白の魔力を持つ『人間』と黒の魔力を持つ『魔族』が互いの領土を奪い合うようになって500年という永すぎる年月が経過していた。
神々はこの終わりの見えない争いに終止符を打たせることを決め、ある特異な『人間』を造り出した。
勇者「やはりか・・・」
僧侶「どうしてお気付きになられたのですか?」
僧侶「私は細心の注意を払いながら過ごしています」
勇者「昨日、君の手帳を見た」
僧侶「!!」
勇者「申し訳ない」
僧侶「・・・あの写真を撮ったのは旅に出る直前です」
勇者「やはりそうだったか。だが、どうして詰め物なんか」
僧侶「どうしても勇者様の旅に御供したかったからです」
勇者「そうか」
僧侶「はい。勇者様は巨乳好きだと聞いていたので」
勇者「確かに僕は巨乳が好きだ。君の策略に嵌められ、こうして君をパーティーに加えているのだからな」
僧侶「勇者様、私を首にしますか?」
勇者「ああ」
勇者「町までは一緒に行こう。そこからは別々の旅だ」
僧侶「・・・今までありがとうございました」
ーーー水の町・城門ーーー
勇者「じゃあ、ここでさよならだ」
僧侶「私が先に魔王を討ちますから。魔王軍との争いを終わらせるのは私です」
勇者「お互い頑張ろう」
20年前、ある箱入り娘が妊娠した。『異性と手すら握ったことのない筈の娘が妊娠するなどありえない、きっとなにかの病気で腹が日に日に膨らんでいるのだ』
そう考えた両親は娘を産院ではない病院へ毎日連れていった。
妊娠6カ月目、娘は手紙を残して家を出た。
『私はお父さんとお母さんの言う通り、性行為なんてしてない。だって、私がそんなことしたら二人が悲しむだろうから』
『でも、私はきっと妊娠してる。このお腹は病気だから大きくなったんじゃなく、子供が宿ったから大きくなったんだと思う』
『私はこの子を産む。親不孝でごめんね』
3日にも及ぶお産の末、女は男の子をたった一人で産んだ
男の子はよく母乳を飲んだ。毎日、何度も、何度も、何度も飲んだ
男の子が母乳を必要としなくなった時、たわわで若々しいオッパイは枯れていた
ーーー水の町・傭兵ギルドーーー
勇者「巨乳を頼む」
受付「噂通りのお方だったのですね」
勇者「どう伝わっているのかは知らないけど、巨乳傭兵を頼む」
受付「・・・はあ」
受付「盗賊ちゃん、こっち来て!」
盗賊「ああ?」
勇者「(でかいな)なあ、僕と旅に出ないか」
盗賊「・・・!あ、あんた勇者か!?」
勇者「そうだよ」
盗賊「出る!依頼料はいらねえ、俺を連れていってくれ!」
受付「いや、それは困るんだけど」
勇者「じゃあ荷物をすぐに纏めてくれ」
盗賊「ああ!」
受付「いや、あの」
続きは明日。おやすみなさい
期待
明日っていつだよおおお
明日=明るい日=初日の出
じゃないの(棒)
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