蘭子「ベルフェゴールに捧ぐ」 杏「へ?」 (80)

アニデレSSです

この2人が仲良くなっていくお話です

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蘭子(いつからだろう、あの人が気になり出したのは)

蘭子(ニュージェネレーションズが解散しそうになった時でも落ち着いていた姿を見た時?)

蘭子(デビュー初番組で、予想外の活躍をしたのを見た時?)

蘭子(合宿で突っ走りがちだった未央さんをそれとなくなだめた時?)

蘭子(とにかく、私は彼女・・・双葉杏さんに・・・)

蘭子(惚れてしまっていた・・・)

~CPルーム~

蘭子(特に何も変わらない、いつもの事務所・・・・)

蘭子(CPの皆さんは、それぞれ仲の良いグループで談笑していた)

蘭子(そんな中、杏さんは相変わらずいつものクッションで眠りこけていた)

蘭子(もうちょっと皆の輪に入ればいいのに・・・・)

蘭子(まぁ、私も人の事はあまり言えないけど・・・・)

杏「ZZZ・・・」

蘭子(ああ、寝顔可愛い・・・)キュン

蘭子(こんななのに、頭もいいし、ちゃんと皆の事も見てる)

蘭子(しかもそれを他人にひけらかす事もなく、裏でこっそりフォローする形で使っている・・・・)

蘭子(まるで魔王に仕える参謀・・・カッコイイ・・・)

蘭子(まぁ、その辺も好きになった理由なんだけど・・・)

蘭子(もっとあの寝顔を近くで堪能したい・・・)

蘭子(もうそろそろ行動を起こしてもいいよね・・・)

蘭子(よーし・・・)

蘭子(だが、そううまくはいかない、何事にも障害はつきものだ)

きらり「♪~」ギュウ

蘭子「はぁ・・・」

蘭子(きらりさんが、いつものように杏さんにベタベタしている)

蘭子(これじゃ近づけないよ・・・)

蘭子(ああ、あんなに近くに・・・羨ましいなぁ・・・)

蘭子(折角ユニット別々になったんだから、これを期に杏さん離れすればいいのに・・・)

蘭子(まぁ、キャラの方向性が全く違う私がいう事じゃないけど・・・)

蘭子(おっとつい本音が・・・さてどうするか・・・)

みりあ「きらりちゃーん!」

蘭子(その時、私にとっての天使の一言が響いた)

きらり「ん?みりあちゃんどうしたにぃ?」

蘭子(みりあちゃんに呼ばれ、きらりさんがそっちへ歩いていった)

蘭子(ああみりあちゃん!本当にあなたには色々お世話になります!)

蘭子(さて今のうちに・・・)

蘭子(そして私は、こっそり杏さんに近づき、隣に座った)スッ

蘭子「よいしょっと・・・」

杏「ZZZ・・・」

蘭子「えへへ・・・」

蘭子(杏さんの顔がこんな近くに・・・頑張って実行してよかったぁ・・・・)

杏「ZZZ・・・」

蘭子(よし、ここまでやったんだ、ちょっと頭撫でてもいいよね・・・)

蘭子「し、失礼しまーす・・・」ボソッ

ナデナデ

蘭子「はうう・・・いい感触・・・」

蘭子(おっと声出ちゃった・・・よかった、皆にはバレてない・・・)

蘭子(よ、よし!もうもっと大胆な事・・・しちゃおうかな・・・)

蘭子(お、おでこにキス・・・とか)///

蘭子(よ、よ~し・・・やっちゃうぞ・・・)

蘭子「ククク・・・我と契約できる事を光栄に思うがよい・・・」ボソ

杏「ZZZ・・・」

蘭子(それじゃ失礼して・・・)

ガチャ

武内P「おはようございます」

全員「おはようございまーす!」

蘭子「ひゃっ!」ビクッ

蘭子(突然の事で、思わず驚いてしまった)

蘭子(あと少しだったのに・・・もうプロデューサーったら・・・)

