女「愛してると言ってくれてもいいんですよ?」 男「……おやすみ」 (42)


男「ただいま」

女「あ、おかえりなさい男!」

女「今日は男の好きなシチューにしてみました」

男「おー」

女「……ちょっとリアクション低くないですか?」

男「こっちは仕事でクタクタなんだよ……マジで疲れた」

女「そ、そうですよねごめんなさい。 すぐにご飯にしますね」

男「あー……なんかわりぃ。 手伝うよ」

女「ふふ、大丈夫ですよ。 男は着替えてゆっくりしててください」

女「あ、でもちゃんと手は洗わないとだめですからね?」

男「へいへい」



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女「いただきまーす」

男「いただきます」

女「そわそわ……そわそわ……」

男「ざわざわみたいに言うな」

女「ざわざわ?」

男「狂気の沙汰ほど面白い」

女「んん? どういうことですか?」

男「なんでもねえよ」

女「なんなんですか! 気になるじゃないですか!」

男「気になりすぎて眠れなくなれ」

女「ひどい! 明日の大学行けなくなっちゃいますよ」

男「優しく寝かしておいてあげて、俺は仕事に行くけどな」

女「起こしてくださいよー!」



女「そんなことよりシチューの感想はどうしたんですか!」

男「あぁ、うまいよ」

女「はぁー。 男は女心を分かってないです!」

男「…………」イラッ

女「もー明日のお弁当は抜きです」

男「……はぁ」

女「じょ、冗談ですよ?」

男「分かってるよ」

女「むー」



女「よいしょ」トコトコ

男「どした?」

女「お仕事沢山頑張った男にパワーをあげてるんです」ピトッ

男「…………」

女「伝われーむんむんむん」スリスリ

男「マーキングみてぇだな」

女「私のいい匂いがうつれー」

男「俺が臭いみたいな言い方やめろ」

女「あはは、私は男の匂い好きですよ」

男「お、おうありがと」

女「あ! 匂いつけてもお風呂で流されちゃうじゃないですか!」

男「ダメじゃん」

女「そしたらまた後でつければいいんですよー」

女「はい、ちょっと元気でました?」

男「うん、ありがと」

女「どういたしまして」

男「片付けるよ」

女「大丈夫ですよー大した量じゃないですしちゃちゃっとやっちゃいますね」

女「あ、お風呂わかしますか?」

男「シャワーだけでいいよ」

女「じゃあそうしましょー」

男「一緒に入るか?」

女「んー……寒いからなー」

男「いいよ、俺が先に入って浴室温めておくから」

女「わーい! 男すきー!」

男「浴室温める俺が好きなのか」

女「男の中の浴室を温めてくれる所が特に好きなんですよ」

男「複雑だわー」

女「なーんちゃって」



男「あー温まるわー」

ガチャッ

女「とうっ すたっ」

男「ごてんっ」

女「転んでないです! お邪魔しまーす」

男「どしたのシャワー中なんですけど」

女「えへへ、一緒に入りたくなったので」

男「珍しいじゃん。 明日は大雨かな」

女「なんでそういうこと言うんですか! 愛しの彼女と一緒に入れるのに! このこのっ!」ゲシッ

男「いてぇな。 足を踏むんじゃねぇ」

女「……ちょっと私痩せてきたっ」

男「そう? 大して変わってねえよ」

女「お肉減りましたよー!」

男「元からねえじゃん」

女「男のために綺麗な私でいたいですもん。 自分磨きは抜かりありません!」

男「俺は太っていく一方だ」

女「しょうがないですよ、私のご飯が美味しすぎるんですもん」

男「あーはいはい」

女「あーまたそうやって受け流す! このっ!」ゲシッ

男「いてぇ」



男「かんぱーい」

女「かんぱーいです!」

男「あービールうめぇ」

女「梅酒おいしー!」

男「仕事終わりの1杯って生き返るわー」

女「あれ、私の愛情ってもしかしてビール以下なんでしょうか」

男「んな事言ってねえだろ」

女「もう怒りました。 男のビール飲んじゃいます」ゴクッ

女「……うぇー」

