【ゆるゆり R18】京子「ふぃ~、気持ち良かったな~!」 (39)

↓の続きです。

(1)京子「面白い事ないかなぁ」
京子「面白い事ないかなぁ」 - SSまとめ速報
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(2)【ゆるゆり R18】京子「面白くなってきた」
【ゆるゆり R18】京子「面白くなってきた」 - SSまとめ速報
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(3)【ゆるゆり R18】京子「えっ、結衣本気?」
【ゆるゆり R18】京子「えっ、結衣本気?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443455182/)

最初の方のカタい雰囲気はどこへやら。
今回は流れ的に3Pですが、果たしてそれだけで終わるかな……?

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444493932

「どっちが?」

「どっちも!」

「もうっあなた達、羞恥心とかないのかしらっ……///」

「そんな事言われてもなぁ……もう全部見られてるし」

「それに、4回もイッた綾乃に言われてもなー♪」

「う、うぅっ……///」

「でも綾乃ー、たまーに下、チラチラ見えてるよ?」

「あえてチラリズムで見せる事によって、私達を興奮させる作戦か?」

「なぁっ……!?///」


結衣と京子は素っ裸だが、綾乃だけはタオルを巻いている。

その上京子はリビングに大の字になってゴロゴロしている。
何もかもが見えているのだが、特に気にしている様子はない。

「ま、あんだけイッたら、しばらくはキツいだろうしそれはないだろ~」

「京子、お前はもう少し隠した方がいいぞ……」

「え~? この開放感がいいのに……
 あんだけ色んなとこ見られたんだもん、今更恥ずかしがる事もないだろ~」

「まぁ、それについては同意するかな」

「あなた達、ほんと自分に正直ね……」

「そりゃそうだよ、自分に嘘吐いてまで生きたって楽しくないじゃん」

「そうそう。綾乃もエッチしてる時の方みたいに、欲望に正直になってもいいと思うよ」

「えっ、私の本性ってそこだと思われてるの!?」

「「違うの?」」

「ちっ、違うわよっ!///
 わ、私はただ、その……もっと皆と、仲良くしたいっていうか……
 過程は、色々とすっ飛んでる気はするけど」

綾乃は一度スイッチが入ってしまうと歯止めが効かなくなってしまうが、それが本性かというとそういうわけではない。
引っ込み思案で友達が多いタイプではない綾乃からして、誰とでも仲良くなってしまう京子のようなタイプは、憧れの対象なのだった。


「そっか~。でも私達、もう友達だと思うよ!」

「え……」

「そうそう。呼び方だってもう余所余所しくなくしたんだし」

「そう、ね……ふふ」

「さっき京子がエッチを通じて仲良くなる作戦云々、って言ってたけどさ。
 一度ここまで曝け出すと、今まで見せない方がいいのかなぁって思ってた所とか、凄く小さな事に思えてきたよ」

