提督「とある鎮守府のクリスマスかくし芸大会」の続き的な
安価とるのは参加者とお題と点数。お題は別に単語でも文章でもいい。適当に捌きます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486291390
青葉「えー、本日はまことにおめでとうございます。私と司令官は長い付き合いで、よく一緒に事務的な会話をした仲であります」
龍驤「友人代表のスピーチか」
青葉「では始めましょう! この鎮守府でもっとも適当な話ができるのは誰か!? 聖夜の適当な話選手けーん!」
龍驤「ああ、もう。いややいやや。今年もこれが来てしもうたか」
青葉「おおっと申し遅れました。本日司会を務めますはご存知ワレ青葉こと青葉にございます」
青葉「そして相方を務めますはまな板です!」
龍驤「しばくぞ」
青葉「あれ? 龍驤さん。今日はツッコミに力がないですね。どうしたんですか?」
龍驤「いやな、昨日な」
青葉「あっはっは!」
龍驤「せめてオチまで言わせろ」
青葉「……とまあそんなどうでもいい話はおいといて審査員の紹介に移りましょう」
龍驤「なあ、この流れ毎年やるん?」
青葉「きたぞきたぞきたぞー! 五人のイカれた審査員たちを紹介するぜ!」
青葉「航空甲板盾じゃない! 陸で戦闘が起きた時! 瑞雲ひとつですべて解決! わが鎮守府三羽烏の一人! 航空戦艦日向! ただいま参上!」
日向「今年もこの季節が来たか。適当さで私に勝るものがいるというのか?」
青葉「たーりらーりらー! お茶目なへそだしルックは伊達じゃない! 海を愛し、駆逐艦を愛す! 誰が呼んだかビックセブン! モロボシダンはウルトラセブン! わが鎮守府三羽烏の一人! 戦艦長門! 只今見参!」
長門「適当な艦娘だと? 愚問だな。私に決まっている」
青葉「三段甲板伊達じゃない! 食のカロリーその身に溜め込み、烈風流星、空を裂く! 空の戦闘なら任せてもらおう! 一航戦、航空母艦赤城! 只今参上! 同じく加賀もよろしく!」
赤城「今回は私が審査するのに足りるものでしょうか? 期待しております」
青葉「その他の二人も来てくれました!」
那珂「私にもっと興味もて」
響「響だよ。審査員の常識人枠として頑張るよ。響だよ」
青葉「さてさて、去年に負けず劣らず個性豊かな審査員が集まってくれましたね」
龍驤「君はあれか。去年のことから何も学んでないんか?」
青葉「続きましてルール説明です!」
龍驤「聞けや」
青葉「まずはお題を決めてそれに沿った話をしてもらいます」
龍驤「ふんふん」
青葉「その後、審査員が採点します。以上!」
龍驤「めっちゃざっくりやな」
青葉「なにせ今宵は適当な話選手権! ルールなど枷にしかなりません! 」
龍驤「まあ確かに。真面目にルール決めるんも馬鹿らしいな」
青葉「百聞は一見に如かず! まずはトップバッターの司令官と明石さんの登場です!」
龍驤「あ、二人一組で出場するんやな」
青葉「さて、最初のお題は『占い』ということですが」
龍驤「どんな感じか見させてもらおうか」
明石「この前占いにいったんですよ」
提督「うん」
明石「それで占い師の人が言うには私の前世そろばんらしいです」
提督「まじか、前々世でどんな悪行働いたんだよ」
明石「文字通り社会から弾き出されましたよ。そろばんだけに」
提督「うまいね」
明石「それほどでも」
明石「そういや提督の前世ってなんなんですか?」
提督「知らねえよ」
明石「ふふーん。そういうと思って私、ちゃんと占い師の人に聞いてきました!」
提督「なんでわかんだよ。占い師すげえな」
明石「気になります? 気になります?」
提督「めっちゃ気になる。教えて」
明石「んもう。仕方ないですね。提督の前世はですねえ……」
提督「……」ゴクリ
