美城常務「華麗なる美城一族」 (101)


P「よし! これで今日の業務は終わり!」

ちひろ「お疲れです!」

留美「私も終わったわ」

P「ありがとうございます、留美さん。いつも手伝って貰ってすみません」

留美「これ位なら大した事ないわよ」

P「いやいや、本当に助かりますよ」





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ちひろ「みんな順調にお仕事が増えてきてますからね」

P「確かに。忙しくなってきましたけど、嬉しい悲鳴です」

留美「これもP君のお陰よ。あっ、この書類にサインだけお願い出来るかしら?」

P「ありがとうございます。お安い御用です……よっと」

留美「よろしくね」

P「えーと……名前と住所と……」カキカキ

留美「…………」




P「あとは判子をって……コラッ!」

留美「……ちっ」

P「アイドルが舌打ちしないで下さい! そしてまた書類に茶色い紙を忍ばせて!」

留美「出来心よ」

P「この出来心は何度目ですか!」



ちひろ「様式美ね……」






ちひろ「あっ! そういえば聞きましたか?」

P「はぁ……はぁ……な、何かあったんですか?」

留美「…………」シュン

ちひろ「なんでもニューヨークに出向していたアイドル事業部の統括が戻ってくるそうですよ!」

P「えぇ!?」

留美「?」




ちひろ「あっ、でもまだお会いした事ないですよね? 確か出向したのはふたりが来る前でしたから」

留美「確かに無いわね」

P「そ、そうですね」ダラダラ

留美「どうしたの?」

P「な、なんでもないです! そ、それより久々に飲みにいきましょう! 奢りますよ!」

ちひろ「わーい♪」

留美「そして私を酔わせて送り狼に……」

P「なりませんよ!!」



─────
───





翌日



留美「お、おはよう……」

ちひろ「うぅ……」

P「お、おはようございます……」

ちひろ「あ、頭痛い……」

P「飲み過ぎですよ……」

ちひろ「人の奢りで飲むお酒だと思うとつい……」

留美「実はインスタントの味噌汁を買ってきたんだけど……飲む?」

ちひろ「留美さん愛してる!」

留美「申し訳ないけど先約がいるのよ」




P「あぁ……身に染みる」ズズズ

ちひろ「最近のインスタントも馬鹿に出来ませんね」ズズズ

留美「美味しい」ズズズ




留美「そういえば、昨日言ってた重役っていつ来るの?」

P「…………」

ちひろ「えーっと、確か今日帰国して明日から出社だって話ですけど……」



ガチャ



P「!?」




舞「おはようございます!」

P「ま、舞か……おはよう!」

舞「?」

留美「おはよう、舞ちゃん」

ちひろ「おはようございます!」



P(び、びっくりした……)




P「そうだよな……明日からって……」ブツブツ



舞「そういえば、さっき背の高い女の人に道を聞かれて……」

P「なに!? ど、どんな人だった!?」

舞「えーっと、わくいさんよりも少し高くて、スーツを着てて……」

P「…………」ゴクッ






舞「丁度今そこにいる……」



P「え?」






常務「邪魔をするよ」



P「!!!???」





ちひろ「お帰りなさい、常務!」

常務「久しぶりだね、ちひろ君」

ちひろ「はい♪」



常務「舞君には先ほど挨拶したが、君は初めてだったな」

留美「和久井留美です。よろしくお願いします」

常務「常務取締役の美城だ。よろしく頼む」



留美(あれ? この人……)

常務(む……何か嫌な予感がする……)




