鷹富士茄子「貴方と望む幸せ」 (17)

 私は幸運。

 皆が言う通り、私が自覚している通り、貴方がそう受け入れてくれている通り。

 私は幸運。

 幸運で幸運な、幸運に包まれた女なんです。

 昔からそうでした。

 優しく温かな幸せが、いつも周りに溢れていました。

 今もそう。

 望むものと紡ぐ幸せが、いつでも私とそれの間に満ちています。

 未来でだってきっと。

 何より願い誰より求める幸せは、いつもいつでも叶い実現して本当の本物になるはずです。

 幸運。

 私は幸運なんです。

 だから。

 幸運。だから、私は思っていました。

 私のこの幸運が、どうか他の皆にも注がれますようにと。

 他の皆。私の周りにいる人たち。私が大切に思うかけがえのない人たち皆。

 皆に、皆にも、どうか広がってほしい。

 幸せになってほしい。

 そう思っていました。

 そう思っていて、そして今でもそう思っています。

 そうなるのが理想で、そうするのが私の為すべきこと。そう思ってきましたし、そう思っています。

 私の好きな彼へ。

 私の大好きな彼女へ。

 私の愛する彼ら彼女らへ。

 どうか幸せが届きますように。

 どうか私のこの幸せが、大切な皆のもとへも広がり、満ちますように。

 愛おしいすべて、何もが幸福な祝福に照らされ輝かされてほしい。

 幸せに、幸せに幸せに。

 すべて、余される人はなく、全員が幸せになってほしい。

 私はこれまでずっとそう思ってきて、そしてこの今にもそう心に思っているんです。

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 ……でも。

 でも、駄目。

 でも、駄目でした。

 駄目だったんです。駄目で、駄目なんです。

 そんなふうに思って、願って、そうして私は努めてきました。

 ずっと。ずっとずうっと。

 でも、駄目でした。

 私がそうして願う通り、私は私が大切に思う私の周りの皆を幸せにはできませんでした。

 幸せを与えられなかった。

 幸せを分けて、注いで、満たすことができなかった。

 できなかった。

 できなくて。……それどころか私は、そんな皆へ、幸せとは真逆の不幸をばかり撒き散らしてしまった。

 幸せを贈りたかった私は、不幸をしか贈ることができなかったんです。

 不幸。それは、大きいことから小さいことまで。

 突然の怪我や病気、仕事の失敗や取り巻く環境の変化。挙げきれないほど多くの数、把握しきれないほど多様ないろいろ、そんな不幸を私は皆へ注いでしまったんです。

 それは、幸運も注ぐことはできました。

 今まで通りこれまで通り、優しく温かな幸運を。

 注いで振り撒いて、そうして周りの皆へと広げることは。

 でもそれはそれだけのこと。

 幸運も注ぐことはできました。ただそれは、それを上回る不幸を併せ抱いたものでした。

 押し寄せる不幸の中、幸運はわずかに瞬くような小さく淡いもの。塗り潰されて消えてしまいそうな、そんな弱い幸せしか注げなかった。

 私はわずかでかすかな幸運を届け、同時に大きく深い不幸を皆へ贈ってしまったんです。

 私は皆へ幸運を届けたい。

 大切な皆を、心地のいい幸せに満たしたい。

 そう願ってそう望んで、そう心から思っているはずなのに。

 私はそれが叶えられない。

 叶えられずに叶えられなかったんです。

 だって。

 だって、私は幸運ですから。

 皆が言う通り、私が自覚している通り、貴方がそう受け入れてくれる通り。

 私は幸運ですから。

 だから、幸運だから、だから私は駄目でした。

 叶う。

 願うこと。望むもの。思い描いて、そして想いを尽くす物事。

 幸運な私のそれは叶う。

 私の幸運は、それを、叶えてしまう。

 そう。そうです。

 叶うんです。叶って、叶ってしまうんです。

 私が願うこと。

 他の誰よりも強く、願うこと。

 私が望むもの。

 他の何よりも深く、望むもの。

 私が思うもの、想うこと。

 他の誰よりも思いを注ぐものとの、他の何よりも思いを尽くすこと。

 それは――それが、叶ってしまう。

 どうしようもなく叶う。

 どうにもならないほど叶うんです。

 どうしようもなくどうにもならないほど、叶ってしまうんです。

 すべて。

 すべてすべてすべて。

 叶う。

 他のすべてを排して。それが叶う代償として、他のすべてへ不幸を降り注がせて。

 叶う。

 他の皆を不幸にして、そして、そうして叶ってしまう。

 貴方が。

 私が他の誰よりも好む貴方が。

 私が他の何よりも恋慕う貴方が。

 私が他の誰よりも何よりも愛する、貴方が。

 貴方が叶う。

 私の一番。私の最高。私の至上。そんな、唯一の貴方が。

 貴方が叶ってしまう。

 貴方が、貴方との幸せが。

 他の誰かに届けられるはずだった貴方の身体が。

 私の隣へ添う貴方、私を見守ってくれる貴方、私へ触れてくれる貴方が。

 他の何かに注がれるはずだった貴方の心が。

 私を心配してくれる貴方、私のことで胸を埋めてくれる貴方、私へ想いを尽くしてくれる貴方が。

 他の誰か、他の何か、私でない他のものへ贈られるはずだった貴方という人が叶う。

 奪い取るようにして。他の皆の幸運を不幸へとすげ替えて、そしてそれを自分の幸運にして。

 そうして叶う。叶えて、叶ってきてしまった。

 プロデューサーさん。

 私はそう。私の幸運は、そうなんです。

 私が至上だと定め、最高の人だと心から想う、他のどんな誰よりも何より一番に願う貴方を。

 貴方のこと、貴方とのことだけを、他のすべてに優先して叶えてしまうんです。

 必ず、絶対、たとえどんな何があろうとも。

 私が願う、貴方と二人で紡ぐ幸せを、余すことなく叶えてしまうんです。

 どうしようもないんです、私の意思でも。

 どうにもならないんです、私の意志では。

 駄目だ。いけない。止めないと。

 そんなふうに思って、願って、祈っても。

 叶うんです。

 私の思いなんて関係なく、私の想いに応えて、私が一番に望む貴方との幸せがどうあっても叶ってしまうんです。

 プロデューサーさん。

 私は、良くありたいと思っています。

 皆に幸せを。皆で幸せを。皆の幸せを。それを、叶えたいと思っています。

 でもプロデューサーさん。

 私は、弱くて悪い女なんです。

 貴方を一番に望んでしまう。貴方といる私の幸せを最高に据えてしまう。貴方と二人で紡ぐ幸せを至上のものだと定めてしまう。

 貴方のことを願ってしまうんです。

 こんなにも思っているのに。皆へ幸せを贈りたい。そう、こんなにも強く深く思っているのに。

 それ以上の強さで、それを超える深さで。その思いが塗り潰され、染め変えられ、消えて無くなってしまうくらい、そんなにも貴方のことを想ってしまう。

 どうしようもないんです。

 どうしようもないくらい、私は貴方を好きになってしまったんです。

 どうにもならないんです。

 どうにもならないくらい、私は貴方に恋をしてしまったんです。

 どうすることもできないんです。

 もうどうすることもできないくらい、私は貴方という人を愛してしまったんです。

 好きなんです。

 この身のすべて、何もかもを委ねられるほど。

 恋しいんです。

 この心のすべて、何もかもを捧げられるほど。

 愛しているんです。

 この身も、この心も。私という存在の何もかもすべて、それを懸けて尽くすことさえ叶うほど。

 私はもう、私の世界はもう、貴方という唯一人に染められてしまったんです。

