白菊ほたる「帳尻合わせ」 (25)



※エロというより隠語・下ネタ多し
※つまりキャラ崩壊
※関連?SS↓(続き物ではない)
 岡崎泰葉「よこしまな想像」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444034346/)
 北条加蓮「初期症状」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446292997/)
 森久保乃々「幕の中」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448107338/)



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ほたる「♪」ぎゅー


モバP「一段と積極的だなぁ」あははっ




まゆ「凛ちゃん凛ちゃん、あれ見てください」


凛「?」

凛「ほたると…プロデューサー?」


まゆ「珍しい光景じゃないですかぁ?」


凛「え?でも…ほたるがああしてスキンシップしてるのは、初めてじゃないような…」

凛「まぁ、いつもはプロデューサーにされるがままな感じだけど…」


まゆ「そうじゃなくてですねぇ…」


凛「まさか、あんな小さい子相手でも妬いちゃうとかいうつもり?」


まゆ「そうじゃなくてですよっ!」

まゆ「かれこれ30分はひっついてるんです。ふたり」


凛「うん?」


まゆ「珍しく、何も起こってないなって」


凛「…あーなるほど」

凛「言われてみればたしかにそっか…」



まゆ「いつもああいうとき、1ハグ1ドンガラがセットでついてきたりするんですけど…」

まゆ「今日に限っては珍しく長持ちしてるんですよ」


凛「ふーん…」

凛「ま、たまにはそんな日もあって良いんじゃない?」

凛「てか、そういう日が今までなかったのがおかしいんだよ」


まゆ「…たしかにそうですよねぇ」

まゆ「わたしも、ほたるちゃんのことは、気の毒に思ってたんです」

まゆ「何をやってもうまくいかない日って、ごくたまにはあるものですが…」

まゆ「それがずっと続くなんて…耐えられません」


凛「…いつになく幸せそうだね、ほたる」


まゆ「いつもは、不幸がうつるかもしれないからって、自分からPさんの近くに行かないほたるちゃんですが…」

まゆ「今日は調子がいいからなのか、ちょっぴり積極的ですねぇ」


凛「確かに、不運が来ないことを自覚してるような節がある…やっぱなんか感じるもんなのかな」

凛「なんだか微笑ましい…撫でられにいっちゃってるよ、ほたる」


まゆ「ふふふっ、あたま押し付けてますねぇ♪」



ほたる「♪」ぎゅー


モバP「はっはっは、可愛い可愛い」なでこすり



凛「ハナコみたい」


まゆ「…ただ、確かに思うところが無いわけではないんです」


凛「ん?」



まゆ「凛ちゃん」


凛「なに?まゆ」


まゆ「ほたるちゃんの周りで悪さをしている不運の神様のこと…仮に、Aさんとしましょうか」


凛「…」


まゆ「いまのほたるちゃんとPさんのことをじっと見守っているとします」


凛「うん」


まゆ「今までの傾向的に、ほたるちゃんの平均幸運アベレージを考えると…」


凛「…それってつまり、どこかの段階でドエライ反動が来るかもってこと?」


まゆ「鋭いですね、凛ちゃん…なんだか、恐くありませんかぁ?」

まゆ「Pさんをも巻き込むとびきりの不運が、この後訪れちゃったらと思うと…」


凛「…私はむしろ逆かな」


まゆ「はい?」


凛「さっきも言ったけどさ…毎日不幸な目に遭ってるってことは、それだけ異常な日常だったってことだよ」

凛「だからある種、あれが当然の帳尻合わせ」

凛「Aさんとやらがホントにいるんだとしたら、あのくらいの幸運、そのままにしとくのが当然だと思う」



まゆ「…」


凛「てか、埋め合わせだったとしたら、むしろあの位の幸運じゃ足りないかもしれないっていうかさ」


まゆ「…まぁ…確かにその意見には同感ですねぇ」


凛「うん…」


まゆ「ちなみにですけど凛ちゃん」


凛「なに?」


まゆ「どのくらいの幸運なら、足りると思うんですか?」


凛「うーん…どうだろう…10年以上積もり積もってる事になるし…」



モバP「んむ?」


ほたる「ん…」ちゅ


モバP「ぷはっ!?ほ…ほた…な、なにを」


ほたる「だ、だって…今日しないと…一生できない気がするんです…」


モバP「えっ」


ほたる「Pさんと…こんなに近くにいても許される日なんて…もしかしたらもう一生…」うるうる



凛「…」


まゆ「…」



モバP「う…その言い方は…卑怯っていうか…拒めないっていうか…」


ほたる「じゃぁ、ほっぺになら…何回でも…キスしちゃいます…」


ちゅ ちゅ


モバP「お…おいおい…」