明石「TENGAです!」
提督「頭沸いてんのかてめえ」
明石「いやー提督の前世がまさかTENGAだったなんて」
提督「俺だってびっくりだよ。前々世で何したんだ俺」
明石「こうして提督になってもなおみんなの欲望を受け止め続けてくれてるんですね」
提督「……まあな」
明石「さすが提督! 人間としての深みがあるっていうか。すべてを包み込むやさしさがあるっていうか」
提督「何せ前世TENGAだからな」
明石「さすがTENGA提督! TENGA時代の話を聞かせてくれませんか?」
提督「ああ、あれは確か五百年ほど前のことだったな」
提督「そのころは群雄割拠の戦国時代。男に生まれたからには一国一城の主を狙うしかねえ」
明石「ほうほう」
提督「でそんななか生まれたのがTENGAこと俺よ」
明石「TENGAって戦国時代からあったんですねえ」
提督「俺だってTENGAに生まれたからにゃあ、夢はでっかく持つしかねえ」
明石「おお!」
提督「俺は数々の大名たちの元を渡り歩いた。俺はみんなに求められたよ」
明石「……ほお」
提督「そんな俺を使った大名たちはみんなこういったよ。まるで春の夜の夢の如し」
明石「サクセスストーリーってやつですね」
提督「まさにTENGA夢想なり」
明石「なにいってんが」
青葉「……」
龍驤「……」
青葉「はい。司令官と明石さんでした。どうでした?」
龍驤「なあこれほんまにこんな感じでやんの? 今からでも考え直さん?」
青葉「そうはいきません。これでも青葉はプロフェッショナル。半端な仕事はできません。与えられた役割は遂行します」
龍驤「それで結局うちの役割はなんなん?」
青葉「あっはっは!」
龍驤「なにわろとんねん」
青葉「まあこんな感じにお題に沿って適当に話をしていって、その優劣を競うってわけです」
龍驤「なんとなーくわかった」
青葉「見てて思ったんですけどこれ解説とかいるんですかね?」
龍驤「というかうちらクリスマスになにやっとんやろ。ほんま」
青葉「なにやってんが?」
龍驤「しばくぞ」
青葉「ではそろそろまじめに解説しましょうか。司令官と明石さんの話はどうでした?」
龍驤「いつも通りのあいつらいう感じやな。いろんなところに話が飛んでいくのはまさに適当な話ならではやな」
青葉「なるほど! 熟練した匠の技が感じられると! さすがは司令官ですね!」
龍驤「そういやこいつ司令官に弱み握られとるんやったな」
青葉「では採点といきましょう!」
↓1コンマ 00は100点扱い
ザ・ワールド
なんか、見てる数が凄いな……
長門 20/20
コメント 素晴らしい。それ以外にコメントのつけようがない。文句なしに満点だ。まるで駆逐艦を見ているようだった。
日向 20/20
コメント パーフェクトだ。その適当さまさに瑞雲の如し。
赤城 20/20
コメント 完璧という言葉がこれほど似合う男もいないでしょう。もはや言葉など要りません。
那珂 20/20
コメント しゃべり方、表情、相方、どれをとっても超一流というに相応しい。そのセンスは群を抜いている。
響 14/20
コメント うーん。よくわからないな。トップバッターだからこれくらいかな。
総合得点 94/100
青葉「総合得点は! なんと! 94点!」
龍驤「いやおかしいやろ」
青葉「司令官の埋もれていた才能がいま開花したということですね!」
龍驤「誰も内容にふれてへんやんけ」
青葉「昨年のクリスマスでは辛酸をなめましたが! 今ここに! 伝説が生まれました!」
龍驤「これ絶対、裏で金動いとるで」
青葉「この司令官明石ペアを越えるものは果たして現れるのか!? いや現れるわけがない!」
龍驤「そういやこいつも金握らされとったな」
↓1,2 次の参加者
山雲
山風
山雲と山風の違いはなんだ?