 だから。

 だから、駄目。

 貴方を一番に望まないこと。貴方の色に染め上げられた私の世界を、ほんのわずかにでも貴方以外の色で塗り重ねること。

 それは駄目。それを叶えられるほど、もう、貴方は私の中で小さくなどないんです。

 大きくて、大きくて。貴方はもう私の世界そのものなんです。私という女の、すべてなんです。

 だから駄目。叶わない。

 皆へ不幸を振り撒いてしまわないために貴方を落とすこと。貴方から遠ざかり、貴方を諦めること。

 それはもう、私には叶えられない不可能事。

 プロデューサーさん。

 だから私は悩みました。

 貴方が好きで、貴方に恋をして、貴方を愛してしまった私は。

 悩みました。

 どうにかできないか。皆へ不幸を振り撒かずに済む、そんな選択はできないのか。

 その方法を探して、私は悩みました。ずっとずうっと悩んできたんです。

 貴方を愛する私が、貴方を愛するがゆえのそれを、止める方法。

 悩んで悩んで悩んで。そうして、私は探してきました。

 もちろんすぐには見付かりませんでした。

 もっとも簡単な方法。貴方を諦める、というそれを私は決して選べませんでしたから。

 それなら、そうしたなら、他の方法なんてなかなか無くて。だから私はずっと、悩みながら探し続けてきたんです。

 ずっと。

 ずっとずっとずうっと。

 でも、プロデューサーさん。

 そうして探し続けて、悩みながらも進み続けて。そして私は、やっとそれを見付けることができたんです。

 その方法を。

 誰よりも何よりも貴方のことを愛しながら、皆へ不幸を振り撒かずに済む方法。

 見付けたんです。

 やっと。やっと。

 だから。

 だから、プロデューサーさん。

 だから、私は――

「こうして貴方を閉じ込めることにしたんです」

「……ふふ。ええ、そうです」

「他の誰も知らないこの場所。他の何も入り込めないこの場所。貴方の他には私だけのこの場所へ、貴方のことを、こうして」

「だって、それが唯一の方法だったんです」

「貴方も皆も、すべてを諦めずに済む方法は」

「これだけだったんです」

「貴方をこうして閉じ込めてしまえば、私は貴方を思うままありのまま愛することができる」

「貴方をこうして閉じ込めてしまえば、私は皆へ不幸を振り撒かずにいられる」

「貴方を愛する私が、皆へ不幸ではなく幸運を降り注がせながら、誰よりも何よりも望む貴方との幸せを叶えられる」

「これは、これなら、それが実現するんです」

「ふふ」

「大丈夫です」

「そんなに心配しなくても、この今は、絶対に崩れたりなんかしませんから」

「この、こんな、貴方を閉じ込めた今は」

「ずっとずうっと続きます」

「不幸のない幸せなこの今は、どんな先の果てまでも崩れることなく続きますから」

「だって、私は幸運なんです」

「自分ではどうにもならないほど」

「自分ではどうしようもないほど」

「貴方と望む幸運は、どうにもならずどうしようもないほど絶対で絶対な絶対なんです」

「だから、大丈夫」

「見付かったりなんてしません。この場所は」

「辿り着かれなんてしません。この現実へは」

「入り込めなんてしません。貴方と私の間には、誰も、何も」

「大丈夫。大丈夫なんです」

「だから、プロデューサーさん。どうか安心してください」

「貴方と私の幸せは叶い続けます。ずっとずうっと、終わることなく、叶って叶って叶います」

「そして皆も幸運に満ちて、ずうっと。ずっとずっとずっと、きっとそれぞれに望むどんな幸せをも掴んで、幸運に包まれたままいられます」

「ええ、どんな幸せをも掴んで」

「……貴方を除いた、他の、どんな幸せをも掴んで」

「ふふ」