「だろ~?
 なんか2人とも、私が居る時と居ない時だと接し方が違う気はしてたんだよね」

「確かに、そうね。
 意識してたわけではないけど、結衣は京子の友達、っていう感覚が、どこかにあったのかもしれないもの」

「私も、そういう所があったかもしれないな……
 改めて宜しくね、綾乃」

「ええ、宜しくね」


京子はそんな2人の様子を満足そうに見て、誇らしげにうんうんと頷く。

「あ、結衣、アイス食べたい」

「いきなりだな……
 お前が昨日食った分で買い置きなくなったぞ」

「えぇ~!?」


京子は冷蔵庫へ小走りで走り寄ると、冷凍室から白くて丸いものが入った袋を取り出した。


「しゃーない、このアイス大福で勘弁してやろう」

「ちょっ!?
 それ私が後で食べようと思って買ったやつよっ!」

「おおう……そうなのか。
 んじゃ綾乃、半分こしようぜー」

「もう、まだあげるなんて言ってないのに……
 まぁいいわ、半分あげる……ってコラ! まだ早いわよ!」

「え……早いとかあんの?」

「少し置いて、外の皮がふにゃっとなった時が食べ頃で美味しいの!」

「ほほう……では綾乃のオススメの食べ頃で食べるとしよう」

「ふふふ……最高のタイミングで食べさせてあげるわ!」

綾乃は壁にかかっていた温度計に目をやり、数秒目を凝らす。
そして小さく頷くと、携帯電話を取り出して忙しなく操作し、目を閉じる。

2分か3分経った頃だろうか。綾乃の携帯電話が時を告げたその時。
カッ、と目を開いた綾乃は、料理アニメのように華麗に、大福アイスを開封した。

素早く袋の中からプラスチックのナイフを取り出すや否や、指の中でくるりと1回転させ、迷いのない手つきで綺麗に3等分し、各自の前に用意した皿に移す。

開封してから、わずか10秒。


「さ、食べましょう」

「お、おう……」


口を挟む隙もない程の綾乃の気迫に言葉を失っていた2人だったが。


「……うめぇ~!」

「……うん、これは美味しい」

「ふふん、でしょ♪」

「ん~♪ とろけるアイスと、もちもちの皮……」

「絶妙だ……」

「ふふ、このアイスの食べ方には少しうるさいのよ」

「へぇ~、綾乃って勉強だけじゃなくて、こういう所もしっかりしてんだな~!」

「ほんと。京子もちょっとは見習った方がいいんじゃないか?」

「努力なんて文字は私の辞書にはないのだよ!」

「誇らしげに言うことか」

「はぁ……こんなぐうたらにテストで負ける私って……」

「でも、1回勝っただろ? テスト」

「テスト中爆睡してたあなたに勝っても、嬉しくもなんともないわよ!」

「……あのテストの前に綾乃が短冊に書いてた『もっと仲良くなれますように』の相手が京子なのは分かってたけど、千歳の『豊作祈願』は何だったんだ?」

「そ、そんなにバレバレだったのね……///
 千歳の豊作祈願は、私と京子が仲良くなって、妄想が捗りますように、って事よ」

「あーなるほど、そういう事だったのか~」


そんな他愛もない会話をしているうちに、それぞれの身体に溜まった疲労が主張を始め。
結衣が敷いた2組の布団で、誰からともなく寝息をかき始めた。

「……ん……」


綾乃が目を覚ますと、外は暗くなっていた。
明日も日曜日で休みとは言え、休みの日に4時間も昼寝してしまうとは。

どういう状態で寝たかは覚えていないが、左右から結衣と京子に挟まれていた。


2人が体勢を変える度に触れ合う肌がすりすりと心地良く、温かい。
全員の身体から香る石鹸の匂いが同じであるのがくすぐったかった。


はだけてしまったバスタオルを直そうと布団を少し持ち上げると、入り込んでくる少し冷えた空気から身を守ろうと、結衣が綾乃の腕に寄り添ってきた。


(あ……ごめんなさい)


バスタオルを巻き直すのを諦めて布団をかぶり直し、記憶をゆっくりと掘り起こす。


──あの日から、1週間と少し。

綾乃にとって、この1週間は濃厚すぎたと言っても過言ではなかった。

京子を想うようになってから、1滴ずつ滴り落とすように、大事に紡ぎ出してきた感情。
それが一度に爆発した事で、夢物語でしかなかった事が今、現実になって目の前にある。

切っ掛けこそ頭を抱えたくなる程に恥ずかしいものであったが、過ぎ去ってみると意外とあっけなかったと思ってしまう。

「ん~……」


結衣が綾乃の半身に被さるように寝返りをうつ。
昼間見せていたS気質からは想像出来ない子供のような声に少し胸を突かれ、無意識に結衣の髪を撫でていた。


「ん……寒い」

(あら、背中が……きゃっ!?)


寝返りをうった事で掛け布団から背中が出てしまったのだろう。
ちょうど掛け布団をかけてやろうと上の手を伸ばしていた綾乃に、少し身震いしながら結衣が抱きついた。


「んぅ……あったかい……」

(わ、わ、わ……///)


人と抱き合う事自体殆どないというのに、お互い裸で抱き合うのが、こんなに官能的なものだとは。
肌と肌とがすりすりと擦れ合う甘い感触に、綾乃の胸がきゅうっと締め付けられる。


(ん……気持ちぃ……)


