モバP「土用の二の丑、うのつくものを」 (29)
P「あの…なんでまたここに呼ばれたんでしょうか?」
ヘレン「はぁ…あなたは何も知らないのね」
P「と、いいますと?」
ヘレン「今年は土用の丑の日が2回あるのよ!!」
P「な、なんだってー!?!?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1501994865
ヘレン「そもそも土用というのは四立、つまり立春、立夏、立秋、立冬ね。その四立の前の期間のことを表しているのよ」
P「ふむふむ…」
ヘレン「そして丑の日は365日を12日周期で数えたときの2番目の日のことよ」
P「な、なるほど…?」
ヘレン「だからなんやかんやで今年は2回あるのよ!!」
P「そ、そうだったのかあああ!!!」
ヘレン「世界レベルに程遠いこのプロデューサーに世界の片鱗を教えたところで、そろそろ始めるわよ」
P「あ、はい。実況のモバPです」
ヘレン「解説のヘレンよ」
千川ちひろ「アシスタントの千川ちひろです!」
P「この番組は土用の丑の日特番ということでアイドルたちが『う』から始まるオススメのおかずをプレゼンしてもらいます」
ヘレン「そして優勝者のおかずがPの今日の夕飯になるのよね」
P「そうです、そこは前回と同じですね」
ちひろ「前回のSSはたぶんまとめサイトさんが一番始めか最後にそこに飛べるリンクを用意してくれると思いますのでこれを読み終えたあとに読んでくだされば光栄です!」
ヘレン「前回は5名が参加してくれたわね」
P「今回は何人なんです?」
ちひろ「えーっと…今回も5人ですね」
ヘレン「楽しめそうね」
P「全員ちゃんとしたプレゼンならいいんですけどね」
ちひろ「前回は失格者が二人もいましたからね」
ヘレン「期待するしかないわね」
P「さて、そろそろ一人目が来る頃ですね」
ヘレン「誰が来るかしらね」
島村卯月「みなさんこんにちはー!島村卯月ですっ!ぶいっ!」
ヘレン「2回目ね」
P「そうですね」
ヘレン「どうせミス普通の彼女のことだし、『うどん』よ」
P「さあ予想は当たるんでしょうかね」
※実況・解説の声はプレゼンターには聞こえていません
卯月「私が紹介するのは~『うどん』ですっ!!」
P「ブフッ」
ヘレン「真剣なプレゼンを笑うのはいただけないわね?」
P「いや原因あなたですからね?」
卯月「それからそれから…うどんはですね…すごくコシがあっておいしいんです!以上ですっ!」
P「まあ、そんなこんなで5分経ってプレゼンが終わりましたけども」
ヘレン「最初と最後以外カットされてそうね」
ちひろ「ありえますね」
ヘレン「終始普通のことしか言ってなかったし、これはノーダンサブルね」
P「ヘレンさん手厳しいですねぇ」
ヘレン「柔軟なイマジネーションをもってこそ、世界レベルよ」
P「名言ありがとうございます」
ちひろ「そろそろ二人目が来ますね」
P「おっ、二人目は誰でしょうねえ」
姫川友紀「はーい!やってきたよー!!」
P「おっ、友紀か」
ヘレン「ちひろさん、つまみ出す準備はしなくていいみたいよ、酔ってないもの」
ちひろ「あっ、本当だ…珍しい」
P「たまにはこんな日もあるんだな…じゃあいつもやってほしいもんだが」
友紀「紹介するのは~~、こちら!『海の家の焼きそば』!!」
P「まぁおいしいですけどね?」
ヘレン「グレーゾーンね」
P「焼きそばではないんですか、って言われたら終わりですね」
ヘレン「けれども海の家という補正があるわね」
ちひろ「確かに、家より海の家の方がおいしく感じますね」
P「ではセーフですか」
ヘレン「そうね」
友紀「海の家は~何よりビールが飲める!ビールのんで焼きそばって最高ー!!!プロデューサーも今度行こうよ!」
ちひろ「プレゼンが終わりましたね」
ヘレン「やっぱりグレーゾーンね」
P「そうですね…でもおいしそうに語ってましたね、お腹すいてきましたよ」
ヘレン「まあ…プレゼンとしてはそこまでひどくはない…のかしら?」
P「そうですねぇ…次いきましょうか」
P「でもなぁ…うーん、判定に困りますね、ああいうのは」
ヘレン「そうね…」
ちひろ「そろそろ3人目が来ますよー」
P「次はちゃんとまともでしょうね?」
ヘレン「ここまでの流れを見る限り、イエスとは言い切れないわね」
櫻井桃華「みなさま、ごきげんよう、櫻井桃華ですわ」
P「よかった、まともだ」
ヘレン「安心して見れるわね」
桃華「今日私が紹介するのはケーキです、しかしただのケーキではなくだいたいの人が人生に1度しか食べられないケーキ…」
P「そんなものがあるんですか!」
ヘレン(人生で1度しか…?あっ、そういうことね…)
ちひろ(プロデューサーさんは絶対気づきませんね)
桃華「いつか櫻井家に来ていただいたらそのケーキを食べさせてあげますわ、私は待っております…何年でも…以上です」
P「いやー、気になりますね!人生で1度しか食べられないケーキ!」
ヘレン「まさかまだ気づいていないの…?」
ちひろ「プロデューサーさんの鈍感具合には目を見張るものがありますからね」
P「えっ?どういうことですか?」
ヘレン「とにかくしばらくは櫻井家に行ってはいけないわ」
P「いやいや、ケーキ食べたいですし」
ヘレン「ダメよ」
P「1度しか食べられない最高のケーキが待ってるんですよ!」
ヘレン「ダメよ!」
ちひろ「まあ鈍感野郎は置いておいて、次いきましょうか」
ヘレン「四人目ね」
P「あれ、なんかすごい歓声が聞こえません?」
ヘレン「聞こえるわね、まさに、世界レベル」
ちひろ「え!?ちょっと!あの人は…!」
星井美希?「みんなー!おっはよー!!……なの」
P「えっ!?!?!?」
P「なんで765さんのレジェンドがここに!?」
ヘレン「ふふふ、面白いことをするわね…」
ちひろ「どうしたんですか?急に笑い出して」
ヘレン「見てればわかるわ…」
美希?「紹介するのは『梅おにぎり』です!」
P「おにぎりが好きだというのは本当だったのか…!」
ちひろ(あれ?今の美希さんの口調、何か違和感が…)
美希?「このおにぎり~、うーん!おいしいっ!!」
美希?「いやーおいしかった!じゃあ終わりまーす、またねー!」
P「さすがは765のレジェンド!自由ですねー」
ヘレン「この鈍感…あれは星井美希ではないわ」
ちひろ「私は最後で気づきましたけど、ヘレンさんよく気づきましたね」
ヘレン「世界レベルは観察眼も……世界レベル!!あれは星井美希ではなくそれに扮装した大槻唯よ」
P「な、なんだってェェーー!!?」
ちひろ「ネットで似てると言われているとはいえ、まさかここまで見分けがつかないとは…」
ヘレン「次がラストね」
P「あ、もう来ましたよ」
橘ありす「橘です!!」
P「まだなにも言ってないのに」
ありす「前回はなぜか失格になってしまったので…挽回します、橘です!紹介するのは『温州みかん』!」
ヘレン「題材はまともね」
ありす「温州みかんはすごいんです、本日は農協の方たちに来ていただきました!」
ワーワーワーワー
P「観客を利用するのはグッドですね」
ヘレン「そうじゃないわ、Good!」
P「ぐ、Good!」
ヘレン「Nice!」
ちひろ「二人とも聞いてあげてくださいよ」
ありす「みかんは栄養が高く、特に温州みかんは発ガン性物質を抑える成分が特に多く入っているという研究もあります!」フンス
ありす「皮もなんとか食べられますし、栄養のあるものです!」
P「柚子を風呂に浮かべるのも似たようなものでしょうか?」
ヘレン「恐らくね」
P「みかんの汁であぶり出しとかやりましたよね?」
ヘレン「やってないわ、それはちょっとおじさんだけじゃないの」
P「えぇ…?いやいや、そんなはずないっすよ」
ヘレン「あれからちょっと長かったけれどプレゼンが終了したわね」
P「それでは結果発表ですね」
ヘレン「あなたは何が一番だったかしら?」
P「そうですねー…やっぱり温州みかんですかね?」
ヘレン「論理的なプレゼンだったものね、ただ…」
P「どうしたんですか?」
ヘレン「いえ、なんでもないわ」
P「さあ結果発表です!」
P「優勝は………!」
P「温州みかんだー!!!!」
ありす「や、やった!」
桃華「どうして…!?」
P「いやー、桃華もよかったんだけどな…ヘレンさんに止められてな」
桃華「くっ…!」
唯「いやー、惜しかったの!残念なの!」
P「あ、もうそれやらなくていいぞ、バレてるから」
唯「えー!?じゃあ早く言ってよー!」
友紀「海の家は!?」
P「お前ビールが飲みたいだけだろ」
ヘレン「見て、卯月がカチンコチンに固まっているわ」
P「リアクションが普通だな!」
P「さーて、イオンで温州みかん買ってくるか」
ヘレン「そのことなのだけれど」
P「どうかしましたか?」
ヘレン「温州みかんの収穫は主に12月、早くても10月よ」
P「………え?」
ヘレン「何が言いたいかわかるわね?」
P「イオンでうなぎ買ってきます…………」
完!!
いやー、同じネタで2回書くのはキツい!
心残りは唯と美希の画像を貼ろうとしたらなんかよくわからないけど貼れなかったことだけでござるよ
で、いつ卯月を食べるんでしょうか
乙です、今回もいい勢い
いきなりまとめにお任せされるのはリアタイで読んでるとちょっとモヤっとするですよ…
モバP「土用の丑の日、うのつくものを」
モバP「土用の丑の日、うのつくものを」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500973472/)
大槻唯
http://i.imgur.com/XGIqGxG.jpg
星井美希
http://i.imgur.com/1WqgVkQ.jpg
唯はちゃまにも似てるからなぁ
モバマスプレイ出来ない守銭奴ちひろ死ね
桃華父「P君はこないのか…(邸宅に用意させた式場やケーキを片づけさせつつ)」
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