クリボー「クリフォルニア大学を受験する」 (18)
クリボー「全クリボーの憧れ……クリフォルニア大学……この大学に受かれば……クリボーの中でもエリートだということが証明できる」
クリボー「この日の為に勉強してきたんだ……絶対合格してやるぜ!!」
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問一
『1+1は?』
クリボー「これまでの成果……見せてやるぜ!!」
クリボー「ふんっ!! ……くっ……ふごお……」
クリボー(クリフォルニア大学の試験の問題自体は簡単)
クリボー(入るのが難関だと言われてる理由……それは……)
クリボー「くっ……」
クリボー(口で書かなきゃいけないということだ)
クリボー(口でペンを咥えて書けるように……この日の為にどれだけ練習して来たか……)
クリボー(書くんだ……こんな簡単な問題……書けるはずなんだ……)
エリートクリボー「……」スラスラ
クリボー「……!!」
クリボー(こいつ……ペンを咥えないで……)
クリボー(ペンを浮かせて書いてやがる……!!)
エリートクリボー「……」
クリボー(そうだ、こいつは野球をやってる時もそうだ)
クリボー(謎の原理でバットを浮かせて野球をやってたな)
クリボー(一体どうやって物を浮かせてんだ……? カメックの魔法でも使ってるのか……?)
エリートクリボー「……」スラスラ
クリボー(いや、人の事を気にしてる場合じゃねぇ!!)
クリボー(とにかく書かねえと……『2』を書かねえと!!)
ちょっとワロタ
クリボー「はぁ……はぁ……」
クリボー(くそ!! まだ1問目だぞ!!)
クリボー(このペースじゃあ……全問うまらねえ!!)
クリボー(とにかく『2』は書けた!! 次行くぞ次!!)
『マリオがクリボーを踏みつけようとしています。 踏みつけてもクリボーが死なないことを証明しなさい』
クリボー「なっ……!!」
クリボー(思い出せ……思い出せ……この問題、クリゼミで出て来たぞ)
クリボー(確か答えは……)
クリボー(……そうだ!! 『このクリボーはトゲクリボーだから踏まれずにすむ』が正解だ!!)
『なお、このクリボーは普通のクリボーとする』
クリボー「!!」
クリボー(くそ、ちげえじゃねえかよ!! じゃあ答えはなんだよ!!)
クリボー(……!! 待てよ……トゲクリボー……)
クリボー(……はっ!!)
クリボー(そうか答えは……)
クリボー(『この時のマリオはアクションコマンドを未取得の為、クリボーに1ダメージしか与えられない。 クリボーのHPは2の為、踏みつけられても死なない』が正解だ!!)
クリボー「……」
クリボー(長え!!)
クリボー(くそ……こんなん口で書けるわけねえだろ!!)
試験官クリボー「終了です」
クリボー「!!!」
「書けなかった……」
「今年もダメだった……」
「クリクリ~……」
クリボー「畜生……畜生……」
「おい、あそこのクリボー、全部書けたらしいぞ」
クリボー「!!?」
エリートクリボー「……」
「あいつすげえよな、ペン浮かせて書いてるんだからよ」
「インチキじゃねえのか?」
クリボー「……」
クリボー(あいつは……間違いなく合格だな)
マリオストーリーとは懐かしいな
クリボー「ただいま母さん」
クリジェンヌ「おかえり、どうだった?」
クリボー「……ダメだったよ」
クリジェンヌ「……そう」
クリボー「……ごめんな、ダメな息子で」
クリジェンヌ「こらっ!! そんな事言うんじゃないわよ!!」
クリボー「!!」
クリジェンヌ「生きてるってだけで……あなたは凄いじゃない」
クリジェンヌ「私達……踏まれたら終わりなのよ?」
クリジェンヌ「なのにこうやって大人になってる……ダメじゃないじゃない」
クリボー「母さん……」
クリジェンヌ「今年がダメなら……来年頑張ればいいじゃない!! ねっ?」
クリボー「……うん!!」
クリジェンヌ「さあ、今日は栗ごはんよ!!」
クリボー「わあい!! いただきます!!」
エリートクリボー「試験など容易いですね……クリフォルニア大学は僕にとって通過点でしかありません」
キャスタークリボー『今年のクリフォルニア大学の合格者は三年連続で0人です』
エリートクリボー「なにっ!?」
エリートクリボー(馬鹿な……全問うめたはず……)
エリートクリボー(1+1は3……『栗』と書いて『にしき』のはず……)
エリートクリボー(何故だ……何故私は合格できなかったのだ!!)
マリスト、ペパマリか
マリオ「じゃあクリスチーヌもペンを咥えて試験に臨んだのかい?」
クリスチーヌ「先生にキスしたわ」
終わり
エリートなのに頭悪いのか
バカのエリートなんでしょ
乙
なんだかんだ笑ったw
誰も入学しないのに大学はやっていけるのか
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