脚を絡め、結衣の背中に腕を回すと、しっとりとした肌の感触が全身に伝わる。

ふと、くじ引きの前に結衣が口にした言葉を思い出す。


『だって、他の2人が完全にスイッチが入ってる状態で見せるわけだろ?
 ヘタしたらそのまま襲われてしまいかねないな、って思って』

(昼間は、そういう風にならなかったけど……
 もしそうなってたら……)


そう考え始めた瞬間、下半身の奥からじわりと愛液が染み出す感触を覚えた。


(やだ、ちょっと考えただけで濡れてきちゃってる……)


考えてみると、今日は2人のペースに嵌りっ放しだった。
この辺で、自分のペースに巻き込んでも、バチは当たらないだろう。


「っ……ん……」


結衣の小さめで薄い唇を、丁寧に優しく、唇で挟むようにキスをする。
布団の中ではっきりと見えない分、肌と唇の感覚が一層研ぎ澄まされる。

結衣の身体の香りに引き寄せられるように、耳たぶ、首筋と唇でなぞる。
なだらかな膨らみを感じながら、その頂点で唇に触れた蕾を舌で舐め上げ、優しく口に含む。


「ふぅっ……んっ……」


少しずつ荒くなる結衣の寝息を聞きながら、唇で柔らかく包み込む。

「っん……んぁ……」


京子の官能的な舌使いを真似、結衣の乳首を舌の側面でにゅるにゅると転がし、唾を少し溜めた口内で再び包み込む。

ちゅるちゅると軽く吸い上げながら、親指と人差し指の腹で反対側の乳首を軽く摘み、手はそのままに、舌先でくりくりと乳首を転がす。


「っは……ぁん……っ」


結衣を愛撫しながら、綾乃は結衣の太腿に股間をすりすりと擦り付ける。

太腿と股間がぬるぬると擦れる感触に酔い、口元で漏れる自分の息がだんだん温かくなっているのを感じながら、反対側の乳首も同じように愛撫する。


「ん……こんなに乳首固くしちゃって……かわいー……ん……ふ♪」


ちゅぽ、と音を立てて吸い上げた乳首を離し、下半身を結衣の頭の方に向けながら、ゆっくりと下腹部へ舌を這わせる。
結衣が目を覚ました時、官能的な感覚が股間を襲う事を期待しての事だった。

結衣の脚の両脇から手を入れて尻を撫で回し、唇で控えめな茂みを撫でる。
京子が結衣にしてやったように、脚の付け根を舌先で柔らかくなぞっていく。


「ん……こんなとこまで垂れてきてる……♪」

今すぐにでも割れ目に、という衝動を我慢し、昼間攻め立てた尻穴へと舌を進める。

舌を穴に軽く突き立ててぬろぬろと舌を動かしたり、舌先でつんつんと尻穴を突いたりと、昼間の愛撫で結衣が気持ち良がったポイントを、ゆっくりと時間をかけて攻め立てる。


「はっ……は、ぁ……っ」


自分がこうされたら、という妄想が脳内に浮かび、きゅうっと切なさを感じる度に、自らの花弁から愛液が沸き出していくのが分かる。


「ん……そろそろ……っ……」

「はぁ……っ」


舌先をそっと割れ目に這わせると、結衣の腰がぴくんと跳ねると共に結衣の口からため息のような、悦ぶ声が漏れる。
滲み出した温かな愛液が舌先を迎え入れ、甘えるように舌に絡みついてくる。

指で優しく広げながら、花弁を1枚ずつ舌で順に撫でる。
ぬかるんだ花弁の中心へ舌を軽く押し付けると、入ってきちゃダメ、とでも言うように花弁を閉じてしまう。


「は……ぁぁぁっ……!」


それならば、と舌を滑らせ、主張する突起に愛液を塗りつけるように絡ませると、結衣の口から少し大きい声が漏れ出す。

「結衣……起きてるんでしょ?
 私のここも、もう我慢出来ないから……舐めて……?」

「ん……綾乃……っ」

「んんっ……はぁぁぁっ……!」


結衣は綾乃のクリトリスにちょん、とキスをすると、そのまま唇を広げ、クリトリスの周辺ごとぱくりと覆い、舌でクリトリスを攻めながら優しく吸い上げる。


「あ、やっ……はぁ……ぁぁっ……」

「ん……あったかくて美味ひいよ、綾乃」

「んんんっ……はんっ……」


綾乃の愛撫に応えるように、結衣も花弁の1枚1枚を愛撫する。
とろとろと湧き出す愛液をクリトリスに絡ませ、再びしゃぶりつく。
吸い上げる度にふるふるっと腰を震わせる綾乃の反応を楽しむように、ねっとりと愛撫を続ける。


