めぐみん「見た目は大人、頭脳も大人。その名は名探偵めぐみん!」 (18)

※アニメ未登場キャラが多数登場します。
 ネタバレはないつもりです。





???「ど、どうしよう!ダクネスが『お金を払うから殴ってくれ!』って、お願いしてきたから『ゴッドブロー』をくらわせたら死んでしまったわ!」

ギャーギャー

???「誰か来る!?」

???「し、証拠を隠滅しなきゃ……そうだわ!事故に見せるようにすれば!」

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  *  *  *


ガララッ


めぐみん「アクアー。最強の大魔法使いが帰りましたよー」

カズマ「なんだよ……それ」

アクア「二人とも大変よ!」

カズマ「……また厄介事か?正直、聞きたくないんだが」

アクア「ダクネスが……ダクネスが死んじゃったの……」

「なんだってー」

 
  *  *  *



めぐみん(警察が調べた結果。近くにバナナの皮が落ちていたので、バナナの皮で滑って死んだという事に……)

めぐみん(……)




めぐみん(いや、おかしい!)

めぐみん(この事件はおかしいです!紅魔族の高い知性が言っています!)

めぐみん「カズマ!」

カズマ「ん?どうかしたのか?」

めぐみん「これは事故じゃありません。殺人事件です!」

カズマ「なに!?」

めぐみん「すぐにみんなを集めてください!あと警察も!」

カズマ「わかった!」

 
  *  *  *



カズマ「みんなを連れてきたぞ」

めぐみん「カズマ、ありがとうございます」

アクア「だ、誰が犯人なの!?」

ちょむすけ「にゃーん」

ルナ「私忙しいんですけど……」

ウィズ「お祭りみたいで楽しいですね♪」

エリス「ははははは…………はぁ……。なんで私ここにいるのでしょう……」

アイギス≪エリス様ーーーーっ!エリス様ーーーーっ!くんかくんか!≫

バニル「フハハハハハハハハハハ。見通す悪魔、バニルの名に賭け宣言しよう。犯人はそこの殺人女神である」

アマリリス「バニル様。こんなところで会うなんて、奇遇ですね」

サキュバス「バニル様!誰ですか!この女は!」

リーン「ちょ、ちょっと!なにをするんですか!」

ダスト「おい、てめぇ!俺の仲間に何をしやがる!」

テイラー「魔王軍幹部とはいえ許さないぞ!」

キース「おぉ!舐めてんのか!?てめぇ!」

ベルディア「ち、違う、君のパンツの中に俺の頭が入っているかもと思って、パンツの中をまさぐろうとしただけで……ち、違う!確かに舐めたい気持ちはあるが、痴漢なんて不埒な行為をするはずがなかろう!騎士に誓って!」

魔王「ベルディア……お前……」

ウォルバク「はぁ……」

シルビア「まったくあんなのが幹部だなんてね……」

ペイン「魔王様の護衛で来たんだが……ここはヤバいな」

ノス「いいから、俺達で盾になるぞ!」

ロギア「ああ!ノスの言う通りだ!」

ブラッド「ん?なんだなんだ?なにかの祭りか?」

ロザリー「ま、ま、魔王軍の幹部がいるわ!?」

カミラ「ひ、ひぃぃ。なんで魔王軍幹部の方々がなんでここに!?」

ゼスタ「魔王軍幹部……じゅるりっ」

セシリー「入れる穴があればオークだろうが魔王ですらも食べる! 凄い! ゼスタ様! 素敵! マジ引退して!」

セレナ「アクア様ばんざーい」

ミツルギ「アクア様ばんざーい」

ギル「うわあああ!アクシズ教徒だ!」

ゲイン「逃げましょう!ゲイン!」

マモン「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!アクシズ教徒が何でここにいるんだよ!!」

クレメア「キョウヤ!?キョウヤが変になっちゃったよぉぉぉぉ」

フィオ「くぅっ、キョウヤを洗脳するなんて……アクシズ狂団なんてところなの!」」

ハンス「はぁ……色んな意味でアクシズ教団は厄介だな」

ゼル帝「ぴよっ!?」

こめっこ「今晩わ、親子丼」

ホースト「おい、ガキんちょ。そんなの食ったら、魔力が多すぎて腹壊すぞ」

アーネス「ホースト……。今のあなた、まるで保護者のようね」

ひょいざぶろー「母さん。今晩は鶏の丸焼きだな♪」

ゆいゆい「いえいえ、焼き鳥もいいと思いますよ♪」

ふにふら「ひぃぃっ。上位級の悪魔!?」

どどんこ「さ、さすがめぐみんの妹ね……。普通に接してるわ」

ぶっころりー「我が名はぶっころりー。アークウィザードにして上級魔法を操る者……。紅魔族随一の靴屋のせがれ、やがては靴屋を継し者……!そこの悪魔!退治してやる!」

そけっと「ぶっころりー。私の占いではあなたはフルボッコにされるわ」

ぷっちん「ふっ、ぶっころりーに良い所を持っていかれたな。私は隅に隠れて……陰からぶっころりーの勇士を見る事にしよう」

ちぇけら「しまった!せっかくの名乗りを上げるチャンスを逃してしまった……。さすがだなぶっころりー!」

あるえ「ん?ゆんゆんがいないみたいだな」

ねりまき「ゆんゆん……」

セドル「ララティーナ……まさか死ぬなんてな今度は俺がお祈りをしよう」

ヘインズ「ララティーナ……今度よかったら一緒のPTに……いや、やっぱりないな」

ガリル「ララティーナ……もし、また会うことがあったら、酒を飲もうな」

セナ「ララティーナ卿……なぜこのような事に……」

のりす「ララティーナお嬢様……」

イグニス「ララティーナ……親不孝ものめ……」

エステロイド(ララティーナ(笑))

