艦これssは初投稿です。需要有りそうなら書きます。
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やめとけ!やめとけ!
SS速報の読者はつきあいが悪いんだ
「スレたてるくらいなら投下しろよ」ってレスしても投下があるんだか無いんだか
『◆bDiTJ.Hrvs』艦これssは初投稿です。需要有りそうなら書きます。
投下はまめでそつなくこなすが今一つ情熱のない男
なんかエタらない気配と投下速度をしているため
読者にはもてるが、初投稿ですって予防線はってるんだぜ
悪い奴じゃないんだが、これといって特徴のない影の薄いスレさ
提督(大本営から新たな任務が下された)
提督(その名も『戦艦棲姫の攻略法を発見せよ!』」
提督(戦艦棲姫、大規模作戦のたびに我々の最大の障害となり得る彼女の通称は“ダイソン”)
提督(大本営は攻略法を発見せよと簡単に言うが、彼女の脅威たるや未だに計り知れないものがある)
提督(先日の作戦海域でも、水着ではしゃいでるかと思いきや、うちの主力艦隊たちを次から次へとワンパン大破)
提督(そんな彼女を生きたまま捕らえて実験し、今後の作戦において有意義な攻略法を発見するというのが今回の任務なのだ)
大淀「提督、どうかされましたか?」
提督「いや、今回の新任務の事を考えていてな。どう考えても、うちの練度では彼女を撃沈する事は出来ても、生きたまま捕らえることなど出来ないと思うのだが」
戦術的敗北削除アイテムと遠征失敗削除アイテムと演習敗北削除アイテムを無課金で手に入れたい
>>2
同僚乙
大淀「確かに仰られる通りですね…。生きたまま深海棲艦を捕らえるというのは撃沈するよりもはるかに難易度が高い試みで、ほとんど成功例はありません」
大淀「成功したとしても、超高練度の艦隊で駆逐や軽巡クラスを数体捕らえることが出来た程度。こんな任務をうちに押し付けて来るなんて」
提督「俺の鎮守府は着任してからの期間こそ他の鎮守府よりも浅いが、必死にここまで登りつめてきた。一人の轟沈者すら出してはいない」
提督「だがしかし、いや、だからこそ大本営からすれば、大本営の息のかかった者を追い抜いていく俺のような人間は目障りなのだろう。こうして大規模作戦明けで資材回復や空襲被害の復興すら終わってないうちから無茶苦茶な任務を押し付けてくることからもそれは伺える」
大淀「提督…」
提督「いや、すまないな大淀。艦隊の棟梁たる俺がこんな事を言ってるようでは、皆を不安にさせるばかりだな」
大淀「提督…。この大淀も、出来得る限りの尽力はさせて頂くつもりです。どうか考えすぎないでくださいね」
提督「大淀、ありがとう。さて、もう時間も遅い。君も休んで明日に備えてくれたまえ」
大淀「わかりました。それでは、私は部屋に戻らせていただきます。おやすみなさい提督」
提督「ああ、おやすみ」
―深夜・鎮守府近辺海岸部―
提督「さて、どうにも眠れなくてつい海の方まで来てしまった。明日の艦隊運営に支障が出ない程度に散歩でもして、気晴らしをするとしよう」
提督「…ん?波打ち際に人が流れ着いている!?」
提督「気のせいか、空気が重く感じる。何なのだ、この妙な胸騒ぎは…」
提督「ともかく駆け寄ってみなければ!」
提督「おい、大丈夫か…。…ッ!?」