青葉「続いての参加者は山風ちゃんと山雲ちゃんです!」
龍驤「いやいやいや。ほんまに?」
青葉「はい!」
龍驤「こんなのに参加するタイプちゃうやろ。てっきり卯月とかが来ると思ったのに」
青葉「いやー青葉もびっくりしました」
龍驤「これは意外な一面がみれそうやな」
青葉「ではお題を決めましょう! お題は……」
↓2 お題
母
提督これくしょん
山雲「最近~、私たちのゲームが流行ってるらしいわね~」
山風「あ、それ。知ってる……。艦隊コレクションってやつでしょ?」
山雲「ノンノン。その名もずばり提督コレクションよ~」
山風「提督……コレクション?」
山雲「そうよ~。司令さんをコレクションするの~」
山風「ふーん……。たとえばどんなの?」
山雲「たとえば~、変な質問する司令さんとか~、黒人ラッパー芸が得意な司令さんとか~、前世がTENGAな司令さんとか~」
山風「それ全部うちの提督じゃない……」
山雲「それだけじゃないのよ~。私もやってるんだけどねー」
山風「やってるんだ……」
山雲「ほら見て~、なんとダメージを受けたら脱ぐのよ~」
山風「えっ……。提督が……?」ドキドキ
山雲「そうそう~。見て~」
山風「……」ドキドキ
『ダメージまじでハンパないYO。プライドなんて必要ないYO!』
山雲「プライドを脱ぎ捨てるのよ~」
山風「がっかりなんてしてないよ。してないからね」
山雲「それだけじゃないわ~。ソート機能もついてるのよ~」
山風「そんなものまで……?」
山雲「そうよ~。レベル順、年齢順、血圧順、血糖値順、尿酸値順といろいろあるのよ~」
山風「後半の要素いる……?」
山雲「こうすると~、ほら~、うちの司令さんが一番上に来るわ~」
山風「あっほんとだ……。これ何順なの?」
山雲「これはね~。……あっ」
山風「なになに……。何順なの?」
山雲「えーっと。そう。堅物順よ~。不正を絶対許さないっていう~」
山風「絶対うそだ……」
山雲「知りたい人は製品版でね~。ほしい人はサークルオータムクラウドまで~」
山風「なんて楽しそうなの……! みんなも買おう……!」グッ
青葉「……」
龍驤「……」
青葉「山風ちゃんと山雲ちゃんの適当な話でした。どうでした?」
龍驤「これ宣伝やない?」
青葉「まあまあ。そこらへんは適当に目をつぶりましょう」
龍驤「そもそも提督これくしょんってなんや?」
青葉「ご存じないのですか!? あの超大作ゲームを!?」
龍驤「こいつ秋雲にも金握らされとんかい」
青葉「では龍驤さん。解説をお願いします」
龍驤「えーっとそうやな。なかなかよかったと思うで」
青葉「ほお! どんなところが?」
龍驤「ボケとツッコミが役割分担されてたとことかな。それをいうとさっきの司令官と明石はどっちつかずやった印象やな」
青葉「なるほど! それでそれで?」
龍驤「それで、えーっと、提督コレクションがほんまにあんのかいっ! って意外性とかよかったんやないかな」
青葉「確かに! あとは?」
龍驤「あとは、えーっと」
青葉「ふんふん」
龍驤「……というか適当な話の解説なんかさせんなや。しばくぞ」
青葉「いつものツッコミが決まったところで、採点といきましょう!」
↓1採点コンマ 00は100点扱い
あ
長門 1/20
コメント なかなか愛らしいな。しかしあれだな。提督という不純物を出したのはいただけない。駆逐艦は駆逐艦だけでいいのだ。
日向 3/20
コメント なかなかよい適当さだ。しゃべり方もあいまって力が抜ける。グッドだ。
赤城 2/20
コメント いいと思います。欲を言えば突っ込みに勢いがほしかったところ。
那珂 1/20
コメント なかなかね。那珂だけに。
響 16/20
コメント なんとなく楽しみ方がわかってきた。面白かったよ。
総合得点 23/100
辛すぎ
提督は一体いくら包んだのか…
青葉「総合得点は23点!」
龍驤「おかしいやろ。コメントと点数が噛み合ってへんやんけ」
青葉「これはなにが悪かったんですかねー。青葉さっぱりわかりません」
龍驤「こいつ、いけしゃあしゃあと」
青葉「審査員との相性というのもありますし、気を落とさず頑張ってほしいところです!」
龍驤「審査員もコメント適当すぎやろ。もっとやる気出せ。特に那珂ちゃん」
↓1,2 次の参加者
連取りありかな?伊勢
もしダメなら安価下で
阿武隈
漣
採点コンマ挟んでるから一応連取りじゃないか
青葉「次なる参加者は伊勢さんと阿武隈さんと漣さんです!」
龍驤「3人ってありなん?」
青葉「この大会は人数の枠など決めておりません! ルールなど無粋です!」
龍驤「もうなんでもありやな」
青葉「ぶっちゃけルールなんて決めてもあんまり意味なさそうですし」
龍驤「確かに。それにしても接点なさそうな3人やけど、うまくいくんかな」
青葉「戦艦と軽巡と駆逐艦という今までにない組み合わせ。期待しましょう」
龍驤「そうやな。どんな適当な話が飛び出すんやろうか」
あ、連取りじゃなかったのか。連取りについては決めてなかったこっちが悪いということで
3人参加にしました。申し訳ない。これからは連取りもありで構いません。
今日はこれで終わっときます。お題は次回に決めさせてください。
おっつ
乙なのです
混乱させるようなこと言ってすまん
コンマ挟んでても安価連取な事には変わらんよ
お前以外の参加者も居るんだからもっと譲り合いというものをした方がいい
>>1が連取りありと明記してるんだから安価はとったもん勝ちだろ?
