阿笠「これを飲ませれば誰でも
人畜無害のウンコを排泄することが可能じゃ」
光彦「ありがとうございます!博士!
さっそく灰原さんに飲ませないと!」
灰原「よく、本人がいる前で言えるわね。
言っておくけど飲まないわよ」
灰原は冷ややかな視線で二人を見ると、怒った様子で部屋に
閉じこもった。
光彦「博士…、大丈夫でしょうか?」
阿笠「心配は無用じゃ、誰でも最初はあんなもんじゃよ。
不安なんじゃ、私、美味しい色合いのいいウンコ
できるのかしら、と
哀くんも哀くんで苦悩してるんじゃよ」
光彦「灰原さん///」 シコシコ
阿笠「さぁ、哀くん食べようかの?
今夜はわしが腕をふるったんじゃ」
博士は袖を捲り、脂肪に隠れ全く見えない力こぶを叩いた。
灰原「…ごぼうにさつまいも、乳製品…。
何をさせようかいわなくてもわかるわ」
阿笠「な、何の事かの?
それより偏った栄養はこれを飲んで補うといい。
ワシが作った特製サプリメントじゃ」
灰原「そのカプセル、昼間見たものとほぼ同一ね」
阿笠「し、しまった!!!!!」
阿笠「と、言う訳で哀くんは一切、ワシと口も聞いてくれんのじゃ」
博士はションボリとし、床に落ちている薬品の空容器を蹴った。
コナン「ったりめーだろ、バーロー」
光彦「コナン君、どうしましょう。
このままじゃ、灰原さんのウンコ食べれませんよ…」
阿笠「すまんのう、光彦くん
君の要望には応えたいのじゃが…」
コナン「とりあえず、俺が話してみるから
今日は帰れよ」
光彦「コナン君///」 シコシコ
コナンは出来るだけ灰原を刺激しないようにと控え目に灰原の部屋のドアをノックする。
灰原「何よ?」
コナン「灰原、オレだよ。
話ししねーか?とりあえずドア開けてくれねーか?」
灰原「ドア越しに話して」
コナン「あのよ、光彦の気持ちも考えてくれねーか?
お前のウンコ喰いたいって気持ち、お前のウンコにかける情熱と
純な気持ち、心うたれるだろ!?」
灰原「光彦くんに言っておいて」
コナン「おお!伝えとく!」
さすが俺、とコナンはドヤ顔でドアに耳を近づける。
灰原「死ね、糞食い変態ソバカスやろうって」
コナン「……」
光彦「ますます、希望が断たれてるじゃないですか!
これじゃあ、絶望的ですよ!!」
コナン「すまん、光彦。
灰原は頑固だからな、まぁ、お前は灰原の
ガンコなとこじゃなくウンコが好きなんだっけなwwwwwwwww」
阿笠「wwwwwwwwwwwwww」
博士はどうにか笑いをこらえようとするものの
結果的には口から飛沫を飛ばし笑い転げた。
光彦「全く笑えません
コナン「光彦、怒って帰っちまったな」
阿笠「あれくらいで怒るとは小さい男じゃのう」
コナン「オレたちは数え切れないくらいに光彦を殺し続けた。
その償いに灰原のウンコを食べさせたい。
その気持ちは真剣なんだけどな…」
阿笠「そうじゃ!!!!」
頭の上の電球が光ったかの様な閃きを思いついたのか
博士は天才的な計画を俺に話してくれた。
コナン「それだ!!!さすが博士だぜ!!
光彦「なんですか?」
昨日の事をまだ怒っているのか、愛想のいい光彦の面影は無かった。
コナン「いや、昨日はすまねえ。
その代わりいい事を思いついたんだ!」
コナンは満面の笑みで人差し指を立て、阿笠博士のケツを指す。
博士はケツを思い切り突き出した体勢でぷりぷりとケツを振る。
張りはないが外人クラスの大きな尻、掴んだら顔をうずめたらさぞ気持ちいいだろうと
思わせるケツだ。
光彦「/////」 シコシコ
コナン「////」 ドピュ
光彦「博士のケツを犯せって言うんですか?
話が全く違うじゃないですか!!」
コナン「慌てんなよ。
考えてみろ、博士は灰原と同じものを食べ、同じ空気を吸っている。
そうするとウンコする人は違えども、ウンコの味は一緒なはずだ。
灰原は無理だが博士はいつでもひねり出す気はまんまんだぜ!!」
光彦「呆れました!!
僕は灰原さんのウンコが食べたいんです!博士のではありません!」
阿笠「みつひこくん…」
光彦の言葉が心深くに突き刺さったのだろう、博士は瞳をウルウルさせて
ケツを締めて出そうなウンコを我慢する。
コナンもそんな二人の間に挟まれ苦悩していた。
二人の気持ちは痛いくらいに分かるからだ。
光彦の純な想い。
博士の優しさ。
そんな二人に挟まれ何もできない無力な自分。
自分自身に対してのイライラが募ってゆく。
続けて
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