提督(そこに倒れていたのは、黒いネグリジェに身を包んだ女。眼は閉じられているが、か弱く呼吸をしていることから、生きていることが伺える。白く透き通るような美しい肌、流れるような黒い髪。そして額に生えた1対の角。それは、まぎれもない戦艦棲姫だった)
提督「ハハハ…まさかこんな任務を命じられた矢先に生きた状態で見つけてしまうとはな…。うまくできすぎている」
提督「寝息を立ててやがる…ハハハ、呑気なものだ。艤装もないし、こうして見ると、普通の美人にしか見えないな。角はあるが…」
提督(このまま寝ている彼女を捕らえてしまうことは容易い。拘束してしまえば、実験することも出来てしまうに違いない。…しかし、それで本当にいいのか?目の前にいる戦艦棲姫は、ダイソンなどと揶揄される化け物ではなく、か弱い一人の女性にしか見えん。彼女を生きたまま捕らえ、生きたまま実験材料として解体するなど…旧日本軍が行ったという非道な実験と、何も変わらないではないか…)
提督「クソッ…」
ぶっちゃけ夏イベのケツにやられました
―深夜・鎮守府執務室―
提督「結局、艦娘に連絡して鎮守府に連れ帰ってきてしまった。とりあえず拘束して執務室まで連れてきたが…」
戦艦棲姫「ン…」
提督「む!」
戦艦棲姫「ココハ…」
提督「目が覚めたか」
戦艦棲姫「!」
提督「こんばんは。俺はこの鎮守府の提督だ。君が海岸で倒れていたため、捕らえさせてもらったよ」
戦艦棲姫「…私ヲドウスルツモリナノカシラ?」
提督「…君には実験の材料として生きたまま解体されてもらう。不本意だが大本営の命令でね」
戦艦棲姫「フゥン、人間ッテノハソコマデ悪趣味ナノネ。反吐ガ出ルワ」
提督「勘違いしないでくれ。俺にそんな趣味は無い」
戦艦棲姫「…デ、イツ私ハアナタノオモチャニサレチャウノカシラ?目ガ覚メタラカラ、モウ実験開始トカ?」
提督「…いや、それについてはまだだ。今すぐ実験をすることは簡単だが、その前に君には聞きたいことがある。それまで君を殺す事は出来ない」
戦艦棲姫「アラ。言ッテオクケド、私タチ深海棲艦ハ仲間ヲ裏切ッタリハシナイワ。身内同士デ醜ク殺シ合ウアナタタチ人間ト違ッテ。私タチノ弱点ナンテ聞カレテモ答エルツモリハナイワ」
提督「ハハハ、これは痛い所を突いてくるな。だが、俺が聞きたいのは君たち深海棲艦の弱点なんかではない。俺は…君たちそのものについて知りたい。任務などではなく、俺自身の興味でな」
戦艦棲姫「ヘェ…。デモ、ダカラッテ何デモ答エルトハ思ワナイコトネ」
提督「構わないさ。答えれることだけ答えてくれればいい」
提督(こうして、俺と戦艦棲姫の日々が始まった)
期待
―翌日・鎮守府執務室―
提督「深海棲艦も我々のように食事は摂るのか?」
戦艦棲姫「エエ。今チョウドオ腹ガスイタトコロヨ」
提督「なるほど。そういえば俺も何も食べていなかったな。すぐに何か作ってこよう」
戦艦棲姫「捕虜相手ダカラッテ変ナモノ食ベサセタリシナイノ?」
提督「そんな野暮な事はしないさ。俺はこれでもそこそこ料理に自信があるのだ」
提督(明日こそは大本営に連絡して、任務を遂行しようと思いつつ)
結婚するまでのカウントダウン開始か
取り敢えず水着着てお尻ペンペンされたい
―ある日・鎮守府執務室―
提督「君たちにも娯楽はあるのか?」
戦艦棲姫「個人個人ニヨルケドソレナリニアルワネ。人間ガ落トシタモノデ遊ブ子ハ多イワ」
提督「ほう。ちなみに君の趣味は何なのだ?」
戦艦棲姫「私?ゲームデヨク遊ンデルワ。ポケモン大好キヨ」
