女勇者と女魔王のおはなし 百合
苦手な人はブラウザバック!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1456147349
勇者「やっとここまで来た......」
勇者「この中に魔王がいる」
勇者「......」
勇者「」ガチャ
勇者「魔王っ!お前を倒す!」
魔王「ん?」
勇者「(女!?)」
魔王「(なんかかわいい子が来たわ!)」
勇者「やぁぁ!」ダッ
魔王「!」
勇者「はっ!」ブン
魔王「ほいっと」サッ
勇者「くそっ!」
魔王「つっかまえた~」ギュ
勇者「は、離せ!」バタバタ
魔王「こらっ暴れないの」ナデナデ
勇者「うぅ」
魔王「それとその剣じゃあたしのこと倒せないわよ」
勇者「なに!?」
魔王「試しに刺してみる?」
勇者「......後悔するなよ?」
魔王「はいどーぞ」バッ
勇者「はぁっ!」
ガキン、ポッキン
魔王「ね?」
勇者「そんな!?」
魔王「はいまたつかまえた~」ギュウ
勇者「殺せ!」
魔王「なんで?」
勇者「ボクは勇者だ!魔王に負けたら生きている意味はない!」
魔王「負けてないじゃない」
勇者「うるさい!」
魔王「怒んないの、もぅ」ナデナデ
勇者「うぅ」
魔王「あたしの言うこと聞いて」
勇者「嫌だ!」
魔王「えー」
勇者「ボクは勇者だ!」
魔王「それさっきも聞いたわよ」
勇者「くっ」
魔王「かわいい」ナデナデ
勇者「かっ、かわ!?//」
魔王「あらあら顔真っ赤」
勇者「うぅ//」
魔王「もうちょっとこうしてましょ」
。。。
魔王「落ち着いた?」
勇者「......」コク
魔王「じゃあそっち座ってて、今飲み物取ってくるから」
勇者「......」スッ
勇者「(何やってるんだボクは......)」
勇者「......くそ」
魔王「ほーら、女の子がそんな言葉使わないの」
勇者「!」
魔王「ホットミルクよ」
勇者「......」
魔王「あら毒でも入ってると思う?」
勇者「......」
魔王「」ゴクゴク
魔王「......はい、温まるわよ」
勇者「......」スッ
勇者「」ゴクゴク
勇者「......おいしぃ」
魔王「よかった」ニコ
勇者「」コト
魔王「ねえ勇者ちゃん、ここで一緒に暮らさない?」
勇者「!」
魔王「ダメかしら」
勇者「だ、ダメに決まってるだろ」
魔王「なんで?」
勇者「お前とボクは敵同士だぞ!」
魔王「で?」
勇者「で?って......」
魔王「じゃあこうしましょ、勇者ちゃんは囚われの身になりました」
勇者「な!?」
魔王「これなら一緒に暮らせるわよね」
勇者「ふざけるな!」
魔王「あら、それもだめなの?」
勇者「......ふんっ」プイ
魔王「......勇者ちゃんの国滅ぼしちゃおうかしら」ボソッ
勇者「!?」
魔王にあっさり確保されなでなでされるとなんたる屈辱…
勇者「やっ、やめろ!」
魔王「えーどうしよっかなー」
勇者「わ、わかったから!一緒に暮らす!」
魔王「あたしと暮らしたいの?」
勇者「そんな訳っ!......」
魔王「嫌なんだ、じゃあお姉さん暴れちゃおっかなー」ニコニコ
勇者「!」
勇者「ま、待って」
魔王「ん?」ニコニコ
勇者「く、暮らしたい......」
魔王「誰と?」ニコニコ
勇者「うぅ......魔王と」
魔王「うーーん、なんかしっくりこないわねぇ」
魔王「あっ、あたしのことお姉ちゃんって呼んでみて」
勇者「うぅ......お、お姉ちゃんと、暮らしたぃ」ウルウル
魔王「わわっ、泣かないで」ギュウ
勇者「うぇぇぇん」グスッ
魔王「ごめんっ!ごめんね勇者ちゃん!」ナデナデ
勇者「うぅ......」グス
魔王「(いじめ過ぎちゃったわね......かわいい)」ナデナデ
勇者「......」グス
魔王「......ごめんね」ギュ
勇者「......ボクの国攻撃しない?」
魔王「うん、しないわ」
勇者「絶対?」
魔王「ええ」
