桃華「混沌に咲く大輪の薔薇――ドデカレッド！」

ありす「世界を見通す真実の眼――ドデカブルー！」

莉嘉「がおーっと噛みつく元気の頂点――ドデカイエロー！」

晴「暗雲ぶち抜く名ストライカー――ドデカブラック！」

小春「心も体も瞬間セラピー――ドデカピンク！」

5人「「子供と大人の境界線！！」」

桃華「大人のいないレストラン、開店ですわ」

5人「「小中戦隊！！ ドデカレンジャー！！！！！」」

桃華「どんな野菜も楽々摂取！ サンドイッチ！」

晴「一度は作ったことがあるだろ？ ラピュタパン！」

ありす「奥さんに逃げられてもこれで安心！ フレンチトースト！」

小春「手でちぎった方が美味しいですよね！ ハンバーグ！」

莉嘉「……をパンで挟んだよ！ ハンバーガー！」

みちる「スゴイ！ 食パン1つでこんなに美味しそうな料理が出来るなんて……！」ｼﾞｭﾙﾘ

みちる「ありがとう！ ドデカレンジャー！！」

みちる「おいしいです」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

小春「たくさん食べますねぇ……！」

みちる「食べるのは好きなので」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

莉嘉「もう食べられないんじゃなかったっけ？」

みちる「パン単体が無理ってだけだから」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ありす「でもこれは食べ過ぎですよ！」

みちる「大丈夫、美味しいから」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

晴「なら仕方ないな」

みちる「付け合わせにパンを食べよっと」ﾌｶﾞﾌｶﾞ

桃華「……あら？」

続く

【憑依！ 乏貧王者】

ほたる「うぅ……どうしよう……」

ほたる「今日は大事なオーディションだから、絶対に遅刻できないのに……」

ほたる「見るからに嵌まりそうな罠がわんさかと……！」

罠s「グヘヘヘ……引っ掛かるがよい！」

ほたる「誰か……誰か助けてください……！！」







「いざ参ります！」

桃華「混沌に咲く大輪の薔薇――ドデカレッド！」

ありす「世界を見通す真実の眼――ドデカブルー！」

莉嘉「がおーっと噛みつく元気の頂点――ドデカイエロー！」

晴「暗雲ぶち抜く名ストライカー――ドデカブラック！」

小春「心も体も瞬間セラピー――ドデカピンク！」

5人「「子供と大人の境界線！！」」

ありす「今回は最初から全力です！」

5人「「小中戦隊！！ ドデカレンジャー！！！！！」」

小春「降りかかってくる物質対策傘、オープン！」ﾊﾞｻｯ

晴「道端に落ちているトラップ除去箒、起動！」ｼｬｯｼｬｯ

莉嘉「交通費をSUICAにチャージ、装填！」ﾋﾟﾋﾟｯ

ありす「そもそもオーディションが今日なのかチェック、完了！」ｽｯｽｯ

桃華「茄子さんがグッと握りしめたお守り、装着！」ｷｭｯ

ほたる「すごい……こんなに歩いても、靴ひもが切れるだけで済むなんて……！」

ほたる「ありがとう！ ドデカレンジャー！！」

ありす「噂に違わぬ不幸っぷりですね……」

晴「でも、あんまり深く考えない方が良いぞ？」

小春「前向きになるのは、大事ですよ？」

ほたる「それは……分かっているんですけど……」

桃華「ならば逆に考えてみてはいかがです？」

ほたる「逆に？」

莉嘉「『自分が不幸な目にあっている』んじゃなくて『この程度の不幸しか出会っていない』って考えればいいんじゃない？」

ほたる「な、なるほど……その発想はありませんでした」

ほたる「でも、私以上に不幸な方を知らなくて……」

小春「そんな時はブルーの出番です」

ありす「私の調査では『きゅうりが体と一体化して福耳みたいになった』が最大の不幸話かと」

ほたる「あっ私不幸じゃない」ﾊｯ...!

