海未「は? わたし以外、みんな羞恥プレイに目覚めた?」 (50)

海未ちゃんが頑張る話



本屋


海未「穂乃果、英語の参考書ありましたか」

穂乃果「ないよお……」

海未「勉強を教えて欲しいなんて言うものだから、熱でもあるのかと思いましたよ」

穂乃果「だってこの間のテストで雪穂にすっごいバカにされたんだもん」

海未「みんなでテスト勉強して、真姫の暗示で一時的に頭がよくなったと思っていましたが」

穂乃果「ええ! なにそれ!?」

海未「あ」

穂乃果「初耳だよ!」

海未「忘れて下さい」

穂乃果「こわいこわい!」

海未「まあ、それよりも」

穂乃果「海未ちゃあああん?!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454770816

海未「漫画コーナーをさまよっても収穫があるわけないですからね?」

穂乃果「ちょっと、目移りしただけだもん」

海未「その手にあるのは少女漫画では?」

ガシッ

穂乃果「はうん! 許してつかさい!」

海未「私があえて心を鬼にしないと、ことりは何だかんだで穂乃果に甘いですから」

穂乃果「ウグウッ」

海未「唇尖らせたって無駄です」

ごめん
ね落ちし
また夜に

穂乃果「ことりちゃんは、一冊だけねって言ってくれたもん!」

海未「まったく甘やかして……一冊だけですからね」

穂乃果「えへへー、だから海未ちゃん好きっ」

ぎゅう

海未「また、真姫に暗示をかけてもらえばいいだけですからね。穂乃果の寝てる間に」

穂乃果「海未ちゃん!?」

海未「安心してください。穂乃果のお母さんも喜んでいましたよ」

穂乃果「お母さんも一枚噛んでるの?!」

海未「ふふ」

穂乃果「頑張って勉強するから! 穂乃果頑張って勉強するから、許してよお!」ウルッ

海未「もお、冗談ですよ」

穂乃果「え、そうなの……?」

海未「そう簡単に穂乃果の頭が良くなるはずありませんよ」

穂乃果「だよねえ」ホッ

海未「はい」

穂乃果「漫画買ってくるね!」

タタタ

海未「……」チラ

海未(甘いですよね私も)ハア

海未「安心してください。穂乃果のお母さんも喜んでいましたよ」

穂乃果「お母さんも一枚噛んでるの?!」

海未「ふふ」

穂乃果「頑張って勉強するから! 穂乃果頑張って勉強するから、許してよお!」ウルッ

海未「もお、冗談ですよ」

穂乃果「え、そうなの……?」

海未「そう簡単に穂乃果の頭が良くなるはずありませんよ」

穂乃果「だよねえ」ホッ

海未「はい」

穂乃果「漫画買ってくるね!」

タタタ

海未「……」チラ

海未(甘いですよね私も)ハア

穂乃果「ことりちゃんは、一冊だけねって言ってくれたもん!」

海未「まったく甘やかして……一冊だけですからね」

穂乃果「えへへー、だから海未ちゃん好きっ」

ぎゅう

海未「また、真姫に暗示をかけてもらえばいいだけですからね。穂乃果の寝てる間に」

穂乃果「海未ちゃん!?」

無限ループって怖くね?