勇者「......ふんっ」プイ
魔王「その代わり、あたしのことはお姉ちゃんって呼んでね」
勇者「なっ!?」
魔王「お願いっ」ギュ
勇者「わ、分かったから離せ!」
魔王「はい、ごめんね」パッ
魔王「じゃあ今日からこの部屋は、えーっと勇者ちゃん名前は?」
勇者「ユウだ」
魔王「ん、この部屋はユウちゃんのものです」
勇者「......」
魔王「足りないものあったら言ってね、あたし隣の部屋にいるから」
勇者「......」プイ
魔王「」チュ
勇者「!?///」
魔王「おやすみなさい」ナデナデ
勇者「なっなっなにするんだ!?///」
ガチャッバタン
魔王「ほっぺやわやわだったわぁ」
魔王「ユウちゃんが、可愛すぎる......」
魔王「これはヤバい」
魔王「明日から頑張らなきゃ」
------------------------------------------
ガチャ
魔王「おはよう、ユウちゃん」
ユウ「......スー」zzz
魔王「(寝顔かわいい)」キュンキュン
魔王「ふふ」ナデナデ
ユウ「ン......」zzz
魔王「ユウちゃんのご飯用意しておきましょ」
。。。
ユウ「......ン」
魔王「あ、起きた」ナデナデ
ユウ「......」ポー
魔王「おはよう、ユウちゃん」
ユウ「......」ポー
ユウ「っ!」バッ
魔王「あっ......もっと撫でたかった」
ユウ「......」
魔王「ご飯出来てるわよ、一緒に食べましょ」
ユウ「......いらない」
魔王「えー、ユウちゃんのためにがんばったのにぃ」
ユウ「......」
魔王「最高級の肉と最高級の野菜をつかった料理なんだけどな」
ユウ「」グゥー
ユウ「っっ!?//」
魔王「」ニコニコ
ユウ「ち、違う!今のはベッドがきしんだ音でっ!//」
魔王「あっちで待ってるから、着替えたら来てね」ナデナデ
ユウ「うぅ//」
魔王「ふふ」ニコニコ
。。。
魔王「いただきます」
ユウ「......いただきます」
魔王「」モグモグ
魔王「......うん、美味しくできてるわね」
ユウ「......」
魔王「食べないの?」
ユウ「!」
魔王「遠慮しないで食べて、それとも食べさせてほしい?」
ユウ「じ、自分で食べる!」
ユウ「」パク
ユウ「......」モグモグ
魔王「どうかしら」
ユウ「......おいしぃ」
魔王「ほんと?うれしい!」パァ
魔王「もっと食べたかったら言ってね、おかわりあるから」
ユウ「あむ」コクン
ユウ「」モグモグ
魔王「ふふ」ニコニコ
。。。
魔王「ごちそうさまでした」
ユウ「ごちそうさまでした」
ユウ「ふぅ」
魔王「お皿はそこに置いといていいわよ」
ユウ「......」
魔王「ユウちゃんはまだ疲れてるかもしれないから部屋で休んでて」
ユウ「」カチャ
魔王「あれ?」
ユウ「......ボクも手伝う」
魔王「いいの?」
ユウ「勘違いするな、別におまえのためじゃないからな」
魔王「ふふ、分かったわ」ナデナデ
ユウ「......」プイ
魔王「それと、おまえじゃなくてお姉ちゃんでしょ?」
ユウ「......お、お姉ちゃんのためじゃないからな」ボソッ
魔王「うん」ニコニコ
。。。
魔王「ユウちゃん、もう大丈夫よ」
ユウ「......」
魔王「ゆっくり休んでてね」ナデナデ
ユウ「......」プイ
魔王「(ユウちゃんは優しいなあ)」ホクホク
ユウ「」スタスタ
魔王「さてっと、終わらせちゃおう」
。。。
ガチャ
魔王「ユウちゃん、起きてる?」
ユウ「......なんだ」
魔王「やった!お話ししましょ」
ユウ「......」
魔王「隣座るわね」スッ
ユウ「......」
魔王「よいしょ」グイ
ユウ「わわわっ」
魔王「はい膝枕してあげる」
ユウ「や、やだ//」バタバタ
魔王「あばれないの」ナデナデ
ユウ「うぅ//」
魔王「」ナデナデ
ユウ「......」
魔王「ユウちゃん、目閉じてみて」ナデナデ
ユウ「?」スゥ
