるわ…」
2つ隣の席-
希「30回も騙される方が騙される方だと思うけどなぁ…」
穂乃果「ていうか、絵里ちゃんと海未ちゃん、私達に気づいてないのかな?」
希「気づいてないやろなぁ…普通に、こっちまで声聞こえてきてるし」
穂乃果「だろうね…それで、希ちゃんはどうするの?」
希「そうやね~…騙すという事は騙される覚悟があるという事やん?」
次の日 部室-
穂乃果「でねー、ことりちゃんがねー」
希「へー、そら面白いなー」
海未「…」
絵里「…」
絵里(希が穂乃果に捕まってて、私に話しかけてこないっ…!!!)
~ケース1「希、穂乃果に捕まってしまう」~
海未(まずいですね…希が絵里に話しかけてくれない事には、ドッキリもできません…)
海未(ここは私が…!)スクッ
海未「穂乃果!」
穂乃果「ん?なに?海未ちゃん」
海未「……私とお話しましょう」
絵里(な…なるほどぉ~…それで希をフリーにする気ね…さすが海未だわ)
希(いや、無理矢理すぎるやろ)
海未「さっ、私の隣に」
穂乃果(とりあえず、のってみるかな…)スッ
海未(や…やりました!これで希がフリーに…)
希「……」
海未(なっ…)
海未(の…希が普通に黙ってるっ…!!!)
~ケース2「希が普通に黙ってる」~
絵里(ど…どうしましょ…)
絵里(待ってれば、来るかし…あっ!)
希「……」スッスッ
絵里(希がスマホをっ…!!!)
~ケース3「希、スマホを使い始める」~
絵里(こ…これじゃあ、もう希望が…)
絵里(ここは私が行くしか…!!)
絵里「の、希ー?」
~ケース4「絵里、普通に希の名前を呼ぶ」~
希「ん?今、ウチのこと呼んだ?」
絵里「あなた誰よ」
~ケース5「それは無理がある」~
海未(それは…無理があるんじゃ…)
穂乃果「海未ちゃん!さっきから黙ってるけど、穂乃果と話したいんじゃないの??」
海未「えっ…」
海未(ど、どうしましょう…)
海未(別に穂乃果と話したい事とか無いっ…!!)
~ケース6「別に穂乃果と話したい事とか無い」~
穂乃果「海未ちゃーん」
海未「うっ……だ、黙ってなさいっ!!」
穂乃果「えぇ…」
海未(今は希の反応の方が大事っ…!)
希「ウチは東條希やけど」
絵里「そう…初めましてね」
希「うん!初めまして♪あなたの名前は?」
絵里(…!?)
絵里(初めまして…!?)
~ケース7「まさかの希も初めまして」~
絵里「ちょ、ちょっと!希!あなた、私の事忘れたの!?」
海未「そ、そうです!絵里ですよ!同じμ’sのメンバーじゃないですか!」
穂乃果「あー…ごめん、私も、その金髪の人誰か気になってたんだけど…」
絵里(き…金髪の人…!?)
