貴音「世界一うまいらぁめんつくれるか?」 (39)
日曜 7:00p.m.──千早宅
春香「えへへ、おじゃましまーす」
千早「荷物は適当な場所においていいから」
春香「それにしても、千早ちゃんの手料理が食べられるとはねぇ」ワクワク
千早「上手にできるか分からないけど、事務所のみんなにも色々教えてもらってるから…」
春香「大丈夫!困ったら私も助けるから!」
千早「ありがとう。今日は四条さんが教えてくれた料理なの。しばらくテレビでも見て待っててもらえる?」
春香「はーい」ピッ
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THE
鉄 腕
D @┗ζ*'ヮ')ζ┛S H
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~♪
日本が誇る食材を一杯のどんぶりに…世界一うまいラーメンつくれるか!?(ナレーション:平野氏)
都内某所、潰れたラーメン店───
そこには、今日もラーメンづくりに余念を欠かさない男たちの姿が…
そして、もう一人───
貴音『……』チュルル
貴音『……』チュルルル
貴音『……』ズズズ
貴音『……』コトッ
城島『……』
国分『……』
松岡『……』
ラーメンを食べる、気品のある美しい女の子…
「銀髪の女王」こと、765プロアイドル・四条貴音ちゃん。弱冠18歳にして、都内のラーメンを一通り食べつくした実績を持つ。彼女のラーメン評論は、その道の者ですら参考にする程…
果たして、らぁめんハンターの異名をもつ彼女は、TOKIOのラーメンをどう評価するのか───
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春香「あっ、前に貴音さんが言ってたのってこれかな?」
千早「四条さんにピッタリの企画ね。天職よ」
貴音『……』
貴音『良い一品だと思います。出汁、醤油、油…どれも素晴らしき出来』
貴音『しかし、何かが足りません』
何か、とは───
城島『……』
貴音『味が綺麗過ぎると言えば良いのでしょうか。いんぱくとなるものが不足している…』
国分『!!』
その言葉をTOKIOは既に聞いていた
それは、以前ここを訪れたラーメン界の巨匠・黒木氏、阪田氏、前島氏と全く同じ言葉───
貴音『何がこのらぁめんの特徴であるのか。まずはそこから考え直すべきでしょう』スッ
松岡『貴音ちゃ…いや、貴音師匠!もう行っちゃうの!?』
貴音『そう簡単には答えは出ないでしょう。あとは皆さん次第です』
貴音『らぁめんとは心。即ち……迷いもらぁめんに現れてしまうのですよ』
貴音『では、また』ガラッ
深い───
─────────
春香「帰っちゃうんだ」
千早「四条さんはあくまでアドバイザーなのね」
後日、楽屋───
国分『…って言われたんだけど』
長瀬『マジっすか』
城島『いやぁ、貴音ちゃんの意見聞けて良かったわ~』
山口『3杯も食べたって本当?』
松岡『マジマジ、本っ当にスゲェよ。一瞬で麺とスープが無くなった』
国分『っていうか、ここも撮るの?』
スタッフ『はい』
山口『この企画始まったのもこの部屋だったな。もう1年半経つのか』
長瀬『1年半で麺と醤油、油、それに出汁…』
国分『順調じゃない?0円とか他の企画もやりながらこのペースだし』
城島『太一、本業の島の開拓忘れたらあかんよ』
松岡『本業?』
長瀬『他にアドバイスなかったの?』
松岡『それが全然ねぇのよ。そもそも貴音ちゃん呼んだの誰だよ』
国分『リーダーでしょ』
城島『やよいちゃんが紹介してくれるゆうて断れへんやん…』
山口『……』
達也、気付く───
山口『…シゲちゃんやよいちゃんのファン?』
城島『せや。どことなく僕と同じ感じせぇへん?』
30歳の歳の差をなかったことにする男───
国分『そうだ。この間の0円見たけど、リーダー出てたでしょ』
城島『太一、根も葉もないこと言うたらあかん。とにかく貴音ちゃんのアドバイスを参考にもう一度考えてみようや』
長瀬『心とか精神論なら松岡君の得意分野じゃない』
松岡『なんでだよ』
山口『確かにそうかも』
松岡『おいおい、マジ…?兄ぃがそう言うなら…』
ヒラメキの男・松岡、思いつく───
松岡『んじゃ、あれよ。歌いながら出汁取ればいんじゃね?最近、島とか0円ばっかりだし、たまには楽器持とうぜ』
城島『曲どうする?新しいの作る?』
松岡『曲作る時間あるならラーメンの具材探したいよな。今回はこころで』
国分『「HEART」収録曲だよね。リーダーが作詞作曲した』
長瀬『ハートは?』
「HEART」とは、2014年7月16日にリリースされた、TOKIOの20周年記念ベストアルバム
新曲として、長瀬が作詞・作曲した『ハート』、城島が作詞・作曲した『こころ』が収録されている
果たして、この中に男たちが求める答えはあるのか───?
