【前回】
向井拓海「たくみせんせーのお悩み相談室…だと?」モバP「そうだ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438041582/)
・安価スレ
・モバマス
・祝・コミカライズ
OK?
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451470907
拓海「またか」
P「うん、またなんだ。すまない」
拓海「…アタシ前に言ったよな? もうやらねえぞって」
P「はい」
拓海「なのに、またか?」
P「はい」
拓海「はいじゃねえよ」
P「いや、あれなんですよ。ちゃんと理由がありまして」
拓海「理由?」
P「やっぱり、悩みを抱えてるアイドルって結構多いんだよ」
拓海「……」
P「そこで拓海せんせーに、お願いしたいと思いまして」
拓海「……一応聞いておくが、前回みたいになんか報酬はあんのか?」
P「実はラーメン食べ歩きの番組企画が先日会議を通過しまして」
拓海「」ピクッ
P「東京の隠れた名店を食べ歩くという企画なんだけど、まだ出演させるアイドルを決めてないんだ」
拓海「……」
P「もし俺のお願いを聞いてくれるなら、拓海を推しておくk」
拓海「やる」キリッ
P「相変わらずちょれえ(二つ返事!?)」
拓海「……聞こえねえなあ」グイー
P「ちょっとまって拓海さん人間の腕はそっちにはまがらないまってまってまって」ミシミシミシミシシッピ
【というわけで】
拓海「まーたこの部屋か」
拓海(今回は、前回みてえにお菓子の山はねえけど…そのかわり)
冷凍庫「」デデーン
拓海「大量のアイスクリームが準備されてやがる」
P『コタツで食べるアイスクリームって最高においしいだろ?』
拓海「まあアタシもそれは同意だな」
拓海「まだ誰も来ねえかな…」
拓海(そんじゃ、一足お先になんか食べるか)
<コンコン
拓海「って言ってたら来たよ。入っていいぞー」
<ガチャ
来たアイドル
+3
千秋
沙紀
にな
<ガチャ
仁奈「仁奈でごぜーますよ!」
拓海「おう、仁奈か」
仁奈「今回はちゃんとドアノブに手が届くようになってやがりました!」
拓海「そうだな。前は届かなかったもんな」
仁奈「仁奈もちょっと背が伸びたかもしれねーです」
拓海「後で測ってみるか」
拓海「で、なんか食うか?」
仁奈「今回はなにがあるでごぜーますか?」
拓海「アイスだ」
仁奈「うおー! なんかすげー量のアイスが鎮座してやがります!」
拓海「多分どのメーカーの奴でもあるんじゃねえかな」
仁奈「パピコはあるでごぜーますか?」
拓海「パピコは、っと……あったぜ。ほら」ガサゴソ
仁奈「パピコって、誰かと分け合った方がうめーでごぜーますよ」
拓海「そうだな」
仁奈「……家だと、誰とも分け合えねーでごぜーました」
拓海「……ここだったら、誰とでも分け合えんだろ」
仁奈「皆やさしいでごぜーますよ!」
拓海「ホラ、分けたかたっぽの方くれよ」
仁奈「はい!」
拓海「……うん。やっぱコーヒー味が一番うめえわ」チュー
仁奈「でごぜーます」チュー
拓海「んで、今回の悩みはなんだ?」
仁奈「そうだったでごぜーます。実は、仁奈…」
相談内容
+2
お泊まり会をしてみたい
同級生の男子に告白されて困ってる
仁奈「実は、その…」モジモジ
拓海「? どうした」
仁奈「く、クラスの男子に、告白されたでごぜーますよ…」
拓海「……なるほど」
仁奈「仁奈、その子のことはよく知らねーでごぜーます」
拓海「だからどうしていいか困ってるワケか」
仁奈「」コクン
拓海「仁奈はソイツのことは全然知らねえってワケじゃねえんだよな」
仁奈「クラスが同じだから時々しゃべる程度でごぜーます」
拓海「好きでもねえけど嫌いでもない、ってヤツか」
仁奈「そんな感じでごぜーます」
拓海「……ま、断る方が無難だな」
仁奈「やっぱりそうでやがりますか」
パパは許さない!パパは許さないぞぉぉぉ!
