フレデリカ「パン・ケーキ戦争ごっこ」 (34)


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フレデリカ「フンフンフフーン、ふわふわパンケーキ~」


杏「あー、昨日駅前の喫茶店で食べたパンケーキ美味しかったね」


肇「あのお店のパンケーキ、私のお気に入りなんです」


フレデリカ「また近いうちに行きたいねー?」


杏「文香ちゃんに言ったら今日にでも行く事になりそーだね」


肇「ところで、なんですけど…」


杏「ん?なにかあった?」


肇「パンケーキって…パン、ケーキ、どちらなんでしょう?」


フレデリカ「ケーキじゃないかなー?」


肇「私はパンだと思いますが…」


杏「…え、杏に振らないでよ」






フレデリカ「肇ちゃんはなんでパンだと思ったのー?」


肇「ケーキにカテゴライズされるほど、ケーキケーキしてないと思うんです…」


フレデリカ「でもホットケーキもパンケーキっぽいよ?」


肇「ではホットケーキもケーキではありません」


杏「横暴だね…」


肇「ケーキと言えば…こう、もっと、なんと言えば良いんでしょうか…」


杏「まぁ分からなくは無いかな。バースデーケーキでパンケーキ出てきたらなんか違うってなりそーだし」


肇「つまりあれはパンです」


杏「最後雑だね」






肇「逆にフレデリカさんは、何故ケーキだと判断したんですか?」


フレデリカ「うーん、なんとなく?」


肇「なんとなく、って…いえ、確かに私も確固たる自信と根拠がある訳ではありませんが」


フレデリカ「だってフレちゃんパリジェンヌだもん。フランスパンにはうるさいよー?」


杏「フランスパンケーキとか逆に見てみたいね」


フレデリカ「それにパンって朝食でも夕食でも食べるでしょ?でもパンケーキ出てきたらなんか違わないかなーって」


杏「確かにそれもそーだね」


肇「…それでも私は、パンケーキパン説を主張し続けますよ」


杏「今一瞬折れかけてたでしょ」

フライパン…


肇「では、他の方にアンケートを取って行きましょうか」


杏「杏はいいよ、二人共がんばってねー」


フレデリカ「さぁて、三人でしゅっぱーつ!」


杏「聞けよ」


肇「杏ちゃんが一緒に居てくれないと、話が進まないので…」


杏「肇ちゃんの元々の役割は纏めとツッコミだったんだけどなぁ…」


肇「ではまず、文香さんに尋ねましょうか」


フレデリカ「は、文香ちゃんは一番最後がいいかなー」


杏「うん、文香ちゃんなら正しい分類知ってそーだしね」


肇「では、朋さんを呼びましょうか」







朋「急に戦争が起きそうだから来てって言われたから来たんだけど…」


肇「戦争です、私のプライドを賭けた」


フレデリカ「ついでに朋ちゃんの魂も賭かってるよー?」


朋「…はぁ、あたし今お昼ご飯食べてたのよ?」


杏「ごめんねー、昨日のお土産のパンケーキあげるよ」


肇「あ、それ文香さん用の…まぁ問題ありませんが」


フレデリカ「それで朋ちゃん、パンケーキはパンとケーキどっちだと思う?」


朋「え、まさかそんな事で戦争起こそうとしてたの?」


肇「…そんな事、ですか?」


フレデリカ「まぁーまぁー肇ちゃん。ホットミルクのんでホッとしよ?」


杏「いまいちだね」


朋「せめてあたしに喋らせてよ」






朋「うーん、どっちかって言うとパンなんじゃないかしら?」


肇「よし…!」


フレデリカ「一応理由聞いていーい?」


朋「だって、パンケーキってケーキって感じしないじゃない。それと…」


杏「それと?」


朋「今日の占いでパンを食べると運勢上がるって言ってたのよ。なら今パンケーキ食べてるんだからパンと認識するわ」


フレデリカ「…そんな理由でフレちゃんは…負けたのか…?」


肇「ふふっ、朋さん。紅茶も淹れたのでゆっくりどうぞ」


朋「…肇ちゃんがそんなにニコニコしてるの久し振りに見たわ」


肇「何か言いました?」


朋「ごめん何時も通りだったわね」






朋「このパンケーキ、確かに美味しいわね」


肇「私のお気に入りなんです」


朋「程よい甘さね。結構高いんじゃない?このケーキ」