男「なんで嫌いなのに飲むんだよ」

女「だって男の好きなもの私も好きになりたいんですもん」

男「いい心がけだな」

女「ふふん、私はいい彼女ですよ」

男「……ほんと、俺にはもったいねえよ」

女「んー? いきなりどうしたんですか?」

男「だってさ、俺なんかいつも仕事で疲れきっちまって優しくしてやれねえし」

女「ふふ、大丈夫ですよ。 いつも私のために働いてくれてありがとうございます」

男「まぁ女の為じゃねえけどな」

女「え、違うんですか……?」シュン

男「でも、女がいてくれなかったら俺は仕事を続けられないだろうな。 いつも女が家でうまいご飯作って待っててくれるから毎日頑張れるよ」

女「お、男ぉ……! 愛してます」

女「男ーすきすきー」スリスリ

男「お前、酔いすぎ」

女「あはは、照れてるー顔真っ赤ですよ?」

男「お前もだよ」

女「私は、嬉しくて顔が熱くて……えへへ」

男「……おう」



男「疲れたよ女さんや」

女「明日もお仕事ですしね、もう寝ましょっか」

男「こいこい」

女「待ってー、髪束ねさせてください」

男「いいから来いって」

女「もーしょうがないですねー」

女「ダーイブ!」ポフッ

男「ぐえっ」

女「男ーすきすきー」スリスリ

男「マーキングしすぎじゃね」

女「はい、次は男の番ですよ」

女「おいでおいでー」

男「……へい」

女「ぎゅー」

男「おーあったけー、いい匂いするー」

女「くすぐったいですよーもー」

女「たまには男が甘えん坊さんでもいいですよね」

男「俺は追いかけられたいタイプなんだけど」

女「あはは、じゃあいつも通りでいっかー」

女「ねぇ、大好きですよ?」

男「おう、俺もだ」

女「愛してると言ってくれてもいいんですよ?」

男「……おやすみ」

女「んもー男のばかー!」

というのはどうでしょう

よいぞ

何か裏がありそうな気がしてならないこのNTR感

続きはまだかね

期待

まだなんとも言えんな
続けたまえ


男「ただいまー」

男「あれ、女ー? 帰ってないのかー?」

女「動くな」ピタッ

男「あ?」

女「声を出さずにゆっくりと手を上げろ」

男「こちょこちょ」

女「あははは、やめてくださいー!」

男「スネイク弱いなー」

女「女の子の体をまさぐるとは! へんたいですね」

男「尋問掛けようとしてきた奴に言われたくねえ」




女「あ、明日男も休みですよね?」

男「あぁ、そうだな」

女「デート! デートしましょうよ」

男「バカ言うな、休みの日くらい寝かせろ」

女「いいじゃないですかーたまには! 男は不定休まからなかなか休み合わないんですし」

男「気が向いたらな」

女「あ、じゃあバイク乗りたいです! バイクで海まで行きましょうよ!」

男「え、お前バイク嫌いじゃん。 どしたん急に心変わりしすぎじゃね」

女「だってバイクなら後ろに乗ってる間抱きついてられるじゃないですか」

男「えー……動機がやましいよこの娘」

女「いや、ですか?」

男「嫌じゃねえけどよ」

女「やましいこと、したくないですか?」

男「は? そういう話?」



女「男が喜ぶことなら、私なんでも……」

男「お、おい!? いきなり脱がすか?」

女「お口で、させてください」

男「ば、ばか! はえぇだろ! まだ帰ってきたばっかりなんだぞ」

女「そんなこといって…もうカチカチですよ?」

男「ひぃっ!」

女「おっきくなってます…… あ、舌で舐めたらビクンってしましたよ」

男「……っ!」





女「ご馳走様でした」

男「年下彼女に犯された……」

女「えへへ、私ばっかり苛められ続けるの悔しいですもん」

男「わりにノリノリだったじゃねえか」



女「ねぇ男、もっと私を束縛してもいいんですよ?」

男「なんだよいきなり」

女「男にもっと愛されてるって実感が欲しいんです」

女「私はこんなに好きでいるのに男からはそんな感じがしなくて…… 少し片想いみたいで辛いんですよ」

男「あーそれはなんていうかなぁー」