連取りダメだったら下で
って書いてるのになんでそんなに喧嘩腰なのか
だいぶマイルドに注意したつもりだけどこれでも喧嘩腰と言われるのか
だったら簡潔に安価独占してんじゃねえよ乞食野郎と
独占とかそんなつもりは無かったけどそう思わせてしまったんなら謝る
すまんかった
それと>>1
スレ荒らしてごめん
連取りありってことは安価独占もスレ主が容認したってことだから
外野が注意なんぞすること自体おこがましいんだよなあ
気に入らないならさっさとスレ出てけばいいんだし
自分のレスが採用されないのがムカつくってんなら張り付けばいいだけの話
安価独占云々はルール以前のモラル、マナーの類だからな
そういうのが守れないとSS自体は問題無いかもしれんが外野が荒れる
雑談しようぜ Part3
雑談しようぜ Part3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1459385103/)
378 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2017/02/06(月) 00:42:13.18 ID:KY1vMyiFo
連取り有の安価スレで連取りしたら譲り合えって言われたんだが
しかも連取りダメなら下にずらしてって書いてたのに
連取り有なら安価ってとったもん勝ちだろ?
過度な連取りはNGだと思うけど
他スレに燃え広がせておいて何が穏便に済ませるのだろうか
連取とかの規定は他人に安価譲らずに連取をする奴が極少数だから問題が生じずに決められてないスレも多いよ
自信満々に連取おkだから連取したって言ってるけど連取した>>33時点では連取について明記されてなかった訳だしそれをゴリ押しして>>38で通したみたいなもんだからな
>>33の連取レス自体がまずあり得ないわ連取有りってされてても普通は遠慮して連取なんかしないのにあろう事か連取について明記されてないのに図々しい事に連取してるというね
とったもん勝ちとかまるで他人を蹴落としてるみたいだな
もうちょっと他人と譲り合うって事を覚えた方がいい
自分の我儘でスレの空気を悪くしてくれるな
>>46
その結果安価の奪い合いでギスギスした安価スレが出来ましたとさ
欲望の赴くままに安価取ってるんじゃなくて多少の自制心や気遣いも必要だわな
分かった
今まで見てきたスレだったらとったもん勝ちって言われてきたからそうかと思ってたんだ
俺が悪かった
あとその別スレに書き込んでから同意レスが来たからあぁ間違ってなかったのかな、と思って>>47を書き込んだ
結局は連取りした自分が悪いわけで
もうこのスレじゃ安価は取らない
約二年もの間秋月ニキにされるがままだった奴らが今更譲り合いの風潮作ろうとしてるのは流石に草生える
>>54
第二の秋月ニキが生まれない為の安価独占叩きだろ
>>54
秋月安価が来たら過敏に反応して外野で荒れまくってた艦これ住民からすれば連取にこれだけ反応するのは当然なんだよなあ
連取許すほどの聖人が揃ってたら秋月ニキも許されてたでしょ
まさにあの時の住民あって今の住民ありだし住民の連取嫌いは今に始まった事じゃないぞ
よし、何事もなかったかのようにはじめよう。安価独占とかになったら適当にずらすか、どっちも書くことにするよ多分
↓2 お題
筋肉
姉妹艦について
連鳥には目くじら立てる割りに複数回線ニキには寛容な住民
>>60
複数回線もバレたらフルボッコだろ
案の定荒れてんな
ID:1/z8zvY7oは悔い改めて
>>1は酉つけないの?