「だから大丈夫。他の子のことは何も心配なんてしなくていいんです。ただ安心の中、私とのこの今に貴方を委ねてくれればいいんです」

「そう、委ねてくれれば。そうすれば、そうしてくれれば、それだけですべてが叶うんですから」

「皆の幸せも」

「私の幸せも」

「貴方の幸せも」

「すべて。何もかも、ぜんぶ」

「叶うんですから」

「だから、プロデューサーさん」

「受け止めてくださいこの今を」

「受け入れてくださいこの私を」

「全身で受け止めて、心の底まで受け入れて、この私との今を抱き締めてください」

「そうすれば、未来永劫の温かな幸せが叶うんです」

「ふふ」

「そう、永遠の幸せが」

「今このここから始まる、終わりのない幸せが」

「私が望む。私がこれまで頭の中で描いてきた、願って祈ってきたいろいろが、たくさんの幸せが、余さずすべて」

「……ああ」

「素敵です。とても、とっても、素敵です」

「貴方と望むすべてが、これから叶うんだと思ったら」

「素敵で。素敵すぎて、胸の高鳴りが収まりません」

「貴方と、口付けること」

「私の吸う息はすべて貴方の吐息。貴方の吸う息はすべて私の吐息。隙間なく絶え間なく、何も入り込む余地のないような深さと濃さで互いの舌を絡めあって。唇も、頬も、滴る雫に首から下までをもどろどろに濡らして汚しあいながら。一日ずっと、ただ貴方と口付けを交わしあう」

「貴方と、結ばれること」

「これまでどんな誰にも何にも触れられることのなかった初めてを、これからどんな誰にも何にも触れられることのない貴方だけの私を、貴方のすべてで以て受け入れてもらう。これから、もう他のどんな誰にも何にも決して触れられることのない貴方を、愛しい愛おしい私だけの貴方を、私のすべてで以て迎え入れる。そうして、貴方と、結ばれる」

「貴方と、唯一になること」

「貴方が見るのは私。私が見るのは貴方。貴方が聞くのは私。私が聞くのは貴方。貴方が嗅ぐのは私。私が嗅ぐのは貴方。貴方が味わうのは私。私が味わうのは貴方。貴方が触れるのは私。私が触れるのは貴方。想い、恋をして、愛おしむのは互いのこと。身体に感じるすべて、心に感じるすべて、何もかもすべては唯一人の相手のこと。貴方のすべてが私に染まって、私のすべてが貴方に塗り尽くされる。貴方は私。私は貴方。貴方は私の、私は貴方の、唯一となること」

「それが、叶うなんて」

「こんなにも好きな貴方」

「私を震わせる表情。私を痺れさせる声。私を狂わせる唇。私を安心させる胸元。私を魅了するそのすべて。私を、こんなにも好意へ昇らせる貴方」

「こんなにも恋しい貴方」

「傍へいてくれる、ただそれだけでこの胸の高鳴りを私の意思の外へと持ち去ってしまう貴方。脳裏へ浮かべる、ただそれだけで私に幾千の夜さえ越えられるような喜びをもたらしてくれる貴方。触れてくれる、ただそれだけで心も身体も何もかもすべてが燃え上がり焼け落ちてしまいそうになるほどの情動をくれる貴方。貴方とのこと。ただそうあるだけで、他の誰かから見れば取るに足らず特筆すべきでもないような些細なことでさえ、私を、こんなにも恋へ堕としてしまう貴方」

「こんなにも愛おしい貴方」

「私のこれまで、私の今、私のこれから。そのすべてに意味を与えてくれた貴方。私の生きる意味、私の逝く意味、私という女の存在するその意味になってくれた貴方。私が今こうしているのは貴方のため。私が今こうして未来を夢見ながら歩みを進めているのは貴方のため。私がこれまで積み重ねてきたのは、今積み上げているのは、これからずっと重ね上げていくのは貴方のため。私のすべては、比喩なんかじゃなく本当に本当な本当のすべては貴方のため。私のすべて。私の、余すことない何もかもすべて。貴方は私の意味になった。貴方は私のすべてになった。それほど。それほど、それほど、私を、愛に塗り染めた貴方」