城島『よっしゃ、まずはやってみようや!』
長瀬『ハート…』
─────────
春香「今度聴いてみようっと」
千早「名曲よ」スッ
春香「あ、CD持ってるんだ」
伊織が風呂に入った後の残り湯で作ったラーメンが至高
後日、ラーメン店───
貴音『……』チュルル
貴音『!!』
貴音『……』チュルルル
貴音『……』ズズズ
貴音『……』コトッ
山口『どうですか、師匠』
貴音『まんぷく……ごほんごほん』
貴音『以前とはまるで違う、一丸となった皆さんの心を感じました。どうやら、迷いは無くなったようですね』ニコッ
城島『流石やな、松岡』
松岡『俺もビックリだよ』
それは、一時間程前───
・・・・
城島『みんな~、そろそろ演奏するで~』
国分『この部屋、機材入れば結構ギュウギュウだよ』
山口『演奏も出来るラーメン店か…。後で対策考えよう』
松岡『長瀬。お前は歌いながら、出汁も頼むぞ』
長瀬『ういっす』
・・・・
クワを持ちたい衝動に駆られながらも、5人の“本業”がラーメンに心を込めた…
しかし───
貴音『しかし…まだ物足りなさを感じます』
長瀬『!?』
貴音『世界に誇る日本古来の伝統といいましょうか。私が言えるのはここまでです』スッ
国分『えっ、師匠!もう行っちゃうの!?』
貴音『この後、やよいの家庭菜園をお手伝いをしますので』
貴音『では、また』ガラッ
捨てちゃう食材はあるのか───?
>>7
天才か
後日、楽屋───
山口『じゃあ次はAMBITIOUS JAPAN!で出汁取る?』
長瀬『いやー、俺は本日、未熟者だと思うんですけど』
国分『それよりも入口広げない?これからも何かしら運ぶかもしれないし』
山口『それはあるな。どうせなら部屋も広げるか』
長瀬『島にまだ木材余ってるし、それ使いますか』
松岡『待って、なんで店を増設する話にズレちゃうワケ?それにリーダーはさっきから何書いてんの?』
城島『やよいちゃんへ家庭菜園のアドバイスや』カキカキ
国分『節約術も教えてあげようよ』
長瀬『貴音ちゃんはああ言ってるけど、俺たち日本の良い食材を厳選してるよね』
国分『単純に具材が足りないんじゃない?っていうか、貴音ちゃん食べてるのも麺とスープだけだし』
松岡『それとも、麺そのものを考え直せってことか?麺っつったら日本の米に当たるとこだし大事だと思うよ俺』
長瀬『米って言えば、今年の新男米どうなったんすか?』
山口『今年は塩水選の塩分濃度を高めて、質のいい種もみだけを厳選したよ』
国分『流石山口君。明雄さんの教えも守っていかなくちゃね』
松岡『待って待って、明雄さんの教えメチャクチャ大事だけど、また話ズレてるから。てかリーダーまだ書いてんの?』
城島『新男米の種もみも送ろう思って説明書いとるんよ。やよいちゃん喜ぶで~』カキカキ
山口『俺ら農業ベースだからアレだけど、一般家庭に田んぼないよ。多分』
城島『!?』
─────────
春香「そういえば、やよいの家で田んぼ作ったらしいよね。聞いた?」
千早「ええ。駄洒落をよく使う親切なおじさんがアドバイスしてくれているんですって」
後日、ラーメン店───
貴音『……』チュルル
貴音『……』チュルルル
貴音『……』パクパク
貴音『!!』
貴音『……』ズズズ
貴音『……』コトッ
貴音『……』
貴音『おかわりを』スッ
5杯目。この数は一体、何を示すのか───?
国分『どうですか?師匠』
貴音『ふふっ、おなかいっぱいでしあわせ……ごほんごほん』
貴音『私の意図が伝わったようで何よりです。らぁめん、そしてお米…らぁめんらいすにすることで、美味しさの相乗効果が生まれるのですよ』ニコッ
貴音『時に、このお米は?』
貴音ちゃんも気になる、このお米は───
福島県、難波さんの田んぼで育てた『新男米』
去年、14度目の稲刈りでようやく一等米を達成した、あのお米だ
城島『難波さんに保管してもらってた新男米です~。初めての一等米なんですわ』
貴音『やはりそうでしたか。通常のお米よりも粒がしっかりして、一粒一粒に旨味が凝縮されているよう感じました』
長瀬『師匠にそう言ってもらえるなんて、明雄さんも喜んでるよ』
貴音『しかし……まだまだ、です』
国分『!?』
貴音『らぁめんとは、麺やお米だけに非ず…この言葉の真意を理解した時、ときお殿のらぁめんは更なる進化を遂げるでしょう』スッ
長瀬『師匠!今日はどこに!?』
貴音『先日のお礼に、やよいの家で行われるもやし祭りに誘われたので』
貴音『では、また』ガラッ
ええなぁ───
─────────
千早「春香、農作業って覚えるの大変なのかしら?」
春香「お手伝いして、お呼ばれされる気マンマンだね。千早ちゃん」
後日、楽屋───
長瀬『俺メチャクチャもやし祭り興味あるんだけど』
山口『やよいちゃんにどんなのか聞いてみる?船橋完成したし、お祝いがてら』
国分『聞いた話によると、やよいちゃんの特製ソースがないと出来ないらしいよ』
長瀬『レシピないんすかね?』
松岡『おいおいおい、なんでみんなそっちに夢中になっちゃうの?俺達がするのはラーメンの話でしょ、ラーメン。それにリーダーは何してんの?』
城島『やよいちゃんに教えてもらった特製もやしソースを煮詰めてるんよ』グツグツ
松岡『あんのかよ』
後日、ラーメン店───
貴音『……』チュルルル
貴音『……』パクパク
貴音『……』シャキシャキ
貴音『!!』
貴音『……』ズズズ
貴音『……』コトッ
貴音『……ふぅ』
ラーメンライス7杯───
今日も貴音ちゃんのお腹はとどまるところを知らない───
貴音『本日もおいしいお仕事……ごほんごほん』
貴音『素晴らしいですね。麺だけではなく具材もついて、まさにらぁめんと言える一品が出来上がりました』
貴音『特にこのもやし…。味付けがまさにもやし祭りのそれ、そのもの…』
決め手は、やよいちゃんの特製ソースか──?
貴音『これは世界一の名に恥じない、至高のらぁめんです』ニコッ
山口『じゃあ、これでようやく…』
貴音『しかし』
貴音『私個人からすれば、これに勝るらぁめんはまだ少なからずあります』
城島『!!』
男たちは考える───
このラーメンは貴音ちゃんに認めてもらえた。しかし、それだけでは日本一…いや、世界一に達したとは言い切れない
どうすれば最高のラーメンをつくれるのか。目指すからには世界中の誰にも負けない、最高のラーメンを自分たちの手でつくりたい…!
しかし、これ以上の工夫とは一体……
行き詰まるTOKIO……。しかし───!
貴音『皆さん』
貴音『もしも。もしもです。皆さんが更なる高みを目指すのであれば』
貴音『私も協力は惜しみません』
松岡『!!』
貴音『いえ、違いますね。まだまだ未熟な私ですが…是非、最後まで協力させて頂けませんか?』
貴音『最高のらぁめんが出来上がる姿を、この目で確かめたいのです』グッ
山口『貴音ちゃん…』
彼女も、TOKIOと共に走り続けてくれている
そう、ラーメンを通じて結ばれた“絆”───
平均年齢四十の男たちに、新しい風が吹いた───!
松岡『師匠…』
城島『貴音ちゃん…ありがとうな…!』
貴音『ふふっ。人類皆、麺兄弟です』
貴音『…これが最後の助言となるでしょう。らぁめんで味わうものは麺、すぅぷ、具材、そして……お店の雰囲気』スッ
山口『師匠!師匠イチオシのラーメン店は!?』
貴音『いちおしは……らぁめん二十郎です』
貴音『では、また』ガラッ
平均年齢四十の男たちにはキツい───
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春香「なんかハートフルなコーナーになってるね」
千早(四条さん…アドバイザーの割には、殆ど食べてるだけのような…?)
後日、楽屋───
城島『いや~、貴音ちゃんにあそこまで言ってもらえるとは嬉しいなぁ』
山口『お、あった。ネットに書いてるよ。これが二十郎だってさ。行ってみる?』
長瀬『うわっ…俺らにはこの量きついっすね』
国分『平均四十だもんね俺たち。ところで松岡は?』
松岡『おーい!』ガチャ
松岡(ヒーロー)はいつも遅れてやって来る───
松岡『貴音ちゃんのプライベート映像ゲットしたぞー!』ニッコニッコ
長瀬『えぇ…』
山口『松岡……』
城島『あかんて松岡。僕も一緒に謝りに行くから、な?』
松岡『ちげぇよ!何考えてんだよ。「生っすか!?」の一部だっての』ウィィン
「生っすか!?サンデー」は貴音ちゃんの所属する765プロアイドルによる番組だ
体を張った企画やちょっとしたコント等、どこかDASHと似ている───?
貴音ちゃんのコーナー、『四条貴音のラーメン探訪』も人気が高い。ブーブーエスにて絶賛放送中───
国分『誰がDVD貸してくれたの?』
松岡『765プロのプロデューサーさん。これで貴音ちゃんのいう雰囲気を検討しようぜ』ピッ
城島『やよいちゃんおった?』
山口『もうシゲちゃん765プロのプロデューサーになったらいいんじゃない?』
長瀬 『「TOKIOはアイドルをプロデュースすることができるか」』
・・・・
貴音『…と、いうことで本日はらぁめん二十郎にやって参りました』
響『今日は自分も一緒だぞ!よろしくな貴音!』
貴音『メンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシ』
響『おぉ』
貴音『…を二つ』
響『えっ、貴音!?自分も!?』
貴音『ふぅ。真、美味でした』
響『だがねぇ…!自分…もう食べられないよぉ…』ウルウル
・・・・
上の方でちらっと言ってるけど、やよいの0円食堂書いた人?
国分『うぇぇ…』
山口『なんだなんだ、この食欲は』
松岡『貴音ちゃんを知ろうとしたのに、余計分からなくなったぞオイ』
長瀬『この子かわいいね』
城島『せやろ?我那覇響ちゃん言うんよ。貴音ちゃんの親友や』
─────────
春香「私達も分からないこと結構あるよね」
千早「ラーメンとおでんが好きなことくらいかしら…」
そんな中、この男が気付く───
城島『あっ』
松岡『ん?トイレ?』
城島『ちゃうって。もしかしてだけど…僕、分かったかも』
国分『えっ、今ので?』
山口『伊達に20年もリーダーやってないね。あだ名だったのに』
城島『はっはっは。褒めても特製ソースくらいしかあげられへんよ。長瀬、手伝ってくれる?』
長瀬『俺?いいよ。そのかわり俺にもソース分けてよ、リーダー』
城島『しゃーないなぁ』
後日、ラーメン店───
貴音『失礼します』ガラッ
城島『こんにちは~、貴音ちゃん』
ポニーテール長瀬『た~か~ねぇ~!(裏声)』
貴音『面妖な』ピシャッ
長瀬『……』
城島『……』
やってもうた───
後日、楽屋───
国分『扉開けて2秒で閉められたって?』
山口『なんで長瀬選んだの?しかも響ちゃんのコスプレさせて』
城島『響ちゃん動物好きやし、いけるかな思うて…』
松岡『トイレでゴリラの泣き声が聞こえるんだけど』
後日、ラーメン店───
トントン
城島『ふ~、こんなもんでええか』
山口『ライトとテーブル、椅子もこれで出来上がりな』
国分『椅子とテーブルもそうだけど、ライト作るのに結構時間かかったよね』
松岡『まさか部品から手作りとは思わなかった。いい金属探しって結構難しいよな』
ポニーテール長瀬『……』
城島『ごめんて長瀬。僕、今メイクさんに化粧教えてもらってるから、またチャレンジしようや』ポン
山口『シゲちゃんたまに変なところで熱心だよね』
国分『長瀬、いつまでその格好してるの?』
城島『せや。ラーメンが完成したら、もやし祭りやろうや。やよいちゃんも呼んで』
ポニーテール長瀬『響ちゃんも呼ぶなら…』ポッ
松岡『どういうハマり方してんだよお前』
長瀬、響ちゃんにハマる───
後日、ラーメン店───
トントン
城島『ふ~、こんなもんでええか』
山口『ライトとテーブル、椅子もこれで出来上がりな』
国分『椅子とテーブルもそうだけど、ライト作るのに結構時間かかったよね』
松岡『まさか部品から手作りとは思わなかった。いい金属探しって結構難しいよな』
ポニーテール長瀬『……』
城島『ごめんて長瀬。僕、今メイクさんに化粧教えてもらってるから、またチャレンジしようや』ポン
山口『シゲちゃんたまに変なところで熱心だよね』
国分『長瀬、いつまでその格好してるの?』
城島『せや。ラーメンが完成したら、もやし祭りやろうや。やよいちゃんも呼んで』
ポニーテール長瀬『響ちゃんも呼ぶなら…』ポッ
松岡『どういうハマり方してんだよお前』
長瀬、響ちゃんにハマる───
─────────
千早「もやし祭り…うふふ、何着ていこうかしら」ルンルン
春香「千早ちゃん、妄想に浸ってないで!お鍋沸騰してるよ!」
───────
────
貴音『……』チュルルル
貴音『……』パクパク
貴音『……』シャキシャキ
貴音『……』ズズズ
貴音『……』コトッ
貴音『おかわりを』
既に20杯目───
TOKIOが一から育てた小麦、『春よ恋』…そして日本全国から厳選し、集めた食材も底をついた
出汁が無くなるのも時間の問題だろう。しかし、それ程に印象深いラーメンであるということでもある
貴音ちゃんのお腹には、男たちの熱い思いが詰まっている───
貴音『……ふぅ』コトッ
松岡『師匠…どうですか?』
貴音『ふふっ、大満足ですよ。まさかこんなに沢山のらぁめんが食べられるとは……ごほんごほん』
貴音『……もう私が言うことはありません。ときお殿の熱き魂がこの一杯に込められていると感じました』
国分『と、言うことは…!?』
貴音『免許皆伝です。これは日本一の…いえ、世界一のらぁめんです!間違いありません』ニコッ
松岡『うおおおお!やったな!』
長瀬『よっしゃぁぁぁ!!もやし祭り!!響ちゃん!!』
山口『歌ったり、コスプレしたり…ほんと長かったよ』
城島『ほんま、色々あったなぁ…』グスッ
小麦の栽培から始まり、脂、醤油、昆布、塩、その他諸々…日本が誇る食材の数々
そして、ラーメンに全てをかける男たちと…一人の女の子の熱い思い
その集大成が──今、完成した
貴音『まだですよ』
── !? ──
貴音『この素晴らしい企画はこれにて終了となりますが…。私、四条貴音が…僭越ながら、ときお殿にお願いしたい新たな企画があります』
貴音ちゃん、TOKIOに企画を持ち込む───!
松岡『師匠が…俺たちに…!?』
貴音『これは…今までに数々の経験を積んだ、ときお殿でなければ不可能でしょう』
国分『貴音ちゃんがそこまで言う企画…!?』
城島『教えてくれへんか、貴音ちゃん!それは一体…!』
貴音『それは…』
協力 765プロ
製作著作 日テレ
~♪
次週、新企画始動!765プロ・四条貴音ちゃん全面協力!
『TOKIOは世界一うまいおでん作れるか!?』
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春香「大根おいしいね」ハフハフ
千早「ふふ、ありがとう」
お わ り
今日のDASHでやってたカボチャのくりりん食べてみたいですね。
前作・やよい「0円食堂?」も良かったらどうぞ。
以上です。ありがとうございました。
乙です
乙!
貴音、お前が食いたいだけじゃあないか...
>>37
企画として成立してるからへーきへーき
乙
このSSまとめへのコメント
今回はラーメン堂か。相変わらず書き方や見せ方はうまい
ただ、次からは『!』『?』『♪』等のあとは1マス開けよう
春香「大丈夫! 困ったら私も助けるから!」
となる様にすると更に読みやすくなる
内容は前回の良かった部分が消えてしまってスケールダウンしてしまった感じ
所々の小ネタは面白いんだよね。長瀬やぐっさん等…
ただ、全体的に見ると面白くない
Tokioを5人出してしまったのが不味い。こいつらは個性がめちゃくちゃ強くて、全員でたからアイマスのキャラが完全に食われている
むしろアイマスキャラは邪魔と言える。貴音なんか正直うざい
前回の伊織やリーダーみたいに?と存在をぼかし、読者に人物を想像させしてもらい、尚且つtokioの面子が数人補佐に回る感じの方が良かったと思う
大事なのは話の主役はラーメン道とアイマス、tokioはサポートという軸で考えないとtokiossになっちゃう。
今回はtokiossになってるよね。これが主な原因だと思う
貴音と響の2人がラーメンを作るスタンス。+リーダーの鶴の一声でゴリ押し出演する事になったやよいがぶちこまれる
という感じでtokioは?やモブとして活躍する様に動かした方が、それぞれキャラの棲み分けができるし、話も面白く出来る
春香と千早は掛け合いがつまらない
この2人はテレビの内容に、ツッコミを入れる解説役なんだから上手く活躍しよう。今回は淡々と見てるだけという印象
それとdashの効果音がなくなってさみしい……
テレビ意識するなら~♪だけじゃなく
テレテレ テンテテーン とか前回の テレッテレッ みたいのを使うべき
もし次回作を作るならこの点に気をつけて、どうやったら題材とアイマスのキャラが生きるかをよく考えてほしい
次回はtokiossにならないように頑張れよー