肇「…ケーキ?」


朋「あ、パンケーキね」


フレデリカ「…んっふっふー、朋ちゃんは深層心理ではパンケーキをケーキって認識してたんだねー」


肇「…朋さん、出口はあちらです」


朋「酷すぎない?!」


フレデリカ「まーまー肇ちゃん。ここはフレちゃんの笑顔に免じて許してシルブプレ?」


杏「フレデリカちゃんがずっと朋ちゃんの耳元でケーキって言い続けてたからだからね?」


フレデリカ「ふふーん、サブマリン効果だよー」


肇「そんなに海に沈みたいんですか?」





フレデリカ「じゃー次は誰に聞く?」


肇「誰を呼びましょうか…」


ガチャ


茄子「呼びましたかー?」


フレデリカ「わぁお、以心伝心だねー」


肇「茄子さん、丁度良いところに」


フレデリカ「えっとねー、なんだっけ?パンケーキとフレンチトーストってどっちが好き?」


杏「違うからね、パンかケーキか、だからね?」


フレデリカ「ちなみにフレちゃんはフレンチトーストかなー。パリジェンヌだし!」


肇「フレンチトーストって、語源はアメリカの人物らしいですよ?」


フレデリカ「フンフンフフーン、フンフンフフーン」


肇「誤魔化さないで!」


茄子「では私はお赤飯で。ごま塩合いますからね!」


杏「どんどん逸れてくねー」






フレデリカ「お赤飯って言えばセブン-セブンのおにぎりだよねー」


杏「あのおにぎり美味しいよねー…で、なんの話だっけ?」


フレデリカ「コンビニトークじゃなかった?」


肇「でしたらせめてスリーエフを賞賛しましょうよ…」


杏「取り敢えず、パンケーキ食べる?」


茄子「もちろんその為に来たんです。ここに来れば美味しいパンケーキが食べられる気がしたので!」


杏「凄くピンポイントだね」


肇「そう言えば、パンケーキはパンとケーキ、どちらだと思いますか?」


フレデリカ「ケーキだよねー?」


肇「パンですよね?」


茄子「スイーツですね!」


杏「わぁ第三勢力…なのかな?これ」


フレデリカ「スイーツ…つまりケーキだねー!」


肇「スイーツと言うだけでケーキ認定は早計ですよフレデリカさん」





茄子「今日はケーキを食べと幸せになれる気がするので、パンケーキはケーキと見做します!」


杏「…どんまい朋ちゃん」


肇「くっ…占いには勝てないんですね…」


フレデリカ「ふふーん、ふふーん、ミルクオレもどーぞ?」


茄子「そういえば、フレンチトーストってパンを牛乳に浸して作るんですよね。パンケーキにも牛乳は合いそうです」


肇「…それは、パンケーキをパンと認識しているのではないでしょうか!」


フレデリカ「くっ…またフレちゃんは…負けるのか…」


茄子「いえっ、でもやっぱりパンケーキはケーキです!」


肇「…そこをなんとか…」


茄子「でしたら、どうすればいいか…自分で考えてご覧なさい」


杏「…なにこれ」




フレデリカ「うーん、2対2だねー。次は誰に聞く?」


肇「…杏ちゃん」


杏「私今投票するのは嫌だなー。他の人あたってね」


フレデリカ「よーし、じゃー取り敢えず誰か呼ぼっか!」


肇「そうですね…私達の戦いに、そろそろピリオドを打ちましょう」


杏「ある程度真面目で知識のある人にしたら?」


フレデリカ「うーん…志希ちゃん?」


杏「後半はあってる、前半の真面目的にアウトかなー」


肇「取り敢えず、外に出て誰か捕まえましょうか」


杏「ポケゴじゃないんだから…」


フレデリカ「虫かごと虫取り網は持ったか?!」


肇「そう言うのは結構です」


フレデリカ「わぁおバッサリ!」


肇「では、行って参ります」


杏「人様に迷惑掛けるんじゃないよー」


バタンッ





フレデリカ「で、どっちだと思う?」


肇「気兼ねなく、思った通りにお願いします」


美優「…あ、あの…私、まだいまいち状況が……」


杏「…ごめん、うちのメンバーが失礼しましたほんと」


フレデリカ「わぁお杏ちゃんお母さんみたい!」


肇「そう言えば、まだ問題を言っていませんでしたね」


杏「どうやって連れてきたのさ…」


美優「…エレベーターの目の前で…お二人が、虫取り網を持って、構えていたので…。何か、あったのかと…」


