木場真奈美「事務所を辞めさせてもらう」 (24)
真奈美「悪いが、今日限りでやめる」
モバP「待ってください!そんな急に……」
真奈美「引き留めても無駄だ」
モバP「も……もしかしてアレですか?アレが原因ですか!?」
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モバP「かな子が勝手に、木場さんのアイスクリームを食べたのが原因ですか!?すみません!!」
真奈美「ん?どういうことだい?私は知らないが……」
モバP「あああああ!まだバレて無かった―――ッ!!」
真奈美「あぁ!!……私が冷凍庫に買い置きしておいた、ジャージー牛乳ソフト(189円)がない」
モバP「189円のちょっとリッチなアイスですよね」
真奈美「そうだ。スーパーでも100円で売られることはないアイスさ」
真奈美「何てことだ……アイスクリームのパッケージには、極太油性マジックで名前を明記していたはずなのに…」
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まなみまなみまなみまなみ ジャージー牛乳ソフト(189円) まなみまなみまなみまなみまなみまなみまなみ
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真奈美「こういう感じ…でね」
モバP「すみませんでした!わたくしの教育不足です!!」
真奈美「いや……弁償さえしてくれたら、私は構わないさ」
モバP「すみませんでした……あ、あれ?アイスの話でしたっけ?」
真奈美「いやいや、私が事務所を辞めるという話だ」
モバP「そうでしたね。その理由を教えて下さいよ…改善しますから」
真奈美「私が辞める理由は……」
モバP「……ゴクリ」
真奈美「更衣室で、ゲジゲジを見つけたんだ……!!」
モバP「ええ!?……え?」
真奈美「ゲジゲジだぞ!?あのゲジゲジだ!私は耐えられない!」
モバP「ハハハハハ!そんなことですか」
真奈美「そんなことって……プロデューサーくん、ゲジゲジだぞ!」
モバP「はい」
真奈美「ゲジゲジという生物は……生物は…ッ!あの生き物は…ッ!!」
真奈美「あ、足がぁ…!足が、いっぱいあるんだぞッ!!」
モバP「そりゃあゲジゲジですからね、足はいっぱいありますよ?」
モバP「むしろ、足が二本のゲジゲジの方が怖いです」
モバP「いや…新種発見でスプークかも!新聞とかに掲載されますねー」
モバP「新種を発見したら、名前はキバマナミ・ムシにします?」
真奈美「イヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――!」
モバP「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ。ゲジゲジは益虫ですよ?」
モバP「ゴキブリのように噛んだりしませんし、大丈夫ですよー」
真奈美「プロデューサーくん……君は何もわかっちゃあいない」
モバP「え?どういうことですか?」
真奈美「ゲジゲジがいるということは、餌のゴキブリがいると言うことでもあるんだ!!」
モバP「それは仕方ないですよー。ここは人間が多く集まりますからね」
モバP「どこでもパンやお菓子を食べるアイドルが居ますし、飲み物の空き缶や空き瓶、弁当ガラなども出ます」
真奈美「……ゴクリ」
モバP「それらから発生する食べカスなどを、餌とするんでしょうね」
真奈美「――――ッッッ!!!」
真奈美「なん……だって」
モバP「アイツらは何でも食べますからね」
モバP「アイドルがよく食べるチョコ菓子、ドーナツ、ケーキ…これら糖分と油分の多い洋菓子なんて、ゴキブリは大好物でしょう」
真奈美「 」
モバP「多分、ゴキブリはアイドルから抜け落ちた髪の毛ですら、食べるんじゃないっすか?」
真奈美「 」
モバP「ゴキブリの名前の由来は、食器などを食べることからのようですし……」
モバP「ゴキブリは飢えたら、資料室にある段ボールとかも、食べるのかもしれませんね」
真奈美「 」
モバP「あれ…?木場さん?木場さーん!!生きてます?」
真奈美「………もう私は動けない」
モバP「え…具合が悪いんですか?」
真奈美「プロデューサー君がゴキブリの生態を披露したおかげで、一歩も動けないのさ!!」
モバP「そんなぁ…ウォームアップがてら数kmジョギングして、ジムで筋トレする木場さんが、そんなわけないですよ」
真奈美「無理ぃーまなみん無理ぃー」
モバP「今…もしかして、森久保の物真似したんすか?」
真奈美「仕方ないだろう!大腿四頭筋に力が入らないんだ。こうも情けないと、彼女の物真似ぐらいしたくなるさ」
モバP「わかりました。おんぶしましょう」
ガチャリ
瑞樹「プロデューサー君!悲鳴が聞こえたけど、何かあったのかしら!?」
モバP「あ、川島さん」
真奈美「あ」
瑞樹「プロデューサー君が、お…んぶ?怪我でもしたのかしら?」
モバP「木場さんはゴキブリに驚いて歩けないので、僕がおんぶしているんです」
瑞樹「え?ゴキブリって何の話?詳しく聞かせてちょうだい」
モバP「実は、かくかくしかじか…ゲジゲジでして…」
モバP「大したことではないですよ?木場さんが更衣室でゲジゲジを見たとか」
モバP「事務所には、ゴキブリが多くいるだろうとか、そんな些細なことです」
瑞樹「えぇぇぇ!!……何それ」
モバP「川島さんはゲジゲジは大丈夫ですよね」
瑞樹「無理。嫉妬と怨嗟、権謀が渦巻くアナウンサー室を生き抜いた私も、ゲジゲジは無理」
瑞樹「ゲジゲジとかゴキブリなんていたら、背骨も足腰もヘロヘロよ……」
モバP「ええええ!?木場さんに続いて、川島さんも無理なんですか―――!?」
瑞樹「みじゅき、むりぃー」
モバP「そんな…森久保風に否定しなくても…」
ギャル島瑞樹「まぢ無理だってー☆」
モバP「森久保の次は、ギャル否定ですか!?ギャル島さんですね!!」
瑞樹「おんぶして…お願い」
モバP「木場さんと川島さんの二人をおんぶするんですか!?無理ですよー!」
真奈美「大丈夫、君ならできるはずだ…!」
瑞樹「そうよ~やれば出来るわ!プロデューサーくーん!」
モバP「わかりましたよ!やりますよ、やります!!」
ゆっさ ゆっさ
真奈美「プロデューサー君の背中は、この私」
瑞樹「じゃあ、前は私ね」
モバP「どっこいせ…っと」
ゆっさ ゆっさ
プロデューサーの腕は、川島瑞樹を支えることが出来るのか?
プロデューサーの背中は、木場真奈美を支えることが出来るのか?
プロデューサーの腕は、万力の如く川島瑞樹を持ち上げ保持する。
プロデューサーの背中は、鉄骨の如く木場真奈美を背負う。
決して、落とすことは許されないアイドルであった。
モバP「ぐぬぬ……ぬ」
瑞樹「少し、重いかしら……」
真奈美「プロデューサー君なら、きっと出来ますよ。彼はそういう男です」キリッ
瑞樹「そうよね……プロデューサー君だものね。彼は、成し遂げる男…よね」キラァ
モバP「カッコイイ台詞ですけど、お二人とも…抱っことおんぶですからね?」
真奈美・瑞樹「ハハハハ!!」
瑞樹「家までよろしくね♪プロデューサーくーん」
真奈美「私も、家までよろしくお願いするよ」
モバP「それでいいんですか…まったく」
川島瑞樹の体重は44㎏、木場真奈美の体重は50kg。
この二名を背負いしプロデューサーは、両名の自宅まで歩くことは出来るのか?
出来る。出来るのだ。
おわり
ありがとうございました。おやすみなさい
HTMLイワシします
乙鰈
なにこのかわいいイケメン
スプークにもやもやした
乙乙
おつ
川島さんかわいいうえに美しすぎて今来てるガチャで三枚当てた
乙
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