上条「デュエリスト」(11)

「ねぇ、レールガンって知ってる?」

そう言うと御坂はデッキをシャッフルし始める。

「…レールガン?」

なぜそんなことを聞くのか分からない。ただ嫌な予感をひしひしと感じる。

「そっ、電磁誘導を利用して砲弾を発射したりするんだけど…」

御坂は話しを続けながらカードをドローし手札からクリボーを召喚する。

「こういうのを…言うらしいのよねっ!」

前方で光がはじけた瞬間、上条の横を何かが高速で通り抜け破壊音が聞こえた。
「っ!」
後ろを振り向くと直線状にえぐられた地面が先ほどの攻撃の威力を物語っている。
「こんなモンスターでも音速の三倍で飛ばせばそこそこ威力がでるのよね」





ここまで考えた

いいぞ、もっとやれ

レールガン・タートル
光族
☆6
爬虫類族
at1400
df2000

カタパルトタートル+ララ・ライウーン

ここまで妄想した

次の日、上条は学生寮の自室で目をさました。
シスターさんがベランダに干されてたのでご飯をあげた。
シスターさんはインデックスなんてふざけた名前で魔術結社に終れているらしい。
この科学の町で魔術とか馬鹿かコイツ。とっ思ったら修道服がビリリッ。ふうっ。
インデックスさんは出て行った。上条は補修を受けに高校へ向かった。

補修を終え、子萌先生をスケスケみるみるした上条は帰路についていた。
「居た居た!居やがったわね」
「不幸だ」
聞き覚えのある声がするが上条は歩みを止めない。
「無視すんなやごらぁ。デュエルしなさいよデュエル」
そう言うや声の主、御坂美琴は上条の前に周りこんできた。
「はぁ、わりーけどーパス。今日は特売があるんだ。ブースターパックが1パック30円お一人さま5パックまで。早く行かないと売り切れちまう。」
「ふざけんなあああああああ」
「ちょっ、なにシャッフル始めてんだ!うわっ」
御坂の放ったサンダーボルトが上条を襲った。
「はぁ、はぁ、どーよ?」
「何がどうよだ!あぶねーだろ。俺を殺す気か!」
「うるさいわね。いいから――」
「ピィーピィー」
突然けたたましい警報が鳴った。
「警告。警告。禁止されていれカードの発動を確認。」
「げっ」
「あっ待ちなさいよ」
上条はその場から全速力で逃げ出した。

上条の部屋の前に血まみれのインデックスが倒れていた。あと、魔術師を名乗る赤髪の大男ことステイルマグヌスがいた。
。インデックスをこんな目に会わせたてめらに、インデックスを連れて行かせるわけにはいかねえ。
いいぜ。やってやる。デュエルだ。

「ふぉーてぃす931!」
ステイルはファイアーボールを発動した。
「くっ、これが魔術」
巨大な火の玉が上条に向かって放たれる。狭い通路に逃げ場などない。火球は上条を直撃し、爆破した。
「残念だったね。君ていどじゃ何回やっても勝てないよ」
ステイルが煙草に火をつけようとポケットをまさぐっていると煙の奥からあり得ない声がした。
「誰が勝てないって?」
「なっ」
黒煙が晴れた先にいる人物の姿にステイルは驚いた。上条はピンピンしていた。火傷の一つも負っていない。
「そうだよ。何びびってやがる。この右手は異能の力なら何だって打ち消せる。インデックスを裸にひん剥いたのだってこの右手じゃねーか」
上条は自分の右手を見ながら自分を鼓舞するように呟く。

「くっ」
ステイルはさらに昼夜の大火事を発動。上条の周りからいきなり火の手があがる。しかし、上条が右手で触れた途端炎はかき消された。
「っ…!」
この右手なら勝てる。上条の中でその考えが確信に変わりつつあった。とはいえまだ油断は出来ない。上条は右手を前に出しゆっくり間合いを詰め始める。
「なるほど。歩く教会が誰に壊されたのかようやく分かったよ……■■■■■■■■…」
ステイルはぶつぶつと何かを唱え始める。辺りは異様な熱気に包まれ始めた。
「デッキからイノケンティウスをサーチし特殊召喚。顕現せよ。イノケンティウス!」
ステイルのデッキが中を舞い、一枚のカードが飛び出す。体長3mを超す燃え盛るの巨人が召喚された。
「やれ!イノケンティウス」

イノケンティウスは巨大な十字架のようなものを振り回してくる。
「邪魔だ!」
上条の右手がイノケンティウスに触れる。それだけでこの怪物は消える。そのはずだった。
「なっ!消えない。」
イノケンティウスが十字架を振るう。上条は慌ててそれを右手で受け止めた。
「この炎、消えたそばから復活してやがる!」

「ルーンを消さないと駄目何だよ」
インデックスが唐突に喋り出す。彼女はまだ生きていることに上条は安堵するが、同時違和感を感じた。
「ルーンて言うのは魔術言語の一つなんだよ。」
やはりそうだ。インデックスの様子が何かおかしい。
「…お前、インデックスなのか?」
「そうなんだよ。正式名称はイン…何だっけ?まあいいや。ライフが削られ過ぎたからインダストリアルイリュージョンモードで起動中なんだよ」
「イノケンティウスは壁や床に刻んだルーンに魔力を込めることで発現させてるんだよ。イノケンティウス自体に攻撃しても無意味な――」
「ちっ」
インダストリアルの言葉が途切れる。彼女をステイルが踏みつけたからだ。
「っ! てめえ!」
「君には無理だよ。僕のルーンを全て消すなんて君は絶対無理だ」
「痛いんだよ。早く足をどけて欲しいんだよ。ていうかお腹空いたんだよ」
インデックスがぎゃーぎゃーわめき散らす。上条は変わり果てたインデックスの姿に愕然とした。
彼の好みの女性はクールな妹キャラであり、今の彼女はそれとはかけ離れていたからだ。

間違えた、 クールな妹じゃなくてクールな年下な。妹とは付き合えないもん

はい

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