まゆ父「僕の気持ち」 (58)

・書き貯めをどんどん投稿していきます
・誤字脱字があったら申し訳ございません
・ちょっとエロ描写(?)あり

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~佐久間家~

まゆ父(以下、父)「・・・そろそろ帰ってくるかな?」

まゆ母(以下、母)「うふふ、パパったら・・・もうそろそろですよ」

父(今日は久しぶりにまゆが家に帰ってくる)

父(たまたま仙台の方で撮影があり、翌日は仕事が休みなのでそのまま一泊するらしい)

父(久しぶりにまゆと会えると思うと、楽しみで仕方がない!)

父(・・・それにしても)

父(まゆが東京に行って、もう一年経つのか・・・)

父(いきなり東京に行くと言った時はビックリしたけど、まゆは顔だけじゃなくて性格もママに瓜二つだからなぁ・・・)

父(行動力がすごいんだよな~)

父(『運命の人を見つけた』か・・・)

父「・・・」

父(・・・やっぱママにそっくりだ)

母「今日はプロデューサーさんも一緒に来るって言ってたから色々とお話が聞けるわね」

父「え、プロデューサーさんも来るの?」

母「ええ、一緒に晩御飯食べるのよ」

父(プロデューサーさんも一緒か・・・)

父(契約の時に一度だけ会ったことがあるけど、いい人だったな・・・)

父「ママ、今日はご馳走作らなきゃね」

母「うふ、私頑張っちゃう!」

~数時間後~

ガチャ! 

「ただいまー」

母「あ、まゆ達帰ってきたわ」タッタッタ・・・

父(久しぶりだからなのか、緊張してきたぞ)ドキドキ

フタリトモ、オカエリナサイ♪ ママ、タダイマ オ、オジャマシマス・・・

まゆ「パパ、ただいま♪」

父「ま、まゆ・・・おかえり!」

父(き、きれいだ・・・)

父(たった一年でこんなにも美人になるのか!?)

まゆ「パパ?」キラキラ

父(さすが都会・・・)

まゆP(以下、P)「お父様、お久しぶりです!」ペコリ

父「プロデューサーさん、お久しぶりです。ようこそいらっしゃいました」

P「すみません、もっとまゆさんが実家に帰れる機会を作れたらと思ってはいるのですが、今や売れっ子アイドルになってるので仕事が忙しくてなかなか・・・」

母「最近テレビとか雑誌でもまゆのことよく見かけます。これもプロデューサーさんのおかげですね」ウフフ

P「あ、いや・・・そう言っていただけると嬉しいです!」アタフタ!

まゆ「Pさぁん? ママに見とれたらダメですよ?」

P「ち、違うって!」

母「あら、こんなおばさんでも魅力はあるかしら?」

P「おばさんだなんて!まだ20代でも通用するくらいお綺麗です!!」

P「良かったらアイドルn・・いててて!」

まゆ「」ツネリー

母「ダメですよ、まゆがいるのに浮気しちゃ」ウフフ

P「う、浮気って・・・」イテテ

まゆ「Pさんなんて知りません!」プイッ!

父(ママがアイドル・・・)

父(いや~、ないかな・・・)ハハハ

父(でも、ママがアイドルになったら東京に・・・?)

父(そうなったらまた家族三人で暮らせるってことかな?)

父(・・・それもいいな)

父(でも・・・)

父(『ママもアイドルやってみたら?』なんて僕からは言えないよな)

父(ママがもしアイドルになりたいなら? 僕も考えなくはないけど?)