魔王「そう、そのままね」ナデナデ
ユウ「......」
魔王「ユウちゃんは偉いね」ナデナデ
ユウ「......」
魔王「ここまでずっと一人で戦って、一人でたどり着いたもんね」ナデナデ
ユウ「......」
魔王「お疲れさまだね」ナデナデ
ユウ「」ギュ
魔王「今はゆっくり休んでね、ユウちゃん」ナデナデ
ユウ「......」
魔王「」ナデナデ
ユウ「......スー」zzz
魔王「ふふ、ほんとに可愛いわ」ナデナデ
魔王「おやすみ」ナデナデ
。。。
ユウ「......ン」
ユウ「(......あのまま寝ちゃったのか)」ウトウト
ユウ「」チラ
魔王「......スー」zzz
ユウ「(魔王が寝てる)」ジー
ユウ「(......今なら)」ソー
魔王「......ムニャ」zzz
ユウ「(魔法使えば倒せるか......?)」
ユウ「(炎の魔法でっ!)」ボウ
魔王「......」
ユウ「やぁ!」
魔王「ほいっと」
ユウ「!?」
魔王「いたずらしちゃだめでしょ」
ユウ「いたずらじゃない!」
魔王「もう」ギュウ
ユウ「離せ!」バタバタ
魔王「静かにしないとまたキスするわよ?」
ユウ「なっ!?//」
魔王「それでもまだあばれる?」
ユウ「うぅ」
魔王「ん、いい子ね」ナデナデ
魔王「ユウちゃんはあたしを倒したいの?」
ユウ「当たり前だ」
魔王「んー、じゃああたしが鍛えてあげる」
ユウ「え?」
魔王「多分ユウちゃんは自分で全部覚えてきたでしょ?」
ユウ「......」
魔王「だから、これからはあたしが師匠になってあげる」
ユウ「!」
ユウ「なにを考えてるんだ......」
魔王「なんにも」
ユウ「......」
魔王「で、どうする?」
ユウ「......」
魔王「あたしの全部を叩き込んであげるわよ?」
ユウ「......分かった」
魔王「!」パァ
ユウ「ボクの師匠になってくれ」
魔王「......えー」
ユウ「なっ!?」
魔王「ユウちゃん、誰にどうしてほしいの?」
ユウ「っ」
魔王「ちゃんと言ってくれないと分かんないなー」
ユウ「......」
魔王「」ギュ
ユウ「......っ」
魔王「んー?」ナデナデ
ユウ「お、お姉ちゃん......//」
魔王「なあに?」ニコニコ
ユウ「ボクの、師匠に、なって......//」
魔王「(ユウちゃん可愛い//)」キュンキュン
ユウ「お願い//」
魔王「うん、任せて」ギュウ
ユウ「うぅ......//」
魔王「ユウちゃんのこと、ちゃんと強くしてあげるからね」ナデナデ
ユウ「//」
魔王「それと、今日からはトイレ以外はずっと一緒ね」
ユウ「なっ!?」
魔王「嫌なら何も教えてあーげない」
ユウ「うぅ......分かった」
魔王「うふふ」ニコニコ
魔王「さ、お風呂入りましょ」
ユウ「うぅ......」
魔王「ほら行くわよ」グイグイ
ユウ「わ、分かったから引っ張るな」
魔王「ふふ」ニコニコ
。。。
カポーン
魔王「かゆいところはありませんか~?」ゴシゴシ
ユウ「ん」
魔王「綺麗な髪ねぇ」ゴシゴシ
ユウ「......」
魔王「ユウちゃんは一人っ子?」ゴシゴシ
ユウ「......そうだ」
魔王「そっか、じゃあ親にいっぱい可愛がられたでしょ」ゴシゴシ
ユウ「......ボクに親はいない」
魔王「えっ?」
ユウ「ボクはずっと一人で生きてきた」
魔王「......そっか」
ユウ「......」
魔王「じゃ、あたしがユウちゃんの家族だね」
ユウ「は?」
魔王「あたしが、お母さんでもお姉ちゃんでもなんでもなってあげる」
ユウ「なんで......」
魔王「はい流すから目瞑ってね」ジャー
ユウ「わぷ」
魔王「」ジャー
ユウ「」ギュ
魔王「はい目開けていいわよ」
ユウ「ん」パチ
魔王「次は体ね」
ユウ「それくらい自分でやる!」
魔王「だーめ」
ユウ「うぅ」
魔王「......」ジー
ユウ「み、見るな」
魔王「この傷、どうしたの?」サワサワ
