東郷あい「ハニートラップ」 (86)
─── ハニートラップ ───
仕掛け人のアイドルがターゲットに夢の時間を提供する過激ドッキリ
P「皆さんこんばんは! 本日もやって参りました、ハニートラップのお時間です!」
P「そして、本日の記念すべきターゲットはこちら!」
P「人気絶頂のアイドル、速水奏ちゃんです!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460554133
─── 速水奏 (17) ───
「……お返しはキスがいい? ふふっ!」
http://i.imgur.com/DMsVFYt.jpg
ミステリアスな雰囲気を持つアイドル
大人びた容姿から映し出される彼女の本性はいかに?
P「そして、今回一緒に見守っていただくゲストの方はこちら!」
P「美城専務です!」
美城「皆さんこんばんは、常務の美城だ。どうぞよろしく」
P「常務?」
美城「すまない。ついクセで……」
P「それはさて置き、美城専務。奏の所属するプロジェクトで、彼女をプロデュースしているそうですが」
美城「ああ」
P「専務から見て、彼女の印象は?」
美城「若干17才という若さでプロジェクトのリーダーを務めている素晴らしい人材だよ」
P「ふむ」
美城「そして年齢のわりには、大人びた容姿や言動をしていてるな。なんかいつもキスとか言ってるし」
美城「ただ……」
P「ただ?」
美城「実際は結構うぶなんじゃないかと最近思っている。すぐ赤くなるし」
P「なるほど」
P「というわけで、早速彼女を観察してみましょう!」
P「実はすでに作戦は実行されています!」
P「それではVTRをご覧ください」
P「どうぞ!」
──遡ること3週間前
ウソ雑誌のインタビューに来た速水奏
そのインタビューを奏と一緒に受けるのが今回の仕掛け人
─── 東郷あい (23) ───
「もっともっと多くの人を魅了する。いいね?」
http://i.imgur.com/kGTFGTB.jpg
男性のみならず、女性の人気も高い彼女
果たして、奏は彼女の誘惑に打ち勝つことが出来るのだろうか
あい「久しぶりだね、奏くん」
奏「お久しぶりです」
あい「同じ事務所とはいえ、なかなか会う機会が無かったからね」
奏「そうですね」
あい「だから今日という日を楽しみにしていたよ」
奏「ふふっ、私もです」
あい「それは嬉しいね。……さて行こうか」
───
記者「お二人は共演の経験はお有りなんですか?」
あい「過去に何度かあったかな」
記者「その時の印象とかはありますか?」
あい「彼女はとても仕事に真摯に取り組んでいてね。今でもとても尊敬しているよ」
奏「ありがとうございます」
あい「それに……」
記者「それに?」
あい「なんて魅力的な子なんだろうと思ってね。美しく妖艶で……それでいて儚げな印象を持っていて──」
奏「え? あ、あの……」
雑誌のインタビューで奏を褒めちぎる仕掛け人
奏も思わず驚きの声をあげる
P『奏も赤くなってますね』
美城『いや、あんなイケメンにあれだけ褒められたら、誰だって赤面するだろう』
P『気持ちはわからなくもないですけど、イケメンって……』
記者「速水さんは東郷さんに何かありますか?」
奏「わ、私もあいさんには憧れを持っているわね。その……格好良くて綺麗で……えっと」
あい「ふふっ、ありがとう奏くん。嬉しいよ」
奏「い、いえ! こちらこそ!」
P『むちゃくちゃ動揺してますね』
美城『それに対しての大人の余裕というやつか。なかなか効いているのではないか?』
P『かなり効いてますね』
序盤から激しく攻める仕掛け人
それに思わず動揺してしまうターゲット
いつもの余裕は一体どこへいってしまったのか
記者「では次に、好みのタイプとかはありますか?」
あい「好みのタイプ? そうだな……」チラッ
奏「?」
あい「クールで大人びているけど、たまに見せる年相応の可愛いらしさを見せてくれる子かな?」
奏「……!」
あい「ふふっ」ウインク
奏「!!!???」
P『このチラ見からのウインクですよ』
美城『これは勘違いするだろ』
あい「ああ、今の質問はオフレコということで。一応アイドルなのでね」
記者「では、私の胸にしまっておきますね」
あい「ふふっ、よろしくお願いするよ」
───
記者「それでは取材は終了となります。ありがとうございました」
あい「ありがとうございました」
奏「あ、ありがとうございました……」
終始、仕掛け人のペースだったが……
ターゲット・速水奏の心境はいかに!