ぬいぐるみ着てる明らかに怪しい女の子が好きなんてその少年かなりロックだな……
拓海「まずは友だちから、だな。ソイツのことをよく知ってから結論を出せばいい」
仁奈「……」
拓海「それでもしソイツのことを気に入れば付き合えばいいし、気に入らなければフればいい」
仁奈「なんかオトナの女性みたいでごぜーます…!」
拓海「ま、どうするかは仁奈次第だ」
仁奈「わかったでごぜーます! ありがとうごぜーました!」
拓海「おう」
<バタム
拓海「……しっかし、告白ねえ」
拓海(最近のガキはマセてんなぁ…)
拓海「アタシもコクられたことはあったな……ナヨナヨしすぎててブン殴ってやったけど」
次のアイドル
+3
藤原肇
kskst
乃々
<ガチャ
乃々「……」
拓海「おお、乃々か」
乃々「……おじゃましました」ススス
拓海「待てコラ」ガシッ
乃々「…もりくぼは、悩みを抱えたまま年越しを机の下で迎えます…」
拓海「この年の瀬でも平常運転かよ」
乃々「…オールウェイズ後ろ向きですけど…」
拓海「まあ、アイスでも食ってけよ」
乃々「…この暖房の効いた中でアイス……なんというぜいたく…」ゴクリ
拓海「ほら、何食うよ?」
乃々「…ハーゲンダッツの、チョコ味で…」
拓海「渋い所行くな。ほらよ」ガサゴソ
乃々「…ちょっぴり、贅沢な味がする、気がします…」
拓海「なんかわかる」
拓海「ンで、何しに来たんだ?」
乃々「えっ」
拓海「何か悩みがなければ、ここに来ねえよな?」
乃々「…あう、やっぱり言わないとダメですか…」
拓海「言わなくても別にいいけど、その悩み抱えたまま年越してえのか?」
乃々「…そ、それはイヤなんですけど…」
拓海「じゃあ思う存分ぶちまけてみろよ」
乃々「…実は」
相談内容
+2
冬休みに塾に行けと言われて……レッスンや仕事もあるのに
プロデューサーが実の兄
乃々「…もりくぼのプロデューサーは、私の実の兄なんですけど…」
拓海「え゛」
乃々「…あれ、もしかして今知りました…?」
拓海「初耳だぞオイ」
乃々「…苗字が同じだから、気づいてたかと思ってたんですけど…」
拓海「苗字おんなじだけど、全然似てねえじゃねえかお前ら」
乃々「…兄は母親似で、もりくぼは父親似なんです…」
拓海「衝撃の事実」
お父さん可愛い顔してんのか…
拓海「それで、実の兄がプロデューサーだから色々やり辛いってことか?」
乃々「…いえ、そんなことはないんですけど…」
拓海「? じゃあ一体何が」
乃々「…まゆさんに、色々聞かれるんです…プロデューサーは昨日の晩はナニを食べてたとか、お風呂には何時に入ったとか…」
拓海「」
乃々「…最近では、もりくぼの衣服の匂いまで嗅ぎ始めて…」
拓海「重症じゃねえか」
乃々「…もりくぼは、どうしたらいいですか…」
拓海「……ちょっとまゆの奴に一言言ってやるか」
乃々「…おお、頼もしい…」
拓海「流石に他人の衣服まで嗅ぎだすのはちょっとな」
乃々「…最近では、机の下も安息の地ではなくなりました…」
拓海「ヤベエなオイ」
【というわけで】
拓海「なんで呼び出されたかは分かってんな?」
まゆ「いえ、さっぱり」
拓海「乃々から色々困ってると言われてんだけどな」
まゆ「まゆは、プロデューサーさんのことについてイロイロ聞いただけですよぉ」
拓海「乃々の衣服の匂いを嗅いだ件については?」
まゆ「乃々ちゃんの衣服って、プロデューサーさんと似た匂いがするんですよぉ」
拓海「だから嗅ぐんじゃねえよ」
まゆ「トリップしてヘンになりそうなんですよぉ」
拓海「志希かテメエは」
まゆ「もうこの際、乃々ちゃんでもいいかなって」
乃々「…お断りしますけど…」
まゆ「あぁん、いけずぅ」
拓海「とにかく! 乃々の衣服の匂いを嗅ぐのだけはやめろ」
まゆ「むぅ…仕方ないですねぇ」
拓海「直接プロデューサーの匂いを嗅げばいいじゃねえか」
まゆ「プロデューサーさん、最近忙しくて嗅がせてくれないんですよぉ」
乃々「…それでもりくぼの所に来られても迷惑なんですけど…」
まゆ「仕方ないですねぇ。今日は、この間くすねたプロデューサーさんのYシャツでも嗅ぎますか…」
拓海「おい待て」
まゆ「どうかしましたかぁ?」
拓海「なにしれっとYシャツ確保してんだテメエは」
まゆ「?」キョトン
拓海「いや、キョトンとされてもな」
まゆ「みなさん、持ってますよぉ?」
拓海「は?」
まゆ「凛ちゃんもYシャツ持ってますし」
拓海「えっ」
まゆ「卯月ちゃんなんか、プロデューサーさんのパンツを確保してましたねぇ」
拓海「」
まゆ「それじゃ、失礼しますねえ」
<バタム
乃々「…拓海さん?」
拓海「……わかんねえ。アタシにはわかんねえ……」
乃々「…わからなくていい世界というのは、絶対あると思うんですけど…」
拓海「わかりたくねえ」
乃々「…アイス、食べます?」
拓海「そうするわ」
次のアイドル
+3
美優さん
福山舞
沙紀
杏
岸部さん
<ガチャ
沙紀「どうもー」
拓海「おー、お次は沙紀か」
沙紀「なんかまた面白そうな事やってるっすね」
拓海「アタシが自主的にやってるワケじゃねえけどな」
沙紀「あはは、プロデューサーに頼まれたクチっすか?」
拓海「そうだよ」
ちひりの借金の連帯保証人にされて多額の借金ができた
拓海「ほら、アイスなら大量にあるぞ」
沙紀「おお、凄いっすね」
拓海「あずきバーに、ゴディバアイスに、スーパーカップに…」
沙紀「それじゃ、チョコモナカジャンボで」
拓海「森永製菓入りましたー」
沙紀「手が汚れずに食べれるからアタシは好きっすね」パリパリ
拓海「基準はソコか」
沙紀「ペインティングやってる最中でも食べやすいのもポイントっすね」
拓海「んで、何か相談事があって来たのか?」
沙紀「あー、そうっすよ。ちょっと、色々あって」
拓海「何でも言ってみろよ」
拓海(沙紀はそういう事はあんまり抱えそうにねえけどな…?)