提督「ポケモン!?思ってたよりもずっと俗っぽいのだな」
戦艦棲姫「ポケモンハ誰ダッテ好キダト思ウワ。最近ハ集積地棲姫ニ負ケナイヨウニ厳選に手ヲ出ソウト思ッテタトコロナノ」
提督「厳選とはこれまたガチ勢の仲間入りではないか。私もポケモンが好きでな。今度対戦でもどうかね」
戦艦棲姫「イイワヨ。私ガ勝ッタラココカラ出テイクケド」
提督「御冗談を」
戦艦棲姫「冗談ヨ」
提督(つい彼女との会話にのめりこんでしまい、先延ばしにしてしまう)
―またある日・鎮守府執務室―
提督「深海で暮らしていて息苦しい時はないのか?」
戦艦棲姫「ソリャ狭苦シクテ薄暗クテ息苦シイワネ。イロンナ機械ガアルカラ物理的ニハ息苦シクナイケド」
提督「まあ陸に上がりたくもなるよな。それにしてもすごいな深海の技術力」
戦艦棲姫「アナタタチ人間モ相当ナ物ヨ」
提督「ハハハ。まあいい、そんなことより本題だ。こないだ貸した漫画の続きが出たが、読むか?」
戦艦棲姫「読ミタイ!待ッテタノヨ!」
提督「早く読んでくれたまえ。私も語りたいのだ」
戦艦棲姫「ネタバレシチャダメヨ?」
提督(もちろん執務は普段通りこなしているが、彼女に割く時間はどんどん増すばかりだ)
提督(当然、艦娘たちからの信頼は順調に失われていった)
―とある冬の日・鎮守府執務室―
提督(そして、戦艦棲姫を拾ってから3ヶ月が経過したころ)
提督「最近寒くなってきたからな。今日の夕飯はシチューだ」
戦艦棲姫「モグモグ…美味シイワ!マタ料理ノ腕ヲ上ゲタノネ」
提督「これだけ毎日一緒に飯を食ってたら君の好みの味付けくらい覚えるさ」
提督(一緒に部屋で晩飯を作って遊びながら食べる。もはや我々は半同棲状態であった)
提督「今日は食後に映画でも見るとするか」
戦艦棲姫「何見ルノ?」
提督「エイリアン」
戦艦棲姫「怖イ奴ジャナカッタッケ」
提督「怖いよ」
戦艦棲姫「エエッ!?ホラーハ苦手ダワ…」
提督「ハハハ、そう怯えるなって。一緒に観れば怖いものも楽しめるさ」
戦艦棲姫「ウーン、ソウナンダケド…。私本当ニホラー苦手ナノヨ?」
提督「む、むう、そう言われてしまってはこちらも幾分心苦しいものがあるが…」
戦艦棲姫「ウフフ、デモアナタト一緒ニ観レバホントニ大丈夫カモネ。折角用意シテクレタンダシ、観マショウ?」
提督「わかった、君がそう言ってくれるなら観るとしよう」
―視聴後・鎮守府執務室―
戦艦棲姫「思ッタノヨリ怖カッタ…モウ無理…」ギュー
提督「す、すまなかった。結構ハラハラしながら楽しんでくれたと思ってたんだが」
戦艦棲姫「フン!アナタハ楽シカッタデショウネ!私ナンテ、怖クテ怖クテズット動ケナカッタワ…」ギュー
提督「いやその、本当にすまなかった…。おわびに何かデザートを用意するから少し腕から離れてくれないか?」
戦艦棲姫「デザート!…デモ、モウ少シダケコウシテチャダメカシラ?」ギュー
提督「え?あ、ああわかった。なら君が落ち着くまでもう少しこうしていようか」
戦艦棲姫「ゴメンナサイネ…」
提督「いやいや、気にしないでくれ。それに、俺もこうしてるの嫌じゃないしな」
戦艦棲姫「エ」
提督「あ」
提督「…」
戦艦棲姫「…」
提督(少し気まずくなってしまったな…。ずっと戦艦棲姫が腕にくっついてくるから、俺もドキドキしてしまって全然映画に集中できなかったことも茶化せずじまいになってしまった)
