モバP「アイドル達に武術を教えた結果」 (116)
一部、アニデレの設定を使用します。
一部、キャラ崩壊がありえます、苦手な方はご容赦ください。
暴力描写もあります、お気をつけください。
ゆっくり書いていきます生暖かい目で見守ってください
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474381233
近年、アイドル達の傷害事件が多発しており。
アイドル達の身を護るためにプロデューサーが護身術を希望者のみ教えたのである。
その結果、どうなったかをご覧いただきたい。
ニュージェネレーションの場合
『そこは闇が蔓延りやすい場所。
決して一人で立ち寄ってはならぬ、決して一人で入ってはならぬ。
そこに入れば闇の深淵から闇からの使徒が現れるのだ』
――魔導書〈グリモワール〉第1巻、第3章、第3節より抜粋。
「か、加蓮には手を出すな」
裏路地に2人、女子高生2人が震えて怯えていた。
「きひひ……、いいねぇ……、そーいう友情」
悪漢は3人、である2人は抵抗しても無駄たと気づいていた。
男性と女性の力の差は歴然、尚且つ人数も多い。
そんな中で彼女たちは何ができるというのだろう、それはどう痛みを軽減するかに尽きる。
彼女は痛みをすべて自分で引き受ける事を決断した。
親友、加蓮を助けるために。
「やめて、奈緒!私がっ……」
「いいんだ!!私のほうがお姉さんなんだ、加蓮は無理しなくていいんだ……」
言葉を遮り、奈緒は精一杯の笑顔で加蓮を励ました。
それが虚勢だということは加蓮も気づいていた。
「さぁ、煮るなり焼くなり好きにしろよっ……!!」
頬を羞恥で赤く染め、手は震え、唇を噛み締める。
心だけの抵抗、加蓮はその奈緒を見て無力感に苛まれた。
「ぐひひ、それじゃあ、奈緒ちゃんイってみようかぁ……」
「くっ…」
悪漢共は下衆な笑いと下衆な要求を奈緒に突きつけた。
「さぁ、脱いでみようかぁ……」
「……わかった」
震える手で、制服のリボンに手をかける。
その時だった。
「なにやってんの?」
名のごとく凛とした声が路地に響いた。
「り、凛……」
加蓮が微かな声でその名を読ぶ。
「ッ、だめだ!来んなぁ!!」
我に帰った奈緒が大声で叫んだ。
「うるせぇんだよ!」
男の1人が奈緒に手を振り上げる。
だが、男は確かに聞いた。
「はぁ…」
凛の小さなため息を、そして男の視界は黒く染まるのだった。
加蓮は確かに見た。
凛が2人の悪漢に気づかないようにスルスルとすり抜け、手を振り上げた瞬間の男に近づくのを。
正に不意の出来事、男は凛に気づかずそのまま延髄蹴りをくらい意識を刈り取られたのである。
この間、わずか3秒だった。
「は、はぁ?!」
「なにがどうなったんだよ?!」
男たちは喚き、混乱していた。
「く、くそったれぇ!!」
混乱したまま、男の1人は凛の肩を掴もうと手を伸ばして突っ込んだ。
「……ふぅーん」
面白くなさそうな興味のないような声を出す凛。
ずどっと男の水月(別名みぞおち)に足刀を入れた。
「……ぁぁ」
水月を蹴られ男は声にならない悲鳴を上げる。
まともに蹴られた男はくの字の状態となり、顎が凛のお腹ぐらいまで落ちる。
「女の子に手を上げるなんてサイテーだよ」
凛は一歩下がり、足に力を込める。
また一歩入るとき、凛は大地を蹴り跳んだ。
相手のこめかみに膝を打ち込んだのである。
「しゃ、シャイニングウィザード?」
奈緒は意識を取り戻しつつ男は地に伏せた。
「まぁ、悪くないかな」
凛は満足気だった。
「く、くそが!!」
男は走り、その場から逃げた。
「あっ」
3人娘の誰かが呆気に取られた声を出した
「(冗談じゃねぇ、冗談じゃねぇ!あんなのってねぇよ!!!)」
路地裏を出ようとした瞬間、人影が目に入った。
「どけえぇぇぇぇぇ!!!!」
男は必死で手を振り回しそれを退けようとした。
だが、腕は空を切り人影が視界から消えたのである。
「ぶッッッ……!!!!」
顎への下から上に来た強烈な衝撃、その衝撃で男は思わず仰け反ってしまう。
次に男が見たのは靴の踵だった。
そして男の意識は彼方に蹴り飛ばされた。
後に見ていた中野有香はこう語る