沙紀「実は―」
相談内容
+3
由里子さんから制服を着てくれって言われるんですよね
男子用の
765の小鳥さんの冬コミの手伝いをすることになった。
なんか事務所のみんなが男モノのYシャツもってるのが気になって
月に百枚くらいはYシャツ盗まれてそうだなプロデューサー
いや、でも使い捨てにしても月に三十枚くらいしか生産出来ないんだから贋作も混じってたりするのかな
沙紀「最近、事務所のみんなが男モノのYシャツをもってて」
拓海「」
沙紀「なんか雑誌でも見たことあるけど、彼氏のYシャツを着ると抱きしめられてる錯覚が味わえるとか」
拓海「いや、その」
沙紀「ああいうのってどうなんすかね」
拓海(言えねえ……「それ、プロデューサーのYシャツなんだぜ」だなんて言えねえ)
拓海「まあ、ああいうのは感覚的な問題だろ」
沙紀「アタシもやってみたいけど、Yシャツ持ってないんすよねぇ」
拓海「沙紀もやってみてえのか?」
沙紀「ああいうの憧れるっす」
拓海(意外と乙女思考だな)
沙紀「仕方ないから響子ちゃんにでも借りるっす」
拓海「いや、好きなヤツのYシャツでやらねえと意味ねえだろ」
沙紀「あ、そうだったっすね」
沙紀「それじゃ、拓海さんのシャツ貸してもらえます?」
拓海「……ハァァァァァ!?」ガタッ
沙紀「ほら、好きな人のシャツじゃないと意味ないんすよね」
拓海「いや、ちょっ、おまっ」
沙紀「?」キョトン
拓海「いやいやいやいや、何キョトンとしてんだ」
沙紀「アタシ、拓海さんのこと好きっすよ?」
拓海「す、すすす」
沙紀「頼れる姉貴って感じがしますし、凛としていてカッコいいっす」
拓海「……ん?」
沙紀「同性として憧れるっすよ」
拓海「……」
沙紀「どうかしたんすか?」
拓海「……イヤ、ナンデモネエヨ」
拓海(そうだよな、そういう意味での好きだよな……ホッとしたわ)
沙紀「ちょっと貸してくれません?」
拓海「わーったよ、ほらよ」プチッシュルッ
沙紀「おっ、結構大きめのサイズっすね……よいしょっと」ハオリ
拓海「どうよ」
沙紀「……あー、これ落ち着くっすね」
拓海「そんなにか」
沙紀「確かにコレ、抱きしめられてる感覚が疑似的に味わえるっすね」
拓海「ほら、もういいか?」
沙紀「ありがとうございます。それにしても……」ジー
拓海「あん?」
沙紀「ナニ食ったらそんなにデカくなるんすか?」
拓海「オマエも大概デカいだろうが」
沙紀「まあそうっすけど、拓海さんと雫さんは別格って感じがするっす」
拓海「雫に聞けよ。アイツの方がデケエんだから」
沙紀「やっぱ牛乳っすかねえ」
拓海「多分そうだろうな。あとは良く食べてよく寝るとか」
沙紀「アタシもよく寝る方っすね」
拓海「なんか夜更かししてそうな感じするけどな」
沙紀「アウトドア派なんで、早寝早起きが身上っす」
拓海「健康的でいいことじゃねえか」
沙紀「それじゃ、また何かあったら来るっすね」
拓海「おう」
沙紀「……」
<バタム
沙紀「…あのシャツは、ちょっとクセになりそうっすね」
沙紀(何か目覚めそうになったっす)
次のアイドル(本日ラスト)
+3
若葉
25歳児
響子
愛海
ゆかり
渋谷凛
里奈
<コンコン
拓海「おー、中にいるぜー」
<ガチャ
響子「こんにちはっ」
拓海「おお、沙紀の次は響子か」
響子「沙紀さん来てたんですか?」
拓海「さっきな」
響子「ちょうど入れ替わりだったんですね♪」
拓海「アイスあるけど、なんか食うか?」
響子「それじゃ、ピノくださいっ」
拓海「ほいっと」
響子「ひほっへほう、はへやふひはいふへ」モゴモゴ
拓海「食ってから喋れ」
響子「んっ……ピノってこう、食べやすいサイズでいいですよね」
拓海「早く食べねえと大惨事になるけどな」
響子「そこは皆で食べれば大丈夫ですよ。はい、あーん♪」
拓海「あむっ」パクッ
拓海「ってナチュラルにあーんしてんじゃねえよ!?」
響子「ついうっかり♪」
拓海「普通にアタシも食っちまったじゃねえか」
響子「いろんな人にあーんってやってるからつい」
拓海「ったくよぉ」
響子「お詫びにもう一個、はいあーん」
拓海「あー……おい」
響子「あら、今度はダメでした」
拓海「で、相談事はなんだ?」
響子「そうでした。ちょっと相談したいことがありまして」
拓海「一体なんだよ」
響子「実は…」
相談内容
+3
ksk
拓海が好きになった
Pさんや沙紀さんやあいさん櫂さんや渚さんとか事務所に気になる人が多すぎて困る
響子「最近、気になる人が多くて困ってるんです」
拓海「気になる人…?」
響子「Pさんだったり、沙紀さんだったり、櫂さんだったり…」
拓海「お、おう」
響子「あいさんだったり、渚さんだったり…とにかく、事務所に気になる人が多過ぎるんですよ」
拓海(カッコいい系の奴らに惹かれまくってんな)
DDか…
響子「どうしたらいいですかっ?」
拓海「さあ?」
響子「えっ!?」
拓海「せめて誰か1人に絞れよ。多すぎんだろ流石に」
響子「でも…皆違って皆カッコいいんですよ」
拓海「……」
響子「もしあれでしたら、皆のカッコよさをそれぞれ個別に語りましょうか?」
拓海「日が暮れるからやめろ」
