真姫「全部わたしの妄想よ」 (19)

りんぱなよ永遠に
エリチカが咲いた
真姫ちゃんと愉快な仲間達でした。

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にこ「今日の合同体育最悪だったわよっ!なんで全員酸欠になるまでカバディやらされなきゃなんないわけっ!?」


希「ウチ気絶したの人生初やったわ…」


絵里「予定だと今日は体力測定だったらしいわよ?…これはもう誰かの陰謀としか思えない……まさか…国…?」


にこ「…私ら酸欠にして一体どんな経済効果があんのよ!」


希「端から見るとかなり異様な光景やったと思うで?女子高生が次から次へとバッタバタ倒れてって…」


にこ「…校庭でやってたら通報されてたわね」


真姫「…」

1日1レス定期



にこ「そう言えば絵里、アンタ頭大丈夫?」


絵里「……なに?突然ケンカ売ってきたわね…いいわよ?やろうじゃない…」


にこ「は!?ちっ違う違う!!杵でブン殴られたとこはもう大丈夫なの?って言いたかったのよ!」


絵里「えっ?あぁ…なによもう、紛らわしい聞き方して…もう心配ないわ、大丈夫よ…それにしてももうちょっとで必殺のハラショーサンボお見舞いするとこだったわ」


にこ「……なんなのそれ」


絵里「すっごいわよ?コレをマトモに喰らえば…それはもう音ノ木坂の果てまで吹っ飛んじゃうんだからっ!」


希(せっま)


真姫(そろそろね)



ガチャ


花陽「グッドイーブニンッエリチカちゃ〜ん!!お祈りは済ませたかい!?神罰の代行、ライスマスター小泉花陽で〜すっ!!」


にこ「は、花陽っ!!?」


絵里「っ!!?いやぁああああああっ!!!許してっ!!許してぇぇえええっ!!」


希「えりちまた何かやらかしたん!?」


にこ「ハラショーサンボどーしたのよっ!?」


絵里「いやあぁあああ嘘チカあぁあぁぁああっ!!再従兄弟のセルゲイおじさんの話だったチカあぁぁあああっ!!」


凛「…っ!かよちん落ち着くにゃっ!!さっき絵里ちゃんが食べてたのはライスパック斜めに切ったやつだよ!おにぎりじゃないから!!」


花陽「がるるるるるるっ!!」


にこ「花陽!落ち着きなさいっ!」


凛「かよちんどーどーにゃ、どーどー…」ナデナデ




真姫(……もう一匹いれば…)



穂乃果「お疲れ〜っ!」


ことり「お疲れ様〜」


海未「お疲れ様で……絵里は何故、部屋の隅っこで震えているのですか?それに花陽…あぁ…分かりました」


穂乃果「今日もいい天気だし、早く屋上行こうよ!」


希「そうやねぇ、ほらえりち、行くよ?」


絵里「ウラーエリチカ…ウラーエリチカ…ウラーエリチカ…」ブツブツ


海未「…最初は私が指揮を執らせて貰います」


凛「ホ〜ラッ、かよちんも行くよ?」


花陽「あんなに精米したのに…」ブツブツ


ことり(もう絵里ちゃんがお米を持ってるだけでダメなんだね…)




真姫(突然花陽がフランスパン渡してきたら……冷静で居られるかしら…)



絵里「ホラッ!にこ!また手先がにこにーになってるわよっ!」


にこ「っ!?嘘でしょ!?私そんな事してた!?」


穂乃果「うん、なってた…見ててちょっと面白かったもん」


にこ「〜っ!!」



花陽「…」



絵里「は…花陽?そこのステップ少しだけ遅れて」


花陽「」ギロッ


絵里「…うぅ…」



海未(…これはちょっと)


希(アカンね…)


真姫「…」







真姫「花陽」



8人「っ!!?」



ことり「まっ真姫ちゃん!?」


にこ「アンタ…」


穂乃果「久しぶりに声聞いた…」


凛「凛はこの前喋ったにゃ」


花陽「…そう言えば凛ちゃん言ってたね」


にこ「うそっ!?何話したの!?」


凛「サーカス行こうって」


希「??…サーカス?」





真姫「隣人を」


8人「!?」







真姫「隣人を……愛しなさい」



8人「?」



「ちょっと…どーゆー事?」ヒソヒソ

「穂乃果に聞かないでよ…」ヒソヒソ

「わかんない…」ヒソヒソ

「…確か、キリスト教の教えだったと思います『汝自身を愛する様に、汝の隣人を愛せよ』と言う…」ヒソヒソ

「なんで真姫ちゃんはそれを今言ったんだろう」ヒソヒソ







希「…たぶん、花陽ちゃんとえりちの事を言っとるんやないの?」



絵里・花陽「え?」


真姫「スピリチュアルね」



希「えりちはずーっとポンコツな行動で花陽ちゃんの怒りを買ってきて…」


希「花陽ちゃんは脅迫紛いの言動でえりちを追い詰めて」


希「お互い、愛が足りてないんじゃない?って事なんと違う?」







にこ「……私もそれが言いたかったのよ…」


穂乃果「にこちゃんさぁ…」


凛「チッ…そうですね」


海未「矢澤先輩、慎んでください」


ことり「…」




希「にこっち……1人でカバディやる?」


矢澤先輩「悪かったわよっ!!」



絵里「…花陽……あの、その……ご、ごめんなさい!」


花陽「…」


絵里「今までの事、花陽には本当に申し訳ないと思ってるわ…でも、どうしても色々と試したくなっちゃって…気が付いたら花陽を怒らせてしまってた…」


絵里「でもね、私もご飯が好きなの!それだけは本当よっ!決して侮辱するつもりなんか無かったの!本当よ…」


花陽「…」


絵里「だから……どうかまた…私と…仲良くして下さい…」


絵里「…お願いしま」ダキッ






絵里「え?」


真姫「…」




花陽「……ごめんね、ごめんね絵里ちゃん、花陽…馬鹿だったよ…」ギュッ


花陽「なんであんな事したのかな…なんであんな酷いこと…平気でしちゃったのかな…」


花陽「お米より大切なものなのに…」グスッ


絵里「…花陽っ」ウルッ


花陽「だからね、どうかまた…花陽と仲良く…して下さい!」


絵里「!…えぇ!こちらこそ!」


花陽「〜っ!!絵里ちゃああぁんっ!!」ガシッ



にこ「…ほんと、世話が焼けるわねぇ」


希「世話なんか焼いてへんやろ?にこっち」


穂乃果「うん!良かった良かった!」


ことり「ホントだね♪」


海未「全く、ハラハラしましたよ……ふふ」




凛「…真姫ちゃん…ありがとう」


真姫「…」


凛「凛はいつも見てるだけで…全然仲直りさせてあげられなかったから…」


凛「だから」








真姫「」サッ

なんだこれ



凛「真姫ちゃん?それなに?」


穂乃果「?トマト?」


にこ「どっから出したのよ…」





真姫「実は私ね」













真姫「リコピン不足だったのよ」パクッ


8人「??」



…………………。



…きちゃ〜ん、まきちゃ〜んっ



真姫「zzZ」


「…にゃっ!」バシッ


真姫「ふぁっ!?な、なにっ!?」


凛「もう真姫ちゃん!練習始めるよ!」


花陽「り、凛ちゃん…叩いちゃダメだよ…」


真姫「え…あれ?私いつの間に…」


真姫「て言うか、屋上に居たわよね?」


凛「凄いにゃ真姫ちゃん!夢の中でも練習してたんだ!」


花陽「疲れが溜まってたんだよね…起こしちゃってごめんね?」



真姫「…あぁ…そっか…穂乃果達は生徒会で来れないんだっけ…それで待ってる内に寝てしまってたのね」


真姫「そっか…そうよね……私達は…」






真姫「……夢の中で…久しぶりに絵里たちに会えたわ」



凛「…真姫ちゃん」


花陽「…」


真姫「何だかよくわからない夢だったけど、楽しかったわね…」




凛「…」





花陽「……今日は、練習お休みにしよっか」


真姫「えっ…いいわよ、そんなに気を回さなくても」


花陽「部長命令です♪」


凛「!さっすがかよちんにゃ〜!じゃあ今日は部室でのんびりしよっか!」




真姫「…」




真姫「…ふふっ、二人とも…ありがと」



花陽「それじゃあアイドルDVD観ながらゆっくりお話でもしようね♪」


凛「じゃあ凛はことりちゃんからお菓子貰ってくる!」


真姫「凛、生徒会の仕事中なんだから、邪魔したら駄目よ?」


凛「え〜っ、お菓子ないとつまんないよ〜」


花陽「大丈夫だよ凛ちゃん、花陽おにぎり持って来たから」×6


真姫(まぁ…50個も持ってくるわけ無いわよね…)



凛「わ〜い♪じゃあ今日は凛がお茶入れるね〜」


花陽「うん!お願いするね」


花陽「あ、それから真姫ちゃんにはコレをあげるね」ゴソゴソ


真姫「?」










花陽「はい!フランスパン♪」

真姫「なんでだよッッ!!!?」

凛「おわりにゃ」


〜沈黙の真姫ちゃん・完〜

今までの全部夢だったのかよ!
乙!!!

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