「私が介入しようかど思ってましたけどあの黒いロングの人が先に……あぁ凛さんと言うんですね、すいませんアイドルには詳しくなくて……へっ?そうですね、呆気に取らてる間に後の子が路地裏に近づいてて観察してたみたいでして私も見に行こうとしたんですけど」
紅茶をずずっと飲みふぅと一息ついた。
「後の方はえぇと、みおさんでしたっけ?はい、急に男が路地裏から現れてですね、派手な技で男を秒殺でしたよー、あの手の技をよく実践に持ち込めたと思いました。どう派手って?いやぁ、しゃがんで躱して顎に掌底入れて、そこから胴廻し回転蹴りですからねー」
彼女は笑ってはいたが複雑な表情だった。
「あれほどの派手な技をスムーズに繋げているのはよく鍛錬されている証拠です、驚きました、……アイドルなんですよね?最近は物騒だから護身として技を教えた?は、はぁ……」
苦笑し紅茶を手に取ろうとしてハッとする。
「それ以上にすごかったのはその後なんですけどね、それもあんな可愛い子がですよ、空手を嗜んでる身としても女の子としても自信なくしますよ……」
トホホと目を細める中野有香だった
明日、朝早いのでここで中断します。おやすみなさい
色々イタいだけでつまらん
護身を大きく超える何かになっていくこと必至
凛はサバットが似合いそうだよね
と、鉄拳7のカタリーナを使う俺
しぶりんは足技が映えるなぁ
六本木サディスティック……いやなんでもない
足技の渋谷
縛法の佐久間
ドスコイ三村
どっこいどっこい
ガチガチのストロングスタイルのしぶりんか
握撃かます薫が
光はやっぱ赤心少林拳だろうか、激獣拳だろうか
>>18
うっかりちんちんを握らせようとしたPが……
しまむーのスタイルが気になる
投げ技とか似合いそうだけど
しまむーはアイキドウ
いや、柔道だろう
感謝の正拳突き的な一撃特化が似合いそう
カマキリの気持ちになるですよ
仁奈は蟷螂拳の使い手だったのか
ちゃんみおの技(コンボ?)の参考動画とかある?
ちょっとどんな感じかイメージわかない
ゆっくり再開します、今回でニュージェネ編終わらせますよー
頑張りますよー
未央は男の振り回した腕を左足を後ろに下げながら屈伸して躱し、身体を上げながら右手で掌底を打ち込んだ。
その時、重心が左足に乗っており重心を右足に移動させる。
自由になった左足で一歩踏み込んだ。
前宙の要領で右足の踵を掌底でまっすぐ伸びた男の顔に入れた。
男を4秒で仕留めることに成功したのである。
「だいじょーぶ?かみやん、かれりん」
手のホコリを払うかのように手を叩く未央。
彼女の本来のスタイルは一撃必殺を狙うタイプではなく、拳を主とした連撃翌乱打を得意とする。
ではなぜ、今回一撃必殺にこだわったのかというとただ練習していたからである。
「お、おう」
なんとか奈緒はぎこちなくではあるが応答できるまでに回復していた。
遅れて卯月がみんなの元にやってきた。
「ごめんなさーい、凛ちゃん、未央ちゃん!遅れました」
「別にいいよ、ちょっとトラブルあったし」
それを聞いた卯月は路地裏を覗き込み察した。
「それじゃ、警察に連絡してレッスンに行きましょう!加蓮ちゃんと奈緒ちゃんは怪我ありませんでしたか?」
「いや、凛たちのおかげで怪我とかなんもなかったよ、ありがとう、凛、未央」
「礼なんていいよー、かみやんたちが無事だったしね!」
「私は奈緒にもお礼を言うよ、ありがとね、私を庇ってくれて」
なんだよーと奈緒が照れながら加蓮の肩をつついていたその裏で、最初に気絶した男が立ち上がろうとしていたことに5人は気付かなかった……。
目が覚めた男は後頭部付近の痛みを感じていた。
周りを見ると仲間の2人が倒れていることに気づく。
「(やられたのか?俺たちがあの娘たちに?)」
男尊女卑、男が強いと思っていた自分が女にやられていたことが許せなかった。
沸々と湧き上がる怒り、怒りが恐怖心を打ち消しやられた事実を誤魔化した。
「(人質を取って、金を事務所に請求すれば万々歳なんじゃ……?!)」
下衆の思想、その浅い考えは男を立ち上がらせる。
「(くそったれがぁぁぁぁぁぁ!!!!!)」
立ち上がり男は5人に向かって駆け出した!
それでも押忍にゃんが最強だってなるの信じてる
最初に気づいたのは5人の中で後ろを歩いていた凛だった。
隣を歩いていた加蓮の肩を掴み右に飛ぼうと回避の体制をとる。
次に気づいたのは未央。
凛の行動を察し、近くにいた奈緒を引き寄せ凛とは逆に左に飛ぼうと回避の体制をとる。
「このやろおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
男が一心不乱に駆け出したところを見て凛と未央はそれを各々の思っていた方向に回避した。
「うづっ……!」
奈緒は懸命に卯月の名を呼ぼうとしたが声が最後まで出ず、男は卯月を抱え込もうと羽交い締めの要領で掴みにかかる。
瞬間、男の視界から卯月の頭が消えた。
卯月はしゃがみ、左手で男の右手を、右手は男の襟を持つ。
羽交い締めの要領なので男は懐に入るのを許してしまった。
しゃがんでいた卯月の腰は男のへそを持ち上げるかのように立ち、そのまま男を投げた。
綺麗な一本背負いである。
「完璧な背負投でした、それはもう教本みたいです。男はそれで戦意を喪失したみたいで」
ケーキをウマーと口に頬張る有香。
「私ですか?呆気に取られて行動するのが遅れまして、終わったあと男たちが身動きされては大変なので縛りましたよ、……アイドルって強いんですね」
ケーキに乗っていたいちごをツンツンとつつく。
「そりゃまぁ、悔しいですよ。女の子としても可愛いし、武道家としても強いし……へっ、わ、私も可愛いですか?!あ、ありがとうございます」
頬を赤く染め有香は視線を逸らした。
「アイドルに興味ですか?それは……」
彼女は視線を床に伏せる。
しばしの沈黙のあと、彼女は口を開いた。
「……私も、可愛く強くなれますか?」
後に彼女はアイドルになった、強さも可愛さも優しさも兼ね備えたアイドルに。
同年代ではトップクラスの武力を持ち、あの木場真奈美や片桐早苗も唸らせる実力を得ることになる。
そして、高校空手界は彼女が出場する大会で常に1位に君臨し旋風を巻き起こすことになることを彼女はまだ知らない。
ニュージェネレーションの場合、完
ニュージェネレーションの場合は以上で終わりです
凛は蹴り系を未央は拳系を卯月は投げ系を各々得意としております。
質問があればそれなりに答えます
未央のコンボはコナンの蘭姉ちゃんのイメージでいいの?
>>35
おつおつ
幸せ投げ使う子は出る?
社畜は土曜も仕事なので寝ます……
正直、卯月の意見が皆様とほぼ同じなのに笑いました
執筆速度は遅いですが、ゆっくりお待ちください
おやすみなさい、よい夢を
>>38
無刀に至った手刀しかありえない
>>38
智絵里なら高速貫手も使えそう
たくみんてことは、幸せ投げ(上)かな
個人的には幸せ投げ(下)が見たいな、なんて
何にせよ期待してます
雫ちゃんの絞め技をくらいたい
きらりがドロップキックしたら映えるんだろうなぁ
大人組がみんな酔拳の達人になるじゃないですか
わずか17才で酔拳を極めたウサミン
>>39
まあ、他の二人が当身ばっかり使ってたからバランスを意識するとそういう推論になる
乙
杏「強張りを徹頭徹尾抜き去る。すなわち『消力』だよ」ぐてー
杏「めんどくさいから無拍子使っちゃお。えいっ」シュバッ
ゆっくりと再開しますよー
キャンディアイランドの場合
『天使が危機に晒された時、菓子の使者が力を振るう。
それでも力が及ばぬ時、妖精が手を貸すであろう。
天使を怒らせぬ方がよい、怒れる天使が強く恐ろしいのだから』
――魔導書〈グリモワール〉第3巻、第1章、第4節より抜粋。
「へへ、智絵里ちゃんとかな子ちゃんだぁ……」
「2人で人気のいない場所を歩くのは感心しないなぁ、しないよぉ」
下卑た笑いで5人の男は2人を品定めるかのように見る。
「か、かな子ちゃん……」
「だ、大丈夫だよ、わ、私が付いてるから」
不安げな表情で智絵里がかな子を見つめるがかな子は自身の恐怖を押し殺し、不安にさせぬよう努めた。
「(私がなんとかしなきゃ、私がなんとかしなきゃ……)」
心の中でなんども繰り返すがかな子の恐怖心はどうにもならなかった。
だが、1人の男が禁句を述べてしまった。
「へへ、三村ァ!今何キロォ?!」
ドゴォォォォォと力士の立合いのような音を発し、その発言をした男は吹き飛んだ。
「は、はぁ?!」
ふぅぅと呼吸を整えるかな子、怒りが恐怖心を打ち消したのである。
男は吹っ飛び、僅かに痙攣していた。
「ぶ、ぶちかまし?」
男の言うとおり、かな子が行ったのはぶちかましである。
それでも男たちが反応できなかったのは不意だったこととほぼノーモーションだったからだ。
その上、男を吹っ飛ばせたのは下から上に救うようなぶちかましと突っ張りがあったからである。
「乙女の、乙女の怒りにあなたたちは触れました、無事に帰れると思わないでください!!」
キッと男たちを睨みつけるかな子、それを見た智絵里は困ったように頭を抱えた。
「なめんなよ……おらぁ!!」
突っ込む男にかな子も突っ込んだ、かな子の方が間合いを潰すのが速く男の腰、ベルト部分に両手をかけた。
一瞬、男は壁にぶつかったかのように男の足が止まる。
だが、かな子の腕力はきらりに匹敵するといえど総合的な力は男に負けてしまう。
故に男は苦労はするものの押し勝てていた、それをかな子は狙っていた。
「へへ、力じゃ男には……」
かな子はタイミングを見計らい、男の両足を一掃するかの如く右足で払う。
とっさのことに男は体勢を崩し、宙に浮いたとき左手を突き放した。
「ぐっ……」
重心の預ける場所をなくした男はそのまま地面に叩きつけられる。
間髪入れずにかな子は男の顔面に右手で体重を乗せたまま突っ張りを放ち、男の意識をなくすことに成功した。
「……次はどなたです?」
怒りでかな子は気づいてはいないが体力をかなり消費していた。
残り3人、体力は持つのだろうかと智絵里は一抹の不安を抱える。
5人のうち、3人を倒したところでかな子は肩で息し始める。
それは女性パワーファイター故の欠点でもある、男性と力比べをするということは必要以上に力を使うからである。
ぶちかましを起点に技を変えるのが本来のかな子のスタイルでもあるのだが、怒りでアドレナリンが過剰分泌をしてしまい興奮で冷静さを欠いたのだ。
冷静さを取り戻した時には遅く、連戦の疲労が足に来る頃だった。
「(……どうしよう、あ、足が)」
いつもより、重く感じ始める。
しかし、かな子はここで引けなかった。
ここで引けば後の結果が見えているからだ。
「(引けない、なんとか智絵里ちゃんだけでも……)」
そう思った矢先、声が聞こえた。
「はー、待ち合わせ時間になっても来ないから様子を見に来たけど、……めんどくさいから帰っていい?」
メガネをかけたボサボサ髪の同人作家はこう語る。
「はい、なにかトラブルが起きてるなーと思って様子を見に来たんスけどね、その時にはかな子ちゃんが男をなぎ倒した光景っスねー」
瞼を擦るその目には隈があった。
「あ、すいません、昨日徹夜したんスよ……続きっスか?杏ちゃんがどこからともなく現れてっスね……警察に通報しようとした私の手を抑えたんスよ」
大きなあくびをして一息つく、作家。
「まぁ、何も言わずにそのまま渦中に飛び込んで行ったんスけど友達を迎えに行くようなそんな軽いノリな感じでスねー」
伸びをして身体をボキボキとならす。
「そっからなんスけど終わってから思ったのが刃牙かよ!と突っ込みたくなりました」
用事が出来たので一度席を外します。
執筆速度が遅いので悩んでます……。
完走することを第一にしろ
速度なぞ二の次だ
最近知った言葉
「拙速は巧遅に勝る」
完成度など二の次だ。とにかく考えるより先に書け!
それでもまこちんには勝てない、と思いたい
まああれは765だけども
でも仰向けに倒れて痛みで逆に意識がハッキリしたまま起き上がれないところに
かな子のヒップドロップで顔面に追い打ち食らって意識をなくしたいよね
>>62
わかるわ
力士のぶちかましって半ば交通事故だからなぁ…
かな子よ、体重聞かれて怒るぐらいなら痩せようぜ
「あ、杏ちゃん?!」
「なにさー、2人して、杏がここに来たらダメなわけ?」
欠伸を噛み殺して杏は答える。
かな子と智絵里は驚き、目を見張る。
「まぁ、状況は大体わかったよ、任せて」
「ふぇ、でも、あ、杏ちゃん!」
「報酬はプロデューサーとトレーナーさんに上手くいって杏を休ませてねー」
智絵里の制止を無視し杏は歩を進めた。
スタスタと相手に歩み寄る。
「おいおい、杏ちゃんむやみに近づくと悪いおじさんに捕まるぞぉ!」
ガバッと両手を広げ、杏を捕まえにかかる。
それでも杏は歩を止めなかった。
男は杏を捕まえたと思った、だが杏を捕らえることは出来なかった。
後ろにいた男は驚愕していた、杏が相手を透き通ったかのように感じたのだから。
須賀京太郎様に処女膜を捧げろ
杏は自身のことをよく把握していた、護身術を学んだ際に受けの技術をやろうとすれば杏の体格では体力の浪費でしかないと理解したのである。
ならば当たらなければよいのではないか?とたどり着いたのである。
それから杏は回避行動と攻撃を習得するよう努めた。
なるべく、自分の体力を削らない方向で
「は?は?!」
男が驚くのも無理はない、触れたと思ったら触れていなかったのだから。
「どうなっていやがる……」
単純であった、ただすり抜けるよう回避しただげなのだ。
無駄を削ぎ落とし、触れないギリギリのところを歩く速度を落とさず避けたのだ。
これを捕らえることができるのは同年代ではきらりか有香、安倍菜々ぐらいだろう。
「このっ……!」
杏はターゲットを後ろの男に絞っていた。
攻撃を試みようとした瞬間、杏の拳は男に触れた。
ズドンッと男の身体がくの字に曲がり吹き飛ぶ。
発勁である。
「いやー驚きでス、まさか発勁?が日本でしかも本物を見ることが出来るなんて」
家に帰って速攻スケッチしましたと続け、漫画談義に華を咲かせる。
「それにしてもあれっス、あの日は相当に運がよかったんだなって……え?いやぁ本物のアイドルに会えた上に実はめちゃくちゃ強かったなんて」
ふいーと落ち着いた後、本題に戻す。
「一番意外なのは智絵里ちゃんっスよ、まさかあんなに風になるなんて、他言無用?わかってまスよ。私もそういうの気にしまスしね」
今日はとりあえずここまでです、明日は智絵里を書きますよ。
頑張りますよ。
智絵里の部分を書いたらキャンディアイランドの場合は終了です。
パフェを食うか食わないかで悩んでます
強くなりたければ喰らえッ!!
てか毎回チンピラに絡まれて目撃役が解説するテンプレは変わらないのかよww
>>73
目撃役がスカウトされるまでだぞ
こっそり有香ときらりレベルに混ざるウサミン…
アイドル安部菜々と安倍菜々は別人
アイドルってなんなのよ...
同年代?
智絵里は『天山』か、それとも『ケンシロウ』か・・・(^_^;)
戦わなければ生き残れない(LIVEバトル)
(うまく脚技を誘ったりとか、倒れて気絶したふりをして下からとか見放題なんじゃないだろうか)
かな子にはカラリパヤットを使ってもらいたい
戻りました。
>>76
安部菜々に脳内変換よろしくお願いします……。
LINEなどでも誤字が多くて悩んでますがゆっくりとそこそこ頑張りながら再開します
ふいーと疲れていないのに疲れたように見せる杏は今日一番のめんどくさい顔になった。
「これで、手が出せないだろぉ!」
とっさの判断で残っていた最後の男が近くにいたかな子を捕まえ、人質として利用しようとしていた。
別に杏はかな子を無傷でかな子ごしでも発勁の威力と衝撃を男に伝達させる術がある。
しかし、人質を取る方法は悪手以外の何者でもないことを男は知らない。
「……あー、離したほうがいいと杏は思うよ」
「……私も、そう思います」
杏とかな子は同じ感情を抱いていたが男は彼女たちの意図を察することが出来なかった。
「はっ、助かりたいからってそんな言葉が通じると思うな……よ」
ゆらり、男の後ろで力なく立つ智絵里の姿が振り向いた先にあった。
その様子は恐怖や不安といったものではなく、男が感じたものは別だった。
「……手を、……離して、もらえませんか……?」
強烈な殺気、男は始めて感じる得体の知れない恐怖だった。
フワッと浮かぶように近づいた智絵里に男は対処できずに呆気に取られていた、
振りかざした智絵里の左手に男は1つのイメージを見る。
「お仕置き……です!!」
聖剣を振りかざした天使のイメージを。
そして、自身が真っ二つに両断される様を。
『聖剣チエリカリバー』
愛を援け、悪を斬る様をみた事務所の誰かがそう名づけたのである。
聖剣のひと振り、男は自身が両断されたような痛みを感じ昏倒する、死ぬほど痛いが死ぬわけではない。
ひと振りはかな子ごと切り裂いたはずなのだが発勁の要領で衝撃と威力を移動させることが智絵里にも出来るのである。
智絵里は天使、故に非殺傷なのである。
「あーあ、だから言ったのに……」
南無と手を合わせる杏と困ったように笑うかな子。
「……ふぅ、疲れちゃいましたね、行きましょうか?」
スっと元に戻った智絵里は2人を満面の笑顔で行くことを促す。
それに抗うこともなく、杏とかな子は智絵里の後ろをついて行き、3人で仲良くレッスンを受けるのだった。
『ほーしゅうはーーーーーー!!!!!』
杏の叫びが青木麗の指導によって無効化されたのは別の話である。
「智絵里ちゃん、怒るとあんな事が出来るんでスね、……チエリカリバー?なんでスかそれ。エクスカリバーみたい名前をつけて、山羊座の男に教えてもらったのを智絵里ちゃんに教えたらすんなり覚えた?」
彼女はどこかで聞いた話だなぁと思考を巡らせる。
「ちなみにあれはお仕置き用で仲直り用もあるんでスか?その時は光を放つ?そんなアホな……」
イギリスで女性の騎士からヒントを得て聖、イヴ、ブリッツェン、茄子、芳乃、クラリス、こずえの協力を得て完成したのだが彼女は信じなかった。
実際に使用された回数も2回ほどしかないので信憑性に欠けるのも仕方がないと言える。
「まぁ、面白い事務所でスねーネタに事欠かなさそうっス。え?アイドルに興味?いや、そういう華やかな世界なんてアタシなんて……」
俯きのの字を机に書く。
「いいんでスよー…。キラキラしたとことか苦手なんス…マジでスよぉー。……か、可愛いっスか?あはは…」
何かを考え彼女はまっすぐな瞳を向ける。
「……こんな日陰者のアタシでもキラキラなアイドルになれるんスか?なれるなら頑張ってみるっス」
後に彼女、荒木比奈はブルーナポレオンというユニットに所属し佐々木千枝、川島瑞樹、松本沙理奈、上条春菜とともに老若男女問わずの人気ユニットになろうとは誰も知らない。
キャンディアイランドの場合、完
かな子は相撲、杏は省エネを求めた結果が無駄のない回避と発勁を、智絵里はちえりんチョップを昇華させ怒りで偶然完成したチエリカリバーを体得しています。
この智絵里は手刀系の技しか覚えないので最終的に針金切り、高速貫手から無刀に至る手刀を平常時の最高の技にします。
かな子は堅実に鍛錬を重ねて、杏は大半の技は見よう見まねで覚えているという設定にしております。
本日はこれにて終了です。
次回はきらりかラブライカから書こうか悩んでます、お疲れ様でした。
乙
さすがにチビッコ二人はやらないか
ボディガードきらり期待
むしろきらりが守護られる展開もありなんだぜ?
美波ちゃんのヒップアタック炸裂あるかも?きらりちゃんはメンタルが弱いだけで地力は強いと思ったけどね。
乙
比奈先生は同姓の漫画家の作品から技引用してくれ
護身術と聞くと大江山流護身術道場が思い浮かぶ
基本理念が
危険な目にあわないようにしよう
それでも何かあったら逃げるか助けを呼ぼう
それもできない時は速やかに相手をぶっ殺せ
という護身術部分だけは真面目に書いてある、ややエロのギャグ系漫画だ
少々、遅れました再開しますよ
仕事の休みが少ないのが悩みです
諸星きらりの場合
『何処かに楽園があるという、そこには無邪気な童子たちが声を上げて楽しんでいる。
それらを守護するは心優しき巨神兵がいるという。
童子には手を出してはならない、巨神兵の閃光の如く放たられる鉄槌を喰らいたくなければ』
――魔導書〈グリモワール〉第2巻、第4章、第2節より抜粋。
莉嘉とみりあは立ち尽くしていた。
レッスンに遅れそうなため近道を使うためいつもとは違う道を選んだのである。
プロデューサーからは初歩の護身である危険なところに行かないことを言われていた。
しかし、彼女たちは幼く目先の利益に目が眩むのも無理はなかった。
その先に何も知らない無垢な子供たちを獲物にする下賎な輩がいたことに気づかないのも……。
「へへ……、みりあちゃんと莉嘉ちゃんだぁ」
舐めるようなその視線は莉嘉とみりあを身構えらせるのに十分だった。
「……みりあちゃん、アタシが時間を稼ぐから走ってね」
微かに震える手を力いっぱい拳を握って隠す。
自分よりも下の子を姉のように守らなければと彼女なりの決意だった。
「……でもでも!!」
みりあは自身のために莉嘉が傷つくことを恐れた。
莉嘉が身体能力が高いといえど武術を学ばなかったために普通の中学生には大人5人の相手は絶望的であったからだ。
「だいじょーぶっ、ここはおねーちゃんに任せなさいっ☆」
精一杯の強がり、みりあを安心させるためにいつも通りに振る舞うことだった。
一番近くにいた男に莉嘉は賭けをすることに決めたのだった。
「自分から来るんだねぇ」
莉嘉の賭け、それは経絡秘孔の一つ三陰交(うちくるぶしから上10センチの間にある急所)を蹴る。
三陰交の痛みは身体に一瞬ではあるが耐えられない激痛を伴わせることで隙を作ること。
「それっ!!」
莉嘉は蹴りを相手の両足の三陰交に鐘を鳴らすかのように当てる。
「~~~~~~~ッッッ!!!!」
飛び跳ねるかの様な痛みが男を駆け巡る。
その隙を莉嘉は逃さなかった。
「そりゃっ!」
金的を足の甲で蹴り上げる、プロデューサー曰く、金的の裏を足の甲で叩くような感じが一番痛いとのこと。
「ッッッ!!!」
ふしゅるふしゅると肺から空気が漏れたかのような悲鳴を上げて男は沈んだ。
金的蹴りって一度相手の股の下に足を通して、足の甲で引っ掛けるようにして引き抜くんだよね
莉嘉の賭けは成功する。
それをわかった瞬間、莉嘉たちは男たちから背を向けて走った。
だが、男たちは速く近くにいた莉嘉を捕らえることが出来た。
「莉嘉ちゃん!」
「いいから、走って!」
「いいのかなぁ、莉嘉ちゃんを助けたくはないのかなぁ」
みりあはその言葉で立ち尽くす、莉嘉を救いたかったからだ。
「……本当に莉嘉ちゃんを助けてくれるの?」
男たちはその言葉を聞いて醜悪な笑みを浮かべる。
「ダメだよ、みりあちゃん逃げてぇ!」
莉嘉は叫ぶがみりあは動かなかった、友を助けるために。
「さ~て、いいことしようかぁ」…ニョワ…ニョワ
男が滲みよるが数秒後に意識を無くすことを今は誰も知らない。
ヒーローに憧れる少女はこう語った。
「アタシも加勢しようかと思ったんだけど、大きい女の人が現れて男たちの前に立ったんだ!もうすごかったぞ!すごい速いパンチで大の男をふっとばすだもんな!」
大きな瞳を輝かせ少女はシュッと拳を振るう。
「大きかったけど可愛らしくて強いんだなんてすごいよなぁ……でも、この後から本番なんだよ!」
本日はここまでです
さぁ明日もお仕事ですよ
わー、ひさしぶりの続きだ
なんかこのパターンに安心を覚えてしまう
いつかフィストオブザアイドルを決める大会が始まるんだろうか
まさかのストライカーきらり
きらり「はうぅ~!お持ち帰り~!」
お待たせしました、再開しますよ
男は吹っ飛んだ。
文字通り飛ばされたのである。
「んな……」
無事だった3人の男たちは皆一様に開いた口が塞がらないといった具合だった。
「……おいたをするのはぁ、どこの誰だにぃ?」
満面の笑みからは優しさが微塵も感じられなかった。
シンデレラプロジェクト最強でみんなの優しいアイドル、諸星きらりである。
「のやろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
男は突っ込んだが虚しく弾き飛ばされた。
最短距離からの最高速度かつ最大威力で放たられる拳は常人で耐えるのはほぼ不可能である。
プロデューサーはアイドルか武道家の道を選ぶのにかなり悩んだという。
なぜなら、彼女は武闘家として最高の素質を持っていたからだ。
「は、速い……」
彼女に護身術として技を教えることはほぼなかった。
最初から身体能力の水準が護身術を身にまとった他のシンデレラプロジェクトのアイドル達と大差なかったからである。
教えたのは腰の使い方と闘争心の持ち方、後はプロデューサーの見よう見まねだけだった。
「く、くそがぁぁぁぁぁぁ!!!」
男は最初から防御しながら突っ込む、それは攻撃を防ぐためではなくきらりとの間合いを潰す手段である。
攻撃速度が自身を上回る相手にその判断は正しかったが、きらり相手に通用するかどうかは疑問が残る。
「ぶっ……」
放たられた左の攻撃に男は辛うじて耐えた、しかし2発目は右の一撃。
そう、きらりが放ったのは距離と牽制を兼ねたジャブなのだ。
突き出した左拳を一気に引き、その反動から腰を回転させ、右肩を前にだし、右拳を突き出した。
拳の速さと威力とは腰を切る速さで左右されるのだ。
「ッッッッ!!!!!」
その一撃に耐えられず、また男が吹き飛んだ。
最後の一人は苦肉の策を取らざるを得ないのは自身の戦力差を考えたら当然の結果だといえる。
「動くな!こいつがどうなってもいいのかぁ!」
莉嘉を人質にとったのである。
羽交い締めされた莉嘉の姿を見たきらりは構えを解いた。
「ふ、ははは、そ、それでいいんだ」
「きらりちゃん……」
みりあは心配そうにきらりを見上げた。
きらりの表情を読み取ることは出来なかった。
「さぁ!道を開けろぉ!」
男は前しか向いていなかった事に莉嘉は気づいた。
最後の手段を莉嘉はプロデューサーから教わっていた。
「えいっ!!!」
足臨泣(あしりんきゅう)、足の小指よりやや下にある急所である。
読んで字のごとく、そこを踏まれると耐えられない痛みが男を襲う!
「うがっ……」
男は思わずしゃがみこみ羽交い締めを解いてしまった。
そして莉嘉はその隙にきらりとみりあの元に走り、きらりは莉嘉と入れ替わるよう男の元に助走をつける。
そこからきらりは跳んだ。
「にょぉ……わぁぁぁぁ!!!!!」
男の顔面に両足のつま先を叩きつけたのだ。
ドロップキックである。
「んがぁっ!」
男は何回か回転しながら後方に吹っ飛んでいった。
「悪いことをする子はぁ、きらりが退治するにぃ、きらりん☆」
諸星きらり、決めポーズも忘れないアイドルなのである。
「もうすごかったんだぞ!ゴルドスマッシュを決めてさ!流石に悪党は粉々にならないけど」
キラキラした目はあの日のきらりを思い返している。
「すごいなぁ、強いよなぁ、アタシも誰かを守ったり憧れるような人になりたいんだよ……」
彼女は俯き本音を吐露する。
「……アイドルとヒーローって通ずるものがあると思うんだよな、そのためには何をすればいい?」
その真剣な眼差しはただ憧れていた少女ではなく、夢を追いかける少女そのものだった。
「アタシが昔に憧れたようなヒーローに、アイドルに…なる!アイドルでもヒーローでも、誰かの力になれるように!」
こうしてアイドルヒーロー南条光が誕生した瞬間である。
そして、彼女の生涯に渡って親友であり、天敵であり、好敵手でもある小関麗奈と出会う事になるとは誰もまだ知らない。
一旦終了、ご飯食べます
諸星・the preacher's daughter・きらりか・・・
きらりは花山タイプか……
きらり「まだやるかにぃ?」
いつまで飯食ってんだよ
エターナル
続く……続かない?
続かないよ
にょわ~(物理)
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