P「結構本気なんだけどなー、本当にちょっと考えてみませんか?」

父(うんうん)

まゆ「もう!」

母「とても魅力的だけど、私はパパだけのアイドルなんでお断りします♪ ね、パパ?」ギュ~♪

父「う、うん」

父(まぁ、そんな上手くはいかないよな・・・)ママ、フタリトモミテルカラ・・・

母「あら、不満なの?」ツネリ

父「いたい、いたい!!」

P「あははは・・・」

母「じゃあ、そろそろ晩御飯にしましょうか♪」

母「パパ、よそうの手伝ってね?」

父「そうだね、ほら二人は座って座って」

まゆ「まゆ手伝うよ?」

P「私も手伝います!」

父「大丈夫だよ。Pさんはお客様だし、まゆも今日はゆっくりしてなさい」

母「パパの言う通り、二人は座って待っててね」

まゆ「Pさん、まゆ達は座って待ってましょうか」

P「・・・そうだな」

パパ、ソコノオサラトッテ コレカナ?

P「・・・まゆのご両親って本当に仲良いよな」

まゆ「はい、特にママが積極的なんですよ♪」

P「まぁ、それは何となく・・・」

まゆ「ママが中学生の時にパパに一目惚れしたらしいんです」

P「へぇ~、中学校の頃から付き合ってたってことか・・・なんか青春だな」

まゆ「いえ、ママはパパにアピールしてたみたいなんですけど・・・パパは全く気付いてなかったみたいで・・・」

P「鈍感さんだったんだな」アハハ!

まゆ「・・・」ジト‐ッ

P「ん?俺の顔に何かついてるか?」

まゆ「・・・それで卒業式の日にママの方からパパに告白したそうなんです」

P「おぉ!」

まゆ「でも、フラれちゃって結局離れ離れになってしまったそうです・・・」

P「そっか・・・」

P(あんな美人を振るなんて、お父さんもすごいな・・・)

P「じゃあどこで再会したんだ?」

まゆ「ママが17歳の時に中学校の同窓会でパパと再会したみたいなんです」

P「じゃあその時か・・・」

まゆ「いえ、同窓会では特に何もなかったそうです・・・・が」

まゆ「同窓会の後から何故か出かけ先でパパと頻繁に出くわすようになったそうです」

P「へぇ、運命ってやつか?」

まゆ「そうなんです! これって運命ですよね!?」

P「お、おう・・・」ビクッ

まゆ「うふふ、やっぱりまゆ達は運命の赤い糸で結ばれてるんですね」ボソッ

P「?」

まゆ「それでその後とんとん拍子に事が進んで、ママが18の時にまゆを産んだんですよ」

P「18!? 高校生の時に妊娠したのか!?」

まゆ「高校の終わりころに妊娠して、卒業後にそのまま結婚です♪」

P「まだ学生なのに・・・お父さんも勇気があるというか何というか・・・」

まゆ「?」

まゆ「・・・あ、パパとママは同い年じゃありませんよ?」

P「あぁ、先輩とか? いや、それでも・・・」

まゆ「いいえ、パパは中学校の先生なんですよ」

P「」

P「え?」

まゆ「パパはママの担任の先生だったんです」

P(えぇー・・・)

P(そりゃ、中学生にアプローチされても懐いてくれているくらいにしか思わんだろ・・・)