ユウ「ひゃっ!?//」
魔王「(かわいい......)」
ユウ「......いじめられた」
魔王「!」
ユウ「その時ボクは弱かったから」
魔王「......」
ユウ「勇者のくせに弱っちいって......」
魔王「」ギュウ
ユウ「......」
魔王「痛みは無いの?」
ユウ「」コク
魔王「そっか......」
ユウ「......」
魔王「がんばったんだね」ナデナデ
ユウ「......」
魔王「体洗うわね」ゴシゴシ
ユウ「んっ」
魔王「......ユウちゃん」ゴシゴシ
ユウ「?」
魔王「もう頑張らなくていいのよ」ゴシゴシ
ユウ「!」
魔王「今までの勇者もみんなここで折れたわ」ゴシゴシ
ユウ「......知ってる」
魔王「あら、知ってたの」ゴシゴシ
ユウ「みんな、魔王には勝てないって言って逃げてきた」
魔王「うん」ゴシゴシ
ユウ「それで、処刑された」
魔王「!」
ユウ「......」
魔王「ココも洗うわね」ゴシゴシ
ユウ「ひゃぁ//」ピクン
魔王「がまんがまん」ゴシゴシ
ユウ「んっ//」
魔王「」ゴシゴシ
ユウ「......ボクはあきらめない」
魔王「......」ゴシゴシ
ユウ「絶対に魔王を倒す」
魔王「お姉ちゃん」ゴシゴシ
ユウ「絶対にお、お姉ちゃんを倒す」
魔王「ん、がんばってね」ゴシゴシ
魔王「流しますよー」ジャー
ユウ「ん」
魔王「」ジャー
ユウ「......」
魔王「はい、先に湯船つかっててね」
ユウ「」コク
魔王「ふぅ」チャプ
ユウ「なんでこうなるんだ......」
魔王「いいじゃない別に」ギュウ
ユウ「ん」
魔王「ユウちゃんは軽いわねぇ」
ユウ「......」
魔王「ねえユウちゃん」
ユウ「?」
魔王「あたしのこと嫌い?」
ユウ「きらい」
魔王「」ガーン
ユウ「当たり前だ」
魔王「そんなぁ......あたしはユウちゃん好きよ」
ユウ「......」
魔王「好きよ、ユウちゃん」
ユウ「......」
魔王「大好き」
ユウ「も、もう分かったから//」
魔王「あーもうかわいい」ギュウ
ユウ「うぅ//」
魔王「ふふ」ナデナデ
ユウ「ボクのどこがそんなにいいんだ......」
魔王「全部」
ユウ「全部って......」
魔王「顔も声も、ここまでがんばってきた努力も全部よ」
ユウ「......」
魔王「まだ若いのに一人で全部背負おうとしてるのも好き」
ユウ「......」
魔王「すごい、尊敬するわ」
ユウ「」チラ
魔王「ん?」
ユウ「まお......お、お姉ちゃんも、一人なのか?」
魔王「ん、そうね......もう500年くらいかしら」ニコ
ユウ「ご、ごひゃく!?」
魔王「あたしは寿命長いからねぇ......みんな死んでいっちゃった」ナデナデ
ユウ「......そうか」
魔王「でも、もう慣れちゃったわ」
ユウ「......」
魔王「ユウちゃんとずっと一緒にいたいんだけどな......」ギュウ
ユウ「......」
魔王「って、ごめんなさい......なんか暗くなっちゃったわね」ナデナデ
ユウ「別に」
魔王「さ、そろそろあがろっか」
ユウ「ん」
魔王「明日から特訓がんばりましょ」
ユウ「」コクン
---------------------------夜ベッド
ユウ「ち、近い」モゾモゾ
魔王「はぁぁ、ユウちゃんふわふわ」ギュウ
ユウ「うぅ」
魔王「苦しい?」
ユウ「......別に」
魔王「ねえユウちゃん、こっち向いて」
ユウ「?」クルッ
魔王「」ギュ
ユウ「わぷ」
魔王「」ナデナデ
ユウ「......」
魔王「もっと甘えていいんだよ?」ナデナデ
ユウ「......」
魔王「ここにはあたしたち二人しか来ないし」
魔王「ユウちゃんが何やっても二人だけの秘密よ?」
ユウ「......」
魔王「寝るときだけでも、力を抜いてほしいな」ナデナデ
ユウ「......誰にも、言わない?」
魔王「うん、絶対言わない」
ユウ「ほんと?」