凛「…」


まゆ「…」


凛「本当に、いつになく積極的だね」


まゆ「そうですね」


凛「…大丈夫?」


まゆ「なにがですか?」


凛「…いや…なんでもない」


まゆ「凛ちゃん的には、さっきのは何年分の幸運だと思いますか?」


凛「…」


まゆ「13年分の不幸ってどの位でつり合いがとれるものなんでしょうか」


凛「…わかんない」


まゆ「…」


凛「わかんない…けど、なんだろうこの感情」


まゆ「…」


凛「なんだろうこの感情」



ちゅ ちゅ


ほたる「ん…っ!」


モバP「わっ」


ちゅぷ


モバP「こ、こら…隙あらば口を狙っていこうとするなっ」


ほたる「でも…」




凛「…」


まゆ「…」


ちゅ ちゅうっ


凛「…」


まゆ「…」



いちゃいちゃ ちゅっちゅ



まゆ「…凛ちゃん」


凛「…」


まゆ「いけないことだとは、思うんですが…」


凛「うん」


まゆ「ほんとに、こんなこと考えるなんて、嫌な子だなって思うんですが…」


凛「わかるよ、うん、まゆだもん。わかるわかる。だから言わなくていいの」


まゆ「…はい」


凛「私もさ、その…全く何も思わないってわけじゃないからさ、安心して」


まゆ「…」


凛「ほたるはさ、13年間ずっと不幸せだったんだもん」


まゆ「これは、今までの帳尻合わせなんですよねぇ…」


凛「そうだよ、そうなんだよっ」


まゆ「だから、間違ってもほたるちゃんの不幸を望むなんて、そんな酷い事絶対考えちゃいけないんですよねぇ…」


凛「そうだよ…そうだもん…」



いちゃいちゃ ちゅっちゅ


モバP「!?」


ちゅぷ


ほたる「ぷあ…ふふ…くち、二回目ですっ」



凛「まゆ、あのさ…こういうのはどう?」


まゆ「…」


凛「さっきまゆが言った帳尻合わせのことを持ち出してさ」

凛「あまり幸運ふり撒き過ぎると、後ですっごい不幸が来ちゃうかもって感じでさ」


まゆ「…」


凛「穏便に、あくまで穏便に二人に離れてもらう…っていうのは」


まゆ「できなくは無いですが…」

まゆ「それって、なんだかまゆ達の干渉そのものが不運だったみたいでちょっと…」


凛「あ…そか」

凛「…そうだよね」


まゆ「…」


凛「それに…なんか他人の不幸を望んでるような言い方で…ドン引きだよね…」


まゆ「…そうですよぉ…」


いちゃいちゃ ちゅっちゅ




ほたる「もう…こんなことまで…してるんですからっ」

ほたる「もうちょっとくらい…ほしがっても…」


ちゅる ぺろっ ぺろっ


モバP「ん、むっ」


ほたる「ふ、ふかいのも…できた…えへへ…」




凛「…」


まゆ「…」



凛「…」


まゆ「…」



凛「そろそろさ…」


まゆ「…」


凛「20年分位いったでしょ」


まゆ「…」


凛「…たぶん」



モバP「あ、あんまり、いちゃつき過ぎるのも…問題になっちゃうぞ?」


ほたる「でも、もう私達、ふかいのまで…やっちゃってるんですよ?」


モバP「それは…」


ほたる「じゃあ、ふかくないのだったら…何回でもいいですよね…?」


モバP「…」


ちゅ…




まゆ「…」


凛「…」


まゆ「いけないことなんです…ほたるちゃんの不幸を望むなんて、嫌な子のやることなんです…」


凛「大丈夫だよ、まゆは悪い子なんかじゃないよ」


まゆ「ありがとうございます…凛ちゃん…」


凛「正直、私も結構…その、キてるから。うん、何がとは言わないけど、口が裂けても言わないけど」

凛「まゆと同じ気持ちだから。大丈夫、一人じゃないんだよ、まゆ」


まゆ「はい…」


凛「どこかでさ…絶対このフィーバータイムみたいなのが終わると思うからさ…」

凛「それまでの辛抱だよ…」


まゆ「…」



ちゅ ちゅ ちゅぷ


凛「…」


まゆ「…」



じゅぷ ちゅ ちゅっ



凛「むぐぐぐぅぅうう…!」


まゆ「ぎぎぎぎぃぃいい…!」



いちゃいちゃ ちゅっちゅ



凛「ちょっとさ、言わせて」


まゆ「…」


凛「さっきのまゆの話。不運の神様のAさんとやらが居たらって話」


まゆ「…」


凛「Aさん今何やってんの?職務放棄?」


まゆ「…」


凛「もしかして私達を置いて勝手に定時で帰ったの?」


まゆ「定時帰りどころか、朝からずっと居ないですよ、Aさん」


凛「バックレてんの?私達に無断で?頭おかしいんじゃないの?」


まゆ「たとえ病欠でも、連絡しないなんて悪質ですよねぇ…」


凛「辞める時はちゃんと代わりの人連れてきてって私言ったはずなんだけど」

凛「引き受けた仕事は最後まで責任もって全うしなよ。社会人として」

凛「それとも不幸せを届けるために飲酒運転の暴走トラックでも調達してんの?」


まゆ(それはそれで怖い…)