まゆ「教師と生徒という禁断の恋でも、運命には敵わないんですねぇ・・・まゆ達も・・・うふふ・・・」ウットリ

P「・・・元生徒だから、ギリギリ大丈夫なんじゃないか?」

まゆ「うふふ・・・Pさんったら照れ屋さんですねぇ」

母「はい、お待たせ~ 二人で何の話をしてるの?」

まゆ「パパとママは学生時代からラブラブだったって話♪」

母「あらぁ、そんな話してたの? 恥ずかしいわ」ウフフ

父「じゃあ、食べようか」

まゆ「は~い♪」

「「「「いただきまーす!」」」」

~数時間後~

P「―――その時のまゆさんのリアクションがすごく面白かったんですよ!」

まゆ「Pさん、やめてください!///」

母「あらあら」ウフフ

父「まゆは昔からそうなんですよ」ハハハ

P「あ、もうこんな時間か・・・」

母「あら、時間が経つのは早いわね」

父「プロデューサーさん、今日は車で来られたんですか?」

P「いえ、新幹線で来ました」

まゆ「Pさん帰っちゃうんですか・・・?」

P「あぁ、そろそろお暇するよ」

まゆ「そうですか・・・」シュン

母「明日はお仕事なんですか?」

P「いえ、まゆさんがお休みなので私もお休みを頂きました」

母「じゃあ、もう少しゆっくりしていってください」

まゆ「そうですよ!」

P「いや、もういい時間なので・・・」

P「というか、せっかくの家族水入らずに私がいるというのは・・・」

父「僕はいいと思いますよ」

P「え?」

父「プロデューサーさんとは一度、お酒を飲みながらお話ししたいと思ってたんです」

P「で、ですが・・・」

父「ママ、お酒持ってきて!」

母「は~い♪」

P「ちょ、ちょっと!」

父「まぁまぁ、一杯だけでも飲みましょうよ」

P「う~ん・・・」

P「・・・わかりました、じゃあ少しだけ」

母・まゆ「「お待たせしました~♪」」

父「ビールか、二人ともありがとう」

まゆ「Pさんどうぞ♪」トクトク

P「お、おう・・・ありがとう」

母「はい、パパ♪」トクトク

父「ありがとう、ママ」

父(今日はまゆに注いでもらいたかったけど・・・)

父「プロデューサーさん、乾杯しましょう!」

P「はい!」

「「かんぱ~い!」」

母「まゆ、ママと一緒にパパ達のおつまみでも作りましょうか」

まゆ「うん!」

~数十分後~

父「ささ、プロデューサーさんもう一杯・・・」

P「あぁ、どうもありがとうございます! お父様もどうぞ・・・」

父「ありがとうございます」

父「いや~、やっぱ男同士で飲むのは良いですね!」

P「仕事の後とかは飲まれないんですか?」

父「外で飲んだりとかはたまにありますけど、決して楽しいものではありませんからね」

P「上司の説教とか、愚痴を聞かされるだけですもんね」アハハ

父「そうなんですよ! あ、プロデューサーさんにとっては今も仕事のようなものですよね」ハハハ!

P「いえ、私も今日は久しぶりに楽しく飲んでます」

父「プロデューサーさんお上手ですね!僕にも息子がいたらこんな感じに楽しく飲めたのかな~」

母「はい、おつまみどうぞ」コトッ

父「ありがとう!」

まゆ「【カキフライ】に【山芋と玉ねぎのサラダ】、【鶏レバーのにんにくバター醤油炒め】です♪」

P「す、すごいですね・・・」

父「どんどん食べてください!」

父(今日はやけに手間のかかったおつまみだな・・・)

母「あと、これ・・・」

父「なんだ、この赤い液体は・・・?」

P「ワイン・・・ですか?」

母「はい、赤ワインにちょっと一手間加えた佐久間家特製ワインです♪」

P「へぇ~」

父(初めて聞いたけど・・・)

母「私達お風呂に入ってきますね」

父「いってらっしゃい」

母「まゆ、久しぶりに女同士でお風呂入りましょう♪」

まゆ「うん!」

母「お二人ともごゆっくり♪」

P「はい、ありがとうございます」

キャッキャ ウフフ…

P「それにしても、すごい豪勢なおつまみですね」

父「遠慮せずに食べてくださいね」

P「はい、いただきます!・・・でも食べきれるかな?」ハハハ・・・

父「・・・」

父「プロデューサーさんに一度聞きたかったことがあるんですが・・・」

P「はい、なんでしょうか?」モグモグ

父「プロデューサーさんは、まゆとどうやって知り合ったんですか?」

P「え~っと、私が初めてまゆさんと会ったのは、3泊4日で仙台に出張に来た時ですね」

P「仕事に行く途中、道でまゆさんとぶつかってしまったんです」

P「とても可愛らしかったのでその場でスカウトしたんですが・・・」

P「急いでいたみたいで、その時は断られてしまいました」アハハ・・・

P「それで仕事帰りに宿泊先のホテルの前で何かの撮影をしてるのが目に入って、覗いてみたらまゆさんが読モの撮影をしていたんですよ」

父「確かにやってましたね・・・」

P「既にモデルをやってるのであれば、アイドルにはなってくれないだろうと思って、後ろ髪を引かれる思いでホテルに帰ったんですが・・・」

P「翌日からですかね・・・頻繁にまゆさんとバッタリ会うようになりまして・・・」

父「道とかでですか?」

P「はい、他にも本屋とかカフェでも偶然会いまして・・・」

P「・・・」

P(あれ?似たような話をどこかで・・・)

父「プロデューサーさん?」

P「・・・」

P「あっ!」

父「どうかなさいましたか?」

P「い、いえ・・・なんでもないです・・・」

父「そうですか・・・」

P「・・・あ、あの・・・お父様も・・・」

父「・・・」

P「あのっ・・・」

P「・・・いえ、なんでもないです」

父「偶然道で会うようになるなんて・・・僕とママの時もそうだったんですよ」

P「!」

P「あはは・・・さっき、まゆさんから伺いました」

P「・・・」

父(・・・やっぱり、まゆから昔の話を聞いてたんだな)

父(プロデューサーさんもだったか・・・)

――――――――――――――――――――
~数十年前~

父『いってきます』

ガチャン!

父『ちょっと早く出ちゃったかな・・・』

父『まぁ、いいか・・・』

母『佐久間先生♪』

父『うわぁ!?』

父『なんだ、君か・・・ビックリしたな~』

母『そんなに驚かなくてもいいじゃないですかぁ~』

父『あはは、ごめんね』

父『あれ、高校は? ○○高校はこっちじゃないよね?』

母『・・・』

母『今日は気分を変えて遠回りしてるんです♪』

父『そっか・・・確かにまだ十分時間もあるしね』

母『良かったら途中まで一緒に行きませんか?』

父『いいよ、一緒に行こうか』

母『はい♪』

父『この前は同窓会に誘ってくれてありがとう、久しぶりにみんなの顔が見れて楽しかったよ』

父『先生の僕が行って、迷惑じゃなかったかな?』

母『そんなことありませんよ、みんな喜んでました!』

父『そっか、それなら良かった』アハハ

~数日後~

父『今日は週刊誌の発売日だったな・・・』

イラッシャッセ~

父『え~と・・・』

『あら?』

父『?』クルッ

母『佐久間先生、またお会いしましたね♪』

父『おぉ、最近よく会うね』

母『佐久間先生に会いたいって思ってたからかな?』ウフ

父『こら、先生をからかうんじゃありません』コツン

母『うふふ、すみません♪』

~また数日後~

父『久しぶりに映画館に来たけど、やっぱいいよな~』

父『えっと、上映時間は・・・』

『先生!』

父『?』

母『佐久間先生♪』

父『!?』

母『またお会いしましたね』ウフフ

父『いやぁ、こんな短い期間に何度も会うなんてすごい偶然だね』

母『偶然じゃないんじゃないですかぁ?』

父『え?』

母『運命、なんじゃないでしょうか?』

父『またそうやって先生をからかう・・・』

父『何の映画を観に来たの?』

母『えっと・・・――――――』


父『―――まさか同じ映画で隣の席だとは・・・ホラー映画好きなんだね』

母『は、は、ひゃい! 私ホラー映画大好きでしゅ!』

父『意外だなぁ・・・あ、暗くなった』

母『』カクン

父『えぇ!? まだ始まってないよ!?』

―――――――――――――――――――

父(あれから一緒にホラー映画観てくれないんだよなぁ)

P「どうしよう・・・いや、まだ決まったわけでは・・・」ブツブツ

父(うんうん、そうなるよね)

父(プロデューサーとアイドル、僕も似たような境遇だったからプロデューサーさんの気持ちもわかるよ)

父(でも、僕はママとまゆの気持ちも分かるから・・・)

父(僕からは何も言えない、最後に決めるのプロデューサーさん自身だよ)