魔王「信じるのは難しいかもしれないけど、信じてほしい」
ユウ「......」
魔王「」ナデナデ
ユウ「」チラ
魔王「?」ナデナデ
ユウ「お、お姉ちゃん」
魔王「なあに?」
ユウ「」ギュ
魔王「ん」ナデナデ
ユウ「お姉ちゃん」スリ
魔王「(なにこの可愛い生き物//)」ナデナデ
ユウ「ボクがんばったのかな......」
魔王「ユウちゃんは頑張ってるわよ」ギュウ
ユウ「ん......そうかな」ギュ
魔王「そうよ......少なくともあたしはそう思うわ」ナデナデ
ユウ「......」
魔王「でも、まだ頑張るんでしょう?」
ユウ「うん」
魔王「ん、ユウちゃんのそういうところも好きよ」ナデナデ
ユウ「うぅ//」ギュ
魔王「ねえユウちゃん」
ユウ「?」
魔王「もしユウちゃんが誰かに攻撃されそうなときはさ」
ユウ「うん」
魔王「これからは、あたしがユウちゃんを護るわ」
ユウ「!」
魔王「もう誰にもユウちゃんを傷つけさせない」
ユウ「」ギュ
魔王「どうかしら?」ナデナデ
ユウ「......ありがと//」
魔王「ふふ、二人だけの秘密よ」ニコ
ユウ「ん、秘密」
魔王「明日から二人で頑張りましょ」
ユウ「」コクン
魔王「じゃ、もう寝ましょ」ナデナデ
ユウ「おやすみ、お姉ちゃん」ニコ
魔王「っっ//」ドキ
魔王「おやすみなさいっ」ナデナデ
ユウ「」ギュウ
魔王「(ユウちゃんかわいい//)」ギュ
---------------------------------------
チュンチュン
ユウ「......ン」ゴシゴシ
ユウ「......」チラ
魔王「......スー」zzz
ユウ「」ユサユサ
魔王「ン?」
ユウ「朝」
魔王「......おはよ」ニコ
ユウ「っ//」カアァ
魔王「どうしたの?」ナデナデ
ユウ「うぅ//ボクはなんてことを......」
魔王「もう、昨日二人だけの秘密って言ったでしょ」ギュ
ユウ「で、でも」
魔王「だいじょーぶ」ナデナデ
ユウ「んぅ」
魔王「あれは寝るときだけでいいわよ、それ以外は普段通りでね」ニコ
ユウ「わ、分かった」
魔王「ん、それじゃご飯用意してくるわね」
ユウ「......」
。。。
魔王「ごちそうさまでした」
ユウ「ごちそうさまでした」
魔王「諸々やったら特訓始めよっか」
ユウ「」コクン
魔王「あたしの稽古はきついわよ~」
ユウ「ボクを甘く見るな」
魔王「ふふ、頼もしいわね」ニコニコ
ユウ「」プイ
・・・勇者特訓中・・・
ユウ「はぁ!」ブン
魔王「ちがーう!!ここはこう!」
ユウ「やぁ!!」ザン
魔王「そう!いい感じ!」
ユウ「たぁぁ!」ブン
魔王「(この子は凄いわね......)」
。。。
ユウ「」グッタリ
魔王「お疲れさま、ホットミルクよ」
ユウ「」ゴクゴク
ユウ「ぷはっ」
魔王「こっちいらっしゃい」
ユウ「」スタスタ
ユウ「」ポフ
魔王「(膝枕も抵抗しない......)」ナデナデ
ユウ「ふぅ」
魔王「どう?大変だったかしら」
ユウ「あれくらい、どうってことない」
魔王「あらそう、じゃあ明日は今日の倍ね」
ユウ「!?」
魔王「ふふ、冗談よじょーだん」ナデナデ
ユウ「......むぅ」
魔王「今日は人間にはついてこれないような内容にしたんだけどね」
魔王「ユウちゃんったら難無くこなしちゃって驚いたわ」
ユウ「......」
魔王「本当に凄いわ、才能の塊よ」ニコニコ
ユウ「そ、そんなに褒めるな」
魔王「照れてるのかしら?」
ユウ「なっ!?//」
魔王「かわいい」ナデナデ
ユウ「べ、別に......かわいく、なんか//」
魔王「ふふ」ニコニコ
ユウ「うぅ//」
レズゴミレズゴミレズゴミレズゴミレズゴミレズゴミレズゴミレズゴミレズゴミレズゴミレズゴミレズゴミ
。。。
ユウ「......スー」zzz
魔王「(よっぽど疲れてたのね)」ナデナデ
魔王「ふふ」ナデナデ
ユウ「......ムニャ」zzz
魔王「(......ご飯作ってきましょ)」ソロソロ