伊勢「……」
漣「……」
阿武隈「……」
伊勢「あたしの妹が正直ごめん」
漣「いやー、まさかあそこまで露骨な八百長が見られるなんて」
阿武隈「うーん。あたし的には優勝目指してたんですけどぉ。難しそうですね」
伊勢「昔はあんな子じゃなかったんだけどなあ。どこに行くにもおねえちゃんおねえちゃんってついてきて」
漣「そう! でもあの事件があってからあいつは変わってしまったんだ!」
阿武隈「ううっ! あのころの日向さん! カムバーック!」
伊勢「あの子が歪んでしまったのは、たしか十年前だっけな……」
伊勢「そのころの私たちは貧しい家に育てられることもなく、すくすくと成長していった」
阿武隈「な、なるほど」
伊勢「そんな折よ。お父さんが変わってしまうこともなく! 両親が離婚することもなく! すくすくと成長していったわ」
漣「ほうほう」
伊勢「あの子はその時中学生だったかな。勉強に恋愛に部活に一生懸命だった。そんなどこにでもいる少女だった。そんな感じですくすくと成長していったわ」
阿武隈「ついにあの事件が……?」ドキドキ
伊勢「それで現在に至るってわけよ」
漣「歪む要素何もねえ!」
漣「ところで姉妹艦といえば漣も結構悩んでいるんですよ」
阿武隈「え? そうなの?」
漣「だって下には巨乳の妹、上にはツンデレの姉にカニで絆創膏の姉ですよ?」
伊勢「まあ、確かに」
漣「漣もみんなにうずもれないように、もうちょっと冒険したほうがいいのかなーって」
阿武隈「これ以上に? 行方不明になっちゃうよ」
伊勢「今でも結構攻めてるもんね。レディガガのファッションかってくらい」
漣「ひどっ!」
阿武隈「でもそーいうことならあたしにお任せ!」
伊勢「おっ。ついに阿武隈の出番?」
阿武隈「いま時代は肉食系女子! あたし的にはそっち方面がいいと思います!」
漣「肉食系?」
阿武隈「まずは野生の力を得るために森に住んじゃいましょう!」
伊勢「なるほど。大自然系ウーマンね」
阿武隈「それで言葉遣いも野性味溢れる感じにしましょう!」
漣「ほーう。なかなかいいかも」
阿武隈「ファッションもより猛々しく! 生肉とか首に巻いときましょう!」
伊勢「サバイバル感溢れてきたね」
阿武隈「そんな感じで実際にやってみましょう!」
漣「ほいさっさ!」
阿武隈「あ、漣ちゃん! おはよう!」
漣「……」
阿武隈「あれ? どうしたの?」
漣「ココ、ワレラノモリ」
阿武隈「え? え?」
漣「デテイケ、ゴシュジンサマヲオイテ」
漣「ニンゲン、クウ。ニンゲンノチカラモラウ」
漣「ニンゲンヤッツケルチカラホシイ」
阿武隈「どうしちゃったのよ! 漣ちゃん! 漣ちゃーん!」
漣「……」
漣「……」
漣「これただのショウジョウじゃねえか!」
いやホント…ごめん…
青葉「はい。漣ちゃんと阿武隈さんと伊勢さんでした」
龍驤「意外にもかみ合っとったな」
青葉「はい。最初は不安でしたが、なかなか適当だったんじゃないでしょうか」
龍驤「そうやな。この得るもんが何もない感じ。なかなかポイント高いと思うで」
青葉「これは高得点が期待できそうですね! では採点といきましょう!」
↓1 コンマ
ずいっ
はい
長門 11/20
コメント 肉食系駆逐艦。そういうのもあるのか。
日向 15/20
コメント さすがは伊勢だ。どうでもいい話をさせたら天下一品だな。
赤城 12/20
コメント お肉食べたい。
那珂 12/20
コメント キャラ作りは大変だよね。那珂ちゃんみたいにナチュラルボーンアイドルだったらともかく。
響 17/20
コメント 毒にも薬にもならないね。実にすばらしいよ。
総合得点 67/100
青葉「総合得点は67点!」
龍驤「おかし……くはないな。なんやねんもう」
青葉「なかなかの得点ですね。どうでしょう龍驤さん」
龍驤「あー多分さっきの採点であまりにも八百長くさかったから調整したんやろな」
青葉「司令官にしては珍しく頭を使ってますね。小賢しい真似を」
龍驤「君はどっちの味方なん?」
↓1,2 次の参加者
長波
叢雲
参加者も決まったし今日はこれで寝るか。お疲れ様でした。
おつおつ
ああ、酉か。別に必要ないと思うからこのままで行く予定。なんかあったらつけるけど
榛名
青葉「次は長波さんと叢雲さんです」
龍驤「こらまた珍しい組み合わせやな」