父「プロデューサーさん、とりあえずママが作ってくれた特製ワインでも飲みましょうか」

P「・・・はっ!?」

P「す、すみません! 考え事してて・・・いただきます」ゴクゴク・・・

父「ワインを・・・良い飲みっぷりですね!」

P「はい・・・」

父「僕も負けてられないな・・・」ゴクゴク・・・

~一時間後~

母「上がりました~♪」

父「ママ、このワインおいしいね」フラフラ

P「はい、どんどん飲めちゃいます」フラフラ

まゆ「二人とも大丈夫ですか?」

P「大丈夫だよ」フラフラ

母「あらあら・・・今お布団敷きますね」

P「いえ、もうお暇しますので・・・」

まゆ「・・・もう終電の時間過ぎちゃいましたよ?」

P「え!?」

母「もう泊まっていくしかありませんね」ウフフ

P「・・・・す、すみません!」

父「気になさらないでください」アハハ!

母「もう、パパったら・・・すっかり酔っちゃって」

母「そろそろ寝ましょうか」

父「ん、そうだね」

まゆ「Pさん、二階にお布団敷きましたのでお部屋に行きましょう」

P「ありがとう、まゆ」

母「まゆ、プロデューサーさん、おやすみなさい」

まゆ「おやすみなさい♪」

P「え、まゆも?」

まゆ「はい、まゆの部屋は二階にあって、隣がPさんの寝る部屋なんですよ」

P「そ、そっか・・・」

父「ゆっくり休んでくださいね」

P「ありがとうございます・・・では、おやすみなさい」



~父母の寝室~

母「パパ、楽しかった?」

父「うん、楽しかったよ!」

父「・・・ふぁ~・・・眠くなってきたな・・・」

父「おやすみ、ママ・・・」

母「・・・」

ドン!

父「ん?」

ドン!

父「上の階から音が・・・プロデューサーさんのいる部屋か?」

母「多少、音くらいはするわよ・・・」ウフ

父「ん、それもそうか・・・」

Pサン・・・

父「!? 今まゆの声が聞こえなかったか!?」ガバッ!

母「きっと二人で積もる話でもあるのよ・・・」ウフフ・・・

父「そ、そうか・・・」

Pサァン♪    マ、マユ・・・ヤメ!・・・・・

父「いや!これはy・・・・!?」

父「あ・・・あれ?・・・からだが・・・」

父(身体が動かない!?・・・しかもすごく熱くなってきた・・・)

父(ま、まさか・・・)チラッ

母「・・・うふっ」

父「・・・」

父「ママ・・・」

母「はぁい♪」

父「もうクスリは使わないって結婚前に約束したよね・・・?」

母「だってぇ、プロデューサーさんと違うもの出すわけにもいかないでしょ?」

父「だ、だからって・・・!」

母「それに・・・」スルスル・・

パサッ・・・

母「あの二人を見てたら昔を思い出しちゃった♪」

父「ママ・・・? 二階にいるから・・・ね?」

母「二階も同じ状況だから大丈夫・・・♪」ノシッ・・・

父「そういう問題じゃ・・・ちょ、脱がさないで!」

母「・・・パパさっき、息子がいたらな~って言ってたじゃない」

父「!? いや・・・言ったけど! そういう意味じゃなくって・・・!」

母「・・・さっきお風呂で、まゆも弟欲しいって♪」ボソッ・・・

父「」




一、ニ階 「「あ――――っ!」」




~翌朝~

まゆ「おはよう!」ツルツル

P「お、おはようございます・・・」ゲッソリ

母「二人ともおはよう♪」ツヤツヤ

まゆ「あれ、パパは?」

母「今顔洗ってるわよ、もう朝ごはんできたから座って待っててね」

まゆ「ママ、運ぶの手伝うね」

ガチャ

父「おはよう・・・」ゲッソリ

まゆ「パパおはよう!」

父「あ、あぁ・・・おはよう・・」

P(まさかお父様も!?)

P「お父様、おはようございます・・・」

父「・・・」

父「・・・お疲れさま」ポンッ

P「・・・・はい」

母「二人で何を話してるの?」ウフフ

まゆ「ごはんですよ♪」

父「あぁ、じゃあ座ろうか・・・」

P「・・・そうですね」

母「今朝のおかずは昨日のおつまみの残りと、【とろろ芋】、【玉ねぎのお味噌汁】です♪」

まゆ「今日も一日元気でいられそうな料理だね!」

父・P「「   」」

「「いただきまーす!」」 「「いただきます・・・」」

母「プロデューサーさんは、いつ頃東京に戻られるんですか?」

P「午前中にはお暇しようと思ってます」

母「まゆもそれくらいに戻るの?」

まゆ「まゆも明日お仕事があるけど、もう少しお家にいたい・・・かな?」

母「でしたら、お昼頃に二人で一緒に戻ればいいんじゃないですか?」

P「ご迷惑でなければ、私はそれでも構いませんが・・・」

母「じゃあ決まりですね!」

母「二人でお留守番お願いします♪」ウフフ

P「へ?」

P「お留守番・・・?」

母「これから私とパパは用事があるので、お昼頃までまゆと二人でお留守番をお願いします」

まゆ「///」ポッ

P「えぇ!?」

P(お父様!?)チラッ

父(頑張ってください)フルフル

P(えぇー・・・)

母「さて、パパ行きましょう♪」スクッ

父「そうだね」スクッ

P「ちょ、ちょっと・・・」

父「プロデューサーさん!」ポン

P「な、なんですか・・・?」

父「君が選んだ道だ、据え膳食わぬは男の恥・・・ですよ」ポンポン

父(選ばされた、の方が正しいかもしれないけど)

母「いってきま~す♪」フリフリ

まゆ「いってらっしゃ~い♪」フリフリ

P「待っ・・・ガチャン!



父(据え膳食わぬは・・・か)

父(まさか数十年前にお義父さんに言われた台詞を僕が言うことになるとはね・・・)

母「パパ」

父「ん?」

母「二人っきりね」ウフフ

父「・・・普段も二人きりじゃないか」

母「そうじゃなくって!」

父「?」

母「もう、パパったら・・・」

父「家を出たのはいいけど、お昼まで何しようか?」

母「そうねぇ・・・あ、そうだ!」

父「何かあるの?」

母「ここに行きましょう♪」

父「えっ・・・ここ!?」

母「昔はよく来たじゃない」ウフフ

父「まぁ、昔はお互い実家だったからね」

母「お家を建ててからは行かなくなっちゃったけど、今はお家も使われちゃってるし・・・」

父「使われてるって・・・ママが仕組んだんじゃないか」

母「たまには気分を変えて・・・ね?」

父「二日連続はキツいな~、僕ももう若くないし・・・」

母「据え膳食わぬは男の恥・・・なんでしょ?」ウフフ

父「・・・」

父「ふふ、そっか・・・そうだね」

父「プロデューサーさんに言っておきながら、僕がやらないのはいけないよね」

父「行こうか、ママ」ギュッ

母「はい、パパ♪」ギュッ


P「」

まゆ「Pさん・・・♪」クイクイ

P「ま、まゆ・・・」

まゆ「二人っきりですねぇ」ウフフ・・

まゆ「お昼まで何しますかぁ?」ダキッ

P「・・・」

P「・・・はぁ」

P「まゆ・・・」

まゆ「はい?」ウフフ

P「もうクスリを使うのは無しだからな・・・?」

まゆ「はぁ~い♪」


終り

おっつおっつ

以上です!後ほどHTML申請してきます


過去作品もあるので暇な時に是非ご覧ください

卯月父「パパの気持ち」
卯月父「パパの気持ち」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454556898/)

モバP「バレンタインかぁ~」(『モバ』を付け忘れてました、申し訳ございません ※修正してくれたまとめサイトの管理人さん、ありがとうございます!)
P「バレンタインかぁ~」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455417410/)


遺伝ってすごいなあ(白目

Pに似てちょっとヘタレっぽい所がまゆ父らしかった

ママままゆか


まままゆ可愛い


佐久間家は代々こんな感じなんだろうなぁ

全員婿養子か…

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