美城「それから……」

P「へ? あ、あの、私は! ここでプロデューサーをやらせて貰っている者です! どうぞよろしくお願いします!」

美城「…………」

P「…………」ダラダラ




美城「まぁ、いいだろう」

P「……ほっ」



美城「えー、これからは私がアイドル部門の統括として色々指示する事になるだろう。皆の働きには期待しているぞ」

『はい!』

美城「それでは私は失礼するとしよう」



美城「……そういえば、P君と言ったかな?」

P「!?」

美城「後で私の部屋に来るように」

P「は、はい……」



美城「では」カツカツ




留美さんの楽しい書き取り講座(婚姻編)は、どの次元でも絶好調だな…


舞「少し緊張しました……」

ちひろ「ふふっ、実はああ見えて優しい方なんですよ?」

留美「…………」

ちひろ「どうしたんですか?」

留美「あの人には何か……」

ちひろ「?」

留美「いえ、なんでもないわ。それよりP君はなんで常務に呼ばれたのかしら?」

P「え?」

ちひろ「確かに」

P「い、いやぁ、もしかしたら昇進とかしちゃうのかな~! あはは!」



P「と、とりあえず行ってきまーす!」ヒューン



ちひろ「……さて、追いかけましょうか」

留美「え?」

ちひろ「昨日からのプロデューサーさんの様子……これは絶対何かありますよ!」

舞「わぁ、まるで探偵さんみたいです!」

留美「確かに気になるわね。行きましょう!」

ちひろ&舞「おー♪」




常務の部屋



P「……あの~」コンコン

常務「入りたまえ」

P「し、失礼しまーす」



留美「様子はどう?」コソコソ

舞「今入っていきました!」コソコソ

ちひろ「部屋の前まで行きましょう!」コソコソ





P「それでお話と言うのは……」

常務「いやはや、驚いたよ。まさか君がこの事務所に居るとはね」

P「は、はぁ……」

常務「私がNYに行っている間、連絡もしてくれないんだもの」



留美「なんて?」

ちひろ「何やら、おふたりは知り合いっぽいですよ」

留美「えぇ!?」





P「いやぁ、忙しかったというか何というか……」

常務「そうか。P君も頑張っていたんだな」

P「ま、まぁ、ぼちぼちですが……」

常務「ふむ……だがな……」





常務「ずっと連絡が貰えなくて、お姉ちゃんは寂しかったんだぞ!」






ちひろ「え、ええええ!!!???」



留美「ど、どうしたの?」

舞「今お姉ちゃんって!」

留美「!?」



留美(常務がP君のお姉さん!? まさか、さっき感じたものは肉親だから!?)




常務「お姉ちゃん、寂しくて寂しくて。およよ」ダキッ

P「く、苦しい! あ、あの~、業務中では?」

常務「業務は明日からだ! 今日は飛行機が早く着いたから寄っただけ!」

P「そ、そうですか……ですが常務」

常務「今はプライベートだから、昔みたいにお姉様と呼びなさい!」

P「いや、元々お姉様なんて言ったことないから!」




P「そ、そうだ! お、俺これから取引先に電話しないと!」

常務「そんなものは、ここですればいいだろう」

P「いや、資料がないと!」

常務「そ、そうなのか……」シュン

P「という事で失礼しまーす!」

常務「うん……またな」



ちひろ「まずい! プロデューサーさんが出てきます!」

舞「!?」



ちひろ「壱!」

留美「弐!」

舞「……散っ!」



ガチャ

P「なんだ? 何やら人影が……」



P「はぁ……それより不味い事になったなぁ」





──



P「戻りました~」

ちひろ「はぁ……はぁ……」

留美「ぜぇ……ぜぇ……」

舞「お、おかえりなさい!」

P「?」




P「どうしたんですか?」

留美「な、なんでもないわよ!」

P「はぁ」



ちひろ「いいですね? さっき私たちが聞いたという事は内緒ですよ!」ボソボソ

舞「はい」コクコク

留美「わかってるわ」ボソボソ




P「さーて、そろそろ営業の準備を……」

舞「いつでも大丈夫です!」

P「さすがは舞だ! えっと留美さんは?」



留美「…………」

P「ん? ケトルの前で何を?」

留美「いえ、お姉さんにご挨拶をと思って」

ちひろ「全然わかってない! さっき内緒って言ったじゃないですか! ……あっ」

舞「あぁ……」




──



P「──つまり扉の前で聞いていたと」

ちひろ「はい……」

舞「ごめんなさい……」



留美「お湯が沸いたわ。とりあえず、お姉さんにお味噌汁を……」

P「味噌汁はもういいですってば!」

留美「日本食が恋しいと思って」

P「るーみん!」




P「まぁ、いずれバレる事なんで仕方ないですけど」

ちひろ「でもまさかプロデューサーさんが美城の人間だったとは……」

舞「あれ? でもプロデューサーの苗字って」

P「母方のほうを名乗ってるんですよ。実際にこの事を知っているのは重役でも一部だけですからね」

留美「素敵ね」

P「コネとか嫌なんですよ。面接もちゃんと贔屓無しでと人事部長にだけは話しておきましたから」





ちひろ「でもこれからどうするんですか?」

P「出来れば今まで通りでお願いしたいんですが……」

舞「任せてください!」

P「舞は良い子だな~」ナデナデ

舞「えへへ♪」

留美「私も任せて頂戴。そしてナデナデを」

P「留美さんは年を考えて下さい」



P「って! 営業に行かないと!」

ちひろ「いってらっしゃーい」

留美&舞「いってきます!」



─────
───




父親が北大路欣也になりそうなタイトルだよな

美城常務「ちょ、待てよ!(TBS版感)」

>>32
デッドエンドじゃないですかー!やだー!


翌日 会議室



常務「──というわけで、今後の事業は私主導で行うものとする」

P「…………」



常務「あと、今あるプロジェクトは白紙に戻す事にする」

P「えぇ!?」



ざわ・・・
ざわ・・・



常務「安心したまえ、ジョークだ。NYジョーク。ふふふっ」

P「洒落にならんわ! あと一々LAみたいに言うな!!」





会議後



P「はぁ……疲れた……」

P「思わずツッコミを入れたら周りから変な目で見られてしまった。まぁ、新人が常務にああすれば当たり前か」

P「でも、この先大丈夫かなぁ……みんなもバラさないでくれるといいけど……」



ガチャ

P「ただいま会議から戻りました~」

友紀「おかえり! 若社長!」

P「誰だ! 早速バラしたのは!!」




友紀「いやぁ! 昨日は中々愉快な事があったみたいだね!」

P「全然愉快じゃねーよ!」

友紀「見たかったな~!」

P「ちひろさんは買い出し中で、今日は舞がオフ。という事は……」



留美「Pさん。事務仕事が沢山残ってるわよ」

P「やっぱりアンタか」

留美「遊んでないで早くしなさい」

P「くっ……納得いかない……」





留美「Pさん、これお願いするわ」

P「はい」

友紀「あれ? プロデューサーへの呼び方変わった?」

留美「もう公認の仲ですもの」

P「誰と誰がですか」

留美「これもお願いね」

P「了解です……ってもう騙されませんよ」

留美「ちっ」

P「だから舌打ち!」




P「油断も隙もあったもんじゃない」

留美「わかったわよ。これだけお願いね」

P「はい」

留美「ありがとう。じゃあ少し席を外すわ」

P「どちらへ?」

留美「ちょっと役所に免許証の更新にね」

P「なるほど。いってらっしゃい」

留美「行ってきます」



P「ん? 役所に免許証?」




友紀「プロデューサー! さっきのはゼ○シィの付録の!」

P「え?」

友紀「実際に使えるピンクの結婚届だよ!」

P「なに!? 茶色じゃないから油断してた!」



留美「ふふっ、もう遅いわよ!」

P「くっ!」




ヒュン ヒュン

留美「な、なに!?」



バシッ‼︎

留美「きゃあ!」バタン



P「な、なんだ!?」



???「嫌な予感がしたから来てみれば……やはりこういう事か……」

留美「うぅ……」

???「だが私が本気を本気を出した以上……」









常務「アイドル業界は今日滅亡する!!」



P「業界は滅亡しちゃダメ!!」




留美「お、お義姉さん……一体何を……」

常務「誰がお義姉さんだ!!」



P「常務! どうしてここへ?」

友紀「おお! あれがプロデューサーのお姉さん!」

常務「いや、最初に会った時に嫌な予感がしてな。こうしてやってきたわけだ」



突然の聞仲に草


友紀「でもあんまり似てないね」

P「ああ、俺は母親似だからなぁ。常務は父親似だけど」

常務「だからお姉様と」

P「呼ばないし、業務中!」

常務「くっ」

留美「お義姉様!」

常務「君にお義姉さまと呼ばれる筋合いは無い!」




prrrr……

P「あっ、電話だ」



常務「弟に手を出すのは許さん」

友紀(ブラコンなのかな?)

留美「ふふっ、そろそろ弟離れした方がいいですよ?」

常務「いいのかな? その気になれば私の権限で君を……」



P「やった! 今週のCDチャートで留美さんが1位ですよ!」



留美「ふふふっ」ドヤァ

常務「ぐぬぬ……」



Pa誰かなって思ってたら、ユッキだったか
なかなか珍しい組み合わせ

既にもう嫁小姑戦争が


常務「くっ……今日の所は失礼する」

P「早く仕事して下さい」

常務「あんまり強く言われると、お姉ちゃんは悲しいぞ」



友紀「あっ、プロデューサー! そろそろあたしの営業の時間だよ!」

P「げっ! 忘れてた!」

常務「どこだ?」

P「赤坂のブーブーエスです」

常務「ほう、それならば丁度良い。私も挨拶へ行く所だったのだ」

友紀「おお!」

常務「私の愛車で君達を送って行こうではないか」

P「いいんですか?」

常務「これも仕事の内だからな」




留美「なら……私も……」

P「留美さんはこれからダンスレッスンでしょう?」

留美「うっ……」



常務「ふふん」ドヤァ

留美「ぐぬぬ……」



P「それでは行ってきます!」

友紀「行ってきまーす!」

留美「い、いってらっしゃい」

常務「はっはっはっ!」




ガチャ

ちひろ「戻りました~って、あら?」

留美「うぅ……」シクシク

ちひろ「る、留美さん!?」



─────
───




>>40 訂正

???「だが私が本気を本気を出した以上……」



???「だが私が本気を出した以上……」

???「だが私が本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を本気を出した以上……」

誤作動すまぬ

こぇぇよw

>>52 のレス中に一つだけ「木」があります!探してみよう!