「それが、叶うなんて」

「その、そんな、それほどの貴方が」

「こうして、ここにいる、この貴方が」

「貴方との幸せが叶うなんて」

「こんなのもう堪りません」

「熱くなる。心が、身体が」

「高く弾む。心も、身体も」

「満ち届く。心が、身体も」

「貴方への想いが溢れて零れて止まらなくて。もう、どうしようもなく、堪らなくなっちゃいます」

「今すぐにでも口付けたい」

「貴方の吐いた息を吸って、貴方の湧かせた涎を飲んで、意識を失ってしまうくらい求めあいながら、貴方と口付けたい」

「今すぐにでも結ばれたい」

「そうしてベッドの上へ横たわる貴方へ覆い被さって。この、こんな、何も飾らないそのままの私で貴方へ重なって。そうして貴方と結ばれたい」

「今すぐにでも唯一になりたい」

「口付けて。結ばれて。貴方と好意を、恋慕を、愛を尽くしあって。交わりを積んで、時を重ねて、そうして唯一へ。私のすべてである貴方のすべてを私へ。貴方の意味を、貴方のすべてを、貴方の愛を私という唯一人へ。そうして、その末、貴方と唯一になりたい」

「そんな想いが溢れて止まらず抑えられない」

「――ほら」

「私の胸、高鳴りに破れてしまいそうなくらいドキドキしてるの、分かりますよね。息が荒くなるのも止まらないし、貴方への想いが――いろいろが、溢れてしまうのも止められません」

「それくらい、なんです」

「それくらい、もう、私は貴方に堪らないんです」

「ふふ」

「大丈夫。大丈夫ですよ」

「今はまだ不安かもしれません。不安で、だからそんな表情にもなってしまうのかもしれません」

「でも大丈夫。大丈夫なんですよ」

「だって私は幸運なんです」

「どうにもならず、どうしようもないくらい、貴方との幸せを叶えるためなら私は」

「だから大丈夫」

「今はまだそうして不安かもしれません。でも必ず、貴方は幸せになれるんですから」

「幸せ。幸せで幸せな、幸せに」

「だって私は幸運ですから。貴方との幸せは、絶対に、何があっても叶います」

「そしてその貴方との幸せは、私と、貴方の、二人の幸せの叶った先にあるものですから」

「私も貴方も幸せで。私と貴方が幸せで。私と貴方二人の幸せの果てに、貴方との幸せはあるんですから」

「だから大丈夫」

「貴方は幸せになります。幸せにさせられます。幸せにしてみせます」

「これ以上なんてない幸せに」

「そんな表情をしなくてもいい、ただひたすらな、幸せに」

「私との幸せに」

「昇らせてあげます。堕としてあげます。埋め尽くしてあげます」

「とろとろに蕩けさせて、どろどろに溶かして。私が、貴方を――プロデューサーさんを、幸せの中へ包み抱いてあげますから」

「だから、安心してください」

「もう何も不安に思うことはありません。心配することも、気に掛けることも」

「私以外を想うことも。――何も、誰も」

「ええ、そうです。貴方は私のことだけを想ってくれればいいんです」

「私にとっての貴方がそうであるように、貴方にとっての私も貴方のすべてになりますから」

「きっと。きっとすぐ。きっと絶対に」

「だからそうなったら、それからはもう、私のことだけをまっすぐに」

「私を、鷹富士茄子を」

「プロデューサーさんは、想ってくれればいいんです」

「ふふ」

「だから大丈夫。安心して、ほら、私にすべて委ねてください」

「幸せにします」

「他の誰が贈ることのできるそれよりも、他の何が与えることのできるそれよりも、他のどんなすべてよりも素晴らしい幸せを叶えます」

「叶えて、そうして永遠の幸せの中で私が貴方と寄り添い続けますから」

「永遠に。ずっと、ずうっと」

「貴方を愛して尽くし続けますから。――大好きですよ。私の、愛おしいプロデューサーさん」

以上になります。
お目汚し失礼しました。

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以前に書いたものなど。
もしよろしければどうぞ。

おっつおっつ、茄子さん病んだら大惨事だな

おっつ

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