>>9
>>7>>8は無視してつかさい

ウイーン

海未「穂乃果、明日はちゃんと真面目に探しましょうね。ここもいいですが、近所にある古本屋さんに意外と良い参考書があるのでって、聞いてますか穂乃果」

穂乃果「へ、あ、ごめん!」

海未「どうしました。ぼーっとして。熱でもあるんじゃ」

穂乃果「ないないッ」

海未「そうですか。なら、いいのですが」

穂乃果「……う、海未ちゃん」

海未「はい」

穂乃果「その本屋さん、明日……絶対行こうね?」

海未「もちろんです」

穂乃果「わーい!」

ピョンピョン

次の日――

教室

海未「ことり、ちょっとトイレに行ってきます」

ことり「海未ちゃん、ことりも一緒に行くね」

穂乃果「すやすや……」

海未「陽気が良いのは認めますが、陽の当たる席も考えものですね」

ことり「次の授業までそっとしておいてあげようか」クス

海未「そうですね」フフ

ヨシヨシ

穂乃果「……ん」

ことり「……」チラ

海未「なんですか?」

ことり「うんん」フル


トイレ――


ガチャ
バタン

ことり「う、海未ちゃん!」

海未「ことり?! どうしましたか!」

ガチャ
タタタタッ

ことり「い、今個室の隅の方に何かいたようなッ」

海未「え、ええっと、そ、それはもしかしなくても……だとしたら、私にもちょっと対処し難いと言いますか」

ことり「……ううッ」

ソロ
ガチャ

海未「え? ことり、なぜ鍵を閉めたのですか?」

ことり「えっとね」

ジー
パサッ

海未「こ、ことり!?」

ことり「海未ちゃんに、ことりのしてる所見て欲しくて……」チラ

海未「な、ななななな?! 何を言っているんですか?!」

ことり「……えへ」

ヌギッ

ガヤガヤ

『ねー、ちゃんと外で待っててよー』

『ハイハイ』

海未「ひ……」

ことり「しー」ニコ

海未「ま、待ってことりッ。わたし、一人っこなので、おしめ交換とかやったことありませんから!」ヒソ

ことり「ことりもだよぉ」ヒソ

海未「だから、人がもよおす所など一度も見たことないので、もしことりの界隈でそれが常識だったのなら申し訳ないんですが、わたしには耐えきれないというか」ヒソ

ことり「別に、ことりの周りの人はやってないと思うけど」ヒソ

海未「そ、そうですか。なら、何をしようとしてるんですか」ヒソ

ことり「ことりのおしっこしてる所、海未ちゃんに見て欲しいって言ってるのに、もうッ」

海未「そ、そうですかそうですか、では私はこれにて」クルッ

ガシッ
グイ

ことり「おねがあい」チラ

海未「い、いいですか? トイレを一人でするのが怖い気持ちはなんとなく分かります。けれど! あなたはもう高校生なんですよ!?」ヒソ

ことり「そういうことじゃないんだけどなあ」ヒソ

ストンッ

海未「は、離しなさいことり!」ヒソ

ことり「だめー」ニコニコ

海未「わ、わたしことりを怒らせるようなことしましたか?」

ことり「してないよ。この間から、体が変なの……海未ちゃんに見て欲しくて……頭こわれちゃいそうなの」

海未「それ、何かやばい病気ですよ!? ワクチン接種しましたか!?」

ことり「インフルエンザのなら」

海未「ああ、だめです! それじゃないやつです!」

ことり「なんなのかなあ……」ブルッ

海未「こ、ことり、ま、待って」

ことり「海未ちゃん……ことりのおしっこしてる所見てて」

ポチャッ

海未「Lonely my love. lonely my heart. 蕾じゃない。Lonely my love. lonely my heart. 摘まれたいの南無阿弥陀仏――」ブツブツブツ

チョロチョロチョロ

ことり「ふうんッ……海未ちゃんが聞いてる、ことりを見てるッ」ブルッ

海未「――――」ブツブツブツ

ことり「出てるッ……海未ちゃん、出ちゃってるよ」

海未(ブツブツブツ――見える。古き良き日本庭園に設置されている水琴窟が。さながら、厳冬の山々の雪解け水が、木々の根の間を通り、苔むした巌を潤わせ川へと流れつく様に。わたしにはありありと見える……その情景が)

ことり「海未ちゃんに、見られてると思ったら……ことり、ことり……ぁは」

グイッ

海未「はッ」

ことり「全部、出ちゃったぁ……」ニコ

海未「……」ピシッ

ことり「ッぁ……ね、拭いて?」

海未「ふ……」

ことり「ふ?」

海未「拭けませんから!!!!!」

バッ

ことり「きゃッ」

ガチャ
バンッ

海未「ことりのバカアアアアア!!」

ダダダダダッ

放課後――

キーンコーンカーンコーン


海未「すいません! 穂乃果! 今日はちょっと練習も本屋もパスさせて頂きます!」

ガタッ

穂乃果「ふえ? あ、う、海未ちゃん!」

ことり「……」

穂乃果「どうしちゃったのかなあ」

ことり「なんだろうね」

穂乃果「せっかく……本屋で……と思ったのに」ボソ

空き教室――

海未「はあッ……はあッ」

海未(ことり、平然としていましたが……どういうことなのでしょうか!?)

海未「まさか、穂乃果と本屋に行ったことに嫉妬して?」

海未「ことりに限ってそんな……」

コンコン

海未「え?」

真姫「大きな独り言ね。外まで聞こえてるけどいいわけ」

海未「ま、真姫?」

真姫「その様子だとやっぱり……」

海未「や、やっぱりなんなんですか?」

真姫「実は、この間のテスト勉強で、みんなに催眠術をかけたじゃない」

海未「ああ、でもあれは遊びですよね?」

真姫「そのつもりだったけど、どうやらこの天才真姫ちゃんにかかればお遊びも火遊びになっちゃうみたい」

海未「だ、だめです真姫。笑えない上に、何言ってるのかさっぱりです」

真姫「つまり、暗示は本当に実現してしまったってこと。しかも、予想外の方向にね」

海未「……あのそれなら、どうしてことりだけあんなことに」

真姫「ことりだけ? さあ、それは分からない。もしかしたら……他のみんなも」

海未「あんな、子ども騙しにひっかかるなんて」

真姫「……そういう固い考えだから、海未はかからなかったのかも」

海未「でも、ならば、みんな一体何の暗示にかかっているんですか」

真姫「それは――」

園田家――


『羞恥プレイに目覚める暗示?』

『そうよ』


海未「……」ズンッ

海未「なんてことでしょうなんてことでしょう」

海未「なんて破廉恥な暗示でしょうかッ」

ピロリロンッ

海未「先ほどからμ's専用SNSに何度もメッセージが届いているけど、全く見る気になれません……」

海未「……で、でもことりだけかもしれませんよね?」

海未「こうして、私が暗示にかかっていないんだから、他にもいるかもしれませんよね」フフ

海未「真姫があんな風に脅すから……まったく」

海未「と、とりあえず、重要なお知らせなど含まれているかもしれないですし」

ソロォ

海未「……希から私宛に添付ファイルが」

ポチポチ
パッ(画像が表示される)

海未「ひやああああ?!」

ポーイッ
ボトッ

海未「あわわわわわわッ」

海未「全裸の希がダブルピースしてましたけど……見間違いですよね…そうです、見間違いです!」

トタトタ
ヒョイ(投げた携帯を拾う)

ポチ
パッ

海未「ひやあああああ!?」

ポーイッ
ゴンッ

海未「なんなんでしょうか、なんなんですか。ああ、プロポーションの確認をして欲しいのではないでしょうかそうですきっとそうですね!!」

ヨロヨロ
ヒョイ(携帯を拾う)

海未「べ、別の添付ファイルが……」ごくり

海未「怖くない怖くない怖くない怖くない」

ポチッ
パッ

海未「あひいいいい?!」

海未「わからない!? 希がわからない!? どうして、M字開脚して、下着も何もつけてないんですか?! よしんば全裸ヨガなるものがあったとしても、どうして大事な部分を指で広げる必要があるんですか!?」

海未「こ、ことり助け……はッ」

海未「ことりも……今は同じような状態……だ、だったら一体誰が味方だと言うんですかッ」ウルッ


コンコン

母「海未? 静かになさい」

海未「は、はい」

海未「お、落ち着け、落ち着くのです……すーはー」

海未「過去は、変えられないのですから……未来を変えるしかないです」キッ

次の日――
バス停――

海未「……」キョロ

海未「穂乃果、ことりごめんなさい。今日は一緒に登校できません」

海未「バスを利用して、行きましょう」

プシュー

海未「う、意外と満員なんですね……」

ギュウギュウ
プップー

ブロロロッ

海未(座れませんが仕方ないです)

絵里「海未」

ポンッ

海未「☆△×!?」

絵里「また、ベタな驚き方ね」

海未「な、なぜここに」

絵里「海未と一緒に登校しようと思って行ってみたら、バスに乗ってるんだもん。着いて来ちゃった」

海未「そ、そうですか、それはお手を患わせてしまい申し訳ありません」

絵里「いいのよ。それより、なんで今日はバス通学なの?」

海未「気分転換ですよ」

絵里「へえ。もしかして、穂乃果とことりと喧嘩した?」


海未「そんなところですよ」

絵里「3人だと、2対1ってなる時もあるから辛いわよね」

海未「いえ、そんなに大したことは」

海未(あれ、絵里と普通に会話できてますね。ということは、絵里は白?」

絵里「海未、そこ狭くない? 私、窓の方によるわよ」

ススッ

海未「すいません」

ギュム

海未「?」

絵里「っしょ」

海未「絵里、どうして私の手を掴むんですか」

絵里「内緒」ニコ

グイッ

海未「ど、ど、どうして胸元に当てるんです?」ヒソ

絵里「……」

ふにょん

海未「ふうん!?」

クニュ
クニュ

絵里「ッ……」

海未「……!?」キョロキョロ

海未「え、絵里止めてください」ヒソ

絵里「続けないと、大声出しちゃうわよ」

海未「た、例えここで大声出したとしても、同性の私がチカン扱いされることはまったくもってありえませんからね!?」ヒソ

絵里「ふふ、実は海未のカバンに私のパンツを入れておいたの。これなら、どうなるかわからないでしょ?」

海未(えりいいい!?)

海未「む、胸がかゆいんですか? ムヒ買って来ましょうか?!」ヒソ

絵里「海未がもっと……してくれたら治る」ヒソ

ギュム

海未「あ、あうあうあう」

絵里「しないと後が、怖いわよ?」ニコ

海未(背、背に腹は変えられません……)

くにゅうくにゅ

絵里「ッ……」ピクン

海未「……ッ」カア

ふにょ

絵里「……ぁッ」ピク

海未「こ、声出さないでください」ヒソ

絵里「ゥ……ン」

ふにゅふにゅ
ふにゅふにゅ

絵里「……ッ」ガク

海未(無心、園田海未よ、無心になるのです。正月の餅をこねるがごとく、豚と鳥のミンチを混ぜるがごとく、心に輪を描くのです)

絵里「……海未ぃ」ハアッ

海未「……」

海未(エロい)

海未「はッ」

海未(エロくないエロくないエロくない)

くにゅん
くにゅん

絵里「海未……ッし、下も」

プシュー

『――の方は、バスが完全に停車してから』

海未「わ、私! 先に行きますから!!」

絵里「海未ッ」

部室――

ダダダダッ
ガチャ
バタン

ガチンッ(鍵をかけた)

海未「……はあッはあッ」

ダンッ


『海未……ッし、下も』


海未「手、手から、感触が消えてくれません……ッ」プルプル

海未「柔らか……いえ、あれは、自分にもついているじゃないですか!」

ダンダンダン!

海未「下!? 下ってなんですか? なんのことですか? 何をさせる気なんですか?!」

海未「そそそう言えば、鞄の中に絵里のパンツが……」ゴクッ

海未「何で生唾飲み込んでるんですか私は!?」

ダンダン!

海未「鞄の中、確かめないと…」

ソロッ
ジー

海未「は、入ってない」ホッ

海未「良かった……絵里、なんて酷い冗談を」

ダン!

海未「う……叩きすぎて手が」ジワ

昼休み――

海未「わ、私お弁当を忘れてしまって、二人とも先に食べていて構いませんから」

ことり「一緒に買いに行くよ?」

穂乃果「そうだよ」

海未「いえ、貴重なお昼休みですから。待っていてくださいね」ニコ

穂乃果「? はーい」

ことり「海未ちゃん早く帰ってきてね」ニコ

海未「え、ええ」ニコ

海未(音楽室……音楽室に忘れ物をしたことにして、今日はそこでご飯を食べましょう)

音楽室――

ガラ

海未「失礼します」

花陽「失礼します」

海未「?!」

ガタガタガタッ

花陽「そ、そんなに驚くことないのに」

海未「花陽、いつからそこに」

花陽「教室出てからずっと」

凛「凛もいるにゃ!」

海未「何か用ですか?」

凛「海未ちゃんこそ、こんな所でぼっち飯?」

海未「ちょっと、忘れ物を探しに来ただけですよ。すぐに戻りますから」

花陽「そっか、じゃあ私たちも一緒に探してあげようよ凛ちゃん」

凛「合点承知!」

海未「い、いえいえ、お昼ごはん食べてくださいッ」

花陽「水臭いですよッ、海未ちゃん!」

海未(あ、花陽達は、けっこうまともな気が……もしや、暗示にかかってないのでは)

凛「見つけたら、金一封で!」

海未「もお、そんなわけないでしょう」

花陽「あははッ、何を見つけたらいいの?」

海未「え、ええと」

凛「これかにゃ?」

ポトッ

海未「え? なんですかこのリモコン」

カチ(スイッチオン)

花陽「うぁッ……」ビクビクビク

ドサッ

ウインウインウインウイン――

海未「な、花陽!? 大丈夫ですか?!」

ウインウインウイン――

海未「こ、これは何の音です?!」

凛「バイブの振動音だよ。それ、スイッチ」

海未「ひいいい!?」

カチ

花陽「やッ……止めないでえ」

ギュウ

海未「花陽、正気に戻りなさい!」

グラグラ

花陽「わわッ」ガクガク

海未「今、あなたは真姫の暗示にかかってるだけなんですッ。元に戻って!」

凛「海未ちゃん?」

海未「凛も! みんな、変です!」

花陽「ッ……海未ちゃんこそ」

海未「え?」

花陽「どうして、止めるの……」

海未「だから」

花陽「わたし、大好きな凛ちゃんに見られながら……海未ちゃんに凌辱されたいのに」

海未「あーあー、何も聞こえませんッ」

花陽「ここ……」

モゾッ
ヌチュ

海未「そ、そんな所に手を突っ込んで何を」

花陽「ンッ…‥」

チュポンッ

花陽「花陽のここ、こんなになっちゃったの。海未ちゃんのせいです」フニャ

テカテカ

海未「し、しまって!? しまってください!?」

凛「また、入れろって?海未ちゃんも鬼畜だにゃあ」

花陽「分かったッ」

ぬぷぷッ
ギュッギュッ

花陽「は……ァいったあ」ビクンビクン

海未「あ、あああッ」カアア

海未「……は、はな」

凛「わたしも、大好きなかよちんが海未ちゃんにおもちゃにされちゃうの見てみたいなあ」

花陽「海未ちゃ……スイッチ入れていいんだよ?」

スッ

海未「手、手を重ねないでくださいッ」

花陽「だって……いつまでも押してくれさそうです」

海未「お、押しませんッ押しませんからッ」

凛「……うーみちゃん」

ぎゅう(後ろから海未に抱き着く)

凛「一緒に、かよちんの破廉恥な所見よう?」

フー

海未「ううッ」ゾクゾク

花陽「海未ちゃん……」

サスサス

海未「ひいッ」ゾクゾク

凛「ほら、一緒にスイッチ入れよ?」

ススッ――カチッ
ウインウイン――

花陽「ッ……ヒァ」ぴくぴく

海未「ご、ごめんなさいッ」

凛「切らせないよ。ね、強さも変えれるんだけど、どうする?」

海未「ど、どうするって」

凛「海未ちゃんは、もっと可愛いかよちんが喘いだりよがったりする所見たくないのかにゃ?」ニコ

海未「そんなものッ」

ウインウイン――

花陽「ァッ……海未ちゃ……海未ちゃッ……気持ちいよゥッ……ァン」ぴくぴく

海未「……ッ」ドクン

凛「うーん?」

海未「わ、わたしは」

凛「ほら、まだ弱だから……ここを」

キリキリ
ウインッウインッウインッ――

花陽「いひゃあァッ……やらぁッ!」びくんびくん!!

海未「花陽ッ」

凛「強くすればするほどかよちんも大喜び」

tete

花陽「見ないでぇッ……はしたないとこ見ないでッ」ビクビク

凛「まだ、強くなるけど? かよちん、もっと気持ち良くなりたいよね?」

花陽「はァッ……うん、うん! もっと、ぐちゅぐちゅにして大丈夫だからッ、ねえ海未ちゃん、壊れるくらいにしてッいいからァ」

凛「ね?」

海未「ッ……花陽」

海未(泣いて、顔を真っ赤にして、私を求めて……頭がおかしくなりそうです。この匂いも、この光景も)ブルッ

海未(私の指一つで? 花陽はもっと――欲望に塗れて)

海未(花陽もあんなに求めてるんですから……ほら、苦しそうですよ。なら、解放してあげた方が……)

海未(いやいやいや、何を言ってるんですかッ)

キーンコーンカーンコーン

海未「?!」ビクッ

凛「海未ちゃん?」

海未「わ、私お昼がまだなので!」

クルッ
タタタタタッ

花陽「う、海未ちゃあああん!」

教室――

海未「はあッ……」

ことり「海未ちゃん」

海未「ことり……」

ことり「汗、すごいよ? だいじょうぶ?」

海未「え、ええ」

ことり「……」クンクン

海未「?」

ことり「他の女の子の匂いがするね」ニコ

穂乃果「え?」クンクン

海未「え、あの」

穂乃果「あ、なんだか甘い香りがするね」

海未「花陽と凛にじゃれつかれてて……」

穂乃果「あ、だから遅かったんだ。お疲れさま」

ポンポン

海未「あはは」

ことり「お疲れ、海未ちゃん」

ポン

海未「はは――」

ことり「放課後、トイレに付き合って欲しいなあ……場所はね体育館裏なんだけど」ボソ

海未「ことりッ?!」

ことり「だめ?」

穂乃果「あー! もうもう! 今度こそ本屋さん!」

海未(ああ、どうしたらこの惨劇を回避できるのでしょうか!? 神よ!)

海未「に、にこと!」

ことり・穂乃果「「え?」」

海未「にこと部活後に走り込みに行く予定だったんです! いやあ、すっかり忘れていました! 穂乃果、ことり! 日曜日は二人に付き合いますから! 許してください!」

ことり「んー、じゃあことりはいいよお」

穂乃果「約束だよ、海未ちゃん?」

海未「は、はい」

海未(にこなら……にこならきっと何とかしてくれるはずです)

放課後――
部室――


海未「と言うことで、ここのステップを生かすためにも、今日は特にこの部分の練習を重点的に行いましょう」

絵里「私は、良いと思うわよ」

海未「ありがとうございます。穂乃果、意味は分かりましたか?」

穂乃果「こ、このくらい」

海未「まったく」

ことり「じゃあ、さっそく屋上に行こう」

ぎゅッ

海未「は、はいッ」

絵里「……ことり?」

ことり「?」

希「そういう抜け駆けはよくないで」

海未(全裸写真送ってきた希に言われたくないですけどねッ)

凛「……かよちんも凛もいるにゃ」

花陽「ええッ」

海未「な、なんですかこの包囲網はッ。真姫ッにこッ!」

真姫「え?」

にこ「にこは真姫ちゃんだけいれば、後のことは別にどうでもいいし」

海未「に、にこ!!」

海未(た、頼みの綱のにこが!?)

海未(ま、まさか、真姫は初めからにこを落とすために暗示をかけたのでは!?)キッ

真姫「?」


穂乃果「ストップ! ストップ!!」

パンパンパン!

穂乃果「みんな、どうしたの! 早く、練習行こうよ! 何があったかわかんないけど、海未ちゃん困ってるよ?」

海未「ほ、穂乃果……ッ」

穂乃果「今、部活中なんだからね! ちゃんとしようよ!」

海未「穂乃果がまともなことを……」ウルッ

穂乃果「わ、わたしだって、たまにはこういうことも言うもん!」プンプン

海未「ですねッ。みなさん、さあ屋上へ。練習に行きましょう!」

他メンバー「はーい……」

練習後――

海未「ふうッ……」

海未(やはり、一番頼りになるのは穂乃果だったんですね。最初から、穂乃果を信じて打ち明けておけば良かった)

ことり「海未ちゃん、じゃあ、日曜日楽しみにしてるから。穂乃果ちゃん、帰ろう?」

穂乃果「あ、うん……って、生徒会の資料先生に見てもらうの忘れてた!」

海未「穂乃果! あれほどお昼のうちにと再三言っておいたのに!」

穂乃果「う、うわ?! ごめんなさいッ」

ことり「一緒に行こうか?」

穂乃果「だ、大丈夫! 一人で怒られてくるから! 先に帰ってて!」

タタタタッ

海未「……」

ことり「穂乃果ちゃんてば……じゃあね、海未ちゃん」

海未「は、はい」

下駄箱――

カタン

穂乃果「遅くなっちゃった……」

海未「穂乃果」

穂乃果「あれ? 海未ちゃん、どうして?」

海未「にことの約束、無くなってしまって……穂乃果のこと待ってました」

穂乃果「そっか、ありがとうね」ニコ

海未(ああ、平和です。平和、これ以上求めるものはありません)

