魔王「ふっふっふ、我の元までよく辿りついたものだ。ここまでの道のりは長かったろう?」
勇者「御託はいい! 今日で貴様も終わりだ!」
魔王「ふんっ、生きがいいものだ。――ん? そうか、なるほど。それがお前の仲間たちか」
魔法使い「観念しなさい、魔王!」
戦士「俺が先手を決めてやるぜ!」
僧侶「み、みなさん、相手はあの魔王です! くれぐれも注意してください!」
魔王「……」
勇者「魔王!」
魔王「ん、はっはっは、まあそう慌てるな。戦いの前に少し話でもしようじゃないか」
勇者「話、だと? 貴様とそんなことすると思うか!?」
戦士「なんだ、墓でも作って欲しいってか? あいにく、こっちはそんなお人好しじゃねーんだよ!」
魔王「墓か、墓もいいかもな。だがそれより、ここへ来たということは我が優秀な僕たち、四天王も倒したということだろ?」
魔法使い「四天王? ああ、あの雑魚たちね!」
魔王「ほう、四天王を雑魚呼ばわりか。はっはっは」
戦士「まあ、最後に戦った奴は割とマシだったがな。まっ、俺たちの敵じゃねえ」
魔王「……そうか」
勇者「そして次は貴様だ魔王! お前を倒し、再びこの世界に平和をもたらす!」
魔王「ふっふっふ、はっはははは! ならば来るがいい。その手で平和を掴み取ってみろ!」
勇者「いくぞ!」
「「『うぉおおおおおお!!!』」」
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期待
ほ
しゅ
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