めぐみん「最近、カズマのセクハラが酷いと思いませんか?」
ダクネス「ああ、私も気になっていたところだ」
アクア「うんうん」
めぐみん「私なんてこの間-------」
☆回想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■食事中
カズマ「おっと、ナイフを落としてしまった」
めぐみん「どこです?拾ってあげましょうか?」
カズマ「いや、自分で探すから大丈夫だ!」
めぐみん「そうですか」
☆回想終了~~~~~~~~~~~~~~~~~
めぐみん「と言って、3分ほど机の下から出てきませんでした」
アクア「めぐみんのパンツを見ていたわけね。あのスケベ」
めぐみん「はぁ……まったく、カズマは」
ダクネス「ん?私もその場にいたが、ちょっと話が違うみたいだな」
アクア「え?」
めぐみん「!」
ダクネス「その話には続きがあって-----」
めぐみん「ダクネス!?」
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☆回想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■食事中
カズマ「あれー?ナイフが見当たらないなー」
めぐみん「もぐもぐ」
ダクネス(ん?隣で座ってるめぐみんが……)
めぐみん「カズマーありましたかー?」
ダクネス「!」
ダクネス(めぐみんが足を定期的に組み替えて!?)
カズマ「もうちょっとだ!もうちょっとで!」
めぐみん「そうですか……もうちょっとですか。仕方ありませんね。カズマは……」ニヤニヤ
カズマ「お……おぉーーーーー!!!」
☆回想終了~~~~~~~~~~~~~~~~~
ダクネス「------ということが」
めぐみん「わあああああああああああああああああああああああああああ」
アクア「めぐみん……」
めぐみん「違います!違いますよ!アクア!騙されてはいけません!というか可愛そうな目で見ないでください!お願いですから!」
ダクネス「まったく、そういう事ばかりするからカズマが調子に乗ってだな」
めぐみん「くっ……ふふふふふ…………はははははははは」
アクア「めぐみん?大丈夫?頭にヒールしてあげようか?」
めぐみん「はっ!そういう事を言いますかダクネス!私知ってるんですよ!」
アクア「え?なにを?」
めぐみん「ダクネスがカズマを誘惑していることを!」
アクア「ええ!?」
ダクネス「な、ななななな、なにを言っているんだ!そ、そんな事あるわけが」
めぐみん「この前-----」
☆回想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■夜
ダクネス「ふぅ…さっぱりした」
アクア「じゃあ、次のお風呂は私が入るわね」
めぐみん「っ!」
ダクネス「ん?二人は何をやってるんだ?」
めぐみん「KUNIOくんのSAKKAAというゲームです……って、あぁ……」
カズマ「よし!俺の勝ち!」
めぐみん「ふっ。このゲームは私に向いていません。やはり頭を使うゲームではないと」
カズマ「いやいや、裏技開発とかキャラのやりとりとか結構頭を使うゲームだぞ?」
めぐみん「いえ、指先だけで頭を使いません」
カズマ「ったく、ゲームですらお前の無駄に高い知性は役に立たないよな」
めぐみん「ゲームですらということは、現実でも役に立ってないということですね。おい、そこの所に関して詳しく聞こうじゃないか」
ギャーギャー
ダクネス「まったくゲームくらいでケンカするな。さて……私は日課の筋トレを……」
ダクネス「……はぁ……んっ……はぁはぁ//」
カズマ「……」
めぐみん「……」
ダクネス「んっ…………ふぅ//」
☆回想終了~~~~~~~~~~~~~~~~~
めぐみん「------ということが」
ダクネス「ん?なにが問題なんだ?私は普通に筋トレしていただけじゃないか」
めぐみん「ではなぜカズマの前で筋トレをするんですか!自分の部屋でやればいいでしょう!?」
ダクネス「た、確かに一理あるな」
アクア「あれ?お風呂上りに筋トレしたら、また汗かいて……」
ダクネス「え?あっ……そ、それはだな……」
めぐみん「ま、まさか……あなた……」
アクア「?」
めぐみん「筋トレ後のお風呂という口実で、一番最後にお風呂に入り、脱衣所のカズマの下着をあさってましたね!?」
ダクネス「違う!それはない!!それはないぞ!!!!」
アクア「あー、なるほどー。カズマの入浴の順番は一番最後だしね」
ダクネス「違う!違うぞアクア!」
アクア「え?じゃあなんで入浴後に筋トレするの?」
ダクネス「それはだな!お風呂上りの薄着で筋トレをすると、カズマがまるで飢えているオオカミのような目で私を視姦してきて……あふぁ…//」
めぐみん「なにを興奮してるんですか!このビッチが!」
ダクネス「び、びっち!?ち、違うんだ!話を!話を聞いてくれ!」
めぐみん「あなたの話を聞いた結果がこれですよ!」
ダクネス「違うんだーーーー!」
ギャーギャー
ダクネス「わ、私は屈しないぞ!そんな杖の先でぐりぐりされたくらいで!さあ、今度はもっと力を込めて!!全力でやるんだーーー!!!」
めぐみん「相変わらずですね……」
アクア「あれ?そういえばなんでカズマは、お風呂一番最後なの?」
めぐみん「え?それはカズマが『レディーファースト』とか………………」
アクア「なるほどね。カズマもようやく私のありがたみがわかってきたのかしら?」
ダクネス「いや、よく考えると……自称真の男女平等主義者のあいつが『レディーファースト』とかありえないだろう……」
めぐみん「ま、まさか……カズマが私達の下着を!?」
ダクネス「……ま、まさかな」
アクア「あらあら、カズマ?お供え物は高級なお酒で十分よ?」
めぐみん「あはははははは」
ダクネス「あはははははは」
アクア「~♪」
めぐみん(今度から下着はもうちょっといいのを選びましょう……)
ダクネス(もうちょっと可愛いのを選ぶとするか……いや、あいつの好みだとセクシーな方が……?)