響子「そんなー、せめて沙紀さんだけでも」
拓海「やめい」
響子「むぅ…」
拓海「もう、沙紀を追っかけてればいいんじゃねえか?」
響子「でも沙紀さん、ちょっかいかけてくるくせにこっちから行くとそっけないんです」
拓海「反応を伺って楽しんでるタイプか」
響子「ズルイ女です!」
拓海「ちょっといい女なんだな」
拓海「だったらゴリ押してやれよ」
響子「ゴリ押し、ですか」
拓海「押してダメならさらに押してこい」
響子「モーレツにアタック、ですか?」
拓海「そういうこった。お得意の家庭的一面で仕掛けてこいよ」
響子「わかりました! やってみますね」
<バタム
拓海「さて」
拓海(沙紀に飛び火か…)
拓海「まあ、釣った魚に餌やらない奴が悪いな。言い方はアレだけど」
本日分はここまで。
また明日やります
おっつおっつ
たくみんがコミカライズで主役になるとは…連載誌はともかく
コミカライズの拓海Pが巴ん所の若頭と言うかGACKTぽくて驚いた
こんばんは。1です。
コーヒー飲んだら再開します
次に登場するアイドル
+3
奏
肇
七海
<ガチャ
肇「こんにちは」
拓海「おー、肇か」
肇「なにやら相談室というものをやってると聞きまして…」
拓海「おう、やってるぜ」
肇「よろしければ、ぜひ聞いてほしくて」
拓海「そんなに畏まらなくてもいいっての」
拓海「ほら、なんかアイスでも食うか?」
肇「こんなにたくさん…一体誰が」
拓海「Pの奴が買ってきたんだろ」
肇「もしかして…ポケットマネー…?」
拓海「絶対違うな」
肇「そうですよね…では、練乳宇治金時をもらえますか?」
拓海「エライ渋い所いくなオイ」
肇「おじいちゃんが昔、よく買ってくれたんです」
ちひろに借金の連帯保証人にされて多額の借金ができた
>>91
そーろー
拓海「…ホント、おじいちゃん子なんだな」
肇「そうですね。この肇という名前も、祖父からもらったものですから」シャクシャク
拓海「……」
肇「……」シャクシャクシャク
拓海「…慌てて食わなくても、別にとらねえよ?」
肇「あ、すみません、つい…」
拓海「…ふふっ」
拓海「んで、そろそろ相談事を聞かせてもらってもいいか?」
肇「あ、そうでした…実は」
拓海(…そんなに深刻そうには見えねえけど、何だろうな)
相談内容
+4
月のものが来ない+たまに吐き気がする
あれ?+3じゃねえの?
ksk
美嘉から同志を見るような目で見られる
陶工がスランプ気味
>>96
安価は基本的に+3ですが
気分で変動させてます
>>100
その発想は無かったww
次から範囲で安価してその中から選んだらいいんじゃねそれなら
ゆかりじゃないのってことだろ
>>102
そうなんだけどさ 気分で変動とか詫びれもせず言われたら困っちゃってな
とりあえず次はゆかり確定にして今回は>>98で良いんじゃないかな?
肇「最近ですね、その…」
拓海「?」
肇「美嘉さんから、同志を見るような目で見られてまして…」
拓海「同志?」
肇「はい…」
拓海「同志って何の同志だ?」
肇「その、ですね…」
拓海「そんなに言いにくいことなのか?」
肇「と、年下の女の子が好きだと思われているんです…」
拓海「」
肇「私、年下の子を妹みたいでかわいいなって思うことはあるんですが、それ以上の気もちは全くなくてですね…」
拓海「……ああ、なるほど。言いよどんだのがわかったわ」
まぁ、気を落とさずに、眼鏡どうぞ
肇「私、どうしたらいいでしょうか…?」
拓海「…わかった。美嘉にはアタシから言っとくぜ」
肇「ありがとうございます」
拓海「…アレなんだよ。美嘉も悪気はねえんだよ。ただ仲間が欲しいだけでさ」
肇「…そう、ですね」
拓海(まぁアイツは手を出すタイプじゃないからセーフだな)
【そして】
拓海「……」
美嘉「……」
拓海「気持ちはわかるが、肇は同志じゃねえからな?」
美嘉「はい」
拓海「ただ面倒見がいいだけだからな?」
美嘉「はい」
拓海「年越しの予定は」
美嘉「お泊り会だよ★」
拓海「お泊り会」
美嘉「いろんな子と一緒に年越し迎えるんだー」
拓海「いろんな子ねぇ…たとえば誰よ」
美嘉「みりあちゃんに、仁奈ちゃんに、薫ちゃ」
拓海「前回から何も変わってねえじゃねえかオマエ」
美嘉「だって! 可愛いんだもん!」
拓海「年上との付き合いを増やせって言ってんだろ!? オマエ、前にもそれでロリコン扱い受けたの忘れてんのか?」
美嘉「だって…年上の人は酒飲むって言ってたし、里奈ちゃんは夏樹さんたちと遊びに行ってるし…」
拓海「……そうか。じゃあアタシが監視する」
美嘉「え」
拓海「返事は『はい』か『イエス』な」
美嘉「はい」
はいじゃないが
拓海「あ、ちなみに手出そうとしたらケツバットな」
美嘉「ケツバット!?」
拓海「絶対に手を出してはいけないお泊り会」
美嘉「ガキ使!?」
拓海「安心しろよ。手加減はしてやるから」ニヤニヤ
美嘉「絶対手加減する気ないでしょ!?」
―お泊り会は、薫と仁奈が早々に就寝して、特に何事もなく終了したそうな。
イエス、ロリータ。ノー、タッチ。
えー、このまま安価とらずにゆかりやります。
みりあは悪い子だから夜更かししたのかな?
<ガチャ
ゆかり「こんにちは」
拓海「おう、今度はゆかりか」
ゆかり「何やら面白そうなことをしていると聞きまして」
拓海「面白そうなコト…か?」
ゆかり「物珍しいと思います。相談室だなんて」
拓海「ラジオのワンコーナーとかだよな、普通」
ゆかり「何かお茶菓子はありますか?」
拓海「お茶菓子はねえけど、アイスならあるぜ」
ゆかり「えっ!?」
拓海「まあそういうリアクションだよな……Pの奴が用意したんだよ」
冷凍庫「ヘーイ」
ゆかり「こんなにたくさん…」
拓海「大体どのアイスでも入ってんじゃねえの?」
ゆかり「それじゃあ…ジャイアントコーンを」
拓海「チョイスが意外過ぎるわ」
ゆかり「有香さんがこの間食べていたので」
拓海「そういうことか…ほらよ」
ゆかり「いただきます」
拓海「……」
ゆかり「…意外とこれ、手が汚れるんですよね」ハムハム
拓海「食べづらいんだよな」
ゆかり「あ、チョコの部分おいしい…」ハムハム
拓海「ンで、なんか相談事はあるのか?」
ゆかり「相談事、というほど大げさでもないんですけど」
拓海「ちょっとした悩みならある、ってワケか」
ゆかり「はい、実は…」
相談内容
+3
志希にはすはすされる
ゆかり書いてくれたか感謝
ksk
拓海が好きになった
有香ちゃんのことが好きになりまして…///
ドーナツ食べ過ぎた
ゆかり「実は、ちひろさんに借金の連帯保証人にされてしまいまして」
拓海「ん?」
ゆかり「借金を背負うことになりました」
拓海「オイ」
ゆかり「なんでしょうか?」
拓海「それ、ちょっとした悩みってレベルじゃねえだろ?!」
ゆかり「いえ、額自体は大したことはないんですが」
拓海「…一応聞くけど、いくらだ?」
ID:LNSqyGWn0
うわぁ…
ゆかり「【 ピー 】円です」
拓海「ソレ大したことある額じゃねえかよ!?」
ゆかり「お父様が払ってくれるので、問題はないです」
拓海「その額ポンっと払える親もスゲエわ」
ゆかり「問題は、ちひろさんが行方不明でして」
拓海「そういや最近見ねえな」
ゆかり「生存が心配なので…」
拓海「借金背負わされて心配するとかどんだけ度量あんだよ」
ゆかり「え? だって生きてないとオシオキできないじゃないですか」
拓海「ん?」
ゆかり「いっぱいお灸は据えさせてもらいますよ?」ニッコリ
拓海「うわあスッゲエ黒い笑顔」
拓海(残念でもなく当然だけどな。むしろオシオキで済むだけ優しいわ)
【というわけで】
都「我々スタッフが、尽力を尽くして探しました」
拓海「おう」
マキノ「ホント、今回は苦労したわよ…」
拓海「だろうな」
都「その結果、なんと……見つかりました!」
拓海「すげえな名探偵」
ちひろ「もがー! もがー!」ジタバタ
拓海「うわぁ…スゲエ恰好」
拓海(目隠しに猿轡に両手両足縛られて芋虫状態…)
ゆかり「では、ちひろさんは私がお持ち帰りしますね」
都「どうぞどうぞ」
マキノ「今回の報酬は例の口座によろしく頼むわね」
ゆかり「ええ。たっぷり入れておきますので」ニッコリ
拓海「…いい笑顔だな」
拓海(因果応報……だな)
ゆかり「…うふふ」
ちひろ「もがー! もがー!」
次のアイドル
+4
琴歌
杏
凛
かな子
肇
奏
<ガチャ
かな子「こんにちは~」
拓海「オウ、かな子か」
かな子「うわ、何ですかこのアイスの山は!?」
拓海「真っ先にアイスの存在に気付いたのはお前が初めてだよ」
かな子「凄い……食べてもいいですか?」
拓海「好きなだけ食えよ」
かな子「それじゃ、雪見だいふくを」
拓海「久々に妥当なチョイスが来たな」
かな子「おいひいー」ミョーン
拓海「ホント、美味そうに食うな」
かな子「だって、美味しいんですもん」モキュモキュ
拓海「何か、そうやってアイス食ってると小動物みてえだな」
かな子「そうですか?」モキュモキュ
拓海(なんかハムスターみてえだな)
かな子「ごちそうさまでしたー」
拓海(あの後、別のアイスを4つ食いやがった…どんだけ甘いモノ好きなんだよ)
かな子「寒い時期のアイスっていいですね。溶けるのを気にせずに食べられますから」
拓海「それはあるな」
かな子「夏場だと、溶けるスピードとの勝負でよく味わえないですから」
拓海「で、なんか相談事はあるのか?」
かな子「ありますよー」
拓海「特に悩んでるようには見えねえけどな」
かな子「こう見えて、色々悩んでますよ」
相談内容
+3
Pに婚約指輪をもらった
おやつがヘルシーな感じ賀する
美味しすぎて血糖値がヤバい
かな子「その、私ってお菓子好きじゃないですか」
拓海「そうだな」
かな子「だからついつい食べ過ぎちゃうんですけど…」
拓海「けど?」
かな子「…この間、お医者さんに『君、血糖値ヤバいよ』って言われまして」
拓海「」
拓海「…ちなみに、血糖値いくつなんだ」
かな子「えっとですね、ゴニョゴニョゴニョ…」
拓海「かな子」
かな子「はい」
拓海「300近いってどういうことだよオマエ」
かな子「うっ…やっぱり、そうですよね」
完全に糖尿です本当に(
拓海「…ったく、仕方ねえな。アタシも手伝ってやる」
かな子「えっ?」
拓海「血糖値を下げるために、食事から変えてくぞ。アタシが作ってやる」
かな子「拓海さんがですか?」
拓海「一人で改善しようとしてもなかなかできねえからな。アタシが作って、同じメニューを食えば続けられんだろ?」
かな子「確かに…一人でやるよりはずっと楽な気がします」
拓海「コーヒーも明日からブラックな」
かな子「えっ!?」
拓海「当たり前だろ。カフェオレは厳禁な」
かな子「うっ…わかりました。頑張ります!」
拓海「うっし、その意気だ! まだ食生活で戻せるラインだから頑張るぞ!」
かな子「三村かな子、ガンバリマス!」
次のアイドル(本日ラスト)
+3
まひろ
ほたる
蘭子
未央
<ガチャ
蘭子「煩わしい太陽ね(おはようございます!)」
拓海「おう、蘭子か。もう昼だぞ」
蘭子「……光と闇が交差するとき、世界は混沌へと誘われる」
拓海「夜更かしでもしたのか」
蘭子「」コクン
拓海「年末はテレビ番組多いけど、程々にしとけよ」
蘭子「はい」
拓海「なんかアイス食うか?」
蘭子「白き衣を身に纏いし、雪原から舞い降りし宝玉…」
拓海「は?」
蘭子「…雪見だいふくって、ありますか?」シューン
拓海「ああ、雪見だいふくか。ほらよ」
蘭子「ククク、血が騒ぐわ!」パァァ
拓海「雪見だいふくでここまでテンションあげれるのはスゲエわ」
蘭子「美味」モキュモキュ
拓海「小動物2号」ボソッ
蘭子「?」
拓海「ああ、こっちの話だ」
蘭子「♪」モキュモキュ
拓海(意外と、かな子と共通点多いかもな)
拓海「で、本日の相談事は?」
蘭子「…じ、実はちょっと相談したいことが」
拓海「あ、普通モードなんだな」
蘭子「ま、真面目な話なので…実は」
相談内容
+3
小梅ちゃんのことが好きで告白しようと思ってるけど、どう言えばいいか悩んでる
3サイズ詐称している
蘭子「そ、その…プロデューサーさんから、指輪をもらって…」
拓海「指輪?」
蘭子「え、エンゲージリングです」
拓海「……」
蘭子「あ、あの拓海さん、何か言ってください…」
拓海「……唐突過ぎて何も出てこねえ」
拓海「一つ聞くが、プロデューサーとはどこまでの関係なんだ?」
蘭子「え、えっと、その……あうう」カァァ
拓海「ああ、言わなくていいわ。今のリアクションで大体察した」
蘭子「……」カァァ
拓海「で、その婚約指輪を受け取ってだ。オマエはどう思った?」
蘭子「う、嬉しかったです……でも」
拓海「でも?」
蘭子「わ、私…まだ結婚できる歳じゃないです」
拓海「指輪を受け取っただけだから、まだ婚約の段階だ」
蘭子「…?」
拓海「15歳以上じゃないとできないのが婚姻、婚約は将来的に籍を入れる約束みてえなモンだ」
蘭子「なるほど」
拓海「まあそれはどっちでもいいんだが…蘭子」
蘭子「はい」
拓海「オマエ、結婚がどういうモンかわかってるか?」
蘭子「えっと…それは」
拓海「結婚ってのは、相手の良い所だけじゃねえ。悪いところまでキッチリわかる」
蘭子「う…」
拓海「生半可な気持ちだったら、今からでも遅くねえ。その指輪、返してこいよ」
蘭子「……」
拓海「オマエはプロデューサーのことを、どれだけ想ってんだ?」
蘭子「…まだ、プロデューサーさんと、一緒に暮らしている絵は想像できないです」
拓海「……」
蘭子「でも、この先一緒に歩いていくのなら…それはプロデューサーさんと一緒がいい」
蘭子「この先を共に歩む覚悟は、私にはあります!」
拓海「…だそうだぜ。そこで見てるヤツ?」
<ガチャ
CoP「蘭子…」
蘭子「プロデューサー!?」
拓海「後は当事者同士でよろしくやってくれや。アタシの出る幕じゃねえだろ?」
CoP「済まない」
拓海「あばよ」
・
・
・
拓海「ま、結婚なんてしたことねえし…んな大それた説教なんざできねえけどな」
拓海(それでも生まれてくるガキが不幸になっちまったら可哀想だろ)
拓海「まあ、あの二人なら大丈夫だろ」
今日はここまで。
続きは明日やります
乙。たくみんイケメンすなあ
乙、面白いです
たくみん姐さん
>>165
15歳から結婚できるとか蒼い人歓喜
こんばんは、1です。
19時から再開していきたいと思います
次に来るアイドル
+3
こずえ
まゆ
愛海
<ガチャ
愛海「こんにt」
拓海「帰れ」
愛海「部屋に入っていきなり!?」
拓海「何かロクなことにならねえ気がする」
愛海「そんな酷い……拓海さんはあたしのことをどう思ってるのさ!」
拓海「淫獣」キッパリ
愛海「」
拓海「まあそれは冗談として」
愛海「割と真顔で言われた気がするけど」
拓海「気のせいだ。ほら、アイス食うか?」
愛海「食べる食べるー! じゃあ、スーパーカップ!」
拓海「ほいよ」
愛海「んー、やっぱりチョコチップだよねー♪」
拓海「その量食うと流石にくどいけどな」
愛海「そうかなー。あたしはいくらでもイケちゃうけど」
愛海「ふー、ごちそうさま」ケプッ
拓海「よし、そんじゃ帰れ」
愛海「なんでそんなに帰らせたがるの!?」
拓海「だって、なぁ?」
愛海「あたしだって悩みの1つや2つぐらいあるよ!」
拓海「……気は進まねえが聞いてやるか」
愛海「実はねー」
相談内容
+3
最近お山に対する情熱が薄れてきた
st
お山よりお尻が好きになった
愛海「最近ね、あまりお山を揉ませてもらえる機会が少なくなったの」
拓海「徹底的にマークされてるからそうだろな」