女「もしかして、好きじゃなくなっちゃいましたか?」

男「いや本当のこと言うとさ、お前まだ大学生だろ? 学校には男も沢山いるだろ」

男「女は見た目もイイし、飲み会とかもあるだろうし心配なんだよ」

女「でも、いつも大学終わったら家に直帰してますよ? 他の男と遊ぶ暇なんかないです」

男「それでも心配なんだよ。 でもそんなとこまで心配だって言ったところでどうしようもないだろ?」

男「だからお前を信じて束縛なんかしねえんだよ」

女「んー……やばいです」

男「なにが?」

女「私、愛されてるんですね」

男「……当たり前だろ。 分かれよ」

女「でもまだよく分からないです!」

男「はぁ? 話の流れおかしくね」

女「だからいっぱいぎゅーってしてください!」

男「……ほらよ」

女「もっと強く抱きしめて欲しいです」

女「次は、そのままキス、して」

女「んーっ」

男「もう満足したか?」

女「まだ……」

女「ねぇ、まだ愛されてるって実感したいです」

女「まだ、私満足できません」

男「……好きだよ」

女「えへへ、ねぇ男? 明日はお休みですよ」

男「今日は寝らんねえな」

女「寝かせるわけ、ないじゃないですか……」



男「はー! もう無理。 本当にケツ筋いてぇ」

女「私も立てないですよ、足ガクガクしちゃって」

女「今日、一段と激しかったですよー」

男「そりゃ、あんだけさせられたらな」

女「朴念仁にも効果ありましたね」

男「そりゃ可愛い彼女があんだけ迫ってきたらな?」

女「可愛いですか?」

男「おう」

女「好き、ですか?」

男「さっき散々言っただろ」

女「えへへ、イク時にいっぱい名前呼んでくれて嬉しかったですよ」

男「お前もずっと俺のこと求めてたくせに」

女「~~っ! は、恥ずかしいですよーもう」



男「あ、ツーリングどうすっか」

女「ふふ、また起きたら考えましょ」

男「そうだな、とりあえず死ぬほど眠いわ」

女「そうですね……起きたらまずはシーツ洗わないと」

男「びっしゃびしゃだな」

女「ご、ごめんなさい」

男「おう。 じゃ、もうおやすみ」

女「はい。 おやすみなさい男」

童貞には同棲生活なんてイメージできないんだ

おつ
女ちゃんかわいい

女ちゃんセックス依存症じゃ……

これだけ歯の浮くようなラブラブっぷりを発揮しながらも、影では平気で他の男のチンポをくわえこんで同じセリフを吐けるのがまんこさん。
ソースは元嫁。

よくそんな恥ずかしいこと書き込めるな

ほのぼのした


女「ふぁ…… もう朝ですねー」

女「あはは、今日も男は変な格好で寝てます」

女「写メっちゃおー」カシャッ

男「ん……女か……おはよ」

女「おーっとっとー! おはようございます男」

男「何慌ててんだよ……お前さてはなんかイタズラしたな」

女「嫌だなーしませんよそんなこちょ」

男「噛んでるぞ」

女「ごほん! 朝、というか昼ですけどごはん何が食べたいですか?」

男「睡眠」

女「ご飯じゃないです!」



女「いつまで寝てるんですかーもう起きてくださいよー」

男「バカ言うな。 今日はこれから夜勤なんだ寝かせろ」

女「昨日一日中ゴロゴロして終わっちゃったじゃないですかー」

男「昨日は朝までしてたからだろ!」

女「そんなに寝てばっかりじゃ足が退化しちゃいますよ?」

男「そしたら仕事行かなくて済むな」

女「むむむ……」



女「あーー!!」

男「なんだよいきなり大声出すな! 寿命が50年くらい縮んだわ!」

女「男! 私のプリン食べました!?」

男「え? あぁ、あれか。 食べた」

女「ひどいですよー! 男がお仕事行った後1人の寂しい気持ちを紛らわせるために取っておいたプリンなのに!」

男「俺の存在ってプリンと同レベルなのか」

女「もう信じられないです。 怒りましたから」

男「どうなんの?」

女「夜勤行くまで私の言うことを男は聞いてもらいます」

男「プリンひとつで俺の人権無くなるとかひどくね」

女「うるさいですー! そんな酷いことしませんし、私の寂しさを癒すために必要なんです」