提督(正直、俺は既に彼女の事を一人の女性として意識し始めている。2人でご飯を食べたり、話して笑い合ったり、こうしてそばにいるだけで気分の高揚を抑えられなくなる)
提督(俺は人間で、彼女は深海棲艦だということもわかっているつもりだ。そのつもりだが、もはや俺は何が正しいのかわからなくなってしまった)
提督(このポケットの中に入っている指輪。本来艦娘に渡すべきものであるが、俺は未だに最高練度の誰にも渡せていない。もちろん、戦艦棲姫のことを考えているからだ)
提督(もし、本当に俺の覚悟が出来たら、その時は彼女にこれを…)
大淀「て、提督っ!!」バタンッ
提督「うお!?びっくりした。どうした大淀、そんなに焦って」
大淀「提督…大変です!大本営からこのようなものが…」
提督「伝文か、なになに…」
大本営『鎮守府にて提督が拿捕した深海棲艦と内通し、大本営ひいては人類に対する反逆を企てているとの容疑アリ。提督を直ちに連行し、軍法裁判に処するものとする』
提督「な、なんだこれは…!いったいなぜこのような事に…」
憲兵「貴様が今それを知る必要はない。直ちに我々にご同行願おう。」
提督「くっ!俺は反逆など企てた覚えはない!彼女は任務で拿捕しただけだ!」
憲兵「言い訳がましいことを聞きに来たわけではない。抵抗する場合は銃の使用も許可されているのだが?」ガチャッ
提督「おのれ…!」
続きは明日書いていきます。大まかな流れは決まっているので、更新が遅くなることは無いと思います。
わーい
続きはよ
乙
ぶっちゃけハニトラに引っかかってるって言われても仕方ない状態だよな
憲兵「そちらの深海棲艦もともに来ていただこう。艤装は展開できないと聞いているが、念のため拘束させていただく」カチャリ
戦艦棲姫「ソウ。コレガ年貢ノ納メ時ッテヤツナノカシラネ…。」
憲兵「貴様には尋問の後、サンプルとして生きたまま実験の材料となってもらう必要がある。生きたまま連れて帰れとの指令だからな」
戦艦棲姫「人間ッテ本当二趣味ガ悪イノネ、ヤッパリ虫唾ガ走ルワ」
憲兵「黙れ。汚らわしい化け物風情に口を聞くことを許可した覚えはないぞ。お前は実験体として人間の糧となるだけのサンプルなのだ、立場を弁えろ」
提督「流石に聞き捨てならんぞ!彼女はお前たちよりもずっと会話ができる血の通った存在だ!対話もせず彼女を侮辱するお前たちこそ本当の化け物ではないのか!」
戦艦棲姫「!」
憲兵「黙れ反逆者!発砲許可をもう忘れたのか!?」ガチャッ
提督「くっ!」
憲兵「まあいい、先の発言で貴様がこの化け物に入れ込んでいることは明らかになった。貴様の処刑も最早確定的だろうな」
提督(俺もここまでか…)
根回ししておかないからそんなことになる
提督が頭悪すぎるのだ
そもそも周囲の状況が根回しできないレベルなんじゃないの
大本営にバレたのは信用度下がった艦娘からの内部告発だろうし根回しなりはいくらでもできたんじゃね?根回しっつーか配慮のレベルだけど
もしくは命令受けた時点である程度の条件を引き出すとか
―数日後・航行中の船内―
提督(その後、俺は海路にて大本営へと連行されることになった)
提督(船内では何度もひどい拷問を受けたが、どうにかまだ生きている)
提督(俺の居る船内牢と戦艦棲姫の居る牢はそこそこ離れているようだが、拷問を受けた俺の叫び声はおそらく彼女にも聞こえていたことだろう)