魔王「ユーウちゃん」ツンツン
ユウ「ん......んむぅ」クシクシ
魔王「ご飯出来たわよ」
ユウ「......」ボー
魔王「おはよ、もう夜ご飯の時間よ」
ユウ「おねえ、ちゃん?」
魔王「ん」
ユウ「」ギュ
魔王「!」
ユウ「んぅ」スリスリ
魔王「」ナデナデ
ユウ「......ん?」
魔王「?」
ユウ「っっ///」バッ
魔王「そんなに逃げなくてもいいのに......」
ユウ「わ、忘れろ!//」
魔王「え~」
ユウ「うぅ//」
魔王「ユウちゃん、無理はしないでね」ナデナデ
ユウ「ん」コク
魔王「じゃ、ご飯食べましょうか」
。。。
----------------in ベッド
魔王「ユウちゃん」ポンポン
ユウ「ん」モゾモゾ
魔王「はい、おっけー」
ユウ「」ジー
魔王「?」
ユウ「」ギュウ
魔王「」ナデナデ
ユウ「......あったかぃ」
魔王「眠い?」
ユウ「あんまり」
魔王「昼間寝ちゃったもんね、少しお話ししましょ」ナデナデ
ユウ「ん」
魔王「ユウちゃん、もしこのまま特訓続けて強くなって」
魔王「それでも、あたしを倒せなかったらどうする?」
ユウ「......わからない」
魔王「そっか」ナデナデ
ユウ「......ボクはもう負けない」
魔王「......じゃあもしも、ユウちゃんがもう無理だと思ったらさ」
ユウ「?」
魔王「あたしと......結婚して?」
ユウ「!?」
魔王「約束ね」ナデナデ
ユウ「な、なに言ってるんだ......//」
魔王「ダメ?」
ユウ「そ、そもそも、敵同士だし......女同士だし......」
魔王「そんなの関係ないわ、ユウちゃんが好きなんだもの」
ユウ「っ//」カァァ
魔王「あたしは本気だから」ギュウ
ユウ「うぅ//」
魔王「たった数日だけど、ユウちゃんの虜になっちゃった」ニコ
ユウ「や、やめて//」バタバタ
魔王「ふふ」ナデナデ
ユウ「//」
魔王「ユウちゃんは、あたしのこと好き?」
ユウ「......」フルフル
魔王「あら、ほんとに?」ジー
ユウ「み、見ないで//」
魔王「ほんとのこと言わないとずっと見つめるわよ?」ナデナデ
ユウ「い、言うからっ//」
魔王「ん、じゃああたしのことすき?」
ユウ「......わからない」
魔王「......」
ユウ「でも、お姉ちゃんは今まで戦ってきた魔族と違う」
魔王「......うん」ニコ
ユウ「だから、その......」チラ
魔王「?」
ユウ「嫌いでは......ない//」
魔王「ユウちゃん」ギュウ
ユウ「んむ」
魔王「大好き」ボソッ
ユウ「っ//」ボン
魔王「ふふ」ナデナデ
ユウ「うぅ//」
魔王「もうそろそろ寝ましょうか」
ユウ「」コクン
魔王「おやすみなさい、ユウちゃん」ナデナデ
ユウ「おやすみ、お姉ちゃん」ギュウ
-----------二ヶ月後
ユウ「ふっ!」ブン
魔王「うん!いいわね!」
ユウ「よしっ!」
魔王「じゃあ今日はここまで、少し休んでご飯にしましょ」
ユウ「分かった」コクン
。。。
魔王「はいどうぞ」ポンポン
ユウ「」ポフ
魔王「今日もお疲れさま」ナデナデ
ユウ「ん」ギュ
魔王「ユウちゃんだいぶ成長したと思うわ」
ユウ「......」
魔王「どう?そろそろあたしに挑戦してみる?」
ユウ「!」
魔王「ユウちゃんの好きなタイミングに合わせるわ」
ユウ「する」
魔王「分かったわ、いつがいいか決めておいてね」ナデナデ
ユウ「」コクン
魔王「」ナデナデ
ユウ「」ウトウト
魔王「眠い?」
ユウ「少し」
魔王「ちょっとだけ寝ちゃいましょっか」
ユウ「んぅ」
魔王「じゃあユウちゃんこっちの布団入って」
ユウ「」モゾモゾ
魔王「あたしも入る」モゾモゾ
ユウ「ち、近い」
魔王「あら、いつも夜はこのくらいじゃない」
ユウ「今はその......ボク、汗のにおいが......」
魔王「ふふ」ギュウ
ユウ「わわっ」
魔王「」クンクン
ユウ「や、やめてっ//」
魔王「いい匂い......」クンクン
ユウ「やっぁ//嗅がないでよぉ//」ギュウ
魔王「ユウちゃん、とってもいい匂いよ?」ナデナデ
ユウ「うぅ//」
魔王「さ、寝ましょ」
ユウ「//」
魔王「おやすみなさい」ナデナデ
ユウ「おやすみ//」ギュウ
。。。
ユウ「......」ボー
魔王「......スー」zzz
ユウ「......」
魔王「......ユ、チャン」zzz
ユウ「」ジー
魔王「......ムニャ」zzz
ユウ「」クンクン
ユウ「......甘いにおい」
魔王「......スー」zzz
ユウ「も、もうちょっとだけ......」クンクン
魔王「......?」
ユウ「はぁぁ」クンクン
魔王「(......起きるべきかしら)」
ユウ「」ギュ
魔王「......ユウちゃん」
ユウ「!?」ビク
魔王「あたし、汗臭くなかったかしら?」ギュウ
ユウ「お、起きてたのか!?」
魔王「多分途中から、ね」
ユウ「うぅ//」
魔王「あたしの匂いなんていつでも嗅がせてあげるのに」ナデナデ
ユウ「うぅ//」
魔王「もうちょっと嗅ぐ?」
ユウ「......//」コクン
魔王「ん、はいどーぞ」スッ
ユウ「」スンスン
魔王「ん、ちょっとくすぐったいわね」ナデナデ
いい…いいこれ…
ユウ「......」クンクン
魔王「ユウちゃん、あたしってどんな匂いなのかしら」
ユウ「甘くて、ふわふわで、とってもいいにおい......」クンクン
魔王「ふふ、ありがと」
ユウ「」スリスリ
魔王「ねえユウちゃん、そこペロッとしてみて」
ユウ「......」ジー
魔王「(してくれるかしら......)」ギュ
ユウ「ん」ギュ
魔王「」ナデナデ
ユウ「」ペロ
魔王「んっ」
ユウ「ぁ//」ギュウ
魔王「大丈夫?」ナデナデ
ユウ「はむ」
魔王「ふふ」
ユウ「」ペロ
魔王「(はむはむされるの、いいかも)」ナデナデ
ユウ「」ペロ
魔王「はい、そろそろおしまいね」スッ
ユウ「あっ」シュン
魔王「また次の機会にね、それより夜ご飯食べましょ」ナデナデ
ユウ「」コクン
----------------------------------
カポーン
魔王「ユウちゃん」ギュ
ユウ「?」
魔王「魔王討伐に時間制限ってあるのかしら」
ユウ「......分からない」
魔王「そっかぁ」
ユウ「明日」
魔王「明日?」
ユウ「明日、お姉ちゃんを倒す」
魔王「!」
ユウ「それで全部、終わらせる」
魔王「......分かったわ」
ユウ「もう上がる」ザパッ
魔王「......」
魔王「(どうしようかしら)」
。。。
魔王「ユウちゃん、今日は遠いのね」
ユウ「」プイ
魔王「......」
ユウ「ボクたちは、敵同士だ」
魔王「(敵同士って同じベッドに寝るのかしら......)」
ユウ「もう寝る」モゾモゾ
魔王「うん、おやすみなさい」
ユウ「......」
魔王「......」
----------------------------------------
-------------次の日
魔王「ふぅ......さ、かかってらっしゃい」
ユウ「......」ジリ
魔王「手加減は無用よ、あたしを殺すつもりで来てね」
ユウ「!」
魔王「(ユウちゃんが幸せになる方法......)」
ユウ「やぁ!」ブン
魔王「」ヒョイ
ユウ「はっ!」ザン
魔王「......」キン
ユウ「くっ......!」
魔王「(これしか無いかしらね......)」
ユウ「はぁぁ!」ダッ
魔王「」ヒョイ
魔王「」ガシ
ユウ「は、離せ!」バタバタ
魔王「ユウちゃん、あなたあたしを倒す気ないでしょ」
ユウ「!」
魔王「図星ね、なんで?」
ユウ「そ、それは......」
魔王「......」
ユウ「......」
魔王「」ハァ
ユウ「......」
魔王「その剣、貸してちょうだい」
ユウ「?」
魔王「あたしなら自分を殺せるわ、それでお終いにしましょ」
ユウ「なっ!?」
