エレン「ヒーローになりたい」(47)
エレン「……んな事言ったか?」
ミカサ「確かに言った。私が引き取られて間もない頃に」
エレン「覚えてねぇな」
ミカサ「私はハッキリ覚えている。私の手を優しく包み込むように握って高らかに宣言した」
エレン「いやいや、ちょっと待て。まず、オレの夢は壁の外を探検するっていう──」
ミカサ「言った」
エレン「……」イラッ
ミカサ「私の記憶は完璧なのでエレンが忘れているだけ」
エレン「そんなもん、お前も忘れちまえよ」
ミカサ「!」
・・・・・
アルミン「エレン、ミカサの様子がおかしいんだけど……またケンカしたの?」
エレン「放っておけよ、あいつが悪いんだ」
アルミン「ミカサが何かしたの?」
エレン「あいつ、今日飯時にジャンとやり合ってる最中に茶々いれてきやがってよ」ムスッ
アルミン「?……いつものことじゃないか」
エレン「今回は全然違うっつーの!」
─────
───
─
ジャン「上位に入って憲兵団に行けなきゃ、この三年間が報われねぇよな!」
エレン「……お前みたいな敗北主義者に金掛けてる兵団こそ報われねぇよ」
ジャン「あぁん?巨人の腹の中に行くのが一番大層な夢だとでも言う気か?死に急ぎ野郎はとっとと壁越えて夢叶えてこいよ」フフン
エレン「ならお前はシーナの地下街にでも籠もって震えてろよ!」
ジャン「なんだとてめぇ……やるか!?」ガタッ
ミカサ「ジャン、それはあなたの勘違い」
エレン「おいミカサ、邪魔すん──」
ミカサ「エレンの夢は、ヒーローになることだから」
エレン「」
──
─
エレン「──てな事言い出すからよぉ……もう周りにいたやつらにバカ笑いされちまったよ」シュン
アルミン「」
エレン「ほらみろ、アルミンだってバカみたいだって思うだろ?」
アルミン「あはは……僕がいない間にそんな事があったとは……うん、ちょっと同情するよ。でもきっとミカサには悪気はないんだよ。だから……ね?」
エレン「はいはい、“悪気はないんだから許してあげて”……だろ?了解しましたよっと」ギシッ
アルミン「もう、そんなに怒らなくても……」
エレン「おやすみ」
アルミン「う、うん。おやすみ……」
エレン(……)
エレン(……オレはヒーローになんてなれない)
エレン(久しぶりに思い出したな……)
『ヒーローになりたい』
エレン(ガキ臭い夢だった)
エレン(本当に……)
─────
───
─
~シガンシナ区 イェーガー宅
ガチャッ バタバタ
エレン(9)「母さん!救急箱!」
カルラ「あら、怪我でもしたの?」
エレン「ミカサの指にトゲが刺さったんだ。とげぬき貸して!」
ミカサ「私はこのままでも大丈夫だけど……」
エレン「ダメだバカ!放っておいたら膿んじゃうかもしれないぞ?痛いんだからな!」
カルラ「ミカサ、エレンに任せて大丈夫よ。自分が薪拾いでよくトゲ刺してるから抜くのも上手なのよね」
エレン「な、なんだよ……母さんだってこの前トゲ刺さったって騒いでたじゃないか」ムスッ
カルラ「そうね、あの時は抜いてくれてありがとう」
エレン「う、うん……別にいいけど」プイッ
ミカサ「……血が出た」
エレン「ちょっとだけだろ?我慢しろよな」
とげぬき得意とかエレン可愛いな
ミカサ「……エレンは将来お医者さんになりたいの?」
エレン「よし、頭が出てきた……え?オレは医者になる気はないよ。まぁ父さんみたいになりたいとは思うけど」
ミカサ「おじさんみたいに……?」
エレン「ああ。ほら、母さん見てみろよ。今日は遅くなっても怒られなかったし、今もすげー嬉しそうだろ?」
ミカサ「うん、新しいお花を飾ったり鼻歌を歌ったり……」
エレン「だろ?あれな、今日内地の往診に行ってた父さんが帰ってくるからなんだ」
ミカサ「帰ってくるだけ?」
エレン「そうだよ。帰ってくるだけ。なのにあんなに嬉しそうに笑うんだ、不思議だろ?」
ミカサ「……うん」
エレン「オレが毎日お手伝いしたってあんなに喜ばないぜ?なのにあれだけ嬉しいってことは──」
エレン「父さんはきっと母さんのヒーローなんだ」
ミカサ「ヒーロー?」
エレン「そう。ヒーローは格好いいだろ?正直いってオレは父さんよりも隣のおじさんの方が筋肉ムキムキで格好いいと思うんだけどさ……」
エレン「そうじゃなきゃ母さんがあんなに幸せそうなのは変だから」
ミカサ「エレンは……ヒーローになりたいの?」
エレン「……ああ。オレがヒーローなら、母さんは父さんがいない時も幸せだろ?」
ミカサ「でもエレンは壁の外を探検に行くって……」
エレン「行くよ、それは絶対だ。でも……母さんが笑っていられない世の中なら、壁の外も歩けたもんじゃないだろ」
ミカサ「……笑ってたらいいの?」
エレン「?……いつも一緒にいるんだから、笑ってた方がいいだろ」
スッ…
エレン「よし抜けた!結構時間掛かったな……もう押しても痛くないだろ?」
ミカサ「うん。その……あ、ありがとう」ニ…ニコッ
エレン「母さーん!トゲ抜き終わった!」バタバタ
──
─
エレン(懐かしいな。我ながら恥ずかしい思い出だ)
エレン(目指してたもんには……なれなかった)
エレン(オレは……)
エレン(今じゃ母さんの笑顔すら思い出せない)
──翌日
エレン「……」モグモグ
ミカサ「……」チラッ チラッ
アルミン「……」モ…
アルミン(空気が重くて食べにくい……)
ミカサ「エレン」
エレン「んぁ?」
ミカサ「……」ニ…ニコッ
アルミン「!」ビクッ
エレン「……なんか企んでるのか?」
ミカサ「!……笑顔のつもりだった」ショボン
アルミン「ははっ……それは“不敵な笑み”って奴だよミカサ」
エレン「……意味わからん」モグモグ
サシャ「呼ばれて飛び出てアルミンそのパン食べないならください!」ズサーッ
アルミン「うわっ!……なんだサシャか、いやいや僕も食べるからあげないけど。まず呼んでないし」
サシャ「えー……食べないからまだ残ってるのかと思いました」ガッカリ
エレン「オレらは今食べ始めたところだからな。半分で良けりゃオレのやるよ」ポイッ
サシャ「エレン!ありがとうございます!」パァァ
エレン「ははっ、お前は本当に飯食ってる時が一番嬉しそうだよな」
サシャ「そりゃもう!ご飯の為に訓練兵になったようなもんですから」ニコニコ
ミカサ「!……」スッ
サシャ「え?ミカサもパンをくれるんですか!?」パァァ
ミカサ「……」ジーッ
サシャ「ちょっ……そんなに見られたら食べにくいですよ」モグモグ
エレン「しっかり食ってるじゃねぇか」
アルミン「ミカサ、パン全部あげちゃって大丈夫なの?」
ミカサ「問題ない。むしろこれは報酬だと思えば当然のことだから」ジーッ
サシャ「……私何かしましたか?」ビクッ
エレン(……)フンッ
──立体機動訓練
エレン「くっ……オレはいつまでミカサの背中を追ってんだよ!」パシュッ ヒュンッ
エレン(もっと早く、正確に、最適なルートを見つけるんだ!)ギリッ
エレン(そして斬撃は──深く!)
ジャン「よう、ヒーロー!ここはもらうぜ!」ザンッ
エレン「!……ちくしょう!次は負けねぇ!」パシュッ
ミカサ「エレン!熱くなってはダメ!」パシュッ ヒュンッ
エレン「くそっ……お前はいちいち戻ってくんじゃねぇよ!嫌味か!?」
ミカサ「そんなつもりじゃ……っ!」
支援
・・・・・
キース「今回は捉えた的も少ない上に斬撃も浅かった。貴様はもっと集中しろ!」
エレン「ハッ!」
・
・
・
エレン(やっちまった……)ハァ
ミカサ「待ってエレン、一緒に戻ろう?」
エレン「……悪いが今は一人にしてくれ」
ミカサ「あ……」ショボン
ジャン「どうしたエレン、仲間に八つ当たりとはヒーローらしくねぇな」ニヤリ
エレン「……その言い方やめろよ。それに今はやり合う気も起きねえ」スタスタ
ジャン「……チッ、腑抜けやがって。こっちまで調子狂うじゃねぇか」
──対人格闘訓練
エレン「フッ!」ブンッ
アニ「……」スッ…
スカッ
エレン「うぉっ!?」ドテッ
アニ「……足技にこだわり過ぎ。狙いが見え見えであくびが出るね」
エレン「せ、せっかくアニと組んでるのに足技試さなきゃ勿体無いだろ!?」
アニ「あんたにはあんたの得意分野があるでしょ?試すなら私が襲う番の時にしっかり技を盗んでからにしな。今の技じゃ付け焼き刃にもならないよ」
エレン「う……そう、だな」ショボン
アニ「……珍しい、落ち込んでるの?」
エレン「ち、違う!よし、もう一回だ!」キッ
アニ「次はもっと頭使いな」フンッ
──数日後
エレン(何やっても上手くいかねぇ……)
エレン(こんなんでオレはやっていけるのか?)
エレン(人より秀でたもんは何もねぇ)
エレン(他の奴より練習時間増やしても、上位になると追い抜くことが出来ない奴らばっかりだ)
エレン(こんなんで……オレはヒーローに……)
エレン(!)ビクッ
エレン「チッ……あいつが変な事言うから……」
エレン(今じゃもう……思い出せるのは……)
エレン(母さんの“最期”だけだってのに……)
ミカサ「エレン……」
エレン「うぉっ!?……っと、なんだミカサかよ。驚かせんなって」
ミカサ「ごめんなさい、少し話がしたくて」
エレン「?……なんだよ」
ミカサ「……ヒーローの話。私が食堂で言ったせいでまだからかわれていると聞いて……」シュン
エレン「やめろよ、その話はもういい」
ミカサ「やっぱりまだ怒っている?も、もっと早く謝ろうと思ったのだけど……」オロオロ
エレン「やめろって言ってるだろ!?」
ミカサ「!」
エレン「その話されるとチラつくんだよ……っ!あの日の母さんが!」
エレン「助けられなかった!オレは……父さんがいない時はオレが母さんを守るって……っ!」
エレン「オレが……」ギリッ
ミカサ「エレン……」
エレン「だからもうその話は……っておい、ミカサ……?」
ミカサ「エレン……っ!」グスッ
エレン「何でお前が泣くんだよ……」
ミカサ「泣いていない、これは……ウグッ……笑顔」キッ
エレン「むちゃくちゃ言うなって。ボロ泣きじゃねぇか」
ミカサ「私……私は、ヒロインなので、いつも笑顔なのはヒック!……当たり前のこと」グスグス
エレン「!……悪かったよ、また八つ当たりしちまったな」ハア…
ミカサ「……?」グスッ
エレン「あの日の事が辛いのはオレだけじゃねぇもんな。勿論、守りたかった人を失ったのだってオレだけじゃねぇ」
エレン「……オレにはもう一人、まだ守りたい奴が残ってるだけマシだな」
ミカサ「!それは……その、誰のことを……?」ドキドキ
エレン「笑ってみろよ」
ミカサ「……え?」
エレン「毎日毎日サシャにパンくれてやってまで笑顔の練習したんだろ?」
ミカサ「……///」
エレン「ほれ、やらないならオレは帰るぞ?」
ミカサ「ま、待って。やるから!」
ミカサ(落ち着いて。私なら出来る、なぜなら私は完全に自分を支配出来るから……)ブツブツ
ミカサ「……」ニ…ニコッ
エレン「!」
エレン「……世界征服でも企んでるのか?」ゲンナリ
ミカサ「そ、そんなつもりでは……」ガーン
エレン「バカめ、表情筋は支配出来てないようだな」
──ガシッ
ミカサ「え、えりぇん?」モガッ
エレン「オラオラオラオラ!」グニャグニャ グイグイ
ミカサ「い……っ!えりぇん、いはい!」モガガッ
エレン「ハハッ、ブサイクな面しやがって」ゲラゲラ
ミカサ「ぶっ!?エレン……それはあんまりな言い方……」ショボン
エレン「やっぱりヒーローにでもならなきゃ、お前を笑わせるのは難しそうだ」ニカッ
ミカサ「わ、私を……?」
エレン「おう、お前笑うの下手くそだからなー。先が思いやられるぜ」
ミカサ「……」
エレン「さ、もういいだろ?そろそろ……」
ミカサ「待ってエレン、まだ……話は終わってないの。ちゃんと聞いて欲しい」
エレン「?まだ何かあんのか?」
ミカサ「私は……エレンはもう既にヒーローになっていると言いに来たの」
エレン「……オレが?」
ミカサ「エレンは、ジャンと喧嘩をする」
エレン「それはダメなんじゃ……いや、オレが言うのもおかしいけどよ」
ミカサ「エレンは、いつもアニに負ける」
エレン「てめぇ……」
ミカサ「エレンは、絶望に負けない」
エレン「!」
ミカサ「エレンはジャンとは衝突してしまいがち……でもそれはエレンの中に譲れない信念があるから。信念のない者はヒーローではない」
ミカサ「それにエレンは自分に非がある時は相手がジャンでも謝るし、逆の場合でも許す。とても立派なこと」
エレン「……それは当たり前じゃねぇか?」
ミカサ「いいえ、いがみ合う事が多い二人において、それは必ずしも当たり前ではない。それに一昨日は立体機動装置の整備方法について二人で楽しそうに話していたのを私は知っている。なかなか出来ることではない」
エレン「!あ、あれはジャンがからかった事を謝ってきたから……っていうか何で男子寮での事を知ってんだよ」ゴニョゴニョ
ミカサ「あまり私をなめない方がいい」
エレン(こえーよ)
ミカサ「そしてエレンは途中で投げ出したりしない。アニに転ばされても投げられても蹴られても、何度でも立ち向かっていく」
エレン「……毎回ボロボロだけどな」
ミカサ「格闘訓練はもう十八回連続でアニと組んでいるのだから、たまには私と組んでくれてもいいんじゃないかと思うくらい、エレンは諦めない。何かに負けて諦めるようなヒーローはいない」
エレン「たまに感じるすげー視線はお前だったのか……じゃあ次はお前と組んでやるよ」
ミカサ「嬉しい……絶対忘れないで」ジーン
エレン「お、おう……」
感動した
>>1にはエレンとわたミカサを幸せに導く力がある
ミカサ「最後に……これが一番大切なこと」
エレン「絶望に負けない、か……」
ミカサ「そう。あの日見た巨人の脅威に、シガンシナ区で生き残った人の中にも絶望に落ちた人は多かった。それでもあなたは調査兵団を目指している……」
エレン「……でもそれはお前も一緒だろ?」
ミカサ「違う……それが私とエレンの違い」
エレン「……?」
ミカサ「私は……私にはあなたというヒーローがいたから負けずにここまでこれた」
エレン「!」
ミカサ「あなたがいるから私は今を生きていられる。私のヒーローは間違いなく、エレンなの」
エレン「……」
ミカサ「……ダメ?」チラッ
エレン「……ま、それでもいいか。でもよ、もう人前でヒーローがどうとか言うなよ?」
ミカサ「え?でもエレンが既にヒーローだと言うことを広めればバカにされることも無くなると……」
エレン「アホか!余計バカにされるわ!」
ミカサ「ご、ごめんなさい……」オロオロ
エレン「それにな、他の奴らが知ってようが知らなかろうが……」
エレン「今はお前だけのヒーローだろ?」
ミカサ「!……そう、私だけの……間違いない///」
エレン「な?じゃあ話はこれで終わりだ……ニヤニヤしてねぇでいくぞ?」
ミカサ「うん、エレンはやっぱり私のヒーロー……」
エレン「何回言うんだよそれ」
ミカサ「普段はとても不器用なのに……大事な所ではちゃんと欲しい言葉を言ってくれる……」
ミカサ「さっきの言葉は、とても嬉しかった。ありがとう」ニコッ
エレン「!……出来るじゃねぇか。オレが表情筋ほぐしてやったおかげだな」ニカッ
ミカサ「……?」
エレン「無意識かよ……ダメだなこりゃ」スタスタ
ミカサ「ま、待って!何のことを言って……」
エレン「うるせえ、帰るぞ」
エレン(どうやらガキの頃の夢が一つ、叶ったらしい)
エレン(それともう一つ……)
カルラ『あんたは普段不器用なのに、なんでトゲ抜きが得意なのかしらね?』
エレン『とれた!もう痛くない?』
カルラ『ええ大丈夫よ、ありがとう。あんたが優しくしてくれて、母さんとっても嬉しいわ』ニコッ
──
─
エレン(ミカサの笑顔を見たら……思い出せた、母さんの笑顔)
エレン(父さんみたいな……)
エレン(力があって敵を倒すだけじゃない、誰かの笑顔を守るヒーロー……)
エレン(オレにもなれるのかもしれないな)
──…
エレン「今日のパン堅すぎだろ、机叩いたらコツコツ鳴るとか……尋常じゃねぇぞ」コツコツ
ミカサ「エレン、食べ物で遊ぶのはよくない」
エレン「へーへー、わかりましたよ」
アルミン「あれ?……仲直りしたの?」
エレン「……ま、そんなところだ」
アルミン「良かった。詳しくは聞かないでおくよ」
エレン「そうしてくれると有り難いな」ズズッ
ミカサ「エレンは私専用のヒーローになった。それだけのこと」
アルミン「え!?」
エレン「ブフッ!?」ビシャッ
エレン「てめぇ……ミカサ!言うなって言っただろうが!」
アルミン「えぇっ!?本当のことなの!?てっきり冗談かと……」
エレン「ぐっ……事情があんだよ、事情が」グヌヌ
ミカサ「アルミンに隠し事はよくない。私はエレンがいるから過酷な世界でも笑って生きていられる、つまりエレンはヒーローだということ///」テレ
アルミン「……ふふっ、それならエレンは僕にとってもヒーローだね」
エレン「!なんだよアルミンまで……」
アルミン「僕も君がいたから今までやってこられたんだし」クスクス
エレン「はぁ……もうなんでもいいけどよ」
ミカサ「ア、アルミン……ヒロインは私……」オロオロ
アルミン「ちょっ……ヒロイン枠は狙ってないよ!?」
エレン「あー確かにアルミンの笑顔の方が自然だな」モグモグ
ミカサ「やっぱり……っ!」ワナワナ
アルミン「だ、だからエレンも適当なこと言わないでよ!」
エレン「……ま、要は二人とも笑顔なら更にいいってだけの話だろ?」
エレン「守ってやるよ、お前らの笑顔なら」ニカッ
アルミン(あっ……今のはすごく……)
ミカアル(……ヒーローっぽい///)
ミカサ「!アルミン……?」
アルミン「あ……っ!ご、誤解だよミカサ!」
エレン「……さて、オレは食い終わったから行くぞ」ガタッ
ミカサ「えっ!?わ、私はまだ食べ終わってない……っ!」
エレン「わかってねぇな、ミカサ。ヒーローには……」
エレン「“待った”無しだ」
完
良いエレミカ(アル)だったな。この続編を期待したいな
ほっこりした
乙
乙
母ちゃんとの平和な思い出話っていいな
アルミンは女なら完全にヒロインなんだが
以上です
数日ミス○ルが頭を離れなかったので書きました
一つ前にはエレン「森にて、触手誕生」を書きました
※エロあり閲覧注意ですが良かったら読んでください
レスくださったかた、お付き合いありがとうございました
乙
ほっこりした
乙!
いいな~ ガキの頃の夢を思い出したよ
乙!
おつおつ
エレンはヒロインだからなぁー
触手の人かー
今回も真面目な文章で癒されたわ
触手が苦手だから読んでないけど、この分だと前作も良作だったのだろう…
おっつおつ
この三人のほのぼの系は好き
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