どんな誤作動だよww

>>52がかわいい


P「え~、いきなりだが、この部署の海外公演が決まったぞ!」

友紀「おお!」

留美「どこかしら?」

P「フランスです!」

舞「私、海外初めてです!」

ちひろ「うーん、楽しみですね!」

P「あっ、ちひろさんは留守番ですよ?」

ちひろ「なんで!?」




友紀「フランスの野球、興味あるな~!」

P「マイナーらしいけど、結構人気はあるみたいだぞ?」

友紀「おおっ! それは期待大だねっ!」

P「いや、観に行かないぞ?」

友紀「なんで!?」

P「目的忘れてない?」




留美「フランスは前の仕事で、何回か行ったわね」

常務「ふんっ、私だって何度も行っている」

P「そこ、張り合わない! って何でいるんだよ!」

常務「普通、海外公演と言ったら朝のニュースになるレベルだぞ? 責任者が付いて行くのは当たり前だろう」

P「いや、それはそうだけどさ」

ちひろ「じゃあ私も!」

常務「ちひろ君は日本との連絡係だ」

ちひろ「そ、そんな~!」




友紀「そういえば、パスポート無いや」

舞「私も無いです」

P「俺も確か有効期限が切れそうだったな。そうだ! せっかくだし一緒に行くか!」

友紀「おお! それは名采配だねっ!」



留美「ぐぬぬ……まだ期限が残ってるわ……」

常務「私もだ……」




舞「プロデューサーはフランスに行った事あるんですか?」

P「まぁ、小さい頃に何度か……」

友紀「美城の御坊ちゃまってこと忘れてたよ」

P「と、とりあえず海外公演に向けて、みっちりレッスンするぞ!」

留美&友紀&舞「おー♪」




なんやかんやで出発当日 成○空港



P「航空券よし、パスポートよし、準備万端だな!」

留美「いよいよね」

P「そうだ! 飛行機の中は乾燥するからマスクを忘れるなよ?」

舞「はい!」

P「それから時々ストレッチも忘れない様に。あと、ずっと靴だと疲れるからスリッパも……」

友紀「流石に旅慣れしてるね」






舞「楽しみだな~♪」

P「ははっ、初めての海外ってワクワクするよな。って留美さんと友紀は?」



留美「Pさんの隣は私よ」

友紀「え~! 私も隣がいい!」

留美「ダメよ」

友紀「なにを~!」



P「何をやってるんだ?」






ちひろ「アイドル同士のマジギレはご法度ですよ?」

留美「わかってるわ」

友紀「揉めたらコインでね」



留美「裏」

友紀「表」チーン



留美「っし!!」

友紀「くそぅ!」



P「舞は俺の隣な?」

舞「はーい♪」



留美&友紀「!?」












ちひろ「うぅ~、お土産忘れないでくださいね?」

P「ははっ、わかってますよ」

ちひろ「絶対ですよ!」

P「そういえば、姉さ……常務はまだ来てないのかな?」



常務「とっくにいるぞ」



P「うおっ! びっくりした!」

常務「マスクやスリッパを用意していたのだ」

友紀「あっ、やっぱり姉弟だ」




P「それでは行ってきます!」

常務「行ってくる」

留美&友紀&舞「行ってきま~す!」

ちひろ「皆さん、お気を付けて! あと公演頑張ってください!」




飛行機内



常務「さて、P君は私の隣だな」

P「俺の隣は舞ですよ?」

常務「!?」

P「常務は留美さんと友紀と3人席でお願いします」

常務「そ、そんな!」




離陸後



舞「わー! 本当に空を飛んでる!」

P「ははっ、凄いだろう?」



留美「…………」

友紀「…………」

常務「…………」




友紀「そういえば常務」

常務「なんだ?」

友紀「やっぱりお金持ちだと骨肉の争いとかあるんです? 仲代達矢みたいな」

常務「あるわけ無いだろう! というか君はいくつだ!?」

友紀「てっきり映画みたいに同衾があると思ってた」

常務「なんだ!? 欲求不満なのか!?」

友紀「ふぇ!? あ、あたしはそういうのはあんまり……」




友紀「る、留美さんは?」

留美「恋愛をする暇も無く、ず~~っと仕事一筋で生きてきたのよ? もちろんヴァージ……」

友紀「わー! わー! この話題は無しっ! CAさん! 飲み物を!」



留美「私は白ワインを」

常務「同じく」

友紀「私はビール!」










舞「えへへ♪ 機内食もコースみたいです!」

P「昔より美味しくなったよな~」



ドンチャン ドンチャン



P「ん? なんだか騒がし……げっ!」



友紀「ゆぬ びえーる しるぶぷれ~♪」

留美「にゃ~ん♪ にゃ~ん♪」

常務「棚からボタニカって! くくくっ!」



P「ど、どうなってるんだ……」



ダメだこの大人たち

むしろ大丈夫だと思っていたのか…?

スマホSNS全盛の時代に機内でドンチャン騒ぎはヤバいですよ!