武内P「キャンディアイランドの皆さん、これからTV収録があるので準備を・・・」

蘭子(もう終わりかぁ・・・・)

智絵里「は、はい!」

かな子「わかりました、杏ちゃん、仕事だよ」

杏「ん~?」パチ

蘭子「あ・・・・」

杏「うひゃあ!」ビクッ

杏「びっくりしたぁ・・・どうして蘭子が・・・」

蘭子「え、えっと・・・」モジモジ

杏「?」

蘭子「う、運命の交差だ・・・」(た、たまたま近くに座ってただけです)

杏「ああそう・・・」(別に他の場所も空いてるじゃん・・・)

かな子「杏ちゃん、行くよー!」

杏「う、うん・・・待って!」

バタン

蘭子(行っちゃった・・・・)

蘭子(ドキドキしたなぁもう・・・・)

~その夜 346プロ女子寮 蘭子の部屋~

蘭子「えへへ~」デレデレ

蘭子「杏さんの頭触っちゃったぁ・・・」

蘭子「これでお近づき第一歩は成功した・・・」

蘭子「折角舞踏会も成功して雰囲気明るくなってるし、もっと先へ行きたいな・・・」

蘭子「さてこれからどうするか・・・」

蘭子「まずはデートのお誘いを・・・いや、それは早すぎるか・・・」

蘭子「まずはお話しすることから・・・・だよね」

蘭子「そういえば学校の宿題あったな・・・・」

蘭子「しかも結構難しい・・・」

蘭子「よし、これはいける、後は運次第・・・」

蘭子「闇よ、我に力を授けたまえ!」

蘭子「フハハハハハハ!!!!」







アーニャ「ランコ、突然笑い出してどうしたんでしょう?」

みく「廊下まで丸聞こえだにゃ・・・」

李衣菜(お泊まり)「何かいい事でもあったのかな?」

小梅「・・・・・」(頑張ってね・・・)

~翌日 CPルーム前~

蘭子(さて、いるかな・・・)キィ・・・

杏「♪~」ピコピコ

蘭子(あ、いたいた、1人でゲームしてる・・・)

蘭子(何だかんだ言ってちゃんと早くに来てる杏さん・・・)

蘭子(まぁ、多分すこしでも迷惑かけずに長い時間怠けていたいからだろうけど・・・・)

蘭子(そういう所も惚れちゃいます!)キュン

ガチャ

蘭子「煩わしい太陽ね!」(おはようございます!)

杏「ん・・・蘭子か、おはよう」

蘭子(杏さんに挨拶返されたぁ・・・)キュン

杏「今日は早いね」

蘭子「ふぁ、ふぁい!」

杏(何緊張してるんだろ・・・)

蘭子「・・・・・・」

杏「・・・・・・」ピコピコ

蘭子(は、早く切りださないと・・・・・)

蘭子(でもいざとなると緊張するなぁ・・・・・)ドキドキ

蘭子(この2人っきりでいられるチャンスはめったにない・・・・)

蘭子(誰かが来る前に・・・・・)

杏「・・・・ん?」

蘭子「・・・・・・」ゴゴゴ・・・

杏(何か凄いこっち睨んでる・・・)

杏(杏何かしたかな・・・)

杏「どうしたの?」

蘭子「ひゃっ!」ビクッ!

杏「さっきから杏の事睨んでるけど、何か用?」

蘭子「え、えっと・・・」

杏「?」

蘭子「じ、実は悪魔の数式で不可解な所があってだな・・・」(数学の宿題でわからない所があって・・・)

杏「ふむ」

蘭子「あ、杏さんに教えてもらえないかな・・・・と思って・・・」

蘭子(つ、ついに言っちゃったよう・・・・)ドキドキ

杏「う~ん・・・」(面倒だなぁ・・・)

蘭子「だ、ダメですか・・・」

杏「ほ、他の人に聞いたほうがいいんじゃないかな、杏教えるのはちょっと苦手で・・・」

蘭子(やっぱりダメかぁ・・・・)

蘭子「そ、そうですよね・・・・」シュン

杏「!」

蘭子(折角のチャンスだったのに・・・)グス

杏「ま、まぁ杏にとっても復習になるから、ちょっと位なら教えてあげてもいいかな・・・」

蘭子(え?)