杏「取り敢えずお茶どーぞ。のんびり…は出来ないだろーけど、ゆっくりしてってね」


肇「パンにもケーキにも合わないお茶…」


フレデリカ「流石杏ちゃん、気が回るねー」






美優「成る程…パンかケーキか、ですか…では私はパンに一票を…」


肇「美優さん、よろしければこの後食べに行きませんか?」


フレデリカ「肇ちゃん、カロリー大丈夫?」


肇「…ダンス、やってますから…」


フレデリカ「ところで、なんでパンなのかなー?」


美優「えっと…ケーキと思うと、怖くて手が出せないので…」


杏「なるほどねー、自分に言い訳する感じだね」


肇「糖分、カロリーは敵ですからね…」


フレデリカ「カロリーは味方だよ?」


肇「では後日フレデリカさんにはとある中華飯店に行って頂きます」


フレデリカ「アタシ、フランス料理以外食べられないんだー」


肇「ではフレンチトーストも食べられませんね」


フレデリカ「やっぱり時代はワールドワイド!世界に羽ばたいて色んな料理を食べたいよねー!」




美優「あ、すみません…私、この後仕事が…」


杏「ごめんねー、変な事に巻き込んじゃって」


肇「失礼しました…」


美優「い、いえ…そんな…今度機会があれば、パンケーキを食べにいきましょう」


バタンッ


杏「おぉう、完璧な対応。久しくちゃんとした人見てなかった気がするよ」


肇「それは置いておいて、どうやら私の勝ちですね」


フレデリカ「やっちゃえ!杏ちゃん!」


杏「しょーがないなぁ…じゃあ杏はケーキ派ね。これで3対3だよ」


肇「…では、最後に…」


フレデリカ「部屋の隅っこで本に熱中してる文香ちゃんの元を訪れる時が来たよーだね」






フレデリカ「文香ちゃん、パンケーキってパンとケーキ」


肇「どちらだと、思いますか?」


文香「…それは、私の読書を阻害してまで聞きたい事ですか?」


杏「わぁ目が本気だ」


肇「駅前の美味しいパンケーキ、食べに行きません?」


文香「…真面目に、お答えしましょう」


杏「目は本気のままだけど理由が酷いね」




文香「…パンもケーキも…どちらだったとしても、パンケーキは焼肉に合わないので、正直どうでもいいのですが…」


肇「どうでもいい、ですか?」


フレデリカ「真面目にってなんだろーね?」


杏「杏達には縁のない言葉だね」


文香「…では、どうでしょう。焼肉を食べてからパンケーキを食べ、何方だと認識すれば合うような気がするかを実証すると言うのは」


肇「…完璧、ですね」


フレデリカ「完璧な理論武装だねー」


文香「それでは、参りましょうか…」





杏「…周り巻き込んどいてオチ酷くない?」


文香「…では、私も巻き込まれた側なので支払いは…杏さん、お願いいたします」


杏「私も巻き込まれた側だよ!」



結局どっちなんでしょうか
お付き合い、ありがとうございました

ホットケーキは甘いからケーキで
パンケーキはしょっぱいからパン
イメージだけど
おつ


とりあえずグーグル先生に画像で聞いてみたらかなり甘そうな画になったのでケーキかなーって

さて美優さんはどう堕ちるか

マジレスするとパンはポルトガル語でパンケーキは英語

闇に堕ちてるごっこの肇ちゃんも蒼白になるレベルの暗黒面に堕ちるか
はたまた一生懸命ボケに徹するもボケきれず和まれる癒し要員になるか…

出番が増えるといいなー

さらにマジレスするとパンはフライパン等の平鍋のこと

パンケーキはフライパンで焼いたケーキを十把一からげで、ホットケーキもパンケーキの一種だけど、実質甘いものはホットケーキ、お惣菜に合わせられるものはパンケーキと言っている
…はずだった気がするんだが、昨今ホットケーキダサい、パンケーキおされみたいな流れだったりでもうわけわからん

マジレスすると美味しいから大丈夫だよ!

>>27
Wikiだと厚いのがホットケーキで薄いのがパンケーキって書いてた

クジラとイルカみたいなものか

蝶と蛾みたいな

ザ・たっちのたくやとかずやみたいな

藍子と雫の関係かな

>>33
それは別の戦争が起こるわさ

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