愛海「だから、最近はプロデューサーの尻を揉んでるんだけど…」
拓海「……」
愛海「お山よりもお尻の方がいいかなーって思い始めました」
拓海「そうか。それはよかった」
愛海「いやー、お尻って固いだけかと思ってたけどとんだ思い上りだったよ」
拓海「……」
愛海「揉めばしっかり弾力があって跳ね返してくるし、揉みごたえもあるし…」
拓海「そうか」
愛海「奈緒さんのお尻はむにゅって感じだったし、加蓮さんの小ぶりなお尻もよかったねえ…」
拓海「ん?」
愛海「と、いうわけで」ワキワキ
拓海「オイ、なんだその手は」
愛海「拓海さんのK2も制覇させてほしいなー…なんて」ワキワキ
拓海「誰がさせるかクソッタレ!」
愛海「あれだよー、怖いのは最初だけでだんだん気持ちよくなるからさー」
拓海「嫌だ!」
愛海「フハハ、覚悟ォー!」ブンッ
拓海「ちょっ、速ッ!?」
がしっ
真奈美「少々おイタが過ぎるな、愛海?」
愛海「ゲッ、ま、真奈美さん」
拓海「助かったぜ、真奈美サン…」
真奈美「大きな声が聞こえたから来てみたものの……全く」
真奈美「またオシオキが必要みたいだな?」
愛海「えっ」
真奈美「今度は何本入れるか…前回は3本だったから今度は5本入れてみるか」
愛海「ちょっと待ってそれは勘弁してくださいしんでしまいます」
真奈美「大丈夫さ、死にはしない。ただ死ぬほど辛いかもしれないがな」
愛海「イヤー! 助けてー!」ジタバタ
真奈美「では拓海。愛海は預かっていくよ」
拓海「あ、どうぞどうぞ」
<バタム
拓海「……」
拓海(ナニをドコに入れるかは聞かない方がいいな。いや、知りたくもねえ)
拓海「愛海……無茶しやがって」
次のアイドル
+3
ふみ
きよら
あずき
<ガチャ
あずき「こんにちはー♪」
拓海「お、あずきか」
あずき「面白そうな事やってるって聞いたから来ちゃったよー!」
拓海「いつもの大作戦的に命名すると?」
あずき「カウンセリング大作戦だね!」
拓海「まともにカウンセリングしてんの一部だけだけどな」
拓海「おう、なんかアイス食うか?」
あずき「それじゃあ…井村屋大作戦だよ!」
拓海「あずきバーか。ほらよ」
あずき「いっただっきまーす……かたーい!」ガリッ
拓海「凶器だよなソレ」
あずき「しっかり凍ってると硬いんだよねー」
拓海「で、なんか相談事があんのか?」
あずき「あるんだよねーこれが」
拓海「あずきって、そんなに悩むタイプにも見えねえけどな」
あずき「むー、失礼な! うら若き乙女にはいっぱい悩みがあるんだよ!」
拓海「悪い悪い。聞いてやっから」
あずき「実はねー」
相談内容
+3
ksk
した
忍ちゃんと穂乃香ちゃんがずっと喧嘩中でこないだ刃傷沙汰になりかけて、柚ちゃんがショックで寝込んだ
ええ…
あずき「この間からずっと、忍ちゃんと穂乃香ちゃんが喧嘩してて」
拓海「は?」
あずき「あれ、知らなかった? 最近、あの二人見なかったでしょ?」
拓海「初耳だぞオイ」
あずき「まあいいや。それがちょっとエスカレートして、その…」
拓海「……」
あずき「ナイフで切りかかる事態にまでなっちゃってね…」
喧嘩で光り物出したらダメでしょ……
拓海「それ、ケガ人は出てねえのか!?」
あずき「幸い、ケガ人はでなかったよ」
拓海「ホッ…」
あずき「だけど、それを見ちゃった柚ちゃんがショックで寝込んじゃって…」
拓海「おいおいおい…」
あずき「学校にも行けない状態になっちゃってて…」
拓海「……」
拓海「今、忍と穂乃香はどうしてんだ?」
あずき「二人とも、謹慎処分を受けて自宅から殆ど出てないみたい…」
拓海「……お前ら。プロデューサーも含めた全員で、もう一回話し合え」
あずき「……」
拓海「これ以上、ユニットとしてやっていけない程度に嫌いなら解散するしかねえ」
あずき「そんな…」
拓海「今度同じことがあったら、本当に取り返しがつかなくなるぞ?」
あずき「……」
あずき「あずき、このユニットならどこまでもいける気がしてたんだ」
拓海「……」
あずき「この間だって、やっと4人そろってイベント成功させたばっかりなのに…」
拓海「……」
あずき「いやだよ…解散なんてしたくないよ!」
拓海「…それはお前の願望だろ? 忍や、穂乃香の気もちはどうなんだ?」
あずき「そ、それは…」
拓海「柚のヤツだって、今回の一件がトラウマになりかねねえぞ。同じステージに立てるかどうかわかんねえな」
あずき「……」
拓海「だからこそ、話し合うんだよ。腹を割って、お互いに思ってること全部話せ」
あずき「全部…」
拓海「感情を隠し続けた結果がコレだろうが。隠したらなんの意味もねえよ」
あずき「……」
拓海「どういう結果になるかはアタシもわかんねえ。だけどな、前に進みたけりゃ、やるしかねえんだよ」
あずき「…わかったよ。話し合うよ」
拓海「すまねえな。こんなことしか言えなくてよ」
あずき「ううん。ありがとう、拓海さん」
拓海「…しっかし、そんなコトになってるとはな」
あずき「どこで間違えちゃったんだろう…もう、わかんないや」
拓海「間違えただけならやり直せるさ。あとはオマエらの頑張り次第だ」
あずき「がんばるよ。あの時の笑顔は嘘じゃないって、信じてるから…仲直り大作戦だよ!」
最後のアイドル
+3
早苗
美玲
くるみ
川島さん
<ガチャ
くるみ「こ、こんにちはぁ」
拓海「うーっす、くるみか」
くるみ「拓海しゃんがいろんな人のおはなしを聞いてくれるって聞いたの」
拓海「まあ、間違っちゃいねえな」
くるみ「くるみも、おはなし聞いてほしいのぉ…」
拓海「いくらでも聞いてやるよ」
くるみ「ねえねえ、この冷凍庫はどうしたの…?」
拓海「ああ、それか。Pの奴がアイス買ってきたんだよ」
くるみ「しゅごい…こんなにたくしゃん」
拓海「食いたかったら食っていいぞ」
くるみ「牧場搾り食べたいのぉ…ひゃあ、つめたい!」ガサゴソ
拓海「探してやるよ、どれどれ…あった、これでいいか?」ガサゴソ
くるみ「ありがとぉ…いただきましゅ」
くるみ「おいふぃ…」モグモグ
拓海「……」ジー
くるみ「どうしたのぉ? あ、拓海しゃんも牧場搾り食べたいのぉ…?」
拓海「あ、いや。前に比べて、よだれとか垂らさなくなったなって思ってな」
くるみ「くるみだって成長してるもん」
拓海「いや、成長したと思ってるぞ。この間のライブ、凄かったじゃねえか」
くるみ「えへへ…でも、振り付けまちがえちゃったの」
拓海「あんだけ踊れたら大したモンだぜ」
くるみ「ごちそうさまぁ」ケプッ
拓海「んで、なんか相談事でもあんのか?」
くるみ「うん…えっとね、拓海しゃんに聞いてほしいことがあるのぉ」
拓海「言ってみろよ」
くるみ「えっとね…」
相談内容
+4
同じクラスの女子に告白された
Sに目覚めた
プロデューサーに頭をなでなでされると胸があつくなる
たくみんみたいになりたい
男子の目が胸にばかり行くのが恥ずかしい
くるみ「くるみねぇ、拓海しゃんみたいになりたいのぉ」
拓海「アタシみたいに?」
くるみ「うん…」
拓海「やめときな」
くるみ「えっ…」
拓海「アタシが元々何やってたかくらい知ってんだろ?」
くるみ「うん」
拓海「だったら…」
くるみ「でも拓海しゃん、事務所のみんなにぼうりょくしたりしないもん!」
拓海「まあ、しねえけど…」
くるみ「みんなをまとめたり、守ってくれたり、かっこいいもん!」
拓海「お、おう」
くるみ「かっこいいんだもん…ぐすっ」
拓海「わかった、わかったから泣くな! ほら、ハンカチ使え」
くるみ「ありがとぉ…ぐしゅっ」
拓海「しっかし、アタシみてえになりたいって言われてもよぉ」
くるみ「……」キラキラ
拓海「ンな期待の眼差しで見られてもよ…」
拓海(どうすっかな…)
拓海「んー……よし、わかった!」
くるみ「!」
拓海「くるみ、ちょっとコレに着替えてこい」スッ
くるみ「はぁい」
・
・
・
時子「……」ツカツカ
時子(全く、あの豚……セーラー服の仕事なんて持ってくるなんていい度胸してるわ)
時子「一度、しっかり調教する必要がありそうね……ん?」
<ソウジャネエ、ヨロシクゥ!ダ
<ヨロシクゥ!
時子「やかましい声がするのはあの部屋かしら」
<ガチャ
時子「一体何をして……!?」
拓海「夜露士苦!」
くるみ「夜露士苦!」
拓海「天上天下、喧嘩上等、特攻隊長向井拓海だぞ!」
くるみ「天上天下、喧嘩上等、特攻隊長大沼くるみだぞぉ!」
時子「……」
拓海「オウ、時子サマじゃねえか」
時子「何してるのかしら」
拓海「ん? ああ、くるみがアタシみてえになりてえって言うからよ」
時子「その恰好は」
拓海「形から入った方が早えと思うから特攻服着せてみた」
くるみ「ふえぇ…おむねきついよぉ」
拓海「我慢しろくるみ。気合いだ!」
くるみ「お、おうっ!」
時子「…これだから胸に栄養が行ってる奴は」
拓海「時子サマも大概胸に栄養行ってるよなぁ」
時子「…アァン!?」
拓海「やんのかコラ?」
時子「いい度胸ね。どちらが上か白黒ハッキリつけてあげるわ」
拓海「上等じゃねえかコラ」
くるみ「ふぇぇ、ケンカはダメだよぉ!」
P「おーい、差し入れ持ってき……あれ?」
拓海「セーラー服のコスプレしてた奴に言われたくねえなぁ」
時子「現役女子高生のクセして、セーラー服がコスプレみたいな人もいたそうね」
拓海「テメエ、今日という今日は許さねえからな!」
時子「上等よ、かかってきなさい」
P「なにこれ」
くるみ「あっ、ぷろりゅーしゃー!」
P「くるみ。その恰好はどうしたんだい」
くるみ「拓海しゃんに貸してもらったの!」
P「うーむ、サラシに特攻服か…これは、アリだな」
くるみ「ふぇ?」
P「あ、いや。なんでもないよ」
くるみ「それよりあの二人を止めてよぉ」
P「うーん…今の二人の間に割って入るとボロ雑巾にされそうだからなぁ」
くるみ「ふぇぇ…」
P「くるみ、あっちの部屋に行って遊ぼうか」
くるみ「うん、そうすりゅ…」
P「おもち買ってきたから食べような」
くるみ「わーい!」
拓海「ふざけんじゃねえぞテメェ!?」
時子「誰に向かって口を利いているのかしら!?」
おわり。
コミカライズ今から楽しみです。あとはCDソロデビューできたらうれしいな
読んでくれた人はありがとう。それじゃ
おつー
コミカライズは楽しみです!
乙シクゥ!
特攻服にサラシのくるみか…アリですね(前屈み)
綺麗に〆た感ある
乙
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