魔王「ユウちゃんも無事で帰れる、世界も少しぐらい平和になるわ」
ユウ「っ」
魔王「ちょっとの間だったけどとっても楽しかったわ」ナデナデ
ユウ「まって!」バッ
魔王「大好きよ、ユウちゃん......さよなら」ニコ
ユウ「やっ、やだ!」ギュウ
魔王「!」
ユウ「うぅ」
魔王「ユウちゃん?」
ユウ「......」ギュウ
魔王「なんで止めるの?」
ユウ「そっ、それは」
魔王「うん」
ユウ「......」
魔王「......」
ユウ「し、知らない!」プイ
魔王「えぇ......」
ユウ「......」
魔王「ユウちゃんはあたしがいなくなるの嫌なのよねー」ナデナデ
ユウ「ちっ、ちがう!」
魔王「じゃああたしが死んでもいいじゃない」
ユウ「だめだ!」
魔王「......」
ユウ「......」
魔王「ユウちゃん」
ユウ「......」
魔王「あたしが死なないと、あなたが幸せになれないの」
ユウ「......」
魔王「だからもう、こういうのは終わりにしなくちゃいけないわ」
ユウ「!」
魔王「ユウちゃんは賢いから、分かるわよね?」
ユウ「......ボクの」
魔王「?」
ユウ「ボクの幸せを、勝手に決めるな!!」
魔王「!」
ユウ「ボクの幸せはボクが決める!」
魔王「ユウちゃん......」
ユウ「......」
魔王「あたし......」
ユウ「ボク......ボクは、お姉ちゃんと一緒にいたい!」
魔王「ユウちゃん......!」
ユウ「そ、それがボクの......幸せ、だ//」プイ
魔王「ユウちゃんユウちゃん!」ギュウ
ユウ「むぐぅ」
魔王「好き、大好き」ギュー
ユウ「む、むぐ」
魔王「ユウちゃん好き!」ギュ
ユウ「苦しいっ!」バッ
魔王「あら、ごめんなさい」
ユウ「ふぅ」
魔王「ユウちゃん」ニコニコ
ユウ「な、なんだ」
魔王「好きよ」
ユウ「し、知ってる//」
魔王「結婚しましょ」
ユウ「そっ、それはダメ!」
魔王「えー、どうして?」
ユウ「そういうのは......違う//」
魔王「じゃあそうなるまでがんばるわね」ギュ
ユウ「ん」ギュウ
魔王「じゃあ今日はもう終わりにしましょうか」
ユウ「」コクン
魔王「ユウちゃん」
ユウ「?」
魔王「ユウちゃんが望む限り、あたしは側にいるわ」ニコ
ユウ「......ありがと、お姉ちゃん//」ニコ
一応おわりです
もしかしたらつづくかも
読んでくれた人ありがとうございました
おつぱい
できれば続いて欲しいな
とびきり甘々なのを頼みたい
乙
続くって書いてあるようにしか見えない
続いてくれ
屑百合豚さっさと死んどけゴミ以下生物
百合[ピーーー]先輩チッス
いいゾ~^これ
乙、続いてくれたら嬉しいです
>>49
ホモなの?
注意書きしても荒らす人はいるものなのよ
百合[ピーーー]先輩につっかかるやつ久しぶりに見たわ
百合氏ね先輩が来るssは良スレらしい
おつおつ
大変おいしゅうございました
すごい良かった
こういうのほんと大好き
最高じゃねえか……
この魔王が勇者サイドと敵対する理由があるのか…。
腐ったものは廃棄しなくてはならない。
では手始めに勇者ちゃんの国からだ。
勿論ほのぼのが一番良いのだけれどね。
乙。
乙
甘々ながらも勇者がちょっと距離感を置くことで絶妙に可愛らしさを生み出していると思う
面白かった
が、
ユウちゃんをショタに変換しても違和感ないのが少し残念だった。
魔王とオシャレを楽しむとかそんなエピソードがあったら良かった。
後は、余力があれば、ユウちゃんの両親に触れてみて。
ユウちゃんの才能は遺伝で、実は両親は過去に魔王に挑んでたとか。
激しく続き期待
気持ち悪いし、糞スレですわ。
そうですわね。
面白かった。続き待ってるど
二人が絶妙にかわいい
面白かったわ
気の向くままに、乙
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません