モバP「神のみぞ知るセカイ」 (12)
P「……」
P「(今日から俺も、ここ346プロダクションでアイドルのプロデューサーとして働くことになったわけだが…)」
エルシィ「はじめまして、プロデューサーさんっ!」
エルシィ「…いえ、落とし神様っ!」
エルシィ「私、本日からあなたのアシスタント…協力者を務めさせていただきます…」
エルシィ「エリュシア・デ・ルート・イーマと言います!」
エルシィ「えっと…愛称はエルシィですっ!!」
エルシィ「346プロダクションのアシスタントというのは仮の名…」
エルシィ「地獄から派遣された「駆け魂隊」の悪魔をやらせてもらってますぅ!」
P「……」
P「(なんのこっちゃ)」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490815776
P「(女の子としては間違いなく可愛いのだが…)」
P「(如何せん、キャラが濃すぎるぞこの子)」
P「(新米プロデューサーであるこの俺が初っ端から、こんな電波な子をプロデュースしなければならないのか…?)」
P「(いやでも…この子はアシスタントって自分で言っていたか…)」
エルシィ「神様!346プロダクションへの入社、心より歓迎いたしますっ!!」
エルシィ「そして入社と同時に…」
エルシィ「あなたは悪魔との契約をなされたのです―――」
P「……」
P「あの…申し訳ないんだけど…」
P「全くキミの話についていけないんだが…」
エルシィ「えっ?」
P「---要約するとだ」
P「これから女の子をアイドルとしてプロデュースしていく俺が…」
P「女の子の心を思い通りに出来る人間…」
P「落とし神…」
P「キミは俺がそういう存在だと認識して近づいてきたわけだ?」
エルシィ「そういうことになりますねっ!」
エルシィ「人間界の女性の心のスキマに潜む悪人の魂…」
エルシィ「駆け魂を捕獲するのが私たちの使命ですっ!」
エルシィ「その心のスキマを埋めるには恋をすることが一番っ!!」
エルシィ「さぁ、神様!あなたのプロデュースでアイドルたちの心のスキマを埋めちゃいましょうー!!」
P「いやいや待て待て!」
P「プロデューサーである俺がアイドルと恋仲になれっていうのか!?」
エルシィ「あ、その…」
エルシィ「恋仲といっても軽くくちづけをする程度で…」
P「いや、くちづけしたら大問題だろ」
P「すまないが契約とやらは破棄だ」
P「俺は真面目にアイドルプロデュースをしたいんだよ」
P「(って言っても、未だにこの子の話を信じているわけじゃあないが…)」
エルシィ「そ、それは困りますぅ!」
エルシィ「神様が契約を守ってくださらないのなら…」
エルシィ「私も神様も…首輪が作動して死にますよ?」
P「…は?」
P「(首輪って……うっ…?)」
P「(いつの間に、こんな首輪が…?)」
エルシィ「地獄の契約は厳しいのです…」
P「契約の解除は…?」
エルシィ「入社していただいた時点で、できません…すいません…」
P「……」
エルシィ「その…死ぬときは協力者である私も一緒に死にますので…」
P「(…これは)」
P「(本気でやらないと死ぬ設定なのか…)」
P「…わかったよ」
P「とりあえずこの首輪が何よりの証拠だということにしておこう…」
P「俺はこれから出会う担当アイドル達の心のスキマを埋めながらプロデュースしていかなきゃいけないわけだ…」
エルシィ「…!!」
エルシィ「そ、その通りですっ!!」
エルシィ「むしろそうしていただけないと、私がわざわざ地獄から派遣されてきた意味が…」
エルシィ「…いえ、私のことはどうでもいいですね」
エルシィ「人間界で心のスキマを持っているアイドル達を救えるのは…」
エルシィ「他でもない神様しかいらっしゃらないのですからっ!!」
P「……」
P「…まぁ、正直まだ疑心暗鬼な部分はあるが」
P「担当アイドルと心を通わせてこそ、プロデューサーではあるよな…」
P「契約に従うよ…えっと…エルシィ…?」
エルシィ「…!!」
エルシィ「はいっ!エルシィですっ!!」
エルシィ「これからよろしくお願いしますっ!神様っ♪」
P「(俺のプロデューサーとしての人生は…)」
P「(悪魔と一心同体という形で始まりを迎えた…)」
P「何にせよだ」
P「俺がプロデューサーで、キミがアシスタント…それはいい」
エルシィ「う?」
P「心のスキマを持っている女の子…俺の担当アイドルのことを知らなきゃ何も始まらないよな」
エルシィ「あ、そうですよねっ!」
エルシィ「どうぞっ!これがあなたが担当するアイドルの方々のリストですっ!!」
P「ふむ…」
Pの担当アイドルの名前を下3まで(モバ勢アイドルのみ)
幸子
茄子
蘭子
闇背負わせようと思ったらどえらい闇背負わされる子トップテンにいる子達じゃないか
期待
神のみなつい
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません