※新田弟の性格等は妄想です。ご了承ください。
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姉さんも美人過ぎてみんな困ってるんだが?
姉さんは性的すぎてみんなのオナホなんだが?
彼女を初めて見たのは、小さなライブ会場だった。
姉がアイドルをやっていて、「ラブライカ」なるユニットを組んでいるということは聞いていたが、姉の相方の顔さえ俺は知らなかった。
その日のライブだって、両親に強く誘われなければ足を運ばなかっただろう。
当然と言えば当然だ。
実の姉が派手な衣装を着て踊る姿を有り難がる弟はこの世にはいない。
とは言え両親の頼みを無下に断ることもできないので、まあ、妥協したと言っていいだろう。
渋々ながら姉のライブを見に行くことになったのだ。
小さなライブ会場ではあったが、意外にも開演前からお客さんが結構な数並んでいた。
この中の半分くらいは自分の姉のファンだと思うと、嬉しいというより気恥ずかしい心持ちだった。
両親はというと、遠足に来た小学生のようにはしゃいでいた。
俺は早く帰ってテレビドラマでも観たいぐらいの気持ちだったのだが…
気がつくと客席は満員電車さながらに混み合っていた。
姉のアイドルをちょっとした道楽かと思っていた自分にはこれもまた意外であった。
物好きな人もいるものだなどとぼんやり考えていると、にわかに客席の照明が落ちた。
煌びやかに照らされるステージ。
生真面目な姉にはこんな豪奢な舞台は似合わないのではないかと不安にもなった。
少し間が空いて、姉とその相方が手を繋いで壇上に現れた。
姉の衣装がちらりと見えてきた時、後で冷やかしてやろうかとも思ったが、そんな俺の考えは即座に吹きとんだ。
姉の隣に立つその人物が見えたその瞬間に。
照明を受けて輝く銀髪。たおやかな意志の強さを感じさせる瞳。雪のように白い肌。驚くほどに静謐な佇まい。
そのすべてが、俺の脳髄を貫いていた。
そこからのことはよく覚えていない。
ただステージ上で舞い踊る彼女の姿を、少しでも目に焼き付けようと必死だったからだ。
後で両親から聞くところによると、俺はライブの後魂が抜けたかのように呆然としていたらしい。
ゆすっても叩いても茫然自失とした態度は変わらなかったらしく、我ながら酷い有様だったと聞く。
心配した父は、ライブ後に姉の楽屋に行くのを諦めて俺を家まで連れて帰ってくれたとのことだ。
一方的な出会いではあったが、それが姉の友人、アナスタシアさんとのファーストコンタクトだった。
④
本田兄「気持ちはよくわかる」
本田弟の方が年齢的にいろいろやばそう
本田クラスメイトも色々ヤバそう
弟のクラスメイトは間違いなくお前の姉の方が性的すぎてやばいって思ってるんだよなぁ
新田ちゃん弟は
親の教育が厳しい
親が学者という血筋エリート
姉が美人
から見るにイケメン誠実秀才という完璧人間の可能性が高い
アーニャ、ミナミと本当の家族になれるチャンスだぞ
新田家もどちらかと言えば裕福なほうに見えるしな
おう、あくしろよ
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