不意にも彼女のことを求めてしまう自分がいた。
結果的に言ってしまえば―――女々しくも今、押し倒されたことを悦んでいる。
接近する頬、鼻にかかる金色の髪の毛、その一本一本がまるで囁いて来るかのように迫る。
そんなん聞いていない、いつもの様に言える筈だった。もう遅い。
エレン「すぐ...離れろって、何してんだよお前ッ!」
アニ「離れたくないのは...あんたの方じゃない?私の背中を掴んでるのはアンタの手だよ」
エレン「!」
アニ「じゃあ、このままでも良いって事だね...?」
エレン「ち、違...ッ」
負けたら何でもするなんて、
軽々口にするもんじゃなかった...。
どうなるかな。
毎日同じ訓練で詰まらない、対人格闘技ですら嫌気が差していた。
彼女に負けを取られるまでは。
そんな心境の中、足の痛みを感じたと思った途端に一拍置いて世界が逆転する。
エレン「うがッ!!...くそッ、何で女のお前に勝てねェんだよ」
アニ「攻撃が馬鹿みたいにワンパターンなんだよ。ちょっとは頭を使いな」
アニ「例えばさ」
ぐっ、っと彼女の顔が近付き一瞬引けを取ってしまった。
エレン「んっ!?」
ふーっ――――――
エレン「うわっ!!」
生暖かい空気がほんの少し耳たぶに触れる、いや寧ろ穴の中まで届いた気がする。
背筋がぞわっとすると言うのはこういう気持ちだろうか、自然に顔が赤くなってしった。
アニ「ふ...ッあはははは、なーに今の。女子みたい...くくくっ」
エレン「急に何するんだよ、あああっ、耳がカユいっ!!何すんだよ!」
アニ「私の息かけられてから相当隙が出来てるけど」
エレン「う...」
期待
ずるいだろ何て言葉はもはや通用しない、体格差に加えて有利な意味で性別も違う。
エレン「お前、...ふざけんのもいい加減にしろよ」
アニ「あのままじっとしてれば続けてやったのに...あはは」
エレン「そんなに余裕こいてると怪我するぞ」
アニ「誰に怪我させられるの?まさか『俺』にとか言わないよね」
余裕を持った嘲笑が一層自分の闘争心を増す切っ掛けになっているのが分かった。
それと、恥ずかしながら年相応に...正直ちょっとだけ...ほんの少しだけドキドキした自分が許せなかったのだろう。
エレン「...してやる」
アニ「何だって?」
エレン「負けたら何でもしてやる。ぜってェに負けねえ...!!」
アニ「へぇ...面白そうだね」
まだ笑ってやがる。絶対に泡吹かせてやるからな...そうだ、勝ったら散々言ってやろう。軽蔑してやろう。
アイツはめっちゃ油断してる、必ず隙があるはずだ。
あまり接近すると身長差で潜り込まれるからな、ある程度距離をとって。
アニ「何か考えてるようだけど...無い頭使っても無駄じゃない?」
エレン「このッ!!!」
凄んだ為か、思った以上簡単に首根っこを掴み上げることが出来た。
アニ「っ」
アニ「全く、こんな乙女にも手加減なしって事かい?」
エレン「ごめんなさい私の負けです。って言ったら許してやるよ」
四肢を絡めとるように間接を決めていく、勿論こっち側が、彼女に今まで苦しめられた技の。
アニ「ん...あんたが言っても許してあげないから」
エレン「は?この体勢からどうやって抜け出すんだよ?」
先ほどよりもキツく締め上げてたその時――――
アニ「ん」
エレン「...え」
エレン「...えっ!?」
アニ「隙あり」
ぐ...
頬に、暖かくて柔らかい何かが触れた所までは意識があった。
アニ「おはよう」
エレン「てて...ここはッ」
はっ、っと意識を取り戻した。
それと同時に分かった事が一つ、負けたのだ。そして一つ、何でもすると啖呵をきってしまった事。
何でもするのが怖いんじゃない、それだけ自身をひけらかしたのに負けたのが恥ずかしいのだ。
アニ「あんたが弱すぎて気絶したから...運んでやったの、倉庫」
エレン「...」
エレン「俺は、負―――――」
ドンッ、彼女の両手が顔の両側を突く。
アニ「何でもするっていったじゃないか?忘れたの?」
エレン「いや、確かに言ったけどよ...お前...何のつもりだよ」
心音の次第に早くなっていくのが分かる。
押し倒された体勢、近付く彼女の顔、そして二人以外は誰もいない部屋が鼓動を聞きやすいものにしていた。
アニ「へぇ、やっぱり近くで見ると結構。カッコいい?いや、可愛い顔してるね」
エレン「おい、意味が分からねェぞ...」
ぐいっ
アニ「本当に分からない?これから何されるかさ」
エレン「う...」
また心音が早くなる。彼女の目を見ていられず、咄嗟に視線を逸らした。
エレン「!!何してるんだお前ッ...ぁ」
覆いかぶさった姿勢のまま膝角が股の方へ張って来る。
アニ「んー、何が?」
不覚にも淡い感覚に背中が反るも、それによって空いた床と背筋の隙間に彼女の腕は進入してくる。
ぎゅうっと抱き締められたのには当然反応が遅れる、続け様にくるそこへの刺激にも。
エレン「んんッ、...ぁッ...やめろバカッ!!...まずいって」
アニ「抵抗しないで何言ってんの?アンタこそ今...抱きついてるよ」
エレン「え」
嘘だと思った。女に跨られる自分、そして其れに抱き付いてしまう情けない自分。
どちらも彼女の支配欲を満たすには十分なものだった。
アニ「うわ...脚なんかでされて起ってるんだけど」
エレン「...!」
わざわざ耳元で囁かれた言葉が突き刺さる。情けない。情けない。情けない。
彼女を求めている。
アニ「ねぇ、もうさ...かっこつけてないで言っちゃえば?」
エレン「何を...ッ」
アニ「それはさ...」
期待 えろい
アニ「このスレが腹筋スレだって」
エレン「!!!」
アニ「>>1をよく見てみな」
フ 意にも彼女のことを求めてしまう自分がいた。
け ッ か的に言ってしまえば―――女々しくも今、押し倒されたことを悦んでいる。
せ っ キ んする頬、鼻にかかる金色の髪の毛、その一本一本がまるで囁いて来るかのように迫る。
そ ん な ン 聞いていない、いつもの様に言える筈だった。もう遅い。
エ レ ン 「 ス ぐ...離れろって、何してんだよお前ッ!」
ア ニ 「 は な レ たくないのは...あんたの方じゃない?私の背中を掴んでるのはアンタの手だよ」
エレン「斜めなんて...み、認めねえぞ俺はッ!!おい!!最後までシやがれっ!!!」
アニ「じゃ、あとは一人でシコってな。私は寝るよ」ファァ
エレン「あああぁぁああああああ!!!!!!」
完
やあ (´・ω・`) ようこそ、腹筋スレへ。
この干し肉はサービスだから、まず食べて落ち着いて欲しい。
うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このタイトルを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「逆レイプ」みたいなものを期待してくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このスレを立てたんだ。
じゃあ、注文を聞こうか。
またお前か
>>3 >>6 >>16
∧,,∧
( `・ω・) ようこそID腹筋スレへ!
/ ∽ |
しー-J
ここはsageずに書き込み、出たIDの数字の回数だけ腹筋をするという、
硬派なトレーニングスレです。
例1 ID:wwh7KM12 ID抽出 の場合 7+12=19 なので19回頑張りましょう。
例2 ID:bicycle. ID抽出 の場合 数字がないので今日は一休み。
さあ、存分に腹筋するがよい
あれとは別人だよ あんなにうまくかけないんだよ
それよりねぇねぇ
今どんな気持ち?
∩__∩
♪ / ⌒ ⌒ヽ
/(●) (●) ハッ
| (_●_) | ハッ
__彡 |∪| ミ
\__ ヽノ> >
/ /(_/ ♪
(_⌒ヽ′∩__∩
`| /ヽ| /⌒ ⌒ ヽ ♪
(ノ U(●) (●)|
ハッ | (_●_) |
ハッ 彡 |∪| ミ__
< < ヽノ __/
♪ \_)\ ヽ
\ ヽ
(フ ̄ ̄つ Y⌒_)
/ ヽ. |/ヽ|
:| ー |: (ノ U
: >、 U(_●
|| 三| |゚。
|| 三| |:
(_(  ̄(_): ←>>19
俺のときめき返せ
このSSまとめへのコメント
(°д°)
( ゚д゚)
( ゚д゚)
\(^o^)/
( ゚д゚)
しさは
さらにもねとか
あ
ワロタwww
腹筋スレだったのかよ!
\(^o^)/
途中から方向性変わったな