少女「ふーん」
少女「周りの友達は防犯ブザーを持ってるけど、うちにそんな高価なものを買う余裕なんてない」
少女「だから替わりのものを持たされたんだけど・・・」
男「安心しなお嬢ちゃん、俺が着いていれば百人力さ」
少女「どうして防犯ブザーの替わりがハゲなの」
男「さあ学校に行こうか。忘れ物はないな?」
少女「う、うん」
母「男さん、娘のことどうかよろしくね」
男「おう。姉さんの頼みだ、何があっても悪漢どもからお嬢ちゃんを守って見せる」
母「相変わらず頼もしいね」
娘「じゃあいってきます」
男「っ!」ズバッ
不審者「ぐえ・・・」
娘「え、なに!?」
男「昨日の下校中、ずっと俺たちの後を追っていたんです」
不審者「この俺のストーキングに気づいていただと・・・」
男「このまま殺してやろうか?」
娘「待って!よくわからないけど、殺しちゃダメだよ」
男「お嬢さん。本当に許していいのか?こいつはお嬢さんを・・・」
娘「命を奪うのは止めて。私を学校に送ったあと、警察署につれて行って」
男「ふっ、甘いお人だ」
娘「先生おはようございます!」
担任「おはよう。今日も元気ね」
男「ではお嬢さん、お帰りの時間に迎えに来る。こいつはお嬢さんが言う通り、警察署に連れていこう」
娘「うん、お願い」
不審者「・・・」
男「おらあ!」
不審者「ぐえっ」
男「誰の差し金だ?吐け!」
不審者「俺は腐ってもプロ。依頼者を言うわけにはいかない」
男「その威勢、何分持つかな?」
不審者「依頼者は・・・あの娘の先生だ・・・」
男「・・・最悪の状況だ」
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