~10時間後

シャルル・ド・ゴール空港



P「──大体ね! あなた達はもういい大人なんですから節度を持って」ガミガミ

友紀「うぅ……頭に響く……」ガンガン

留美「き、気持ち悪っ……うぷっ……」

P「それにアイドルなんだから周りの目も」ガミガミ

常務「わ、私はアイドルじゃ……」

P「そういう問題じゃないだろ! それにアンタは最高責任者で一番年上だろうが!」ガミガミ



フランス人「なんだ? 酔っ払いか?」

舞「Oui」





P「とりあえず、今日はもう夜なのでホテルに向かいますけども」

舞「夜なのにまだ明るいんですねっ!」

P「面白いだろ?」

友紀「ひ、陽射しがっ……」

留美「眩しい……」

P「よーし、酔っ払いは放っておいて行くぞ~!」

舞「はーい!」

常務「ま、待って……」



───




>>52だけど可愛いって言われたのは初めて//


ホテル



P「さーて、荷物も置いてと」

留美「お、同じ部屋じゃないの……?」

P「当たり前でしょう。俺はひとり部屋ですよ」

常務「そ、そんな……姉弟ならいいではないか……」

P「よーし、舞! 夜ご飯食べに行くぞー!」

舞「楽しみー♪」




留美「Pさん……少しだけ待ってて……」

P「え?」

留美「お、お願い……」

P「うーん、少しだけですよ?」

留美「わ、わかったわ……あなた達も」

常務「う、うむ……」

友紀「はーい」






P「いったい何なんだろう?」



留美「ふふっ、待たせたわね」

友紀「お待たせー!」

常務「それでは行くとしよう」

P「な!? この短時間でいったい何が!?」

留美「ふふっ、こんな事もあろうかと……」



ジャーン



留美「インスタントお味噌汁を持ってきたのよ!」

P「味噌汁って凄い」




レストラン



友紀「うっ! メニューを見ても全然わからない!」

留美「私も英語なら多少わかるけど、フランス語はね……」

友紀「うーん、千夏さんがいればなぁ」

P「それじゃあ、適当に頼むか?」

友紀「え?」



P「Quelles sont les spécialités d'aujourd'hui ?(今日のオススメは何ですか?)」

留美&友紀「!?」



常務「Vous avez des apéritif ?(食前酒はあるかな?)」

留美「!!!???」



友紀「美城一族……恐るべし……!」



ギャルソン「Quelle cuisson préférez-vous?(肉の焼き加減はどうしますか?)」

舞「saignant(ミディアムレアで)」

留美「舞ちゃん!!!???」



これは舞さんだな


友紀「うーん! 美味しい!」

留美「本当ね!」

P「最近は日本の調理法が流行ってるらしいので、日本人の口に合うものも多いみたいですね」

友紀「へ~!」

常務「ワインも料理に合うな」

留美「そうですね」

P「あんた達、さっきの痴態をもう忘れたのか?」

常務「うっ……!」

P「ったく! その一杯だけですからね!」

友紀「さすがプロデューサー!」

留美「愛してるわ!」

常務「どさくさに紛れて何を言っている!」



─────
───







公演当日



P「リハも完璧だった! 本番も頑張れよ!」

留美&友紀&舞「はい!」

P「では美城常務からも一言お願いします」

常務「うむ。君たちには期待しているぞ。そして、ゆくゆくは我が事務所を背負って立つ人材になって欲しい」

留美&友紀&舞「はい!」



留美「ふふっ、いよいよね」

友紀「よーし! かっ飛ばしていくぞー!」

舞「おー♪」




~♪



常務「ふふっ、いいライブだ」

P「そうですね」

常務「よくぞここまで頑張ったな」

P「俺は何もしてないですけどね。彼女達やちひろさんの頑張りのお陰です」

常務「だが、君がいなければ彼女達はここまでのポテンシャルを発揮出来なかったかも知れないぞ?」

P「大袈裟ですよ」

常務「これでも私は常務だぞ? 多少なり人を見る目はあるはずだ。贔屓目無しでな」

P「……ありがとうございます」

常務「ふふふ、今後は君にも期待しているよ」

P「……はい!」



ワー ワー ブラボー ブラボー



─────
───





公演終了後



P「みんな!」

舞「プロデューサー!」

友紀「どうだった!?」

P「ああ! 最高のステージだったよ!」

留美「ふふっ、ありがとうPさん」



友紀「よーし、祝勝会だ!」

舞「わーいっ!」

P「なんかおかしい気もするけど、行きますか!」

留美「そして、その後はハネムーンに……!」

常務「おい」





友紀「思ったんだけどさ」

P「ん?」

友紀「常務ってブラコンだよね」

P「うーん、多少行き過ぎた所はあるけど……一応真面目な所もあるぞ?」

友紀「ふーん」

P「まぁ、年が離れてるっていうのもあるかもな。結構可愛がって貰ったかも」




P「年が離れてると言えば」

留美「?」

P「いや、実は俺の一個上に、もうひとり姉がいるんですよ」

舞「そうなんですか?」

P「全然会ってないんだけどな。なんか世界を飛び回っているらしいけど」

常務「あいつの話はするな……頭が痛くなる……」

P「姉さんは苦手だったからね」

常務「自由過ぎるんだ、あいつは……」



まさか、もう一人の姉って世界レベルのあの人か?






「ヘーイ!」





来たぞ、世界レベルだ!


P「!?」

常務「い、今の声は!?」

留美&友紀&舞「?」


???「イタリアから飛んで来てみれば、随分懐かしい顔触れね」



P「ま、まさか……!」

常務「そ、そんな……!」




P「ち、ちぃ姉!!」

常務「ヘレン!!」



ヘレン「フフッ、久しぶりね! P、姉さん!」



続く




とりあえず終わりです。

宜しければ最近書いたを何個か。

特に世界観は繋がってません。


東郷あい「ハニートラップ」
東郷あい「ハニートラップ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1460554133/)

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市原仁奈「じょーむのきもちになるですよ!」
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市原仁奈「せんむのきもちになるですよ!」
市原仁奈「せんむのきもちになるですよ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458301218/)

よろしくお願いします。




おつ

乙!

つづく

ちぃ姉とは一体!?
次回に続け!!!!!

乙です

乙乙
仁奈と常務の人と同じ人か
デレ常務はいいぞ

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