ミホホのみほ太郎 (15)

ミホホの森

みほ「お姉ちゃんお湯加減はどう?」

まほ「ああ、みほが入れてくれるお茶風呂は最高だ」

みほ「ふふ、よかった」

優花里「西住殿ー」

みほ「あっ、犬娘のゆかりさん」

優花里「遊びに来ました!」

まほ「よく来たな」

優花里「目玉の姉さんこんにちは」

みほ「そういえば最近エリカさんみないね」

まほ「また金儲けの仕方でも考えてるんじゃないか」

優花里「厄介事に巻き込まれてないといいですね」



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エリカ「みほ太郎!」

優花里「噂をすればですね」

みほ「どうしたの?エリカさん」

エリカ「それがいい金儲けの話があるのよ!」

まほ「どんな話なんだ?」

エリカ「とある竹林の洋館に妖怪がでるらしくてそれを追い出したら洋館の持ち主が100万円くれるらしいのよ!」

エリカ「これでごみあさりの日々ともおさらばよ
さぁみほ太郎行くわよ!」

みほ「私はいいよ……お金なんていらないし……」

エリカ「美味しい物とか食べたくない?」

みほ「えっと……ミホホの森で採れる木の実で満足だから……」

まほ「流石自慢の妹だ、清い心をもっている」

優花里「という訳なんで行くなら一人で行ってくださいね」

エリカ「ぐむむ…いいわよ!100万円もらってもあんたたちにはラーメンぐらいしか奢らないから!」

みほ「いっちゃった……」

優花里「まぁそのうち帰ってきますよ」




一週間後

みほ「エリカさん戻ってこないね」

まほ「そうだな」

みほ「ちょっと様子を見に行こうか」

まほ「エリカが置いていった地図もあるしな」

竹林の洋館

みほ「すごい竹だね」

まほ「転ばないようにな」

みほ「あれ?この竹、エリカさんの服着てるよ」

まほ「忘れ物じゃないか?」

みほ「お姉ちゃん!妖気だよ」

まほ「みほ!気をつけるんだ!」

ねこにゃー「竹にするにゃー」

まほ「あいつは万年竹だ!人間を竹にする能力を持ってるぞ!」

みほ「先祖の霊毛で編んだパンツァージャケットで……あっ!クリーニングに出してたんだった」

まほ「ならリモコン下駄を使うんだ」

みほ「竹林だからスニーカーの方がいいかと思って……」

まほ「髪の毛針は!」

みほ「あれは手入れが大変だから……」

ねこにゃー「食らうにゃー」

竹「…………」

まほ「みほが竹にされてしまった……
一度撤退して砂かけに応援を頼もう……」

砂かけの家

まほ「砂かけー!」

沙織「あれ?目玉のお姉さんどうかしたの?」

まほ「カクカクシカジカで」

沙織「マルマルウマウマね」

沙織「じゃあなんでも治す砂を持ってと」

まほ「パンツァージャケットを取りに行きたいからクリーニング屋に寄ってくれ」

竹林の洋館

沙織「この砂をパラパラと」

みほ「うーん……」

まほ「おお!戻ったな」

まほ「さぁみほ!パンツァージャケットを着てリベンジだ」

みほ「うん!」

ねこにゃー「また竹にしてやるにゃー」

みほ「今度はそうはいかないよ」

ねこにゃー「にゃー」ペシペシ

みほ「いけ!パンツァージャケット」

沙織「グルグル巻きにしちゃえ!」

ねこにゃー「降参にゃー」

エリカ「ふぅやっと元に戻ったわね」

ももがー「妖怪を捕まえてくれてありがとうなりー」

みほ「いえいえ」

ももがー「なんでこんなことしたなりか?」

ねこにゃー「うう……友達が欲しくてここなら竹がたくさん生えてるから友達になってくれる竹がいるかなぁと思ったんだにゃー」

沙織「そうだったんだ……」

ももがー「じゃあ私が友達になってあげるなりー」

ねこにゃー「え?本当に……?」

ももがー「本当なり、ここで一緒に暮らそうなり」

まほ「一件落着だな」

エリカ「それで……お金の方は……」

沙織「ほら!帰るよ」ズルズル

エリカ「引っ張らないで!自分で歩くから!」

ミホホハウス

エリカ「うう…100万円……」

優花里「いい加減忘れましょうよ」

まほ「そうだぞ」

麻子「みほ太郎~」

みほ「あっ!一反木綿の麻子さん」

麻子「最近そどこの様子がおかしいんだ」

みほ「そどこさんって河童の?」

麻子「そうだ、ある日突然目が赤くなって狂暴になったんだ」

まほ「これはなにかありそうだな」

優花里「河童淵に行ってみましょう」

エリカ「私は留守番してるわ、お金にならなそうだし」

沙織「大勢じゃ麻子に乗れないから私も留守番してるね」

麻子「じゃあ行くぞ、乗ってくれ」

河童淵

麻子「着いたぞ」

みほ「なんかどんよりしてるね」

優花里「あそこに河童がいますよ、話を聞いてみましょう」

みほ「そうだね、すいませーん」

ゴモヨ「ん?なにかようですか?」

パゾ美「私たちは世界征服の準備で忙しいんですけど」

優花里「なんか物騒なこと言ってますよ」

まほ「河童はおとなしい妖怪のはずなんだが」

みほ「とりあえずそど子さんを呼んでもらいましょう」

麻子「そうだな、そど子を出せ」

ゴモヨ「さては私たちの計画を邪魔しに来たんですね……」

パゾ美「捕まえて牢屋にいれちゃいましょう」

優花里「聞いてない所かさらに物騒な話になってますよ……」

みほ「逃げようか……」

まほ「残念だが既に囲まれてるぞ」

麻子「やめろーはなせー」

牢屋

ゴモヨ「この中でおとなしくしててください」

みほ「どうしよっか?捕まっちゃたけど」

優花里「沙織殿たちが助けに来るのを待つしかないですね」

そど子「ふふ、いい様ね」

麻子「おいここから出せ!」

そど子「ダメよ!あなたたちは私が世界の風紀委員になるのをそこで眺めてなさい」

優花里「世界のwwww風紀www委員」

みほ「優花里さん笑っちゃダメだよ」

優花里「そんなこと言って西住殿もほっぺが緩んでますよ」ツンツン

みほ「触っちゃダメだってば」

そど子「ふん!言いたいだけ言ってなさい
私はあの人が世界征服したら世界の風紀委員にしてもらうんだから!」

麻子「そど子……」

そど子「じゃあ私は忙しいからもういくわ」

まほ「これは早いところ止めないと大変なことになりそうだ」

優花里「でも牢屋からは出れそうにありませんよ?」

麻子「こんなこともあろうかとぬりかべを呼んでおいた、そろそろ来る頃だ」

みほ「地面がもりあがってる……」

典子「根性ぉぉぉぉぉぉぉ!」ポーン

みほ「典子さん!来てくれてありがとう」

まほ「さぁ牢屋をこじ開けてくれ」

典子「任せて!ふんっ!」




典子「じゃあ私は帰るね」

みほ「こんど家にご飯でも食べに来てください」

まほ「さぁ黒幕を探しにいくぞ!」

優花里「ここは私の鼻に任せてください」クンクン

河童淵 奥

優花里「あそこに河童じゃない妖怪がいますよ!」

まほ「あれは蟹坊主だな」

みほ「あの人が河童達を操っているのかな」

まほ「恐らくな」

杏「そこに隠れてる人達そろそろ出てきたら?」

麻子「バレてたみたいだな」

杏「私の世界征服を邪魔する気?」

まほ「なんで世界征服なんかするんだ?」

杏「世界征服すれば干し芋が沢山食べれるって話を聞いてね」

みほ「誰にそんな話を?」

杏「なんだっけ?ぬらりひょんみたいな奴」

愛里寿「へっくしょん」

メグミ「風邪?」

愛里寿「違うと思う」

優花里「多分それ嘘ですよ」

杏「んーそうなの?」

麻子「そうだな、奴にはよく私たちも騙されている。こないだも貰ったケーキにわさびが入ってた」

みほ「干し芋ならミホホの森で沢山作ってますから世界征服なんてやめてミホホの森で一緒に暮らしませんか?」

杏「そうしよっかな、ぶっちゃけめんどくさかったし河童ちゃん達の洗脳も解くね」

こうして河童淵に平和が訪れた

ミホホハウス

エリカ「へぇそんなことがあったの」

沙織「だから干し芋の減りがすごいんだ……」

華「私も負けていられませんね」

沙織「小泣き爺は太らないからいいなー」

華「ふふ、泣いたらすごく重くなりますよ」

沙織「それはちょっといやかも」

まほ「みほ、今日は紅茶のお風呂を入れてくれ」

みほ「はいはい」

麻子「日なたぼっこはやっぱり最高だ」

優花里「ですねぇー」

ミホホの森は今日も平和です



典子「って誰が塗り壁だっ!」

おつ

乙乙!

乙乙
配役が絶妙だったな

乙でした
次は「みっほほミホ太郎」「みほみほ」「ミホホーホ・ホーホホ」も是非お願いします

おつ

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