P「どうでしたか? 今のVTRを見て」
美城「流石だな。あの速水奏があそこまで押されているのを見る機会なんて、そうそうないぞ」
P「思いっきり好意をぶつけられてましたからね」
美城「というか、あんなの普通惚れてしまうだろ!」
──ウソ取材から2週間後
美城「君たちの雑誌のインタビューは大変素晴らしかったぞ」
あい「ありがとうございます」
奏「ありがとうございます」
P『実は専務にも仕掛け人として動いて貰っていました』
美城『どうだ? 名演技だろう?』
美城「そこでだ。君たちには新しくユニットを結成して貰おうと思っていてな」
奏「わ、私たちがですか?」
美城「不満か?」
奏「ふ、不満なんて……そんな……」
あい「私は喜んでやらせて貰うよ」
奏「あいさん……」
あい「ふふっ」ウインク
奏「!?」
P『出た! 伝家の宝刀!』
美城「さて、君はどうする?」
奏「や、やります!」
こうして決まった新しいユニット(もちろんウソ)
美城「では結成記念にささやかな会食でも開こう」
奏「まだ夕方なんだけれど……」
美城「細かい事はいいではないか。店も予約してあるから向かうとしようか」
──都内某所 カフェ
前回の取材とは違い、プライベート感が強いこの場所で、速水奏は一体どんな姿を見せるのか
美城「さて、ここは食事もあるから好きなものを選ぶといい」
奏「…………」
P『あんまり喋らないですね』
美城『たぶん緊張してたのではないか?』
P『なるほど』
───
しばらく会食が進んだところで……
美城「おっとすまない。少し用事を思い出してしまった。すぐ戻るから待っていてくれ」
美城専務が席を外し、暫しの間ふたりきりに
あい「どうしたんだい? さっきからあまり喋らないようだが」
奏「え? そんなことはないですよ」
あい「……もしかして、私とユニットを組むことを後悔しているのかい?」
奏「こ、後悔だなんてそんな!」
あい「私は奏くんと組めて、すごく嬉しいんだがね」
奏「わ、私も嬉しいです! ただ……その……」
あい「?」
奏「私なんかでいいのかなと思って……」
あい「ふふっ、そんなことか」
奏「そ、そんなことって……」
あい「前にも言っただろう? 君は魅力的な子だって」
奏「あいさん……」
あい「……それに以前から興味もあったしね」
奏「え?」
奏「それはどういう──」
美城「いやぁ、すまない。遅くなってしまったな」
奏「!?」
美城「どうした? 顔が赤い様だが」
奏「な、なんでもないです! それよりも仕事ですか?」
美城「え!? そ、それがビーチボーイズの再放送があるのを忘れていてね。予約を頼んでいたんだよ!」
P『離席の理由くらい考えておいてくださいよ……』
美城『だって急に聞かれたから……』
美城「そ、そういえばお互いの連絡先は知っているのか?」
あい「確かに交換していなかったね。奏くん、教えてくれるかい?」
奏「は、はい!」
あい「ふふっ、ありがとう。すぐに連絡するとしよう」
奏「待ってます!」
あい「……だけど君からも連絡をくれると嬉しいかな?」ボソ
奏「……っ!」
奏「…………」コクコク
あい「ふふっ、私も待っているよ」ボソ
こうして連絡先を交換したふたり
そして巧妙な罠を仕掛ける東郷あい
果たして、速水奏の運命や如何に!!