提督(彼女の不安をみだりに煽りたくはなかったのだが…)
提督「ん?なにやら船内が騒がしいな。叫び声に混じって銃声や爆発音が聞こえる。いったい何が…?!」
提督「くっ…!真上の階で爆発か!しかし、おかげで天井から俺を吊るしていた鎖が切れた。脱出の好機やもしれん」
提督「戦艦棲姫…」
鎖で繋ぐとかさすがに草生える
―船内・収監区画―
戦艦棲姫「何ガアッタノカシラ…騒ガシイワネ」
提督「戦艦棲姫!無事か!?」
戦艦棲姫「提督!?ナンデココニ…ッテソノ怪我ハ大丈夫ナノ?!」
提督「気にするな、この程度大したことは無い。それよりも早く脱出するぞ、鍵をくすねてきたから拘束を外してやる」
戦艦棲姫「エ、エエ…」
提督「…その、君にははっきりと謝罪を言いたかったんだ。俺が君を拾ってしまったせいでこんなことに巻き込んでしまって、本当にすまない。」
戦艦棲姫「ソンナ!謝ラナイデ頂戴!ムシロ私ハアナタニ感謝シテルクライダワ」
提督「感謝?」
戦艦棲姫「アナタハ私ニイロイロナモノヲクレタシ、イロイロナモノヲ教エテクレタ。流レ着イタトキモ助ケテクレタシ、今モコウシテ助ケテクレタ。憲兵ニ言イ返シテクレタ時モ嬉シカッタワ」
提督「な、なんだこんな時に恥ずかしい」
戦艦棲姫「柄ニモナイ事言ッテル自覚ハアルケド、コレモアナタノセイナノヨ。本当ニアリガトウ、提督」
提督「うむ…。いや、こちらこそありがとう。君のおかげで俺も本当に楽しかった。君には感謝しかない」
戦艦棲姫「提督…」
提督(この船から二人が無事に脱出できるのか、正直怪しい。後悔だけはしたくないな)
提督(俺も、覚悟を決めるか)
提督「ご、ごほん!その、こんな時に話す内容じゃないのは重々承知だが、君に伝えたいことがあるんだ。良かったら聞いてくれないか?」
戦艦棲姫「ワカッタワ…」
提督「ありがとう。その、俺は今まで、深海棲艦は単なる倒すべき敵だと考えて生きてきた。艦娘には深海棲艦の殲滅を命じていたし、それが人類のためだと信じて戦ってきた」
戦艦棲姫「…」
提督「だが、君と過ごすうちに俺は変わった。深海棲艦と人間でも、ちゃんと話せば心を通じ合わせられることを知った。料理を美味しそうに食べてくれる君や、意外と俗っぽくて人間よりも人間らしい君、深海棲艦なのに怖がりでかわいらしい君を見て、君も人間の女性と同じなんだと知った」
戦艦棲姫「提督…」
提督「俺は、君と一緒に居られることが一番の幸せだ。深海棲艦と人間という不釣り合いな俺たちだが、叶う事なら、この先もずっと君と一緒に歩いていきたいと思っている」
戦艦棲姫「…」
提督「戦艦棲姫、俺は君を愛している。この気持ちには、種族も立場も関係ない」
戦艦棲姫「!!」
提督「この指輪はもともと艦娘に渡すべきものだったのだが、俺は君に渡したい。受け取ってもらえるかな…?」
戦艦棲姫「提督…!ハイ、喜ンデ!」
提督「そ、そうか!ありがとう!!どうしよう、幸せすぎて頭の中が真っ白だ」
戦艦棲姫「私モヨ…!モウ、嬉シスギテ泣イチャッタジャナイ」
提督「俺もちょっとウルッときちゃった。本当に幸せだな…」
戦艦棲姫「エエ…スゴク幸セ…」ギュ
戦艦棲姫「私もあなたのこと愛してる。あなたの優しい所も面白い所も全部好きよ」
提督「お、おう。やっぱり照れるな」
ケッコンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!
戦艦棲姫「ウフッ、お互い様でしょ?」
提督「ははは、違いない」
ドカーン!
提督「!!」
戦艦棲姫「!!」
提督「って今はゆっくりこうしている場合じゃないな!兎にも角にも、まずは早くこの船から脱出しなくては!」
戦艦棲姫「ソ、ソウネ!幸セニ浸ルノハマタ後ニ取ッテオキマショ?」
提督「ああ、もちろんだ!とりあえず混乱に乗じて甲板まで出れば何かしら脱出の糸口があるやもしれん、行ってみるぞ」
提督(こうして俺たちは戦闘を避けつつ甲板を目指した)
提督(察するに、船内には他国のスパイが数人紛れ込んでおり、貴重なサンプルとして彼女を奪おうとしていたらしい)
提督(憲兵共に目論見がばれて交戦に入ったようだ)
提督(どいつもこいつも彼女を物扱いしやがって…)
―船内・甲板―
提督「よし、到着したな。あの脱出艇を使って逃げるぞ」
戦艦棲姫「ドコへ?」
提督「どこかはわからん。だが、少しでも遠くに逃げるんだ」
憲兵「残念ながらその願いはかなうことは無い」
提督「!」
戦艦棲姫「!」
憲兵「フン、連中の鎮圧にてこずっているうちにやってくれたな。だが、ここまでだ」
提督「貴様ッ…!」
憲兵「さて、提督殿には少し早いがこの場で処刑をプレゼントしよう。深海棲艦の方は傷つ
けるつもりはなかったが、到着までうちの部下たちの慰み者になっていただくとしよう」
提督「この下衆が…!」
憲兵「フフフ、どうとでも言いたまえ」
まぁでも提督が裏切り者みたいに報告したのは提督の鎮守府の艦娘のだれかだよなぁ
これは死ぬ方がましと言わせるだけの拷問しなきゃなぁ爪の間に針や四股を数ミリづつノコギリで刻むとか
戦艦棲姫「絶対アナタタチニ屈シタリナンカシナイワ!」
憲兵「口ではどうとでも言えるからな、今からこの後が楽しみだよ。…さてさて、時に提督殿、いったいどうして君の愚行が大本営に筒抜けになっていたのか、最期に知りたくはないかね?」
提督「…冥土の土産ってやつか?聞かせてもらおう」
憲兵「いいだろう。まず単刀直入に聞くが、提督殿は自分の鎮守府の誰かがこのことを漏らしたと考えているかね?」
提督「…いや、それは無いと考えている。曲がりなりにも俺はこの鎮守府の提督としての責務は果たしてきた。近頃は戦艦棲姫にかかりっきりで、信頼が失われていたのは察していたが、それでも仕事は不足なくこなしてきた
憲兵「ふむ」
提督「彼女たちもプロだ。やるべきことをやっている上官を、諫言の一つもなしにいきなり売るとは思えない」
憲兵「なるほど、ひとまずご明察と言ったところだ。彼女たちは、今回の我々の強行逮捕にも最後まで反対していたよ。信頼など既に無かったことだろうに、見上げたものだと思うよ」
憲兵「さてさて、それでは艦娘ではないとすれば、いったい何が要因だったと考えられるかね?」
提督(艦娘以外で執務室に出入りしていた者は俺と戦艦棲姫のみ…。いったい誰が…)
憲兵「ははは、流石にわからないか。それじゃあ答え合わせと行こうか。この音声データを聞きたまえ」ピッ
提督『深海棲艦も我々のように食事は摂るのか?』
戦艦棲姫『エエ。今チョウドオ腹ガスイタトコロヨ』
提督『なるほど。そういえば俺も何も食べていなかったな。すぐに何か作ってこよう』
戦艦棲姫『捕虜相手ダカラッテ変ナモノ食ベサセタリシナイノ?』
提督『そんな野暮な事はしないさ。俺はこれでもそこそこ料理に自信があるのだ』
提督「これは…盗聴器か…!?いったいどこに!?俺の執務室にはそんなものはなかったはず…!」
憲兵「ふっふっふ、灯台下暗しと言ったところかな?その盗聴器が仕掛けられていたのは君のすぐそば、その左手の薬指についているそれだよ」
提督「なに!?まさかこの指輪に!?」
処刑されて当然の事をしてるよね
憲兵「そうだ。驚くのも無理はない。こんな物を、疑う者など居ないだろうからね」
憲兵「その指輪は、艦娘の練度を更なる高みに引き上げるものだ。つまり、艦娘用の指輪はちゃんとした艤装なのだよ。だがしかし、提督の身に着ける方にそんな効果はある意味がないだろう。だから、提督用の指輪には、艤装などではなく盗聴器が仕込まれているのだ」
提督「そんな…!何のために!?」
憲兵「端的に言うと、反逆の芽を速やかに摘み取るためだ」
提督「?」
憲兵「艦娘は兵器だ。だが、人間の女の姿をしている。心だって存在する。そんな者達が最高練度になるまで一人の男が接するわけだ、なんらかの反逆の芽が生まれても不思議はない」
憲兵「それは、ある時は戦争終結によって離れることを望まぬ二人のエゴイズムであったり、ある時は選ばれなかった艦娘の嫉妬であったり、ある時は艦娘の人権獲得などといった自称正義であったり。芽生えのきっかけは多様だよ」
憲兵「まあもっとも、君のような事例は初めてだったがね。大方、その化け物に渡そうと思って持ち歩いていたのだろう。君たち二人が自ら状況を報告してくれて、我々も大変助かったよ」
提督「…」
戦艦棲姫「…」
憲兵「反逆の芽は大きく育ち伸び広がる前に摘み取らねばならん。特に高練度の艦娘を率いる艦隊ともなればなおさらだ。そういう者達を止めるために、我々憲兵団は、貴様たちを常にマークしているのだ」
提督「くっ…そういう事だったのか…」
憲兵「提督の役目は、深海棲艦との戦争に勝利すること。我々の役目は、目に見えない形で生まれる戦争の障害を取り除くこと。いかに疎まれようと、我々は職務に忠実であらねばならん」
憲兵「貴様のように目的と己の役目を見失った者には死を与えることも厭わない」
提督「…」
憲兵「ふぅ、職務がてらなかなか生きた人間に話すことが出来ないから、楽しくてついつい長話になってしまったよ。さて提督殿、そろそろお別れだ」チャキッ
提督「…戦艦棲姫、俺が撃たれたらすぐに海まで走って逃げろ」ボソッ
戦艦棲姫「ソンナ!アナタモ一緒ニ…!」
提督「無理だ。俺を撃っている間は、奴らも流れ弾を恐れて君を拘束する事は出来ない。合理的に考えて判断してくれ」
戦艦棲姫「イヤヨ!私ハアナタト一緒ニ居タイワ!」
提督「頼む、言うことを聞いてくれ。俺は死んでも君を失いたくはない!」
戦艦棲姫「!」
憲兵「コソコソと何を話しているのか知らんが、もうこちらも準備は出来た。それではお別れだ」
提督「行けッ!!」ドンッ
戦艦棲姫「キャッ!」
憲兵「撃て!」
提督(そこから先はまるでスローモーションのようだった)
提督(全身に突き刺さる熱い弾丸の雨を感じたが、不思議と痛みは感じなかった)
提督(視界には、涙を流しながら海へと落ちていく戦艦棲姫の姿が見えた)
提督(良かった、間一髪間に合ったらしい)
提督(このまま落ちのびて、生きて欲しい)
提督(撃たれた俺の身体は吹き飛び、彼女の後を追うように海面へと叩き付けられた)
提督(愛する彼女が救われるなら悪くないか、そう思いながら俺は目を閉じた)
深海提督に進化するのかこれはb連打出来ないな…
初めてだから仕方ないけど所々でどうにもツッコミたくなる
>>48
俺のケツ穴で勘弁してくれんかな
―ある時・ある場所―
??『提督!』
提督(…)
提督(誰かが俺を呼ぶ声がする)
提督(寒い、ここはどこだ…?)