男「お、おう」




男「で、具体的になにすんの」

女「抱っこしてください」

男「は?」

女「お姫様抱っこがいいです」

男「むりむり、おじさんそんなことしたら腰抜けちゃうよ」

女「えー……じゃあ膝の上に乗ってもいいですか」

男「それなら、まぁいいけど」

女「わーい」

女「んふふー暖かいですね」

男「結局こうなるんじゃねえか」




男「…………」

女「…………」

女「飽きましたねー」

男「じゃあ離せよ……いつまでコアラみたいに抱きついてるつもりだ」

女「だめです。 大好きなので離れられません」

男「…………」

女「…………」

男「…………」

女「な、なにか言ってくださいよぉ」

男「…………」

女「ちょっとー! 男ー!」

男(あーやべー幸せだわー)

女「ちょっとーーーー!!」



女「あ、男! 耳かきしてあげます!」

男「唐突だな本当に」

女「膝枕ですよー? 現役女子大生の膝枕付きですよー?」

男「そりゃ魅力的だ」

女「普通ならかなり高いオプションですからね」

男「生々しくなった」

女「はやくはやく!」ポンポン

男「へいへい」

女「えへへ、久しぶりですねこういうの」

男「あぁ、そうだな」モミモミ

女「ひゃぁ! ちょっとなんで太もも揉むんですか!」

男「生女子大生の太ももを堪能しとこうと思ってな」

女「うわーへんたいです」



女「わ、耳の中すっごい汚いですよ!」

男「マジかよ、綺麗にしておいて」

女「ちょっとこれはひどいですねー。 こんな耳クソ溜まってたら私の可愛い声がよく聞こえないんじゃないですか」

男「え? ごめんよく聞こえなかった」

女「……綿棒突き刺してあげましょうか」

男「やめて! 右耳と左耳が繋がっちゃうから!」

女「聞こえてるんじゃないですか」




女「あ、もうこんな時間ですね」

男「だなーそろそろ仕事行くわ」

女「だめですー」

女「寂しいですよぅ」

男「悪いな、お前とこれからも暮らすためにおじさんは働かなきゃいけねえんだよ」

女「もう、しょうがないですね……私のために頑張って働いてきてください」

男「おう、行ってくるよ」

女「いってらっしゃいのちゅー」

男「はいはい」

女「……ん」

男「じゃ、行ってくる」

女「男!」

男「ん?」

女「やっぱり一緒に行きます! 送っていってあげますね」

男「あのさー、素直に離れたくないって言えないの?」

女「男が大好きすぎて少しでも一緒にいたいので送っていきますね!」

男「お、おう」

女「あはは、自分で言わせておいて照れてますーかわいい」

男「ばか、お前の方がかわいいよ」

女「えへへ、うれしい……ほんと」

また後で

いいじゃないか

「愛してると言えますね」


女「うーん男が帰ってくるの明日になっちゃいますしー」

女「私は明日学校ですしー」

女「私が学校終わるまで会えないんですよねー……」

女「うー……寂しいですよぅ」

女「……男のばーかばーか」

女「……今日は男の枕で寝ちゃお」

女「うへへへ、男の匂いですー」




女「いつも隣に男が寝てるからか、ちょっと寒いです」

女「いつも汗かいてべちゃべちゃな男がいないと物足りない……」

女「地割れみたいないびきが聞こえないと静かすぎて嫌になっちゃいます」

女「私を蹴って来る足がいないとつまらないです」

女「私が眠れなくてこうやってモゾモゾしてると、気が付いて頭を撫でてくれる男がいないと寂しいですー!」

女「あーもー早く男帰ってきてくださいよー」

女「寂しくて死んじゃいますよぅ」

女「今日の朝の男の変な寝姿みて癒されましょ……」


おやすみなさい

家族と暮らしてて朝起きたらいないときの寂しさはなんなんだろうな
独り暮らしは平気なくせに

ひょっとしたらこの「男」という存在は、あなたの空想の人物なのではないでしょうか?

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