~ケース8「絵里、金髪の人呼ばわり」~
絵里「そ…そんな…みんな、私の事忘れちゃったの……」ウルウル
希(あかん…泣きそうや…)
穂乃果(やっといてなんだけど、なんかもう、めんどくさい…)
~ケース9「なんかもう、めんどくさい」~
絵里「っう…うぅ…」ポロポロ
海未「大丈夫ですよ、絵里。なにがあっても私はあなたの事を忘れませんから」
絵里「あ…ありがとう…海未…」ポロポロ
絵里「私…頑張るわ…!今までの記憶は無くなっちゃったけど、また作っていけばいいのよねっ…!」
海未「…はい!」
希「あー…エリチ?」
希「これ、ドッキリや…」
~ケース10「これ、ドッキリや…」~
次の日 喫茶店-
絵里「ごめんなさい…」
海未「いえ、絵里が謝る事ではないですよ。あれは敵を褒めるしかありません…」
海未「気を取り直して、今度は穂乃果をドッキリにはめましょう!穂乃果は希と違ってバカですから、きっと成功しますよ!」
絵里「確かにそうね!じゃあ、作戦を練りましょう!」
2つ隣の席-
穂乃果「穂乃果バカじゃないもん…!」
希「まあまあ、穂乃果ちゃん。今度のドッキリで見返してやればいいやん?」
穂乃果「うん…!絶対騙し返してやる…!海未ちゃんの方がバカだもんね…!」
絵里海未サイド-
絵里「なるほど、古典的だけど面白いわね」
海未「はい、準備は少し面倒ですが、頑張りましょう」
絵里「えぇ!それじゃあ、「落とし穴大作戦」開始よ!」
次の日-
海未「これはすごいですね…」
絵里「えぇ…どこから見ても落とし穴とは気づかれないわ…」
海未「あとは、どう穂乃果を呼び寄せるか…ですが」
絵里「策があるのよね?」
海未「ええ、これです」スッ
絵里「それは…ランチパック!なるほど、好物でおびき寄せるのね」
海未「はい、穂乃果は半分動物みたいなもんですから、これで楽勝です」
穂乃果「おーい、海未ちゃーん!用ってなにー?」
海未「あっ、穂乃果が来ました…ふふふ…これから起こる事も知らないで…」
海未「穂乃果ー!これです、このランチパックを穂乃果に渡したかったんです!こっちに来てください」
穂乃果「わーい!ランチパックだ!海未ちゃんありがとう!」タッタッタッ
海未(かかる…!!)
穂乃果「え?」スカッ
ズッタアアアアン!!!!
海未(か…かかった…!)
海未「やりましたよ!絵里!」
絵里「えぇ!思ってたより、あっけなかったわね!」
穂乃果「っ……うぅ…ぐ…」
海未「…え?」
絵里「穂乃果…?」
海未「ほ、穂乃果っ!!??」
絵里「えぇ!?血だらけじゃないのっ!!??」
~ケース11「思ったより重症」~
穂乃果「う…うぅ…」
海未「絵里手伝ってください!穂乃果を引き揚げます!」
絵里「ええ…!」
穂乃果「え…絵里ちゃん…海未ちゃん…」
穂乃果「うぅ…大丈夫だよ…二人とも……だから…穂乃果の最後の言葉を聞いて…?」
海未「…!」
~ケース12「最後の言葉」~
海未「そんな…!まだ死なないでください!ごめんなさい…!私が悪かったんです!私が…!」オーイオイオイ
穂乃果「ううん…海未ちゃんは悪くないよ…悪いのは、ここに落とし穴を掘った人だよ…」
海未(それ私だ…)
~ケース13「罪悪感がすごい」~
絵里「穂乃果!まだ諦めないで!ほら!保健室行くわよ!」
穂乃果「う…うん…っ…いったぁ…」
海未(血の量が尋常じゃない…穂乃果…)
海未「うぅ…ごめんなさい…ごめんなさい…」
穂乃果「いいんだよ、海未ちゃん…穂乃果が注意してなかったのも悪いんだから…」
海未「…!」
~ケース14「ほんと罪悪感がすごい」~
穂乃果「ありがとう…絵里ちゃん…ここからは一人で行くよ…」
絵里「えっ…」
穂乃果 フラフラ…フラフラ…
絵里「ちょっ!穂乃果!フラフラじゃない!私が手を貸すわよ!」ダッ!
穂乃果 ニヤリ…
絵里「え?」スカッ
ズッタアアアアン!!!!
海未「え、絵里っ!?」
絵里「いっ…いったぁ…」
絵里「な…なんでこんな所に…」
穂乃果「絵里ちゃん♪絵里ちゃん♪」
絵里「ほ、穂乃果ぁ?怪我は…」
穂乃果「血糊だよ!」
絵里「へ?」
~ケース15「血糊だよ!」~
海未「じゃ、じゃあ、これは…」
希「そう…」スッ
希「これ、ドッキリや」
~ケース16「これ、ドッキリや」~
完-
かしこくない
スレタイで展開がわかるポンコツ感
乙乙
金髪の人アドリブ弱いなー
賢いを捨てかわいいに全振り
めっちゃ笑った
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