やすな「異世界だよ!ソーニャちゃん!」

ソーニャ「帰るぞ!バカ!」

バルター「惜しい人を亡くしました……」

エイブラム「私を知らな人はBD1巻を購入しましょう」


イリス「ここがお兄様が暮らしている屋敷……はぅ……」

クレア「アイリ……イリス様!?何をうっとりした顔をしているのですか!?私達の愛の巣は別の所に……いえ、失言でした。さあ、もう満足したでしょう?ほら、あちらこちらに危険人物がいるのです。帰りましょう!」

レイン「逃げましょう!ここはヤバいです。あと、その隣の女もヤバいです!逃げましょう!」

 
  *  *  *


めぐみん「とりあえず、みんなには帰ってもらいました」

カズマ「そうだな。それがいい」

目暮「めぐみん君。こんな時間になんの用だね?」

高木「お子様はもう寝る時間だよ?」

めぐみん「ふふふ。おかしな事をいいますね?私はこう見えて14歳、結婚できる大人ですよ?おい、そのお子様とは誰の事か詳しく聞こうじゃないか!」

カズマ「めぐみん。抑えてくれ。ほら、言いたいことがあるんだろ?」

めぐみん「そ、そうでした。ゴホン。高木刑事。鑑識の結果は出ましたか?」

高木「えーと……『女神の怒りと悲しみを乗せたパンチで殴られた形跡が……』って出てるけど……。ま、まさか!?」

目暮「もしかして!?」

めぐみん「ええ!バナナの皮による事故?いいえ、これは立派な殺人事件です!」

目暮「!?」

高木「そうだったのか……。ダクネスさんの血で、拳を真っ赤にしていたアクアさんが発見されていたけど……。まさか殺人だなんて……」

目暮「これは大変な事だ。まさか殺人とは……。い、一体犯人は誰なんだね!?」

めぐみん「落ち着いてください。警部。今から高い知性を持つ私が事件を解決します」

カズマ「さすが、めぐみんだ!」

めぐみん「まずはダクネスの右手を見てみてください」

高木「こ、これは……血文字が書かれている!?」

アクア「え!?そんな場所に血文字が!?わ、私としたことが見落としたわ……」


カズマ「『縛られたい』って書いてあるな……うん。見なかったことにしよう」

めぐみん「いいえ、カズマそれはいけません。これはダイニングメッセージなのですから!」

カズマ「なんだってー!?」

目暮「台所のメッセージ?」

めぐみん「ダイニングメッセージも知らないんですか?これだから素人はいけませんね。素人は置いておいて。次にダクネスの顔を見てみてください!」

高木「これはアへ顔!?」

カズマ「気持ちよさそうな顔だ!」

めぐみん「そうです!ダクネスは気持ちよく死んでしまったようです!」バーン

目暮「なるほど……さすがめぐみん君だ。推理の道筋が完璧だ」

アクア「さすがめぐみんね!そうよ。ダクネスは私のゴッドブローをくらって、すごく気持ちよさそうにしていたわ!」

めぐみん「ええ。これで犯人がわかります。さすがダクネスです」

カズマ「……なんだと!?」

高木「!?」

アクア「……」ドキドキ


めぐみん「犯人はクリス!あなたです!」

クリス「え!?あたし!?」

カズマ「どういうことだ!?なんで親友のクリスが!?」

めぐみん「私、知っているんですよ!クリスが捕縛スキル……バインドを使えるってことを!!!」

クリス「なっ!?」

高木「なるほど、ダイイングメッセージの『縛られたい』……バインドスキルなら縛ることが出来るって事か……」

クリス「よく考えてよ!あたしはクリスの親友だよ!なんで親友を殺さなきゃいけないのさ!?」

カズマ「動機か……。なぁ、めぐみん。動機がないと思うぞ」

めぐみん「ふふふふふ。私、知っているんですよ?」

クリス「!?」

アクア「さすがめぐみんね!なんでも知っているわ!」

めぐみん「先ほど、あなたは『あたしはクリスの親友だよ!』と言いましたね!ということは、あなたは知っていますよね?ダクネスの性癖を」

クリス「う、うん。まぁ……」

カズマ「ほほう。それは聞き捨てならないな。ほら大きな声で言ってくれ。そうしないとクリスの立場が大変な事になるぞ」

クリス「っ!?」

目暮「答えられないのか?これは怪しいな……」

クリス「言うよ!言うから!」


クリス「ダクネスはその……縛られたり罵られたり蔑まれたりされながら、エッチな事をされるのが好きな性癖だよ……」

カズマ「顔真っ赤でもじもじ言うクリス最高!ごちそうさまでした!!」

クリス「あとで絶対に仕返ししてやる……ぐすっ」


めぐみん「そう彼女の言う通り、『縛られたり』するのが好きなんです!」

高木「ま、まさか!?」

めぐみん「そう彼女は親友です。ダクネスは彼女に『親友のお前にしかお願いできないんだ……。お金は払う!だから私を縛って痛い目にあわせてくれーーー!』と頼んだのでしょう」

カズマ「なるほど、筋が通っているな」

目暮「犯行の動機としては十分のようだね」

クリス「え!?違う!あたしじゃない!というか無茶苦茶だよ!それにあたし親友にバインドスキルなんて使わないよ!!!?」

高木「この最新型の魔道防犯カメラにアクアさんの犯行一部始終が映っていたんだけど、全部犯人の偽装だったというわけか……用意周到すぎる……」

※訂正
>>10
クリス「よく考えてよ!あたしはクリスの親友だよ!なんで親友を殺さなきゃいけないのさ!?」

クリス「よく考えてよ!あたしはダクネスの親友だよ!なんで親友を殺さなきゃいけないのさ!?」


>>11
めぐみん「先ほど、あなたは『あたしはクリスの親友だよ!』と言いましたね!ということは、あなたは知っていますよね?ダクネスの性癖を」

めぐみん「先ほど、あなたは『あたしはダクネスの親友だよ!』と言いましたね!ということは、あなたは知っていますよね?ダクネスの性癖を」

 
  *  *  *


カズマ(クリスは目暮警部が署に連れて行った。彼女は最後泣いていた。きっとダクネスを殺してしまったことを悔やんでいたのだろう)

めぐみん「ダクネス……。犯人は捕まりました。ゆっくり休んでくださいね」

カズマ(めぐみんがダクネスの前で祈りのポーズを……)

カズマ「って、ちょっと待ってくれ!」

めぐみん「え?」


カズマ「ダクネスの右手ばかり見ていたが、ほら左手の方にも何か書かれて…………は?」

めぐみん「は、は、は、『犯人はカズマさんです』!!!!??」

高木「なっ!?」

アクア「ふふん。ね?上手でしょう?結構頑張って書いたのよ?」

めぐみん「ま、まさか……カズマ……あ、あなたが?」

カズマ「ちげーよ!そもそもダクネスは右利きだろ?左手で文字が書けるはずないだろう!」

めぐみん「そ、そうですよね。これもクリスの偽装の可能性が……」

アクア「ちょっと待って!」

めぐみん「え?」

アクア「左手の人差し指に血がついているわ」

めぐみん「……ま、まさか!?」

アクア「そうよ。これは決定的な証拠!左手の人差し指でダクネスは台所メッセージを書いたのよ!」

カズマ「っ!?」

アクア「ダクネスは貴族だったわ。だから左手でも文字が書けたのね!」

めぐみん「確かに貴族の教育は凄いと聞きます……。なるほどダクネスは左手で文字が書けたようですね」

高木「なるほど」

カズマ「ち、違う!俺じゃない!!俺じゃ!」

アクア「カズマ……。犯人はみんなそういうのよ。『俺じゃない』『こんなところにいられるか、俺は部屋に戻る!』とかそんな感じね」

めぐみん「カズマ……そんな……私は信じていたのに」

カズマ「し、信じてくれ。俺じゃないんだ」



アクア「あなたを、犯人です」ババーン

 
  *  *  *


めぐみん(カズマが逮捕されてしまいました……)

高木「ご協力ありがとうございました!失礼します!」

アクア「真実はいつもひとつ!たったひとつの真実を見抜く、その名は名探偵アクア!じっちゃんの名にかけて!」ドーン

高木「は、はぁ……」

アクア「ふふん♪」

高木「それにしても、先ほどアクアさんがダクネスさんの周りをうろちょろして、文字を書いていたんだけど……いやぁ、まさか彼が犯人だったとはなぁ……」ブツブツ






アクア「~♪」

めぐみん(アクアが上機嫌ですね……)

アクア「さすが私!完全犯罪なんてお手の物ね!あっそうだわ。ダクネスを生き返らせましょう」

めぐみん(!?)

めぐみん(私としたことが……蘇生魔法の事を忘れてました!そうです!ダクネスに直接犯人を聞けば!!)




「『リザレクション』!」

 
  *  *  *



カズマ「吊るせ!吊るせ!一番高い木に吊るせ!」

アクア「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!やめてぇーーーー!見ないでーーー!パンツ見えちゃうーーーー」

カズマ「てめぇのパンツなんか需要あるわけないだろうが!」

アクア「って、言いながらガン見してる!カズマさんガン見してる!」

カズマ「吊るせー!吊るせー!」

アクア「謝るから!許して!許してよぉーーーー!!!!」






       終わり

これにて終わりになります。
読んでくれてありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!

今更ながら乙
こういうノリ、嫌いじゃないわ

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