とある土曜日…


妹「…………」

兄「ど、どうした？なんか元気ないな？」

妹「……が……しい…」

兄「え？」

妹「…血が欲しい」

兄「うえっ？！」ゾクッ

妹「血がたりないぃ～！血ぃ～～！欲しいのぉ～～！」

兄(こ、こいつ血が切れると駄々っ子になんのか?!)

　　「た、足りないんならそこらへんで飲んでくれば…」

妹「やだもん！人襲いたくないもん！」

兄「じゃ、どうすれば…」

妹「やだぁ～！お兄ちゃんのがいいの～～！」

兄「ふえっ？俺？」

　　(しかも呼び方、兄さんからお兄ちゃんに変わってるし…)

妹「お兄ちゃんのぉ～～！はやくぅ～～～！」バタバタ

兄(まあ、知らない人襲うよりはいいか…)
　　「わ、わかったから…どうすりゃいい？」

妹「ふ、服脱いでぇ　そしたらそこに座って」ハアハア

　　モゾモゾ　ヌギヌギ

兄「は、はい」ドキドキ

妹「ふわぁあ、美味しそうぅ…いただきまーす！」

兄「へっ？え、ちょ」

　　カプ

妹「……んく…っ！んはぁ」ビクッビクッ

兄「ど、どうした？！」

妹「…お兄ひゃんの……」ビクビク

兄「？」

妹「……おいひいよお」

兄「そ…そうなんだ…」

妹「………もっとぉ」

兄「ちょ、まっ」

妹「だいじょぶ…吸う方も吸われる方も気持ちひいからぁ」

　　ハプ

妹「…んん、んく……んはぁピク…んぅ、んんぅうー　ぷはぁ」ビクビク

兄(うわー、こいつ目がトローンとして顔が真っ赤じゃん
　　うっ、口の端から血が垂れて……やばい……かわいい)

妹「…おにいひゃん…だっこ…」

兄「ハイ？」

妹「キズ、なめてあげる…」

兄「い、いやいやいや…そんな…」

妹「…ん…」ギュ


妹「ん…ん　ぺろぺろ…んちゅ…ぺろん…ちゅー」

つづきはよ

はよ

兄(なぜだ、なぜこんなことに…)

妹「……そーだ…にいひゃんも私の飲んでみにゃい？」

兄「い、いや、いい　いい」

　　カプ　じわーー

妹「はいっ…どーじょ」

兄(そんな変態な事できるかー！…てか押し付けてくるし
　　……っく！もういい、どーにでもなれ)

　　ぺろっ

妹「あんっ…どお？…おいひい？」

兄(あったかい…そしてしょっぱいというか甘いというか、何ていうかこれ)
　　「………………うまい」

妹「そお？……よかった…」

兄(…………もっと)

　　ハムッ　ちゅうー

妹「えっ？…やっ！おにいひゃん！…しょんにゃに…すっちゃあ…
　　やあぁ…きもち…んあぁ…んう、だめだよぉ…んああぁ…いいよぉ」

兄(…血…もっと…血…妹の血)

妹「…んうぅ…ああぁ…ダ、ダメェ…きもひいいよぉ…
　　んうぁ…んああああぁ…もおぉ　だめぇ…んううぅっっっ」ビクンビクン

兄「ん、ぷは…うまい」

妹「んはぁ…はぁはぁ…よかったよぉ……」

兄「………………っは！俺はなにを！」

妹「もっと血ぃちょーだい…」

　　ハプ

兄「……まあいいか…俺も妹の血…」

　　カプ

妹「ふわぁぁ…吸ってきもちいいしぃ…吸われてきもちいいよぉ…
　　んはぁ…おにいひゃん…もっとぉ…んあぁ…はうぅぅ…」

注：これは吸血です、いかがわしいものではありません

兄「…あむ…ちゅう…ちゅる…れろれろ…んく」

妹「んああ…ちゅう…んっ…はぁん…んくんく…んふう
　　んあん……あぅん…ぺろ…はう……んふ！んあうう…
　　ひゅん…んあは！んぅぅ！ん！んあ！んぅんんんんん！」ビクビク

兄「……はぁ」


　　(あれ？頭がくらくらして…やば、ちょ……)

　　バタン

妹「…んう…へ？兄さん！ちょっと！だいじょぶ？おとーさーん！」


兄(やべえ、いしきが…どんどん…遠…のい…て)


兄(………もうなにも…………………………………)ガクッ

兄「…んう？ここは？」

父「おや、起きたかい…
　　まったく、妹は…貧血になるまで吸うからだよ」

妹「ひさしぶりで…ごめんなさい」

父「はぁ…まあ、鉄分とれそうなご飯作ってくるから安静にな？」

　テクテク　ガチャ　パタン

妹「兄さん…ごめんなさい…私が夢中になったから」

兄「まあいいよ…さっきの可愛かったし…」

妹「っ！…あうあう…そのぉ」

兄「お兄ちゃんって呼んでたな」

妹「っ！ふきゅううううー！…えっと…あのぉ」

兄「ははは、っくっくく　ふふふっふ、あっはっははあっは」

妹「…っ！兄さんのバカ！」


めでたし？

終わりです

え？　本番？
何それ、美味しいの？

終わり・・・だと・・・

乙