晴「比較対象ェ……」

続く

【現神従属】

時子「くっ……どうすれば良いの……！」

時子「ステージに上がった途端、子供たちが泣きだしてしまったわ……！」

時子「だから私に正義の魔法少女役は無理だって言ったのよ……！」

時子「でも、このまま進めるわけにはいかないし……！」

子供たち「こわいよー……！」ｳﾜｰﾝ

時子「だ……誰か助けなさいよ……！！」







「はーい任せてねー！」

桃華「混沌に咲く大輪の薔薇――ドデカレッド！」

ありす「世界を見通す真実の眼――ドデカブルー！」

莉嘉「がおーっと噛みつく元気の頂点――ドデカイエロー！」

晴「暗雲ぶち抜く名ストライカー――ドデカブラック！」

小春「心も体も瞬間セラピー――ドデカピンク！」

5人「「子供と大人の境界線！！」」

莉嘉「ヒーローショーは久し振り☆」

5人「「小中戦隊！！ ドデカレンジャー！！！！！」」

莉嘉「魔法少女――それは、正義の使者！」

ありす「彼女たちは今日も、悪の侵略者・ソサエティポークと死闘を繰り広げています！」

小春「大変！ この会場に、たくさんのソサエティポークたちが来ちゃいましたぁ！」

桃華「くっ……囲まれてしまいましたわ……！」

晴「みんな！ 歴戦の戦士を呼ぶんだ！?せーの！」

子供たち「スパイク・トキコー！！」

時子「凄い……あれだけ泣き喚いていた子供たちが、私を必死に呼んでいるなんて……！」

時子「ありがとう……ドデカレンジャー！！」

社会の豚たち「ブー！ ブー！」

時子「フンッ！ 誰が喋って良いと言ったかしら！？」ﾊﾟｼｰﾝ!!

社会の豚たち「ブ、ブヒー！？」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ...!

晴「で、でたー！ スパイク・トキコの、人間性殺しの鞭だー！」

ありす「あれをまともに喰らった人は、スパイク・トキコの従順な僕になるんです！」

社会の豚たちの長「ブッヒッヒ……よくもブヒの部下を手懐けてくれたなぁ！？」ﾄﾞｰﾝ!!

時子「あぁ！？」ｷﾞﾝｯ!!