穂乃果「じゃあ、せっかくだし言ってた本屋さん案内してもらっていい?」

海未「ええ。ちょっと古くさい所ですが」

本屋――

ウイーン

穂乃果「あれ、店員さんいないの?」

海未「レジにある鈴を鳴らすと、出て来てくれますよ」

穂乃果「へえ。わあ、すごい古本の数……二階もあるんだ」キョロ

海未「ええ。あっちの方に参考書があったと思います」

穂乃果「はーい」

トテトテ

海未(今日はお客さんが少ないですね)チラ

穂乃果「むう……これかなあ」

海未「漫画で分かるシリーズですか。オススメはこっちの試験対策用ですが」

穂乃果「うへえ」

海未「一緒に勉強しますから」

穂乃果「海未ちゃんありがとおおッ」

海未「どういたしまして。では、レジに持っていきましょう」

穂乃果「海未ちゃん……」

海未「え?」

チュパッ

穂乃果「んッ」

海未「むッ……ッ」

海未「穂乃果?!」

穂乃果「ご……ごめッ……?!」

ボトッ

海未「?」

穂乃果「あ」

ヒョイッ
パンパンッ

海未(様子がおかしい?)

穂乃果「わ、わたし……なんでこんなこと。海未ちゃん、わたしッ……」

海未(ま、まるで精神分裂)

穂乃果「でも……我慢できなくてッ……いや、違うよ違うの」カア

海未「ほ、穂乃果は……」ドキドキ

穂乃果「え」

海未「何をしたいんですか?」ドキドキ

穂乃果「わたしは、海未ちゃんに」

海未「っ……」ゴクッ

穂乃果「ここで……」

海未「ここで?」

穂乃果「本棚の向こうに人がいるここで……はッ」ブンブン

海未「穂乃果?」ドキドキ

穂乃果「な、なに言ってるんだろうねっ? わあ、熱い熱いっ」

ソヨソヨ

海未「穂乃果は、触られたいんじゃないんですか?」

穂乃果「そんなことっ」

海未「いつ見られるかわからないこの状況で、私に……えっちなことされたいんじゃないんですか?」

穂乃果「あっ……」カア

海未「……やっぱり」ゾクゾク

穂乃果「ち、ちが、だって昨日までそんなこと思ってなかったのにっ」

海未「……穂乃果、悪い夢を見てるんですよ」

穂乃果「夢?」

ギュっ

穂乃果「う、海未ちゃん……触らないでっ、触ったら変になるっ……」

ジタバタ

海未(ああ、こんな穂乃果に触れるなと言う方が、無理な話です)

ギュウっ

穂乃果「だめだって、ねえっ」ドクドク

海未「すごく、ドキドキしてますね?」

穂乃果「だって、だって、それは」


客『ごほっ……ごほっ』


穂乃果「っ」

海未「お客さんに気づかれたらまずいですよね……」

スリっ

穂乃果「…ァっ」

海未「穂乃果っ、顔こっちに向けてください」

穂乃果「……ッ」クイ

チュっ

海未「ン……っ」

穂乃果「はっ……ごめっ、ごめんね海未ちゃん」

海未「穂乃果が謝る必要はないんですよ」

ペロ

穂乃果「ンㇺっ」

海未「私も変わったんですから」

穂乃果「手、繋いでぇ……」

海未「ええ」

ニギっ

ウイーン

カツンカツン――

穂乃果「あ、新しいお客さんがっ」ビク

海未「ほんとですね」

サワサワ

穂乃果「んァ……どうしようっ、海未ちゃん?」

海未(……確かに、ここで見つかって色々不味いことになるのは嫌ですが。穂乃果の本心に委ねましょう)

海未「穂乃果はどうしたいですか?」

穂乃果「ええっ? それは、その、見られちゃったら驚くだろうしっ……変な目で見られるし……」

海未「そうですよね」

穂乃果「でも、それはそれで良さそうだし……あ、あれまたわたし変なこと口走っちゃってる!?」

海未「つまり、まだいいってことですね」

チュルっ

穂乃果「うみひゃァっ……ン」ゾクゾク

海未「もう少し、楽しみましょうか」ニコ





終わり

おしまい
良かったハッピーエンドで終わっ……ん?

ほのうみの羞恥プレイ最高やん

ここでおわるのか!?!?

にこと真姫の分は?

はやく

普通につまらない

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom