――――――――――佐城雪美の場合
ソファで休憩していると後ろから雪美が話しかけてきた。
雪美「モバP……今……忙しい?」
「いいや」
雪美「じゃぁ……アレ……して……」
アレとは雪美を膝の上に乗せて頭を撫でることである。
「いいよ」
雪美を抱き寄せて膝の上にちょこんと座らせる。
雪美「ふふっ………」
とてもご満悦のようだ。
長くて細い黒髪に手を伸ばす。
右手で後頭部にゆっくりと触れると雪美はうっとりとした目をしてから頭を胸にあずける。
髪に触れている手をゆっくりと腰の方へ移動させる。
今日は気温が高いせいか、髪がほんのりと暖かい。
「雪美、暑くないか?」
雪美「ちょっとだけ……でも……大丈夫……」
再び手を後頭部に戻しまた髪を撫でる。
手持ち無沙汰な左手で雪美の頬を突く。
すると、雪美は突かれたほうの頬をふくらませる。
「かわいいほっぺだ」
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今度は頬を撫でる。
雪美は、次は、頬を撫でる手に頭をあずける。
雪美「ぎゅって……して………」
頭を撫でていた手を肩において、優しく抱き寄せる。
雪美「しばらく……このまま……」
だんたんと、雪美の体温が体全体に伝わる。
雪美の体温が体全体に伝わるたびにだんたんと眠たくなる。
雪美「寝ても……いいよ……」
その言葉とともに、眠りについた。
――――――――――鷺沢文香の場合
クーラーが一番聞く会議室でモバPが涼んでいると文香が部屋に入ってきた。
文香「失礼します」
最近では仕事が増えモバPはなかなか文香とは話せずにいたため今日は少しからかってやろうと思った。
ここ、あいてるよ。
文香「えっ……膝の上に……ですか……」
冗談のつもりで膝を叩いてみたが冗談と受け取ってもらえなかったようだ。
彼女は少しだけ眉間にシワを寄せて考え始めた。
文香「はい、あの……お願いします」
意を決したように返事をする文香。
一体何を考えていたのか、彼女にしかわからない。
彼と同じ向きに、膝の上へゆっくりと腰を下ろす。
モバP「それ、座りにくくないか?」
文香「はい、とても……」
この格好が恥ずかしいのか、消え入りそうな声で文香は答えた。
不意に文香の肩をだいて90度じゃく回転させる。
モバP「こっちのほうが座りやすいだろ?」
文香「えっ?」
急に身体を回された文香は一瞬驚いたがすぐに自分が肩をだかれてさらに見つめられていることを理解してまた恥ずかしくなり顔をそらした。
モバP「な、こっちの方が楽だろ?」
文香「はい……」
モバP「嫌か?」
文香「いえ……」
モバP「文香の髪は、とても綺麗だし量が多いから触っていて飽きないな」
文香「ありがとうございます」
モバP「暑くないか」
文香「うなじのあたりがとても暑いです」
モバP「ここか」
文香「あっ」
髪をかきあげてうなじに手を当てる。
手のひらに強く熱さを感じた。
モバP「うわっ、こんなに暑いのか」
文香「汗がつくので、あんまり触らないでください……」
モバP「ごめんごめん、でもこんなに暑くなるもんなんだなぁ」
文香「えぇ、ですので外に出るときは少し濡らしたタオルを巻いています」
モバP「いろいろ大変なんだな」
文香「髪を伸ばすのも、大変です」
モバP「いつもご苦労さまです」
文香は深くため息をついてぼそりとモバPに聞こえないほどの声でつぶやいた。
文香「それもこれもプロデューサーさんが髪の長い女の人が好きって言ったせいですよ……」
モバP「何か言ったか?」
文香「いえ、何も」
立ち上がった文香はモバPの方へ向き直る。
文香「それよりとても暑いです。何か冷たいものでも食べに行きましょう」
モバP「おっ、そうだな」
文香「ごちそう、してくださいね」
モバP「文香がそんなこと言うなんて珍しいな。 よし、出かけよう」
文香「はい」
二人は次なる避暑地を求めて事務所を後にした。
こんな感じでアイドルを膝の上に乗せたいです。
次に載せるアイドル >>6
奏
――――――――――速水奏の場合
奏「ねぇモバPさん、私も雪美ちゃんにしてたみたいに膝の上に乗せてくれない?」
モバP「えっ、奏はもう女子高生だからダメだ」
奏「あれ? 女子大生と女子小学生はいいのに女子高生はダメなの?」
モバP「うっ……」
奏「ふふっ、隠しても無駄よ…全部お見通しなんだから」
モバP「どうぞ」
奏「ふふっ、失礼します」
膝の上に奏が座るとすぐに、モバPの胸に顔をうずめた。
奏「これで私の髪の匂い、付いちゃったわ」
モバP「奏の髪は、確かにいい匂いだ」
奏「モバPさんなら、触ってもいいよ」
モバP「それじゃぁ遠慮無く」
数回ほど、奏の髪を撫でる。
奏「この感覚、クセになっちゃうかも」
モバP「気持ちいいのか?」
奏「えぇ、とっても」
もう数回、今度は少し強めに頭を撫でる。
奏「あっ、そっちのほうがイイかもっ」
モバP「奏って意外と頭が敏感なんだな」
奏「あらそう? 女の子ならみんな好きな人に頭を撫でられたら気持ちいいと思うけど」
モバP「えっ?」
奏「あ、今のは一般論ね。ドキッとした?」
モバP「したよ。奏と居るのは本当に心臓に悪いなぁ」
奏「刺激的で楽しいでしょ?」
モバP「ちょっと疲れるかな?」
奏「ご挨拶ね……いいわ、今日は私が癒してあげるわ」
いたずらっぽく奏が笑った後モバPの額に自分の額をくっつく寸前まで近づける。
モバP「だ、ダメだぞ! そういうのは本当に好きな人とでないと……」
奏「ふふっ、冗談よ」
モバP「こら、あんまり大人をからかっちゃダメだぞ」
そう言ってため息をついて少し下を向いた瞬間。
その瞬間を奏では見逃さずにすかさずモバPの頬に軽くキスした。
モバP「えっ?」
奏「今のは日頃の感謝の印」
驚いているモバPにウィンクをして立ち上がる。
奏「私仕事あるから行くね」
自分の荷物をまとめて事務所のドアに手を掛けようとしてモバPに振り返る。
奏「じゃぁね、またからかってあげる」
ふふっ、と笑って奏は上機嫌な様子で事務所を後にした。
ごめんなさい奏ちゃんあんまり育てたことないんでちょっとキャラが崩壊してます。
次のアイドル >>8
あ、ごめんなさい安価>>10で
まゆ
――――――――――佐久間まゆの場合
事務所でモバPが仕事をしているといつの間にか佐久間まゆが後ろに立っていた。
まゆ「まゆ、モバPさんにお願いがあるんですけど」
モバP「なんだ?」
まゆ「モバPさんのお膝にまゆを乗せて欲しいんです」
モバP「えっ?」
まゆ「まゆも、お膝に乗せてほしいんです。奏さんや文香さんみたいに。うふふ」
表情こそ微笑みを浮かべているまゆであったが有無を言わせない雰囲気を漂わせていた。
モバP「そ、それじゃぁあそこのソファーにいこうか」
まゆ「まゆ、会議室でして欲しいんですけど」
モバP「ここじゃ都合悪いのか?」
まゆ「だって会議室のほうがクーラー聞いてますし」
ああなるほど、とモバPは納得した。
まゆ「それに、ふたりきりになれますもの」
モバP「そ、そうだね……」
二人は誰もいない会議室へ移動した。
モバP「どうぞ」
先にソファーに座ったモバPは手を広げてまゆを迎え入れる。
まゆ「それじゃぁ、失礼します♪」
モバPの膝に座り、うっとりとした目で見つめるまゆ。
まゆ「まゆ、もう一つお願いがあるんですけど」
モバP「なに?」
まゆ「頭も撫でて欲しいです。他の人もしてもらってるみたいですし」
モバP「はい」
恐る恐るまゆの髪に触れる。
まゆ「まゆ、アイドルだからちゃんと髪の毛も手入れしてるんですよぉ」
モバP「うん、わかるよ。 とても綺麗だ」
まゆ「毛先もしっかりケアしてるんです。ちゃんと触ってみてください」
言われるがままにまゆの毛先を触る。
モバPがなんどか指先で毛先の具合を確かめていると、不意にまゆの手が伸びてくる。
そしてまゆの手はモバPの手を掴みまゆの胸へと誘う。
モバPの手に異常に柔らかい感覚が走る。
モバP「わっ、ごめんまゆ」
まゆ「謝らないでください、私がわざとやったんですからぁ」
モバP「えっ?」
まゆ「最後にもう一つお願いがあるんです」
半ば諦めたようにモバPは返事をする。
まゆ「まゆの胸も触ってほしいんです。まだ他の子がされてないうちに」
モバP「まゆ、急にどうしたんだ?」
まゆ「いいじゃないですかぁ。 お好きでしょう? おっ・ぱ・い」
モバP「流石にそれはほら犯罪だし」
まゆ「今日ブラジャーつけてないんです♪」
モバP「まゆ本当にどうしたの!?」
まゆ「…………」
急にまゆの表情が曇りだした。
まゆ「ちゃんと……聞いてくれますか?」
モバP「もちろん、まゆは俺の担当アイドルだもの」
まゆ「まゆ……自分の体型に自信がないんです」
モバP「何を言ってるんだ、読者モデルもやってたんだし抜群のプロポーションだよ」
まゆ「ほらやっぱり、モバPさんならそういうと思いました……まぁ、そこもいいところなんですけどね」
モバP「すまん、つい……」
まゆ「この前、凛ちゃんと裕子ちゃんと温泉でお仕事ありましたよね?」
モバP「あぁ、あのときは大変だったよ……」
まゆ「そ、そのときはごめんなさい……で、そのときに3人でバストサイズを測ったんですよ」
モバP「えっ、そんなことしてたのか」
まゆ「はい。あ、あと未央ちゃんと卯月さんも一緒でした」
モバP「そういえばそうだったな」
まゆ「それで……まゆが一番小さかったんです……凛ちゃんよりも!」
モバP「あ~確かに凛は衣装とかキャラもあってあんまり大きそうに見えないなぁ」
まゆ「でしょう? まゆ、凛ちゃんよりも胸が小さいんですよ?」
モバP「ん~見た目ではあんまりよくわからないしいいんじゃない?」
モバP「それに、まゆの魅力は胸だけじゃないしさ」
まゆ「そういう問題じゃないんです! 凛ちゃんに女の子らしいところで負けてるっていうのが問題なんです!」
モバP「なるほど(やっぱシンデレラ・ガールとなるとこうやってライバル意識燃やされるんだなぁ)」
まゆ「だから、モバPさんに触ってもらったら大きくなるかなって♪」
モバP「触っても大きくならないよ」
まゆ「やったことあるんですか?」
モバP「ないけど……」
まゆ「やったことないのにそう言い切るんですか? そういう不確定なことを軽々しく行ってもいいんですかぁ?」
モバP「ごめんなさい」
まゆ「というわけでやってみましょう」
モバP「はい……」
観念したモバPはまゆの乳房に手を伸ばす。
「話は聞かせてもらったよ!! 私にまかせて!!」
バンッ!という強い音とともにドアが開かれた瞬間、淫獣が放たれた矢のようにまゆに飛びかかる。
まゆ「愛海ちゃんだけはいやー!!」
ものすごい早さでモバPの膝から飛び退いたまゆは一目散に逃げ出した。
愛海「一緒に打倒シンデレラ・ガールだよー!!まゆさーーーーん!!!」
まゆの自業自得、にも思えたがいくらなんでもかわいそうだと思ったモバPは携帯を取り出し清良に電話をかけた。
次に乗せるアイドル 安価下
――――――――――財前時子の場合
モバPが事務所のソファーに座りながら担当アイドルの雑誌を読んでいると不意に鞭が飛んできた。
時子「貴方、みんなの椅子になって回ってるそうね」
モバP「えっ、いや椅子っていうわけじゃ」
時子「いいわ、私の椅子になりなさい」
モバP「はぁ……」
時子はわざとどさっとモバPに座った。
モバP「うぐっ」
時子「なかなかいい声でなくじゃない」
いくら女性とはいえ4Xkgもの体重で急にのしかかられるとなかなかクるものがある。
本当にめちゃくちゃ痛かったし、からかってみようとモバPは思った。
モバP「ぐぅ~……」
全身の力を抜いたモバPはまるで意識を失ったかのように目をとじる。
時子「こら、椅子の分際で力なんて抜いてんじゃな……えっ?」
自分の尻の下でぐったりとしたモバPを見た時子は少しの間、言葉を失った。
時子「ちょ、ちょっと! 寝ていいとでも思ってるの!? 起きなさいよ」
時子は軽くモバPの頬を叩いて見たが反応はなかった。
モバP(おっ、普段より軽いな。こりゃ相当動揺しているぞ)
そのときちょうど一人のアイドルが事務所へ帰ってきた。
雪美「ただいま……」
まずい、と直感で思った時子はなるべくやさしく声をかけた
時子「おかえりなさ~い」
雪美「モバP……気を失ってる……時子……何かした……」
とても10歳とは思えないほどの迫力で時子を睨みつける。
時子「ね、寝てるだけよ。膝の上に乗せてもらってる間に寝ちゃったのよ」
数秒ほど、雪美は時子を睨みつけてどこかへ行った。
時子(あの子、小さいくせにやるわね。才能あるわ)
やっと普段の落ち着きを取り戻した時子だったがモバPは依然として目を閉じて動かないふりをしているままだった。
時子「ね、ねぇ、ほんとは気を失ってるフリ何じゃないの?」
時子「今なら許してあげるわよ」
時子「………嘘」
時子「貴方は優秀な下僕よ、この程度で死ぬわけないわ!」
時子「なんとか言いなさいよ!!」
涙目になりながら時子はモバPの肩を強く揺する。
モバP(このぐらいにしといてやるか……)
ふにっ。
時子の胸を、モバPが掴んだ。
時子「えっ……」
モバP「俺は優秀は時子様の下僕だからね。もちろんこのぐらいでは死なないし気も失わないさ」
ふにふにとモバPは掴んだままの手で時子の胸を揉む。
あっけにとられていた時子だったが、何をされてるかわかった途端怒りで肩を震わせた。
時子「よほどたっぷり調教して欲しいらしいわね」
時子は拳を握り思い切りモバPの頬に振りかぶった。
モバPの頬に時子の怒りの鉄拳が当たる寸前、鉄拳は停止した。
時子「ま、今回は多めに見てあげるわ」
モバP「ありがとうございます!!ありがとうございます!!」
時子「その代わり、次はないわ。それに、罰として今から3時間ずっと椅子として私を愉しませなさい!」
モバP「はい!!」
終わり
時子様は難しいですね。キャラが全然違ってて申し訳ないです。
安価下で。
志希「あのね、雪美ちゃんから聞いたんだけど」
モバP「どうぞ」
志希「おっ、話がはや~い。失礼しま~す♪」
モバPにとって時子とはまた違った意味で、逆らうと怖いのが志希だ。
以前変な薬をジュースに混ぜられてモバPは大変な目にあっている。
そのため、志希にはあまり逆らわないようにしているのだ。
志希「う~ん、やっぱりキミはなんかイイ匂いがするね!」
ほとんど抱きつくような格好で志希は嬉しそうにモバPに頬ずりをする。
志希「あ、でもヒゲはちゃんと剃らないとダメだよ!」
モバP「痛かったか? すまん」
志希「キミはイイ匂いするけどさ~、キミにとってあたしはイイ匂いかにゃ?」
モバP「うん、いい匂いだよ」
志希「にゃはっ、ウレシイ!!」
もっと強く、モバPを抱きしめる。
志希「上着ぬいじゃおっか」
耳元で囁く。
モバP「ばっ、何いってるんだ!」
志希「どうしたの? 暑いから上着脱ぐだけだよ?」
モバP「あぁ、そうか白衣だもんな」
志希「にゃははっ、何を想像しちゃったのかにゃ~??」
ふっ、と耳にいきを吹きかける。
モバP「うっ、ぞわっとして気持ち悪い」
志希「ま、そうなっちゃうよね。とりあえず脱がすね」
モバP「えっ、俺が脱ぐのか?」
志希「そうだよ? それともあたしを脱がしたかったのかな?」
モバP「それは……でも確かに皺になりそうだしな」
スーツを脱いで座っているソファーにかける。
志希「あたしも脱ぐね、白衣もシワついたらいやだもん」
脱いだ白衣をモバPのスーツの上に重ねる。
志希「う~ん、キミの匂いがよりいっそう強く感じられる。イイね!」
モバP「そうかなぁ」
志希「そうだよ、あたしもそうでしょ?」
モバP「う~ん、あんまりわからないな。鼻が効く方じゃないからな」
志希「つれないなぁ……」
モバP「ごめんごめん」
志希「あ、そうだあたしやることあるんだった。じゃぁね~」
思い出したように立ち上がった志希はひょいと白衣をとって小走りで事務所を後にした。
モバPもスーツを取ろうとしたがそこには何もなかった。
モバP「しまった!」
舌打ちをしてモバPはすぐに志希を追いかけた。
志希にゃんカワイイよね。
安価下
――――――――――塩見周子の場合
昼下がり、モバPがパソコンとにらめっこしているとオフのはずの周子が事務所へやってきた。
周子「こんこーん、今度はしゅーこちゃんの番どす~」
モバP「なにが?」
周子「も~、決まってるやろ。おひざ」
モバP「あぁ、そういうことね」
またかといった顔でモバPはソファに座る。
周子「ほらほらはやく」
モバP「はいはい、どうぞ」
周子「あ、その前にっと」
周子はもってきた包みをつくえにおいて封を開ける。
周子「はい、差し入れ」
モバP「こんな高そうなお菓子……頂いていいのか?」
周子「いいのいいの! なんかもっていけだってさ」
モバP「そういえば周子の実家は和菓子屋だったな」
周子「そういうことー」
モバP「それじゃぁお言葉に甘えて、いただきまーす」
和菓子に伸ばしたモバPの手を周子の手が軽く叩く。
モバP「えっ?」
周子「今日の和菓子は周子ちゃんのあ~ん付きどす~」
ケラケラと笑って周子はモバPの膝の上に乗る。
それからぐっと手を伸ばして机の上の和菓子を掴みモバPの口へ運ぶ。
モバP「周子、結構腕長いんだね」
周子「ん? そうかな? それよりおいしい?」
モバP「うん、おいしい」
周子「そりゃそうですよ!このカワイイボクが食べさせてあげたんですからね!」
ふふーんと自慢気に言い放つ周子。
モバP「もしかして幸子のものまねか?」
周子「うん、あかんかな?」
モバP「いや、案外似てたよ。現に誰かわかったんだし」
周子「こりゃものまねアイドルシューコがシンデレラ・ガールになる日も近いね!」
モバP「ものまねアイドルがシンデレラ・ガールになるってちょっと嫌じゃないか?」
周子「ん~、そうかも」
モバP「周子は周子のままが一番カワイイよ」
周子「またそんなん言うて~、どうせ誰にでもいうてるんやろ?」
モバP「まぁね、プロデューサーだし」
周子「そないなこと言うて回って、何人もの女の人泣かせてきはったんやなぁ。 罪な男やわぁ」
モバP「おっ、次は紗枝か? って、人聞きが悪いぞ!」
周子「はいはい」
なだめるように周子は和菓子をモバPの口へ運ぶ。
周子「でも、そんな口説き文句みんなに言うてたらいつか刺されるよ?」
モバP「えっ、そうかなぁ」
周子「うん、たぶん……」
モバP「じゃ、ちゃんとした保険に入っとくよ」
周子「えっ、そっちなん?」
モバP「だってほら、誰が刺してくるかもわからないんでしょ? 防ぎようがないじゃん」
周子「確かに」
モバP「ま、でも俺は誰もそんなことしないって思ってるよ」
周子「どうかな~うちの事務所怒らせたら怖い人多いもんなぁ」
モバP「あ~わかる。紗枝とかな」
周子「そうそう、紗枝ちゃんは特に……って何言わせんの!!」
紗枝「誰が怒らせたら怖いて?」
ぬっとソファの後ろから紗枝が現れてモバPの首に手を回してモバPに頬を寄せる。
周子「げっ、紗枝ちゃん!」
紗枝「その話、じっくり聞かせてもらいましょか~」
周子「許して紗枝大明神! お菓子あげるから!」
紗枝の口に和菓子を放り込む。
モバP「よく膝の上に乗りながら机のお菓子取れるな……」
紗枝「あら、おいしいお菓子やわぁ」
周子「でしょ? うちの商品やねん! またよろしゅうお願いします!」
紗枝「でも、それとこれとは話は別でっしゃろ?」
周子「はい……」
モバP「ごめんな周子」
紗枝「モバPはんも一緒どす。言い出しっぺはモバPはんですさかいに」
モバP「はい……」
この後めちゃくちゃ説教された。
終わり。
京都の言葉は難しいですね。間違ってたらごめんなさい。
安価下で。
――――――――――吉岡沙紀の場合
周子「こんこーん! 今度は沙紀ちゃんの番やで」
沙紀「だからアタシは別にいいっすから!」
周子「あーかーん!」
モバP「沙紀も乗りたいのか?」
と、軽々しく行ってのけたモバPであった。
しかし、最近アイドルを膝に乗せることに慣れてしまっている自分にぞっとした。
沙紀「ん? どうかしたっすか?」
モバP「いや、なんでもない」
周子「ほらほら早く座って座って」
モバPの背中を押してソファに座らせる。
沙紀「本当に、いいですって……」
周子「ほらモバPさんがこんなに沙紀ちゃんに座ってほしがってるよ」
モバP「えっ?」
沙紀「あんまりそんな感じはしないっすけど……」
周子がモバPに耳打ちをする。
周子「たまには沙紀ちゃんのカワイイ一面みたいやん?」
モバP「なるほど、わかりまんがな」
周子「関西弁馬鹿にしてたらいろんな人から怒られるで」
モバP「ごめん」
沙紀「あ、あのやっぱりいいです……別に座ったって何もないし……」
モバP「いや、ぜひ座ってくれ。俺は沙紀とふれあいたいんだ」
沙紀「えぇっ、あたしと触れ合っても何もないっすよ。もっとカワイイ子のほうが……」
モバP「そんなことないって、さぁほら」
沙紀「それじゃぁ……失礼します」
膝の上に座った沙紀をじっくりと舐めるように眺める。
沙紀「そ、そんなに見られたら恥ずかしいっす!」
モバP「沙紀はやっぱりいいからだしてるなぁ」
沙紀「ヘンタイ!へんたいっす!!!」
モバP「あぁすまん、ついな」
沙紀「で、でもモバPさんに言われるなら嬉しいかなって……あっ、なんでもないっす!」
モバP「沙紀は可愛いなぁ」
痛いぐらいに沙紀を強く抱きしめるモバP。
沙紀「うわっ!いきなりなにするんっすか!! びっくりするじゃないっすか!!」
モバP「沙紀は普段すっごくボーイッシュだけど」
頭を撫でる。
モバP「よく見ると胸は大きいし」
胸に触れる。
モバP「お腹は引き締まってるけど」
お腹を撫でる。
モバP「おしりは大きくてボンキュッボンって感じだし」
おしりを撫でまわす。
モバP「それにこんなにも……」
沙紀「モバPさん、流石にセクハラしすぎっすよ」
モバP「はっ! すまんつい沙紀が可愛すぎるから!!」
沙紀「えっ///そうっすか///」
比奈「沙紀さん騙されちゃダメっス。普通に犯罪ッスよ」
モバP「すいませんつい出来心で」
沙紀「はっ!そうだ! それじゃぁ罰としてモバPさんにはアタシの描く絵のモデルやってもらうっす!」
モバP「えっ、それならたまにやってるじゃん」
比奈「沙紀さんちょっとお耳を」
沙紀「あ、はい」
比奈「ヌードデッサンはどうですか?」
沙紀「それはちょっとやばくないっすか?」
比奈「大丈夫でスよ」
モバP「あの比奈さん、俺にも聞こえてるんだけど」
比奈「それなら話は早いっスね!」
それからモバPは比奈と沙紀のヌードモデルにさせられたとさ、めでたしめでたし。
沙紀さんは意外と(失礼)スタイルが良くてムラムラするよね。
ラスト 安価下で
――――――――――森久保乃々
カタカタカタカタカタカタ
モバPが忙しそうにキーボードを叩く。
乃々「ちょっとうるさいんですけど……帰りたいんですけど……」
机の下に居る乃々が小さくつぶやいた。
乃々「うぅ…ここから脱出するしか……」
脱出しようとしたが目の前は全面モバPの足で埋まっていた。
意を決した乃々はモバPの足の間から顔をだした。
乃々「あの……」
呼びかけには全く応じないモバP。
乃々(もう少し近よるしかない……あうぅ…)
手を伸ばしてモバPの肩を掴み這い上がる。
それでも、モバPは全くもって気づかない。
乃々「疲れたんですけど……」
モバPの片方の太ももに腰を下ろす。
その瞬間、モバPの両腕がものすごい早さで乃々を捉える。
乃々「えっ!?」
わざとらしくモバPが驚く。
モバP「うわっ!乃々、急に膝の上に乗ってきてどうしたんだ?」
乃々「別に膝の上に乗りたくてのったわけじゃないんですけど」
モバP「えっ?何? 乃々もみんなみたいに甘えたい? しょうがないなぁ」
乃々の髪をわしゃわしゃとなでる。
乃々「そんなこと言ってないんですけど……帰りたいんですけど……」
モバP「そうかそんなにいいのか」
乃々「あの…えっと…」
すかさずもう一度強く抱きしめる
モバP「乃々ー!可愛いぞー!」
乃々「その…あ…」
モバP「そんな乃々にはこの誰かからもらったチョコをあげるぞ!」
ポケットから和菓子を出して片手で器用に包装をあけ、乃々の口にねじ込む。
乃々「せめて誰からもらったのか覚えておいて欲しいんですけど……」
モバP「まぁいいじゃん。それよりうまいか?」
乃々「あっ、はい……」
モバP「乃々の手はちっさくてかわいいなぁ!」
魔の手が肩を撫で二の腕を撫で腕を撫で手の甲を撫で指を絡ませる。
乃々「モバPさんの手、大きいんですけど……」
モバP「あ、嫌だったか?」
乃々「別に嫌じゃないんですけど……」
モバP「あ、そういえば帰りたいんだったよな。帰るか?」
乃々「べ、別に帰りたくないんですけど」
モバP「いいんだぞ無理しなくても」
乃々「いぢめですか…」
モバP「ううん、乃々の本音が聞きたいんだ」
乃々「本当は帰りたくないんですけど、モバPさんともっと……こうしてたいんです…けど……」
乃々の顔がだんだんと赤くなる。
モバP「よくできました」
手をからませたまま、乃々にキスをする。
乃々「あぅ……」
モバP「今度は乃々からしてほしいな」
乃々「恥ずかしいんですけど」
モバP「大丈夫、誰も見てないから」
乃々「見てるんですけど」
モバP「えっ?」
乃々の視線の先をモバPが追うとそこには買い物から帰ってきたちひろが居た。
ちひろ「とりあえず警察に連絡しますね」
モバP「ドリンク10本!」
ちひろ「110番でしたね」
モバP「20本!!」
ちひろ「仕方ありませんね。さ、嫌がってる乃々ちゃんを開放してあげてください」
乃々「別に嫌じゃないんですけど…」
ちひろ「えっ?」
乃々「あっ、今度ちひろさんも…やってもらったほうが……今は私の番ですけど……」
ちひろ「そうですね。 モバPさん、今度たっぷりおねがいしますね♪」
終わり
アイドル指定してくださったみなさんありがとうございました。
膝の上の恋人こと佐城雪美ちゃんをこれからもよろしゅうお願いします。
HTML化依頼出してきます。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません