西住みほ「戦車に乗ってデュエル?」 (28)


※バイクに乗ってデュエルする次元があるんだから、戦車に乗ってデュエルする次元があっても良いと思うんです

※LPは4000。ルールはアニメ基準。OCGルールは複雑です

※アクションデュエル+戦車道独自のルール有り

※オリジナルカードがあります



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1449736141


杏「うん。お願いね、西住ちゃん」

みほ「突然言われても、デュエルモンスターズはしたことないですし」

杏「大丈夫大丈夫。なんとかなるっしょ」

みほ「なんで突然そんな事をすることになったんですか?」

杏「ほら。ウチって全国大会優勝したとはいえアンツィオよりはマシとはいえ同じ貧乏だから」

杏「金策を探していると、戦車に乗ってデュエルするならスポンサーになっても良いって企業があってね」

杏「とりあえず廃校問題は片付いたけど、また何年後かに掘り返されたくないからね」

みほ「はぁ」


杏「とりあえずデッキはコッチが用意しておいたから、放課後やってみよっか」

みほ「突然すぎます」

杏「習うより慣れろってね」

杏「練習相手はウサギさんチームにお願いしておいたから」

杏「後はよろしくね。西住ちゃん」

みほ「……」


みほ「――と、言う事を言われたんだ」

優花里「生徒会は相変わらずですね」

華「デュエルモンスターズですか。初めて聞きます」

沙織「結構有名だよ。デュエルモンスターズ専門の一貫校があるってきいたことあるもん」

麻子「……ある意味凄いな。それ」


優花里「それで戦車にのってどうやってデュエルするんです?」

みほ「えっと、アクションフィールド「パンツァー・ロード」を展開してするみたいだけど、……やってみないと分からないかな」

優花里「そうですね」

沙織「一年生チームってこういうの強そうな気がする」

麻子「確かにな。戦車道ではこっちのスキルが上だが、他の要素が入るとどうなるかわからん」

華「とりあえず皆で頑張りましょう」

みほ「そうだね」

>杏「ほら。ウチって全国大会優勝したとはいえアンツィオよりはマシとはいえ同じ貧乏だから」

何度も何度も「とはいえ」ばかり…
他の言葉を知らないのか?


杏「それじゃ、始めよかった」

みほ「はい」

梓「分かりました」

杏「先行は戦車をしばらく走らせた先に、浮遊物があるから、それを撃ち抜いた方が先行と取るんだって」

みほ「あの、相手の戦車を撃つこともできるんですか?」

杏「んっと、大丈夫みたいだね。ただ攻撃するタイミングは、相手に攻撃が通ったことが条件みたい。」

みほ「分かりました」

杏「それじゃあ、アクションフィールド【パンツァー・ロード】発動!」


みほ・梓「「デュエル!!」」


みほ「麻子さん。華さんが射撃可能な走行速度でお願いします」

麻子「分かった」

華「いつもとなんだか違うので新鮮な感じです」

あんこうチームのIV号戦車とウサギさんチームM3中戦車 リーの速度はほぼ同じ。
決めるのは砲撃主の腕と言う事になる。

みほ「――。あ、目標見えてきました。華さん、お願いします」

ほぼ同時に砲撃する。
目標物は破壊され、デュエルディスクに先攻後攻が表示された。

みほ「先行は私たちだね」


梓「先行は西住隊長だよ」

あゆみ「ごめんね梓」

あや「さすが五十鈴先輩だよね」

梓「ううん。デュエルモンスターズは後攻でも利点はあるから気にしないで」

梓「昼休みに皆で組んだデッキだから、簡単には負けないよ」

梓「桂利奈ちゃん。IV号戦車と離れないぐらいでお願い」

桂利奈「あいぃぃ!」


みほ「私のターン」


西住みほ LP4000 手札5


みほ「……」

みほ「私は手札からボコを召喚します」


ボコ  ☆4 ATK500 DEF1800


みほ「更に私は、レベル4のボコが召喚に成功したことで、手札からカゲトカゲを特殊召喚!」


カゲトカゲ  ☆4 ATK1100 DEF1500


みほ「私はレベル4のボコとカゲトカゲでエクシーズ召喚!」


グレート・ボコ  ★4 ATK100 DEF2700 ORU2


みほ「グレート・ボコは召喚に成功したとき、守備表示となります」

みほ「私は一枚カードを伏せてターンエンドです」


西住みほ LP4000 手札2 伏せカード1


梓「私のターン。ドロー!」


澤梓 LP4000 手札6


梓「私はスケール1の星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!」

梓「これでレベル2からレベル7のモンスターを同時に召喚可能です」

梓「私は手札から、レベル6のブラック・マジシャン・ガールとレベル7のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを特殊召喚!」


ブラック・マジシャン・ガール  ☆6 ATK2000 DEF1700

オッドアイズ・ドラゴン  ☆7 ATK2500 DEF2000


梓「私は更に手札から融合を発動します」

梓「ブラック・マジシャン・ガールとオッドアイズ・ドラゴンを素材に融合召喚!!」


竜騎士ブラック・マジシャン・ガール  ☆7 ATK2600 DEF1700


澤梓 LP4000 手札1


梓(竜騎士ブラック・マジシャン・ガールの効果は、手札を一枚墓地に送ることで表側表示のカードを一枚破壊する)

梓(残り手札一枚。これを墓地に送ってグレート・ボコを破壊。それでダイレクトアタックを決めれば西住隊長に大ダメージを与えられる)

梓(――でも、相手はあの西住隊長。もしあの伏せカードがカウンター罠だったら、場にモンスターが居なくなって、手札もゼロ。危険すぎる)

梓(ここは慎重にいこう)

梓「私は一枚カードを伏せてターンエンドです」


澤梓 LP4000 手札0 伏せカード1


みほ「……」

優花里「一年生。慎重ですね」

みほ「うん。モンスター効果を使ってきたらチャンスだったんだけどね」

みほが伏せたカードは「エクシーズ・ブロック」
自分フィールド上のエクシーズ素材を1つ取り除き、発動した効果を無効にして破壊する効果を持つ。

みほ「沙織さん。近くにアクションカードはありますか?」

沙織「えっと……。この先にあると思う」

みほ「分かりました」


みほ「私のターン! ドロー!」

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