青葉「意外と仲いいみたいですよあの二人」
龍驤「そうなん? なんか共通点あったっけ?」
青葉「実は艦娘になる前は幼馴染だったそうです」
龍驤「へー、初耳やわ」
青葉「中学に上がる前に引越しで離れ離れになって、艦娘になったときに感動の再会をはたしたんですよ」
龍驤「ふーん。巡り合わせってのはわからんもんやなあ」
青葉「まあ適当に言っただけなんですけどね」
龍驤「しばくぞ」
↓2 お題
kskst
男勝りとツンデレはどちらがより受け入れられるか
長波「久しぶりだなあ。叢雲。卒業式以来か?」
叢雲「ええそうね。相変わらず変な髪ね」
長波「お前こそモスラの糸みたいな髪しやがって。そういやあいつとはうまくいったのか?」
叢雲「えーっと、あいつ? あいつって誰だっけ?」
長波「ほらあいつだよ。池田内閣事件の」
叢雲「あー! あー! そういやあったわね! どんな事件だったっけそれ?」
長波「ほらえーっと、あれだよ。あいつがさ夏休みの宿題に読書感想文書いてきて」
叢雲「そうそう。確か題材がマルクスの資本論だったのよね」
長波「ああ。小学生なのにすげえな!ってなって」
叢雲「でもその年の宿題に読書感想文なかったのよね」
長波「それから、えーっと。こっからたしか池田勇作が関係してきたと思うんだけど」
叢雲「あれじゃない? そのときにあいつに向かって長波が言った言葉よ」
長波「えーっと何だっけ」
叢雲「ほらあれよ、あれ」
長波「ああ、確か『せっかくすげえのに全然意味ねえじゃねえか! 石器時代に所得倍増計画か!』って言ったんだよな」
叢雲「そうそう! それよ!」
長波「懐かしいなー。そんなあいつがいまや提督だもんなー」
叢雲「そうねー」
長波「おまえさんまだあいつのこと好きなのか?」
叢雲「ただの腐れ縁よ」
長波「でも叢雲はなんていうかな。ツンデレ? だっけ? だから男受け悪いんじゃねえかな」
叢雲「あら? アンタみたいに男勝りなよりはましだと思うけど」
長波「ほー。上等じゃねえか。男勝りとツンデレどっちが受け入れられるか喧々諤々な議論を繰り広げようじゃねえか」
叢雲「望むところよ」
長波「男勝りの強みはなんといっても気さくさだよなー。誰とでもすぐ友達になれるんだよ」
叢雲「そうかしら?」
長波「こんなデータがある。恋人になりやすい間柄一位は女友達。そんなデータねえけど」
叢雲「そうなの!?」
長波「気づかぬうちに懐に入るインファイター。相手は沈む。これが男勝りの戦い方よぉ!」
叢雲「くっ!」
長波「最初はただの友達と思ってるかも知れねえ。でもじわりじわりとあたしという存在が効いてくるのさ。まるでボディブローのようにな」
叢雲「なるほど。侮っていたわ。なかなかやるじゃない」
叢雲「ツンデレ。と自分で言うのも変だけど、魅力をあんたに教えてあげるわ」
長波「上等だ。聞かせてもらおうじゃねえの」
叢雲「こんな言葉を今作ったわ。ツンはこれ即ちデレである。デレはこれ即ちツンである。俗に言うツン即是デレ、デレ即是ツンよ」
長波「ほお」
叢雲「ツンにはデレはなく。デレのないものこそがツンの正体なのよ」
長波「なかなか深えじゃねえか」
叢雲「もうわかったでしょう? ツンデレの魅力が」
長波「ああ、完璧に理解したぜ。これが無分別智ってやつか」
叢雲「男勝りもなかなかいいものね」
長波「ああ。ツンデレも悪くねえ」
叢雲「でも」
長波「ああ」
叢雲「どんなに魅力にあふれてても、どんなにすごくても仕方ないわね」
長波「クリスマスにこんなことしてるようじゃ意味ねえな」
叢雲「……」
長波「……」
叢雲・長波「「石器時代に所得倍増計画か!」」
青葉「おお。割ときれいな流れでしたね」
龍驤「最初の探り探り感ハンパなかったけどな」
青葉「しかも直前に青葉がいった幼馴染という設定を瞬時に取り入れました。とりあえず使ってみっかという適当さが垣間見えますね」
龍驤「二人のセンスが光る適当さやな。正直舐めてたわ」
青葉「この適当さ加減。この鎮守府内でもかなりの高レベルだと思うのですが」
龍驤「ほんま適当やな。あっぱれや」
青葉「これは高得点が期待できそうですね!」
龍驤「普通ならな」
↓1 採点コンマ
あ
ちょい離れます。
ひっくwww
5点以下なら誰か0点がいるってことになるん?
綺麗に落ちついたから適当かと言われると違うんだろう
違う4点以下か
>>93確かに漫才風にオチてたし、意外とちゃんと判定してるんだな
長門 1/20
コメント 途中までは良かったが、オチがきれい過ぎるな。
日向 1/20
コメント 流れが良すぎる。適当というものがまるでわかっていない。
赤城 1/20
コメント 論ずるに値しません。オチまでつけるとは言語道断です。
那珂 1/20
コメント ノーコメント。最初のつかみは良かった。
響 2/20
コメント 漫才を見ているようで面白かったよ。これじゃ駄目だね。
総合得点 6/100
青葉「な、なんと! 6点!」
龍驤「まじか」
青葉「いやー、一桁ははじめてみましたね」
龍驤「さっきまで適当に審査しとったのに急になんやこいつら」
青葉「やはり彼女らもプロフェッショナル。その審査の目は何よりも厳しいんでしょう」
龍驤「プロフェッショナルは買収なんてされんと思うけどな」
↓1,2 次の参加者
加賀
赤城
審査員で出撃とかこれは適当ポイント高いわ
青葉「さていよいよ最後の参加者の登場です!」
龍驤「やっとか。かつてないほど時間の無駄やったけどこれでようやく終わりや」
青葉「安心してください。最後のトリに大物を用意しておきました」
龍驤「大物? だれや? トリってことはトリ繋がりで瑞鶴とかか?」
青葉「おしい!」
龍驤「えー。じゃあ誰なん?」
青葉「まずは加賀さんです!」
龍驤「おお。前回に引き続きの登場か。相方は?」
青葉「もちろん赤城さんです!」
龍驤「まてや」
龍驤「あいつ審査員やん。そんな選手で監督でオーナーみたいな真似が許されるん?」
青葉「龍驤さん。青葉の審査員紹介台詞を思い出してください」
龍驤「あ?」
(……)
青葉『三段甲板伊達じゃない! 食のカロリーその身に溜め込み、烈風流星、空を裂く! 空の戦闘なら任せてもらおう! 一航戦、航空母艦赤城! 只今参上! 同じく加賀もよろしく!』
(……)
青葉「そう! ちゃーんと加賀もよろしく! と言ってます! なにも問題ありません!」
龍驤「もうええわそれで」
↓2 お題
夜戦
鎮守府で犬飼ってみたいですねバセットハウンドとか
ボーキサイトで世界は救えるか
加賀「いい天気ね赤城さん」
赤城「ええ。夜ですけどね」
加賀「鎮守府でペットを飼いたいですね」
赤城「いきなりぶっこんできましたね。流れも何もあったもんじゃないですよ」
加賀「何を隠そう。私はもうペットを飼っているんですよ」
赤城「あら? 瑞鶴さんとか言いませんよね?」
加賀「私が? 瑞鶴を? そんなことありえませんよ」
赤城「うふふ。冗談です」
加賀「逆に私が五航戦の子に飼われているというのに」
赤城「は?」
加賀「鎮守府で飼うんだったら犬とかいいですね。バセットハウンドとか」
赤城「なかなか渋いところをつきますね」
加賀「犬はかわいいだけじゃなく賢いですからね。番犬にもなりますし」
赤城「ええ。せっかくですから芸とか仕込んでみたいですね」
加賀「はい。私もしこたま仕込まれたものです」
赤城「は?」
加賀「その結果があのかくし芸大会です。惜しくも準優勝で終わりましたが」
赤城「それは残念でしたね」
加賀「かくし芸大会で思い出しましたが、バセットハウンドのすばらしさはそれだけではありません」
赤城「ほかに何か?」
加賀「バセットハウンドは小動物の狩のため改良された猟犬だと聞きます。ウサギを狩るのにもってこいです」
赤城「なかなか根深いですね」
加賀「それに犬は賢いだけじゃなく、忠誠心もあると聞きます」
赤城「そういいますね」
加賀「私が出撃するときもいつも帰りを待っててくれそうですし」
赤城「ええ。たとえ帰りを待つ人が誰もいなくてもペットが待っててくれるなら幸せですね」
加賀「もし私たちが沈んだときもずっと待っててくれるのでしょうね」
赤城「ええ。死ぬなら一人で死ねよって話ですが」
加賀「さっきから言葉にとげがあるように思うのですが」
赤城「失礼ですね。これは愛情表現です」
加賀「そうですか」
赤城「ええ、たとえ世界中が加賀さんの味方でも私だけは加賀さんの敵でいようと思ってますから」
加賀「私のために世界を敵に回してくれるとは頼もしいですね」
加賀「さて、赤城さんにもバセットハウンドのすばらしさをわかってもらえましたし提督に具申してきます」
赤城「いいと思いますよ。応援してます」
加賀「あ、そういえば赤城さん。ひとつだけ言うのを忘れていました」
赤城「なんですか?」
加賀「うれしい悲鳴の対義語って、くやしいでも感じちゃうですか?」
赤城「あってると思いますよ」
青葉「いやー、これぞまさしく原点にして頂点!」
龍驤「適当さではこいつらの右に出るやつはおらんな」
青葉「とりあえずで喋るプロですね」
龍驤「ボケもツッコミも絶妙に適当やったな。結局加賀が飼っとるペットはなんやったんやろ」
青葉「ええ! 常人だったら加賀さんが瑞鶴さんに飼われてる話とかもっと広げると思うんですけど、あえて流していました!」
龍驤「最後まで聞いて後悔したのはこのペアだけや。ほかのやつらとは格が違うで」
青葉「確かに! 青葉、これが人生で一番無駄な時間だったと自信を持って断言できます!」
龍驤「これは高得点間違いなしやな」
青葉「それでは審査員の皆さん! 得点をお願いします!」
↓1 採点コンマ
そい
長門 17/20
コメント さすが加賀と赤城だ。思わず聞き流しそうになった。素晴らしい。
日向 17/20
コメント 時間がこんなにも長く感じたのは初めてだ。何度途中退室しようと思ったことか。
赤城 20/20
コメント 適当とはこのペアのために生まれてきた言葉なのでしょう。キングに相応しいのはこのペアをおいてほかにありません。
那珂 18/20
コメント この話を大衆の面前でする度胸。あまりにも適当すぎるオチ。すべてが群を抜いている。
響 2/20
コメント よくなかったよ。別に間宮券を貰ったとかって訳じゃないけど。よくなかった。
総合得点 74/100
青葉「得点は! 74点!」
龍驤「おい。一人得点とコメントがおかしいやつがおるで」
青葉「司令官の壁は! あまりにも高かったかー!」
龍驤「おい。常識人枠」
青葉「あまりに無念! 加賀さんと赤城さんの鉄壁の布陣でも司令官と明石さんの得点を超えることはできなかったー!」
龍驤「おい」
青葉「さて! これですべての演目が無事終了しました! 優勝はいったい誰の手に渡るのでしょうか!?」
龍驤「はいはい。どうせ司令官やろ」
青葉「……龍驤さん、もしや青葉が本当に司令官に魂まで売り渡してると思ってやしませんか?」
龍驤「は?」
青葉「最初のルール説明をよーく思い出してください」
(……)
青葉『まずはお題を決めてそれに沿った話をしてもらいます』
龍驤『ふんふん』
青葉『その後、審査員が採点します。以上!』
龍驤『めっちゃざっくりやな』
(……)
青葉「審査員が採点するとは言いましたが、それがそのまま順位につながるとは一言も言っておりません!」
龍驤「……!! まさか君、これを見越して」
青葉「これでも青葉プロフェッショナルです! ジャーナリストは決して権力に屈しません!」
龍驤「……かっこええやんけ」
青葉「司令官。これは読めていましたか? 契約に入っていましたか?」
青葉「いや、入ってるわけがない! 心裡留保も錯誤も詐欺も強迫も通謀虚偽表示も通用しませんよ!」
青葉「では最後の審査です! 審査員のみなさん! 一番適当だと思った組に票を入れてください!」
青葉「一番票数の多かった組の優勝です!」
↓1~5で多かった組の優勝。同数だったら点数の高い組
加賀赤城
長波叢雲
トップバッター
長波と叢雲
山風山雲
一航戦
青葉「さあ! 開票です!」
青葉「加賀赤城!」
青葉「長波叢雲!」
青葉「司令官明石!」
青葉「長波叢雲!」
青葉「山風山雲 !」
青葉「ということで決定しました!」
龍驤「いやいやまてや。採点ではこいつらボロクソいってたやんけ」
青葉「適当選手権に相応しい幕引きとなりました。さっき言ってたことなど関係ない! われわれは常に今を生きているのだ!」
龍驤「なんや。なんやこれ」
青葉「今宵のクリスマスもまた! 熱い戦いが繰り広げられました!」
青葉「老子曰く! 上善は水の如し!」
青葉「いつもいつも力を入れていては疲れてしまいます! 私たちは知るべきです! 無為な時間を過ごす楽しみを!」
青葉「之即ち、無為自然! 梵我一如! 私などどこにもいないのだ!」
青葉「今年のクリスマス! 適当な話コンテスト! 優勝者は長波叢雲ペアだー!」
「「「「わー」」」」パチパチ
青葉「ありがとうクリスマス! ありがとう龍驤さん!」
青葉「ではまた来年のクリスマスでお会いしましょう! 実況解説、司会進行は私青葉がお送りしました! メリークリスマス!」
龍驤「……」
龍驤「……来年こそは彼氏つくろ」
完!
お疲れ様でした。お付き合いありがとうございました。寝ます。
おつ
乙
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