風「今日もイタズラしちゃうぜ」(13)
少女「~♪」テクテク
風「今日もあの娘にイタズラするぜ」
雲「お前毎日飽きないな」
風「そぉれ!」
ヒュウゥー(突風)
少女「キャッ!!」バサァッ
風「今日はクマさんパンツか」
雑草「おぉ~。眼福がんぷぐへっ」グシャッ
少女「もうっ!毎日毎日なんなの?!」ゲシッゲシッ
雑草「痛い!ぐへっぐはっ」グシャッ
少女「なんかムカつく!!」
風「雑草ドンマイ」
雑草「」ヘナァ
雨「雨降らすよー」
風「なにっ?!」
木・雑草「恵みの雨じゃ」
雲「モクモク」
風「雲よ、自分でモクモク言ってて虚しくない?」
雲「ほ、ほっとけ(泣)」
雨「いくよー」ザァァァー
少女「えっ?!雨?!傘もってないよぉ!!」ビショヌレ
少女「あっ、あそこの木の下で雨宿りさせてもらお!」タッタッ
少女「うわぁ。びしょびしょだよぉ。」
風「少女ちゃんのブラジャーがスケスケ」
木「儂にもたれ掛かっておるな・・・」
風「木が羨ましいぞ!!」
少女「服びしょ濡れで気持ち悪いなぁ。だ、誰も居ないよね?」
少女「よしっ!誰もいない!服脱いで絞ってちょっと乾かそう」ヌギヌギ
風・雲「なっ?!」
雨「あらあら」ザァァァー
今日はここまで
あくしろ
少女「ふぅ。服絞ろう」ギュゥ
風「綺麗な胸だ!眼福眼福」
木「少女ちゃんの生肌が幹に当たって・・・儂は満足じゃ」
雨「まったくあんたたちは・・・」
雲「木が邪魔で見えんっ!」
雑草「雲、ドンマイ!」ニヤニヤ
雲「雑草、貴様・・・」
雑草「フヒヒ」
雨「あ、雨やむかも」
少女「あ、小降りになってきた。服乾いてないけど着よう。」
少女「いくら人がいないとはいえ、さすがに恥ずかしいし」
風「服着るなぁ~!あ、あぁ!折角の絶景がぁ!!」
雨「残念。それじゃ私は次のとこに行くわね」
風「雨、また来いよ!」
雨「またいずれね」
少女「あ、雲から光が。雨もやんだ!これで帰れる!」
少女「あ、木さんにお礼しなきゃ。雨宿りさせてくれてありがとう!」チュッ
風「?!?!」
木「ふぉぉぉぉ!!わ、儂はもう満足じゃ。いつ死んでも悔いはない」ヘナヘナ
少女「さ、早く帰って夕御飯の準備しなきゃ」タッタッ
風「・・・少女ちゃんが帰って行った」
雲「そうだが、風よ。お前ならついていけるであろう?」
風「いや、家の中には入れないしさ」
雲「もう試していたか」
風「うむ。だが雲よ、聞いて驚け!」
風「町にはな、少女ちゃん並の可愛い娘から幼女ちゃんからいっぱいいるんだぞ!」
雲「知ってる」
風「・・・」
雑草「お前ら少女ちゃんや幼女ちゃんの話してる場合じゃねぇよ!木がっ!!」
木「儂はもうだめじゃ」ヘナヘナ
風「少女ちゃんにキスされて満足して寿命に達したのか」
雲「もう木も500年生きてるしな」
雑草「本当は周りに仲間の木がたくさんあったけど、人間達によって伐採されて、今や木しかいないしな」
風「木、本当に逝くのか?」
木「うむ。少女ちゃんにキスされたからではなく、単に寿命じゃの。もう根から水が吸えぬし、幹はカラカラじゃ」
雲「そうか。寂しくなるな」
木「案ずるでない。儂の近くを見てみよ」
雑草「こいつのこと?」
若木「ばぶー」
老木「新しい命じゃ。儂が死んだら儂の分まで世話してやってくれ」
若木「ばぶー」
風「任せろ!木よ、今までありがとな!」
雲「元気でな」
雑草「若木のことは皆で見守っていくよ!」
老木「ありがとう。皆・・・、達者・・・で・・・の・・・」
風「逝ったか・・・。安らかに眠ってくれ」
雲「・・・」
雑草「グスッ」
若木「ばぶばぶー」
一週間後・・・
老木は枯れ果て、風により砕かれ老木は地に還った
それから更に一週間後・・・
若木「葉っぱカッター!」ビュンビュン
雑草「ぎゃあああああ!!若木やめろ!死んじゃう!!」
若木「雑草なんてそこら辺にいっぱい生えてるんだから一つ二つぐらいいいじゃん」
雑草「よくねぇよ!!」
ワイワイギャーギャー
風「若木元気だなぁ」
雲「有り余ってるな」
雨「やっほー。久しぶりぃ」
風「お、雨。なんだ、二週間ぶりの雨か?」
雨「違うの。お知らせにきたの。」
雲「お知らせ?」
雨「もうすぐ嵐が来るの」
風「兄貴がくるの?!」
雲「嵐がくるのか。」
雨「うん。しかも今までで一番でかいやつ」
風「一番でかい?!兄貴になにがあった?!」
雨「詳しくは知らないけど
雨「詳しくは知らないけど好きな人にフラれて荒れてるらしいよぉ」
風「八つ当たりかよ!」
雲「oh...」
風「少女ちゃんの町が心配だ」
雲「そうだな。おそらくあの町程度の強度では耐えられまい」
風「でも俺たちには何も出来ない」
雲「歯痒いな」
若木「葉っぱカッター!」ビュンビュン
雑草「だからやめろぉ!!」
なんか俺が思ってたのと違う方向に進んだからやり直すわ。
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