蘭子「ま、真実か・・・」

杏「う、うん・・・」

蘭子「か、感謝する・・・」(やったあ!)キラキラ

杏(喜んでるなぁ・・・・あんな目ウルウルされたら断れないじゃん)

杏「で、ここはこうなって・・・」

蘭子「う、うむ・・・」

蘭子(杏さんがこんな近くに・・・ドキドキするよぉ・・・)

杏「聞いてる?」

蘭子「ふぁ、ふぁい!」

杏(だから何で緊張してるんだろう・・・)

杏「まぁこんな所かな」

蘭子「あ、ありがとうございました!」

杏「いえいえどういたしまして、さて杏はゲームに戻りますか」

蘭子(よ、よーしここまで来たらもっと攻めてみよう・・・・)

蘭子「あ、あの!」

杏「ん?」

蘭子「そ、そなたが構わぬのなら、今回の件、褒美をとらせても構わぬぞ」(よろしかったら何かお礼させてください!)

杏「いやいいよ気を使わなくて」

蘭子「そう言わずに!」ズイッ

杏(どうしたんだろ、今日はやけに絡んでくるな・・・・)

杏(でもどうしようか・・・・あ、そうだ)

杏「どうしてもっていうんなら、なくもないけど?」

蘭子「ホ、ホントですか!?」キラキラ

杏(喜んでるなぁ・・・・)

杏「実はここに映画のチケットが2枚あるんだけど・・・・」

蘭子「え?」

杏「じつはある人からもらったんだけど、きらりも、CIの2人も上映日には都合が悪いっていうんだよね~」

杏「だからといって丸ごと誰かにあげちゃうのも気が引けるし・・・・」

杏「だからだれかと行こうか迷ってたんだよね~」

蘭子「はぁ・・・・」

杏「つーわけでさ、一緒に行く?」」

蘭子「は、はい!もちろん!」

杏「即答かい・・・」

蘭子(まさか初コミュニケーションでデートまでこぎつけられるとは・・・・)

杏「じゃ、OKって事で、詳しい事は後で連絡するから・・・」

蘭子「は、はい!楽しみに・・・」

蘭子「ククク・・・ベルフェゴールの化身よ、楽しみにしておるぞ・・・」

杏「誰が怠惰の悪魔だ・・・まぁいいけど」

杏(しかし何で小梅は杏にこんなチケットを・・・・まぁいいか)

蘭子「で、何て映画なんですか?」

杏「えっと・・・・100大妖怪大行進・・・って奴なんだけど」

蘭子「」

~その夜 346プロ女子寮 蘭子の部屋~

蘭子「やったあああああああ!!!杏さんとまさかこんな早くデートできるなんて・・・・」

蘭子「まぁ、映画の内容はアレだったけど・・・」

蘭子「さて、何着て行こうかな・・・」

蘭子「あんまり派手なの着て行くと意識しちゃってるように見られて恥ずかしいかも・・・」

蘭子「やっぱりいつもの恰好で・・・」

蘭子「杏さんは身なりにはそこまで気を使わないだろうし・・・これでいいかな」

蘭子「ああ、当日が楽しみ・・・」

蘭子「ククク・・・宴が待ち遠しいわ!」

蘭子「フハハハハハハ!!!」







みく「まーたやってるにゃ・・・」

李衣菜(お泊まり)「大丈夫なのかな・・・・」

アーニャ「Обычно・・・事務所では普通だったんですけどね・・・」

小梅(杏さん・・・あのチケット渡せたんだね・・・)

~当日~

蘭子(杏さんまだかな~)

蘭子(あれからワクワクしすぎて待ち合わせの1時間前に来ちゃいました!)

蘭子(それにしても杏さん遅いなぁ・・・・もう30分もオーバーしてるのに・・・)

蘭子(まぁ、予想はしてたけど、そういう所も杏さんらしくて可愛い・・・)キュン

杏「お待たせー」

蘭子(結局来たのは約束の時間から1時間オーバーしたあたりでした)

杏「ごめんねー待った?」

蘭子「いえ、私も今来た所なので・・・」

杏「そっか、いや~一度起きたんだけど二度寝したらそのまま・・・って感じでさ」

蘭子「私もです」

杏「何だそっか、よくあるよくある」

蘭子「フフフ・・・」

杏「あ~こりゃ間に合わないね、次の上映時間までどうしよっか」

蘭子「じゃ、じゃあ!」

杏「ん?」

蘭子「い、一緒に買い物とか食事とか・・・どうですか?」

杏「・・・・まぁいいけど」

蘭子(やった!)

杏「んで、買い物ってどこ行くの?」

蘭子「そ、それならちょっと行きたい所が・・・」

杏「ほう」

蘭子「ククク・・・そなたも真の姿を晒すといい・・・」

杏(すっげー嫌な予感がする・・・・・)

~ゴスロリショップ~

蘭子「ふむ、ベルフェゴールの化身よ、似合っておるぞ」

ゴス杏「やっぱりかー・・・・」

蘭子「闇に飲まれよ!」バン!

杏「え、えっと・・・・怠惰に堕ちろ!」バン!

パシャ

蘭子「わぁ・・・よく撮れてる」キラキラ

杏(ま、喜んでるからいっか)

杏「さて、それじゃ杏にも付き合ってもらおうかな」

蘭子「?」

~デパート洋服売り場~

働いたら負け蘭子「・・・・・」

杏「ハハハ、似合ってるよ!」

蘭子「そ、そうですか?」

杏「え、いや冗談・・・」

蘭子「ク・・・ベルフェゴールの瘴気に染まってしまったか・・・」(杏さんとお揃い・・・)

杏「意外と喜んでる・・・」

蘭子(というかこれ売ってるんだ・・・・)

杏「さてそろそろ食事に・・・・」

蘭子「・・・・・」ジー

杏「どうしたの?クレーンキャッチャーなんて見てさ」

蘭子「・・・・あれ」

杏「どれどれ・・・・お、杏のウサギのキーホルダーか、欲しいの?」

蘭子「・・・・・」コクリ

杏「そっか~でも位置的に無理じゃね?」

蘭子「そうですか・・・・」シュン

杏「さ、腹減ったから飯にしようか」

蘭子「はい・・・・」

~食事中~

杏「結構美味いなこれ、ねぇ?」

蘭子「そ、そうですね・・・・」

杏「・・・・・」

杏「さて、ソロソロ上映時間だし行こうか」

蘭子「はい・・・」

~映画館~

蘭子「空いてますね」

杏「まだ結構時間あるし・・・内容が内容だしね・・・」

蘭子「う・・・・」

杏「あ、杏ちょっとトイレ、すぐ戻るから」タタタ・・・

蘭子「はぁ・・・」

~それから~

蘭子(杏さん遅いなぁ・・・もう始まっちゃうよ・・・)

タタタ・・・

杏「ハァハァ・・・間に合った・・・」

蘭子「どうかしたんですか?」

杏「ちょっとトイレが混んでてね・・・参ったよ」

蘭子「そうですか・・・」

杏「お、そろそろ始まるよ」

蘭子「は、はい!」

~上映中~

妖怪「オオオオオオオ・・・・・」

蘭子「キャー!」ギュッ

蘭子(はわわ・・・杏さんに抱きついちゃったぁ・・・・)