P「さて、ここまでVTRをご覧になっていかがですか?」
美城「もう堕ちてないか?」
P「いやぁ、まだまだですよ。これからが本番ですからね」
P「ちなみに会食以降の様子はどうでしたか?」
美城「他のアイドルにはいつも通りの調子で接していたぞ。たまにソワソワしていたが」
P「その辺りもVTRに収めてあるのでどうぞ」
加蓮「見て! 新しいリップ買ったんだ!」
奈緒「へえ、乾燥するからか?」
加蓮「そういうのじゃないよ!」
奏「でも可愛らしいデザインね」
加蓮「でしょでしょ? ふたりにも塗ってあげるね!」
奈緒「え~、あたしは別にいいよ!」
奏「あら? いい機会じゃない」
奈緒「だからあたしは──。って奏! 何するんだよ!」
奏「今よ、加蓮」
加蓮「よしきた」
奈緒「うわ~! やめろよ~!」
奈緒「うぅ……」
加蓮「どう? いい感じでしょ?」
奏「確かに可愛らしい唇ね……食べちゃいたいくらい」
奈緒「え? 何言ってるんだよ!?」
奏「ふふっ、実際に触れてみないとわからないじゃない? 唇と唇でね?」
奈緒「か、奏! ホントに何言ってるんだ!?」
奏「それじゃあいくわよ?」
奈緒「や、やめろ~!」
奏「ふふふっ、冗談よ奈緒。あなた本当にうぶなんだから」
美城『本当にうぶなのは君だろう』
P『ははっ、確かに』
P「──と奏の普段の様子もお見せした訳ですが、本日は最終作戦を決行したいと思います」
美城「ふむ」
P「前回の親睦会は専務主催だった訳ですが、今回はふたりの親睦を深める為という事で、ふたりきりの食事会を取り付けました」
─── 速水奏 ───
トップアイドルを目指す彼女には立ち止まっている暇はないはずだが果たして……
奏は仕掛け人の誘惑に打ち勝つ事は出来るのか!?
──都内某所 イタリアン
本日の舞台は都内にあるレストラン
東郷あいとの夢の時間を過ごした後に、愛の告白を受ける
その時に速水奏はトップアイドルを目指すのか?
それとも東郷あいとの愛に突き進んでしまうのか!?
P『あいさーん』
あい「やあ、聞こえているよ」
美城『うわ! かっこいい!』
あい「今回はビシッと決めてみたよ」
P『何かあれば、こちらから指示を飛ばしますね』
あい「ああ、わかったよ」
P『それでは待ち合わせ場所にお願いします』
P『えーと、奏はと……』
美城『あっ! あれではないか!』
P『ぶーっ! なんちゅう格好してんだよ!』
美城『かなり攻めてるな……』
P『胸元開きすぎだろ! 高校生のする格好じゃないぞ!』
そして合流するふたり
あい「やあ、待たせたかな?」
奏「いえ! たった今来たところです!」
あい「おや? 今日は随分セクシーな服装だね。とても似合っているよ」
奏「あ、ありがとうございます! あいさんも凄く素敵です!」
P『うわぁ、やっぱさっきの奏とは別人だな』
美城『先程のVTRの余裕はどこへいったのだ』
あい「では行こうか。私のよく行くイタリアンなんだが、大丈夫かな?」
奏「はい、大丈夫です」
あい「ふふっ、それは良かった。是非君と行きたかったんだよ」
奏「!?」
あい「さあ、着いたよ」
奏「凄くお洒落なお店ですね」
P『今回も個室に隠しカメラが仕掛けてありますので、随時様子が伺えます』
あい「まずは乾杯しようか。何にする?」
奏「えっと、パインジュースを」