社会の豚たちの長「うっ……ぐわあぁぁああぁあぁぁぁ……！！」

桃華「あれは……スパイク・トキコの必殺技『クイーン・アイ』ですわ！！」

小春「睨みつけるだけで、相手を自分のペットにしてしまうなんて……とても強いですぅ！」

時子「社会の底辺どもは、私が全て躾けてあげるわ！ アーッハッハッハッハ！」

莉嘉「ありがとう！ マジカルクイーン・スパイク・トキコ！！」

続く

【海神の箱庭】

櫂「ど、どどど、どうしよう……！」

櫂「もうすぐ来場者数100万人記念だって聞いて、水族館まで来てみたら……！」

水族館「現在19999994人来場しました」

櫂「2000万人目は記念写真撮影に粗品と年間パスポートのプレゼント……欲しい……！」

櫂「でも、友達はすぐ来られない状況だし、うかうかしていられないし……！」

櫂「だ……誰か助けてぇ……！！」







「オレたちの出番だな！」

桃華「混沌に咲く大輪の薔薇――ドデカレッド！」

ありす「世界を見通す真実の眼――ドデカブルー！」

莉嘉「がおーっと噛みつく元気の頂点――ドデカイエロー！」

晴「暗雲ぶち抜く名ストライカー――ドデカブラック！」

小春「心も体も瞬間セラピー――ドデカピンク！」

5人「「子供と大人の境界線！！」」

晴「動物園よりも水族館派」

5人「「小中戦隊！！ ドデカレンジャー！！！！！」」

晴「オレ1番～！」No.19999995

莉嘉「あっ！ ズル～イ！」No.19999996

ありす「走らないでください、他のお客さんに迷惑です」No.19999997

小春「私たちはゆっくり歩きましょうね～」No.19999998

桃華「その通りですわ」No.19999999

水族館「この子たちの保護者の方ですか？ おめでとうございます！ あなたが来場者数2000万人目です！」

櫂「凄い！ 本当に2000万人目になっちゃった！」No.20000000

櫂「ありがとう！ ドデカレンジャー！！」

ありす「……あ、櫂さんが壇上に上がりましたよ」

小春「それにしても、すごく大きなイベントなんですねぇ」

莉嘉「なんかねー、1000万人記念のときも、これくらい盛大だったんだって！」

晴「……ん？ あの粗品のぬいぐるみ……」

桃華「あら……あれはサバオリくんさんですわね」

莉嘉「ありすちゃん！ 前回のイベントを調べて！」

ありす「橘です！」ｽｯｽｯ...

ありす「！ なんてこと……！」

小春「そ、そんな……！」

晴「やっぱり、1000万人目の来場者の正体は……」







5人「「浅利七海――！！」」

続く

【恐怖！殺猫好奇心】

留美「な……なんてことなの……！」

留美「事務所に置いてあった猫写真集を見ていたら、触りたくなってしまったわ……！」ｳｽﾞｳｽﾞ

留美「でも、これ以上アレルギーをこじらせるわけにはいかなし……！」ｳｽﾞｳｽﾞ

写真集「にゃーん」

留美「だ、誰か助けて……！！」







「今行きまぁす！」

桃華「混沌に咲く大輪の薔薇――ドデカレッド！」

ありす「世界を見通す真実の眼――ドデカブルー！」

莉嘉「がおーっと噛みつく元気の頂点――ドデカイエロー！」

晴「暗雲ぶち抜く名ストライカー――ドデカブラック！」

小春「心も体も瞬間セラピー――ドデカピンク！」

5人「「子供と大人の境界線！！」」

小春「猫さんペロペロです～」

5人「「小中戦隊！！ ドデカレンジャー！！！！！」」

ありす(ﾈｺﾐﾐ)「ドデカネコミミ、装着！」ｽﾁｬｯ

小春(ﾈｺﾐﾐ)「頭撫でてくれませんかぁ♪」

莉嘉(ﾈｺﾐﾐ)「えいえいっ猫パンチ☆」

桃華(ﾈｺﾐﾐ)「わたくし、そこらの安いネコとはワケが違いますのよ？」

晴(ﾈｺﾐﾐ)「んー……なんだよ、1人にさせろよなー」

留美「凄い……まるでネコカフェにいるかのよう……！」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

留美「ありがとう！ ドデカレンジャー！！」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ありす(ﾈｺﾐﾐ)「私たちが猫だとして、留美さんの好みは誰ですか？」

留美「ん～……桃華ちゃんかしら？」

莉嘉(ﾈｺﾐﾐ)「一番人気の桃華さん、ご指名入りましたー！」

留美「えっ」

桃華(ﾈｺﾐﾐ)「ご指名ありがとうございます、桃華です」ｽｯ

留美「えっ」

桃華(ﾈｺﾐﾐ)「どういたしましたか？ 最近来られなかったようで、寂しかったですわ……」ｼｬﾅﾘ

留美(ﾈｺﾐﾐ)「あ……ご、ゴメンなさいね、仕事が重なっていたから……///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

桃華(ﾈｺﾐﾐ)「わたくし……今夜は留美さんと一緒に飲みたい気分なのですが……よろしくて？」ﾆｺｯ

留美「え、あ……じゃあ、紅茶を1つ……」

莉嘉(ﾈｺﾐﾐ)「ベルガモット入りましたー！！」

晴(ﾈｺﾐﾐ)「入りましたー！！」

小春(ﾈｺﾐﾐ)「ありがとうございまーす！！」







ありす(ﾈｺﾐﾐ)「ピュアな心を持つ人だけが入会できる――それがここ、12歳クラブ」

ありす(ﾈｺﾐﾐ)「皆さま方のご来訪、心よりお待ちしております」

続く

以上です、ありがとうございました

乙
俺も入店させてくれ

い、一瞬だが、留美さんにもネコミミ生えてなかったか？

みアクニ