蘭子「す、すみませ・・・」

杏「ZZZ・・・」

蘭子「寝てる・・・」

~映画終了~

杏「いや~面白かったね~」

蘭子「ほとんど寝てたじゃないですか・・・」

杏「あれ、そうだっけ?」

蘭子「ええ、寝顔可愛かったですよ」

杏「もう・・・・」

杏「あ、そうだ、はいこれ」スッ

蘭子「これは!あのウサギキーホルダー・・・まさかあのトイレっていうのは・・・」

杏「違うよ~たまたま近くの店で売ってんの見かけたからさ、あんま辛気臭い顔で映画見られても困るしね」

蘭子「杏さん・・・ありがとうございます!」

杏「どういたしまして」

杏「さて、そろそろ帰・・・」

ザアアアアア・・・・

蘭子「あ・・・」ビショビショ

杏「うわぁ・・・これはついてないね」

蘭子「うう・・・」

杏「ここからだと杏の家の方が近いか・・・来る?」

蘭子「は、はい・・・」

蘭子「え?」

~あんずのいえ~

蘭子(まさかこんな展開になるとは・・・ドキドキするよぉ・・・)

杏「ふぃー生き返ったー!」

蘭子(お風呂上がりの杏さん・・・レアだなぁ・・・)

杏「次入ってきなよ」

蘭子「はい!」

蘭子「お風呂いただきました」

杏「ん、着替え大丈夫?」

蘭子「買い物の時新しいパジャマ買っておいたので・・・・」

杏「そう、よかったね」

蘭子(杏さんの入ったお湯・・・よかったなぁ・・・)

杏「ほれ、夕食だよ、カップ麺でごめんね」

蘭子「い、いえ・・・いただきます」ズルズル

蘭子「美味しい・・・」

杏「体があったまるねー」

蘭子(私はもう心がオーバーヒートしそうですよ!)

杏「今日はありがとね、付き合ってくれて」

蘭子「い、いえ・・・私も楽しかった・・・です」

杏「そう、よかった」

蘭子「・・・・・」

杏「・・・・・」

蘭子(うう、何かドキドキする・・・)

蘭子(もしかして今がチャンス・・・あれを言うべきなのでは・・・)

蘭子(こんなチャンスは滅多にない・・・)

蘭子(よ、よーし・・・言うぞ!)

蘭子「あ、あの!」

杏「何?どうしたの?」

蘭子「ベ、ベルフェゴールの化身よ・・・我と契約の契りを結ばぬか・・・・」

杏「はい?」

蘭子(やっちゃったー!こんな時に!)

杏「大丈夫?」

蘭子「は・・・はい何とか・・・」

杏「そ、そう・・・」

蘭子(よ、よーし・・・今度こそ・・・)







蘭子「わ、私・・杏さんの事が・・・好き・・です」

蘭子「で、できればお・・お付き合い・・・したいです」

蘭子(ついに言っちゃったー!恥ずかしい・・・)///

杏「」ポカーン

蘭子(ああ、杏さんが何か呆けた顔をしている・・・)

蘭子「あ、あの・・・」

杏「ハッ!つい意識がフリーズしかけてた・・・」

蘭子「そ、それで答えは・・・」

杏「う~ん・・・」

蘭子「・・・・・」ドキドキ

杏「まぁこの際理由とかアイドルだからとか女の子同士だからとかいうのはまぁいいとして・・・・」

蘭子「はぁ・・・・・」

杏「杏達はまだ若い、これからも色んな出会いと別れが待ってる」

蘭子「はい・・・」

杏「だからさ、今ここで人生のパートナーを決めるのは早計じゃないかな」

蘭子「え、それじゃ・・・」

杏「ゴメン、蘭子の望みには答えられない、可哀想だけど・・・」

蘭子「そ、そうですよね・・・」ポロポロ

杏「う・・・・」

杏「ま、まぁ友達としてならこれからも親密な関係でいてもいいけど・・・」

蘭子「え・・・」

杏「杏と遊びたかったらいつでも言ってよ、できる限りは応えてあげるからさ」

蘭子「は、はい!」

杏「ま、面倒なときはパスだけどね・・・なんて」

蘭子「そ、そうですか・・・・」

杏「ま、何にせよ、これかもよろしくね、蘭子」

蘭子「杏さん・・・・」(カッコイイ・・・・)

蘭子(その時、私の心の奥底の感情が弾けた気がした)

蘭子(そして思わず、杏さんに抱きついた)

杏「わっ!どうしたの?」

蘭子(そして、そのままベッドに押し倒した)

杏「ちょ・・・ちょっと!」

蘭子「えへへ・・・杏さん可愛い・・・」スリスリ

杏「きゅ・・急にどうしたのさ?」

蘭子「やだなぁ・・・友達同士のスキンシップじゃないですか・・・」

杏「いや、ちょっとやりすぎ・・・かな?」

蘭子「でも杏さんも嫌ではないでしょう?」

杏「まぁ・・・でもこれは違うような・・・むぐっ!?」

蘭子(私は杏さんの言葉を止めるように、自分の唇で塞いだ)

蘭子(その後の事はよく覚えていない)

蘭子(気が付くと朝になっていて、私達は一緒のベッドで寝ていた)

蘭子「・・・杏さん?」

杏「う~ん・・・もうちょっと休ませてよ~」ムニャムニャ

蘭子「フフ・・・可愛い・・・」

蘭子(今日は仕事休もうかなぁ・・・)

~346プロ 女子寮~

みく「結局蘭子ちゃん帰ってこなかったにゃ~」

李衣菜(例のごとくお泊り)「どうしたんだろうね」

アーニャ「急用でホテルに泊まると連絡があったそうですが・・・・в порядке・・・大丈夫でしょうか」

小梅(そう、良かった・・・上手くいったみたいだね)

小梅(これからもお幸せにね、お2人さん)

蘭子(あれから数日が経った)

蘭子(杏さんとは、良好な友人関係を続けている)

蘭子(たまに杏さんの家に行ってゲームしたり、あまりにも散らかってたら掃除したり、たまにご飯も作ってあげたり、そんな感じだ)

蘭子(そして今日は・・・)

~CPルーム~

ガチャ

蘭子「煩わしい太陽ね!」バァン!

杏「ZZZ・・・」

蘭子「杏さんだけ・・・また寝てる・・・」

杏「ZZZ・・・」

蘭子(相変わらず可愛い寝顔だなぁ・・・)

蘭子(事務所では過度な接近は控えめにって言われてるけど、だれもいないからいいよね・・・)

蘭子(そして私は・・・)

蘭子(杏さんの隣に座り、彼女の手を握った)

蘭子(はぁ・・・あったかいなぁ・・・)

蘭子(それにこのクッションも心地いい・・・)

蘭子(ここに座ってると・・・だんだん眠気が・・・)

蘭子(いけない、耐えなきゃ・・・)

蘭子(もし眠ってる所をだれかに見られたら・・・恥ずかしい・・・)

蘭子「ZZZ・・・」

未央「あ!見て見て!中々レアなツーショットが・・・・」

卯月「2人共、幸せそうですね」

凛「うん」

アーニャ「最近のランコの高笑い・・・これが原因でしたか・・・」

美波「え、何の事?」

智絵里「ふふふ・・・癒されますね・・・」

かな子「起きたらびっくりするかな・・・2人共」

李衣菜「みくも結構寝顔可愛いけどね」

みく「な!?ここで言うかにゃ!?」///

みりあ「手なんか繋いじゃって、仲良しだね!」

莉嘉「まるで姉妹みたいだね~」

きらり「にょわ~?」(複雑)

武内P「良い、寝顔です」








杏「ZZZ・・・」

蘭子「えへへ・・・」ムニャムニャ

~おしまい~

これでおしまいです

ホントはがっつり断られるパターンも考えていたのですがあんまり暗くなるのもアレなので変えました

どっちにしろあの場で杏が押し倒される展開にはなるのは確定でしたが

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