あい「ふふっ、随分可愛らしい飲みものだね。では私はスプマンテにしよう」
奏「スプマンテ?」
あい「イタリアのスパークリングワインだよ」
奏「…………」
あい「どうしたんだい?」
奏「い、いえ!」
P『尊敬の眼差しですね』
美城『未成年だからな。よくわからないけど凄い気がするんだろう』
あい「さて、飲みものが来たようだ」
奏「はい」
あい「ふむ、何に乾杯しようか」
奏「?」
あい「せっかくの機会だからね。奏くんは何かあるかい?」
奏「え? えっと、その、ふたりの運命に……なんて?」
美城『彼女は一体何を言ってるんだ……』
あい「食事も頼もうか。何か食べられないものはあるかい?」
奏「特にないです」
あい「では──」
P『ちなみに、さっき馴染みの店って言ってましたけど、来るの初めてですからね』
美城『え? 本当に?』
P『それでいて、あのエスコートですよ』
美城『凄い』
そして注文を終え、運ばれてくる料理
それをさり気なく取り分ける東郷あい
奏「あ! 私がやります!」
あい「ん? 別に気にすることはないさ」
奏「でも私の方が年下ですし……」
あい「こうして一緒にユニットを組んだんだ。私達は対等な立場だろう?」
奏「あいさん……」
P『かっこええ……』
奏「なら、えーと……その使い方教えてくれませんか?」
あい「サーバーかい? 勿論構わないさ」
P『いやぁ、使い方が様になってますね』
美城『トングを使うのに慣れてしまっているからな。私も勿論使えるがな』ドヤッ
P『さす専』
あい「まずはスプーンをこう持って」
奏「こうですか?」
あい「いや、こういう風にだな……」
奏「!?」
P『このさり気なく奏に手を添える感じ』
美城『やばいな』
あい「そうそう。上手いじゃないか」
奏「…………」ドキドキ
あい「さて食べるとしようか」
奏「は、はい」
あい「いただきます」
奏「いただきます」
あい「うん」
奏「わぁ! 凄く美味しいわ!」
あい「そうだね」
あい「奏くんは、こういう店はよく行くのかい?」
奏「うーん、イタリアンといってもファミレスばっかりですね」
あい「そういえば君はまだ高校生だったね。確かに私も学生の頃はよく行ったよ」
奏「あいさんが?」
あい「変かい? まあ私も君と同じで学生の頃は年上に見られたものだよ」
P『確かになんとなく似てますね』
美城『うーん、嘘ユニットは勿体無い気がしてきた。これは正式に……』
奏「でも、私も早くあいさんみたいな素敵な大人になりたいかなって……」
あい「ふふっ、焦ることはないさ。奏くんには今の奏くんにしかない魅力もあるのだからね」
奏「そういうものですか?」
あい「そうだね。それに私もいつもこういう店に来てるわけではないよ? 早苗さんや留美さんに付き合って居酒屋も行くしね」
奏「私も早くお酒を飲んでみたいわ」
あい「酒付き合いも大変だよ? 誰とは言わないが介抱は大変だしね。まあ、私自身がお酒に強い訳でも無いが……」
───
美城「なんかこれ、ドッキリというより天然ジゴロの様な気がしてきたんだが」
P「わかる」
美城「あいくんも素だろう。あれは」
P「と、とりあえず見守りましょう! 最終的な指示は飛ばしますので!」
終始イケメンオーラ全開だった東郷あい
素なのか演技なのかは定かでは無いが、
新たな作戦に打って出る!
あい「ふぅ……」
奏「どうしたんですか?」
あい「いや、思ったよりお酒が回ってしまってね」
奏「大丈夫ですか?」
あい「ありがとう。だけど少しだけ休ませて貰うかな」
奏「あ、あの! 良かったら私の膝が空いています……な、なんて」
あい「ふむ……」トテトテ
奏「?」
ポスッ
奏「!!!???」
あい「うーん、良い心地だ」
美城『いつもの調子で試しにからかってみたらって感じか』
P『俺がこんな事やったら通報されますよ』
あい「…………」
奏「…………」
あい「…………」
奏「…………」ゴクリ
あい「……どうしたんだ? 私の唇を見つめて」
奏「え!? いや、なんでもないです!!」
あい「そうやってプロデューサーや他の子達を挑発しているのかい?」
奏「え?」
あい「少し……妬けてしまうかな……」ボソッ
奏「~~~っ!」
美城『』バンバンバン‼︎
P『い、痛い! 気持ちは分かりますが殴らないで専務!』
奏「あ、あの! 私!」
あい「さて、お陰で酔いも覚めてきた様だ。ありがとう奏くん」
奏「あっ……」シュン
あい「そうだ。お礼に見せたいものがあるんだ」
奏「え?」
あい「ちょっと席を外すから待っていてくれ」
奏「は、はい」
奏「…………」
奏「ふふふっ……」
P『何だろう今の笑みは』
美城『焦らされすぎておかしくなったか?』
あい「やあ、お待たせ。実はここは生演奏もやっている店でね」
奏「あっ、それって」
あい「そう。是非君に聞いて欲しくてね」
P『事前にあいさんの私物を持ち込みました』
♬【Hotel Moonside・ジャズアレンジ】
あい「~~~♪」
奏「…………」ポケー
P『はい。奏の曲を、あいさんのサックスに乗せてお贈りいたします!』
美城『これはあかん……惚れる……』
P『彼女に曲を作って聞かせるとか、普通ならドン引きなんですけどね。これはちょっと次元が違いますね!』
あい「ふぅ……どうだったかな?」
奏「…………」ポケー
あい「奏くん!?」
奏「……はっ! 向こうで智絵里ちゃんが手招きしてたわ」
P『死にかけてんじゃねぇか』
奏「あ、あの! 本当に最高でした!」
あい「そうかな? ありがとう奏くん。嬉しいよ」
奏「なんと言ったらいいのか、言葉が出てこないです……」
あい「ふふっ、君の美しくとも儚い女の子の部分を表現してみたのさ。まるでふと見上げた月の幻想的で甘美な世界をね」
P『奏のお株のポエミーなところを奪われてるじゃないか』
美城『いや、そこは幻想的で静寂を内包した……』
P『専務も張り合わんでよろしい』
───
P「さて、そろそろ最終段階に入りましょう」
美城「うむ」
P「あいさん、準備はいいですか?」
あい『…………』コクッ
P「それでは張り切って参りましょう!」
こうして、数々の猛攻を仕掛けてきた東郷あい
ここで仕掛け人が最後の作戦に入る
果たして速水奏はどう答えるのか!?
あい「そういえば、先程はずっと私の唇を見つめていたね」
奏「え?」
あい「もしかしてキスに興味があるのかい?」
あい「それにさっきも言ったが、よく事務所の人間をからかっているんだろう?」
奏「えっと……その……」
あい「でも実の所はキスの経験はない……違うかい?」
奏「!?」
あい「ふふっ、なんとなく態度でわかってしまってね……」
あい「本当のキスを……教えてあげようか……?」
奏「あ、あの……私……」
奏「もう我慢出来ないわ!!!!」
あい「!?」
P「しゅ、終了ー!! や、やばい! これは放送事故になる!!」
美城「…………」ドキドキ
P「見てる場合じゃないですよ! 早くネタばらしに行きますよ!」
あい「か、奏くん! 少し落ち着こうか!」
奏「ふふっ、私は落ち着いていますよ?」グググ
P「はい、そこまでー! 奏! これはドッキリだ!」
奏「……ドッキリ?」
P「そう! ドッキリだ!!」
奏「ふーん。でもそんな事は関係ないわね」
P「え!?」
奏「だから関係ないって言ってるのよ。私たちにとっては些細な事だわ」
奏「ふふっ、格好良いあいさんも素晴らしいけど……こうやって狼狽えるあいさんも女の子っぽくて素敵だわ」
あい「ま、待って!」
奏「ふふふふふっ」
美城「うーむ、やっぱりユニットを正式に……」
P「え、えーっと、あの……また来週!!」
終わり
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