??『提督!』
提督(これは誰の声だ?とても愛おしい声だが)
??『提督!』
提督(…ああそうか、この声は)
戦艦棲姫「提督!」
提督「…おはよう。起きてるよ」
戦艦棲姫「!!!」ガバッ
提督「お、おいおい、落ち着け落ち着けどうした」
戦艦棲姫「良かった…!ずっとうなされてて…」ギュー
提督「心配いらないさ。ありがとう」ナデナデ
提督(ふと周りを見渡すと、薄暗く殺風景で白黒の部屋…全く見覚えがない場所だ)
提督「戦艦棲姫よ、それにしてもここはいったい…?」
戦艦棲姫「あら、言い忘れててごめんなさい。ここはあなたの鎮守府よ」
提督「鎮守府?俺の私室はこんな部屋じゃなかったぞ…。というか、そもそも俺は撃たれたはずだし、君は海に逃げ込んだはずじゃ…!」
戦艦棲姫「いろいろ説明することは多いけど、まずはその前に付いてきてほしいの」
提督「ふむ…」
提督(戦艦棲姫に案内されて部屋から廊下を通り、別の場所へと連れて行かれる)
提督(やはり見覚えがない、殺風景で仄暗い場所ばかりだ。しかし、確かに鎮守府の雰囲気も感じられた)
戦艦棲姫「さあ、この部屋に入って頂戴。うふふ…」
提督「この扉は…鎮守府の朝礼に使ってた部屋に似てるな…どれ、入ってみるか」
提督(扉を開けた俺は絶句した)
提督(そこに並んでいたのは、艦娘と同じくらい毎日のように見ていた存在だった)
提督(潜水カ級、重巡リ級、戦艦ル級、空母棲姫、飛行場姫)
提督(ああ、深海棲艦だ)
戦艦棲姫「全員敬礼。提督が鎮守府に着任しました、これより艦隊の指揮に入ります」
提督(不思議なものだが、混乱もなく全てを理解できた)
提督(なるほど、彼女にとっては里帰り、俺にとっては再就職だったわけだ)
提督(隣でほほ笑む彼女の笑顔と、その左手の薬指に光る物ををちらりと眺めた後、俺は敬礼する深海棲艦たちに向き直りこう言った)
提督「これより、俺が艦隊の指揮を執る。今後ともよろしく、我が艦たちよ」
提督(妻と二人で幸せに浸るのも当分はお預けか。これから忙しくなりそうだな…)
提督「あ、盗聴器ついてる指輪つけっぱなしじゃんいっけねwwwww」
戦艦棲姫「おい」
【完】
やっぱりハニトラに引っかかったただの裏切り者じゃねーか!
おい面倒くさくなって放り投げただろ
最後だけクッソ雑じゃないですかね...
おっつ
全体的に結構雑じゃね?
頑張って陰惨にしようとしてるのにギャグに見える作風
最後が雑www
てっきり攻略法でこれまでのストーリーで攻略するっていうのかとww
乙
くぅ~疲
読んでくださってありがとうございます。HTML依頼出してきます。
最後をもっと詳しく書いておけばもっと評価あがったろうに……
まぁこの提督なら後一月もしたら陸に戻ってくるだろ
ポケモンの新作を買いに
amazonがあるから買に行かなくても大丈夫だよ
このSSまとめへのコメント
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