アクア(でも、あまりカズマに負担をかけるのもよくないわね。高級なのはたまにで、普段は普通の値段のお酒を……)
めぐみん「そういえば、カズマはどういうタイプが好みなんでしょうね?」
ダクネス「せ、せくしー……じゃなくて、そうだな。女なら何でもよさそうだが?」
めぐみん「たしかに女性ならなんでもよさそうな気がしますね」
ダクネス「でも、いざとなったらヘタレ化するからな。案外積極的な女の方がいいのかもな」
めぐみん「そうですね。ちなみにその『いざ』を詳しく聞きたいのですが。どういう『いざ』があったんですか?」
ダクネス「いや、そのだな……あ、アクアはどう思う?」
アクア「そうねー。たまにはギルドで飲むのもいいわねー」
めぐみん「……」
ダクネス「……」
アクア「~♪」
めぐみん「そ、そういえば、アクアはカズマといつも同じ馬小屋で寝泊まりしてたんですよね?」
アクア「え?うん。そうよ?」
ダクネス「大丈夫だったか?その変なセクハラとかされなかったのか?」
アクア「……え?」
めぐみん(この反応。なるほど、カズマは女性なら誰でもいいというわけでは)
ダクネス(そういうわけではないのか……)
めぐみん「ふふふ」
ダクネス「……」ニヤニヤ
アクア「ねえ?どうして二人とも勝ち誇ってるの?ねえ!」
めぐみん「え?別にそんなことはないですよ?ですよね。ダクネス?」
ダクネス「ああ、そんなことはない。セクハラなんてされないほうがいいしな」
アクア「ちょっとまってよ!ある!あるわよ!いっぱいカズマにセクハラされたわ!」
めぐみん「へぇ……ちなみにどんなセクハラをされたのですか?」
アクア「そ、そうね……あ、あれよ!あれ!」
ダクネス「アクア。無理しなくてもいい。私達は仲間だ。なにも疑ったりしていない。セクハラされたならそれでいいじゃないか」
アクア「あーーーー!やっぱり疑ってる!じゃあすっごいの教えるんだから!」
めぐみん「『すっごい』のとは?
アクア「そ、そう、それはまだ馬小屋で暮らしてた時の事--------」
☆回想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~
カズマ「ふはははははー。パンツマン!」
アクア(カズマが私の下着でパンツマンを!?)