まゆ「でも、たしかにそうですよねぇ…ほたるちゃんは全然悪くないんですよ」


凛「…」


まゆ「なかなか仕事に来ない不運の神様が悪いんです」



加蓮「ただいまー」


泰葉「ただいま帰りましたー」



凛「…」ゴゴゴゴ…


まゆ「…」ゴゴゴゴ…


いちゃいちゃ ちゅっちゅ



加蓮「あ、いつものだ」


凛「…おはよう、加蓮」


加蓮「今度はどうしたの?…あっ」



ほたる「♪」ちゅっちゅ


加蓮「おぉーこれは珍しい光景」


泰葉「ほたるちゃん…すっごい積極的…」


加蓮「まさかふたりとも、あれにヤキモチ妬いてるの?」

加蓮「やめなよ~たまにはいいじゃん、日頃不運なほたるちゃんなんだし~」


凛「…今に分かるよ…私達の気持ちが…」



いちゃいちゃ ちゅっちゅ



まゆ「Aさん早く来て仕事して…!」


泰葉「Aさんって誰!?」


凛「Aさん早くハードラックとダンスらせちゃってよ…!」


加蓮「何言ってんの凛!?」



いちゃいちゃ ちゅっちゅ



加蓮「あー…なるほどね」

加蓮「たしかにこれは、ほたるちゃんにとって初めての事なのかも。ずっとハッピーが持続するって…」

加蓮「それもまた悲しい話だけど」


泰葉「だったら、なおさら邪魔しちゃまずいとおもうなぁ…」

泰葉「ほたるちゃんは今、せっかくの幸せな一日を精一杯かみしめてるんだから…」


凛「わかってる…わかってるんだよぉ…」ぐすぐす


まゆ「凛ちゃぁん…私…私…」ひっくひっく




泰葉「追い詰められてる…」


加蓮「まぁもやもやする気持ちは分からんでもないけど」



その後


モバP「さて…今日の仕事は全部終わりだな…」


ほたる「…」


モバP「どうした?ほたる」


ほたる「プロデューサーさん…今日は…今日だけは、一日いっぱいまで一緒にいたいです…」


モバP「!?」




凛「!?」

まゆ「!?」

加蓮「!?」

泰葉「!?」



モバP「えっ…いやいやそれってまさか」


ほたる「だめ…ですか…?」うるうる




泰葉「…一点攻勢だね」


加蓮「一点攻勢どころか明日死ぬとしたらみたいな攻め方してるんだけど」





凛「…」


まゆ「…ヤバいですよぉこの展開」


凛「…」


まゆ「もしここで、Aさんが仕事しなかったら、ホントにヤバいですよぉ…!」

まゆ「ほたるちゃんの白菊がマン開になっちゃいますよぉ…!」


凛「…大丈夫だよ」


まゆ「何言ってんですか凛ちゃん、今止めないでどこで止めるんですか」

まゆ「まゆ達は、さっきからずっと丁半博打に負けまくっているんですよ」


凛「…」


まゆ「不運の神様Aさんが来るのか、来ないのか」


凛「次こそきっと来るよ」


まゆ「私達は何回も『来る』に賭けて、ずっとふたりを見守っていました」

まゆ「でも、出た結果は、来ない…来ない…来ない…」

まゆ「これは、次も絶対来ないパターンなんです!!」

まゆ「AさんみたいなB級バックラーにはこんな大役任せられません!!」

まゆ「あの二人やっちまいましょう!」


凛「大丈夫!」


まゆ「りんちゃぁん…!」



凛「レナさんから聞いたことがあるの」

凛「たしかに現時点ではAさんが来るか来ないか、確率は五分五分に思える」


まゆ「…」


凛「でもね、連続して『来ない』の結果になった今…確実に、確率が『来る』に寄ってるの」


まゆ「…寄っている…?」


凛「『来ない』が複数回出た後に『来る』が出る確率は50%より高いんだよ」


まゆ「えっ…でもそれは、総体数が決まってる確率の話じゃあ…?」


凛「総体数は決まっているようなものなの」

凛「偏ればそれを戻そうとする反動が働くんだよ」

凛「『来ない』が強く押した後は必ず『来る』が強く押すの」

凛「確率がいつも50%というのは局地的な見方でしかない…」


まゆ「…な、なるほど」


凛「確率が限界まで『来る』に寄っている今…私達がすべきことは…」

凛「全てを、『来る』に賭けること…!倍プッシュ…!」


まゆ「…!!」


凛「それで私達は勝てるんだよ…!!」

凛「Aさんなら確実に来てくれる…とびきりの不幸をひっさげて…!!」


その後…


凛「…」

まゆ「…」



P携帯<♪

モバP「!」

モバP「もしもし!お医者さん!ほたるは!?」


モバP「…」


モバP「…そう…ですか」



凛「…」

まゆ「…」



モバP「俺のせいで…ほたるのアイドル生命が…途絶えてしまったのか…」

モバP「あの時…ほたるのとびきりの幸運の日の反動が、どこかで来ると思ったが…」

モバP「こんな形で来ることになるとは…運命とはなんと数奇なことか…」

モバP「でも、なんにせよ…俺は受け止めるしかない…」


凛「…」

まゆ「…」



モバP「…」



凛「…」

まゆ「…」


モバP「みんな…おはよう…今日から…」



モバP「モバPのPは、パパのPだ!」



まゆ「やっちまえ!!!!」


凛「やっちま!!!!!」


加蓮「やっちま!!」


泰葉「くりすまー!」


蘭子「やみのま!」


乃々「かえりま…」



おわり
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira097580.jpg



こんな変なSSを読んでくれてありがとう

HTML依頼出した後は

もっともっと面白い話が作れるように修行してきます


よかったら過去作もどうぞ…(上から最新10作)

CGプロ一同「アイドルの主張!」
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おつおつ

13歳だから捕まるんだよなぁ…
モバPのPがプリズンのPになるな

おつっちまえ!
堕天使探偵ランシリーズも楽しみにしてます

14歳の母って相手の男捕まったのか?

相変わらず台詞回しにセンスと狂気を感じるな
乙乙

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