☆回想終了~~~~~~~~~~~~~~~~~
アクア「それはもう頭から被ってうれしそうに踊っていたわ」
めぐみん「へー」
ダクネス「そ、そうだったのか。それは大変だったな」
アクア「あーーーーーーーーーーー!絶対に信じてない!信じてないでしょ!?」
ダクネス「し、信じてるさ」
アクア「顔に信じてないって書いてある!」
ギャーギャー
アクア「ま、まぁ、いいわ。私は女神。カズマも身分というか種族の差というのかしら?」
アクア「そういうのがあるから、私に手を出せない。ただそれだけよ」
アクア「さすがカズマ。わかってるわね♪」
めぐみん「ま、まぁ……」
ダクネス「アクアがそれでいいと言うのなら……」
アクア「!!」
アクア「なにこれ!?なんかすごく負けた気分なんですけど!」
アクア「全部カズマのせい!カズマ許さないんだから!!」
ギャーギャー
アクア「ぷはーっ。なにこのお酒。超おいしいんですけど♪」
ダクネス「それはよかった。選んだ甲斐があったというものだ」
アクア「えへへ~♪」
めぐみん「そういえば、カズマはどこに泊まっているのでしょうか?」
ダクネス「宿屋で冒険者仲間の男連中と飲んでるらしいぞ」
めぐみん「なるほど」
アクア「ねーねーねー。聞きたいんだけど、カズマは他にどんなセクハラをしたの?」
ダクネス「またその話か」
アクア「いいでしょー。教えてよー」
めぐみん「うーん。……そうですね--------」
☆回想中~~~~~~~~~~~~~~~~~~
めぐみん「……カズマ。床に這いつくばって何をしているのですか?」
カズマ「いや、その……コンタクトレンズを落としてだな?」
めぐみん「KONTAKUTO?なんですか?大切なものか何かですか?」
カズマ「ああ、とっても大切なものなんだ」
めぐみん「では、私も探しましょうか?」
カズマ「いや!これは俺が探す!俺が探さないと意味がないんだ!」
めぐみん「いえいえ、手伝いますよ?」
カズマ「あっ、動かないでくれ!それ以上動くと危険すぎる!!!」
めぐみん「……」
カズマ「……」
めぐみん「あの……さすがにスカートの中を凝視されると恥ずかしいものが……」
カズマ「大丈夫だ。問題ない。なにせコンタクトをしていない俺は何も見えないんだからな!」
☆回想終了~~~~~~~~~~~~~~~~~
めぐみん「-----ということが」
ダクネス「その後はどうなったんだ?」
めぐみん「もちろん殴りました。ええ、ぼこぼこにしてあげましたとも」
アクア「カズマったらレベル低いから、魔法使いのアークウィザードにですら腕力で勝てないのね……」
めぐみん「ちなみにKONTAKUTOって何か知ってます?」
ダクネス「……私も知らないな」
アクア「目がよくなる小さな道具よ。でもカズマは持っていないわ。完全な嘘ね」
めぐみん「やっぱりそうでしたか……よし、帰ってきたらもう一発殴ることにしましょう」
ダクネス「やめてやれ……と言ってもその怒りは収まらないだろう。仕方ないな。さあ、私を殴るがいい。怒りと欲望のままに好きなだけ殴っていいぞ!さあ!」
めぐみん「嫌です。腹筋が割れてるダクネスを殴ったら、私が痛いに決まってます」
ダクネス「わ、わわわ割れてなどいない!!」
アクア「うーん……」
めぐみん「どうかしたのですか?」
アクア「やっぱりおかしいわね」
ダクネス「え?」
アクア「やっぱり、私がカズマにセクハラされないのはおかしいわ!!!」
* * *
カズマ「ふぅ……今日もインキュバスのお姉さんたちはいい仕事してくれたなー」
カズマ「また近いうちに行きたいな~♪」
ガラララッ
カズマ「ただいまー」
アクア「カズマーーー!カズマ!カズマ!カズマ!!!セクハラ!セクハラしてーーーー!!」
カズマ「なっなんだ!」
アクア「お願いだから!セクハラを!とびっきりのやつを!!!」
カズマ「嫌だ!」
アクア「なっーーーーー!」
カズマ「あのな。なんで俺がそんなことをしなきゃならないんだよ」
アクア「だ、だって、私が、私が!負けたみたいで!めぐみんとダクネスが勝ち誇ってーーー!」
カズマ「ったく、せっかく人がすっきりして帰ってきたのに、お前のせいでぶち壊しだよ。この駄女神が!」
アクア「うわぁぁぁぁん。カズマが駄女神って言ったーーー」
カズマ「さーてと、今日は俺が朝飯でも作って……ん?よぉ、おはよう」
めぐみん「おはようございます。カズマ」
ダクネス「ああ、おはよう。カズマ」
カズマ「ああ、さわやかな朝だな」
めぐみん「うふふふ。そうですね。カズマもさわやかな顔をしてますね?」
カズマ「そうか?まぁ、ちょっといいことがあってだな」
ダクネス「ほほう」
めぐみん「……で、なにがどうすっきりしたのか詳しく聞こうじゃないか」
カズマ「え?は?すっきり?なんのことだ?」
ダクネス「さっき『せっかく人がすっきりして帰ってきたのに』と言ってたじゃないか」
カズマ「そ、それはだな」
めぐみん「ちょっと聞いた話なんですが、小金持ちになったカズマは、受付の人とか色んな女性と仲がいいらしいですね?まぁ、私にはカズマが誰と仲良くしようが何も関係ありませんがね」
ダクネス「ああなるほど、それですっきりか……ほほー。まぁ、私にはカズマがどうしようが何の関係もないんだがな」
カズマ「ち、違うんだ!話を聞いてくれ!」
アクア「カズマーーー!カズマさーーーん」
カズマ「あーー!もうっ!なんなんだよ!この状況は!」
ギャーギャー
終わり
うわああ
間違えました!
>>15
インキュバス→サキュバス
です。
初歩的なミスで本当に申し訳ありません
では、これにて終わりになります。
読んでくれてありがとうございました。
また機会があればよろしくお願いします!
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