「んぅ……負け……ないもん……」

「うぁっ……っ」

「あは……こんなに熱くして……やらしぃ……♪」

「あ……きもちっ……んあぁっ!」

クリトリスを舐めながら結衣の花弁にゆっくりと中指を沈ませると、指の付け根だけの動きでにゅくにゅくと出し入れする。

花弁に沿わせるように指を丸く動かして鳴き声を楽しんだ後、身体を回して結衣の肩を抱き寄せる。


「はぁっ……とろ~んとした顔、可愛いっ……ん♪」

「あや……んっ……んんんんっっ!?」


唇を合わせながら再び結衣の花弁に指を沈め、クリトリスの裏を優しく撫でると、結衣の腰がびくんと跳ね、花弁がきゅうっと綾乃の指を包み込む。


「ふふ♪ ここが気持ちいいって事は、自分でも触ってるって事かしら……?」

「っあ……あや、の……だめ……っ!」

「ダメなの……?」

「だっ……あっ、動かしちゃ……だめっ……ぐぅぅぅっ……!」

「ふふ、でも結衣のここは、離してくれないみたいだけど……?」

「あっ、あ、あ、あっ……だめっ、あっ……ぅああぁあああっ……!」


綾乃に強く抱きつきながら身体中を痙攣させた結衣の花弁から、ぐぢゅう、と音を立てて愛液が溢れ出す。

「あは……弱いとこ攻めると、結衣って凄く可愛くなるのね……♪」

「んぐ……はぁっ……はぁっ……
 京子から少し……聞いては、いたけど……
 綾乃、指……凄いな……」

「そうなのかしら……自分じゃよく、分からないけど……」

「自分でも、こんな気持よくなったこと、なかった、から……はは」

「京子だけじゃなくて結衣からも言われるって事は、そうなのかもしれないわね。
 でも、結衣の指だってゾクゾクして……気持ち、よかった……」

「へぇ……?」

「やんっ……そ、れぇっ……!」


思い出しただけで濡れてきてしまったのか、もじもじしながら言う綾乃に、結衣は仕返しの意味も込めて、昼間のように身体をさわさわとなぞっていく。

今は昼間とは違い『触ってもいい』のだが、結衣は綾乃の乳首や股間を意図的に避ける。


「くぅ……んっ、あ、あ……ふぁぁっ……」


ゾクゾクと反応する度に敏感になっていく綾乃の身体は、先程のような激しい快感を求めて、身体を捻って結衣の指に敏感なところを近づけようとする。

が、結衣はそんな綾乃の欲情を先読みし、寸前で指を避けてしまう。

「やだぁ……意地悪しないでぇ……っ」

「あぁ……その切なそうな声、いいよ、凄く興奮する……」

「んんぅ……触ってぇ……おかしく、なっちゃう……っぅあああああっ!!」


乳首を軽くくすぐっただけで大きく反応する綾乃を見て、結衣は満足そうにほくそ笑む。


「すごいなぁ……こんなところまでびちゃびちゃになってるよ……?」

「んあっ、だっ、てぇっ……!」

「だって……なぁに……?」

「あぁっもうっ……全身……きもちっ……ぃぁあああっ……!」

「ふふ……ちょっとあそこ舐めただけなのに、凄い反応だね……」

「あぁっ……お汁……止まらない……恥ずかしいっ……あっ……!?」

「綾乃、見てみなよ、ほら……」

「あぁ……嫌ぁっ……!」

結衣は綾乃の脚をオムツを変える時のように開かせ、お尻を高く上げさせると、そのまま膝を耳の横に置かせる。

びしょびしょに濡れた自分の股間を目の前に近付けられ、恥ずかしさで真っ赤になりながらも、火のついた綾乃の欲情は更に愛液を滴らせた。


「ほら、触られてるとこ、よーく見てごらん……?」

「あっ……やぁぁっ……」


結衣は中指の先で、綾乃の股間を『探検』し始める。

草原を抜け、渓谷を避けて進む。

が、足を滑らせて渓谷に落ちてしまい、ぬかるみで滑って流された先にあった岩にしがみつき、一命を取り留める。

しかし不運は続くもの。

助かったと思ったのも束の間、足を滑らせ、渓谷の底にある深い竪穴に落ちてしまう。


「あぁっ……はぁっ……はぁぁぁぁっ……」

「あーあ、穴に落ちちゃった……抜け道を探さなきゃ……」

「やぁっ……あ、そこっ、はぁっ、あはぁぁぁっ……」

「むっ……ここ、ざらざらしてるぞ……?
 しめた、ここならぬるぬるしてても足場に出来そうだ……!」

「んやっ、だめっそこ、気持ち、いいからぁ……あぁぁぁっ……!」

「ん? 何か模様があるぞ。
 魔法陣かな? なぞって発動すれば脱出出来るかも……!」

「あっ! あっだめっだめっ、だめえぇぇっ……~~~~っっ!!」

「やった、温泉を掘り当てたぞ……っ!」


ぢゅっ、と音を立てて竪穴の底から『温泉』が噴き出し、結衣の指は温かな源泉に押し出され、外に脱出する事が出来たのだった。


「はぁっ……はぁっ……」

「ふふ、大冒険の末に温泉を掘り当てる、か。
 悪くない結末だったね」

「夢のある終わり方だったね~」

「もうっ……結衣ったら……って京子!?」

京子は両肘をついて寝転がり、ニヤニヤしながら会話に参加した。


「綾乃が結衣にキスしながら、あそこを弄ってる所から、かな。
 いや~私じゃなくて結衣を襲うとは、いいものを見せて貰ったよ~♪」

「私が……って結構最初の方じゃない!」

「はは……まぁあんだけ声出してりゃなぁ……」

「ほんと、2人とも人が寝てる横でいちゃいちゃしてくれちゃってさ~、って、ちょっと綾乃?」

「……あなたとも、いちゃいちゃしたかったわよ……バカ」


綾乃は京子に覆い被さると、柔らかく抱き付いて唇を奪う。


「んぅ……京子……」

「ん……綾乃、どうしたの?
 いきなり甘えんぼさんになって……♪」

「……あなたの身体、今までずっとお預けだったんだもの……
 いっぱい、味あわせて貰うわ……」

「ひぅっ……!?」

「おお……綾乃の指でそれされたら効きそうだな」

「ちょっ……綾乃、ストップ……ぅぅ……くっ……」

「だーめ……やめてあげない……ん……」

「面白そうだから私も手伝ってあげるよ」

「ちょ、待って結衣まで……ふぁ……っ!」

脇腹、お尻、内股、脇。

京子の感じるところを知り尽くしている結衣。
なぞられるだけでゾクゾクする程の指技を持つ綾乃。

2人の指で攻め立てられた上、首筋や耳を舌で愛撫され、京子の声が徐々に喘ぎ声に変わる。


「っあ……はっ……2人ともっ、待ってってば……ぁっ……」

「うふ……京子の耐えてる声……可愛い……♪」

「強がらないで素直になれば、もっと可愛いのにな……れろ」

「そ……な事、言われたってぇ……っ」

「我慢しなくていいのよ……?
 ほら、もうこんなに固くなっちゃってる」

「ふあぁっ……!」


両手の指先を、素早く、しかし柔らかく、京子の乳首に絡ませる。

さわさわ、くしゅくしゅ、くりくり。

時折指先の1点のみを掠らせると、京子の身体がぴくん、ぴくんと跳ねる。

「ふふ、綾乃に攻められる気分はどう?」

「もっと、楽にして……?
 いっぱい、気持ちよくしてあげるわ……♪」

「んぅっ……あや、の……っんむ」

「っ……京、子ぉっ……ふぅ……んんっ……!」

「なっ……キスだけで感じさせるとは……!」

「ぷぁ……綾乃、私の舌でソッコーでイッちゃった事、あったねぇ……♪」

「あ……あれはっ……!
 ……で、でも確かに、凄かったわ……」

「へぇ……どんな事したんだ?」

「へへ~。後で結衣にも見せたげる……んあっ……!」

「隙あり……よ」

綾乃は京子を横向きにさせて背中に回り、するりと下に手を伸ばす。

瞬時に京子の花弁を探り当て、中指を侵入させた。


「だっ……あやのっ……いきなり、あっ……」

「いきなりじゃないわ。
 いっぱい濡れてるじゃない、ほら♪」

「あっ……お、奥の方は、やっ……」

「綾乃、京子はあんまり中には慣れてないんだ」

「ん……そういえば、ちょっとしか入れてなかったわね……
 じゃあ、こういうのは、どうかしら……?」

「ぅああっ……な、に、これぇ……っ!」

中指と薬指を浅く沈ませ、ひねりを加えながら回転させる。

花弁をこりこりと刺激するように小刻みに動かし、ねっとりと出し入れする。


「あっ……あ、あっ……や、ば……きもちっ……いっ……」

「ほんと……? 嬉しい……♪
 もっと可愛い声、聞かせて……?」

「綾乃……私も、して欲しい……」

「んっ……結衣のおねだり、可愛いっ……」


結衣に対しては、Gスポットを攻める事に躊躇は必要ない。

結衣は綾乃の背中側から、自ら綾乃の指を股間に導く。


「あは……2人とも、びしょびしょ……♪」

「んっ……綾乃だって……太腿まで、ぬるぬる、じゃんっ……」

「そうだ……京子、2人で綾乃のを舐めてあげようよ」

「ん……分かった」

「えっ……そんな、2人でなんてっ……あ」

「私は、綾乃のクリトリスを……」

「じゃあ、私は、中をっ……れろ」

「あっ、だめぇ、ぺろぺろ、気持ちぃのぉっ……!!」

「んっ……綾乃、触って……?」

「気持ちよく、して……?」

「んんっ……くふぅ……っ~~!」


2人から可愛い声でおねだりされ、綾乃の指が再び、2つの花弁を攻め立てる。

結衣の花弁には奥まで突き入れ、Gスポットを中心にぐちゅぐちゅとかき回す。

京子のクリトリスと花弁を交互にぬるぬると撫で回す。
時折中のGスポットにも優しく触れ、開発する事も忘れない。


「あっ……やぁ、ばっ……!」

「綾乃っ……あやっ……のぉっ……!」

「ひやんっ……あ、あ、あ、あ……っ!
 クリ、トリスッ、じゅるじゅる、だめぇぇぇっ……!」

綾乃が攻めれば2人の愛撫が止まり、2人が攻めれば綾乃の愛撫が止まる。

シーソーゲームを繰り返すうち、3人の瞳はとろんと呆け、互いに味わうようにねっとりとした愛撫の音と甘い喘ぎ声が部屋の中に響く。


「はー……はー……
 綾乃の、お汁っ……おい、ひっ……♪」

「京子……私にもっ……はぅっ……んあぁぁっ……」

「あぁっ……あぁぁぁ、2人で、一緒に舐めるの、ずるぃ……
 はむっ……」

「んんっ……あっ……あや、のっ……」

「くぅぅっ……あ、あぁぁっ……中……やばっ……」

「あぁ、2人とも、お尻ひくひくして、可愛いっ……あ、あ、あっ……」

「あぅぁ、やっ、そこっ、くしゅくしゅ、やぁぁぁっ……」

「んぁ……も、だ、めえぇっ……んんんっ……!」

「あっや、だめ、それだめぇぇぇぇっ……!!!」

限界を感じた京子が、かつて綾乃を瞬間的に昇り詰めさせた『必殺技』を繰り出す。

京子の舌が綾乃の蜜壺の中を軟体動物のように蠢き回り、花弁全体をじゅるううっと吸い上げる。


「あ、京子……すごっ……んむっ」

「あぁぁぁぁ、結衣だめ、クリトリスぅっ、やああああぁぁぁぁっ!!!」


ぶしゅうっ。

京子と結衣の顔の間から勢いよく潮が噴き出すと共に、綾乃の指が一気に加速した。


「あっや、やだぁ、やめっ、あああああああ!」

「ひっ……あやっ、激しっ……ぐうっうううぅぅぅっ……!」

「んむうううぅぅうぅぅっうぅっっっ……っっ……!!」


ぐちゃぐちゃっ、という一際大きな音と共に、結衣と京子が同時に、果てた。

「はっ……はっ……」

「っ……ぁ……」

「んぅ……っ……」


綾乃を中心に、川の字になって余韻に浸る。
3人とも、あまりに激しい快感を味わったせいで、時折ぴくりと指を動かすのが精一杯だった。


あまりの激しい運動に、階下に振動が伝わってしまっていたのだろう。

ピンポン、ピンポン……と、続けて何回かチャイムが押され、インターホンに誰かの姿が映し出されたが、流石に3人とも動く気力も──出る気もなかったが──なく、幾分間か、そのまま横たわっていた。


ぐいっ。


「……っ……!?」


ぺろ。ぺろ。


「ん……うっ……」


ちゅぱ、じゅるっ。

「やっ……あや、の……?」

「んふ……♪
 京子のお汁、美味しい……♪」

「だ、め……も、無理、だよぉ……」

「大丈夫、味わうだけだから……結衣のも……れろ」

「んんっ……!」

「ん……結衣のは、京子のより濃い感じがするわ……」

「はっ……んん……」


ひとしきり2人の愛液を味わうと、綾乃は再び、布団に横たわる。


「はは……布団、ぐしょぐしょになっちゃったな……」

「あ……ごめんなさい……私が……その、噴いた、から……」

「大丈夫。これ、ウォーターベッドだから。
 中は水拭きすれば済むんだ」

「よ、用意周到ね……流石だわ……」

「備えあれば憂いなし、ってね」

「それにしても綾乃、タフだなー……今日1番多くイッてるのに」

「あ……その、毎日……してる、から……」

「そういや、そうだったな」

「ねぇ……京子」

「なに?」

「私も……好きって何か、分からなくなってきちゃったわ」

「……」

「京子だけじゃなく、結衣の事も可愛いって思ったり、えっちな事したいって思ったり……」

「ん~……それは……」

「うん……ただ綾乃がえっちなだけなんじゃ……」

「なっ……ち、違うもん……!
 そういう事は、その、好き、だから……したくなるのよ……」

「そっかぁ、じゃあ綾乃は、私も結衣も、どっちも好きだって事だな」

「そういう事になるな」

「も、もうっ……!
 ……でも、そうかも……」

「まぁ……でも、そうだなぁ。
 私も、分かんないのは変わってないや」

「……」

「気持ちいいからしたいとか、えっちな顔とか声が聞きたいからしたいとか、そういうのはあったりするんだけどさ。
 結衣が綾乃と2人でえっちしてもいいし、仲良くしてくれて嬉しいなーって思っちゃうし」

「京子……」

「でも、除け者は、ちょっと嫌かなぁ」

「何、起きた時の事根に持ってんの?」

「京子もまとめて襲えばよかったかしら……」

「違う違う。みんなで一緒がいいな、って事だよ」

「なるほど、多人数プレイがいいと」

「確かに楽しかったけど……3人より増えると、攻めるのが大変よ?」

「そういう事じゃねぇよ!
 2人とも分かってて言ってんだろ!」

「当たり前だろ」

「ね」

「ちぇー、たまに素直になったらこれだもんなー」


誰からともなく笑いが漏れ、先程までの行為が嘘であったかのように、穏やかに笑い合った。


──
───

ちょうど、その頃。

ちなつの家で結衣に対する相談事に乗っていたあかりは、いつか結衣と行為に及ぶ際の予行演習として、ちなつにキスを迫られていた。


「大丈夫だよあかりちゃん。
 こんなの、ただの練習だもん……♪」

「だっ、ダメ~~~ッ!!
 あっ……!?」

(んっ……あかりちゃん……甘い……)

「んっ……んんっ……!」


ちなつがあかりの舌を舌先で優しく弄び、口を離そうとした時。

じぃ……んと痺れるような感覚が頭を襲い、次第に身体全体に広がっていく。


(なに……これ……じんじんする……?)

「……ちなつちゃん」

「んぐッ!?」

ちなつの首に腕をかけて引き寄せて転がり、あかりがちなつに馬乗りになる。


「ちなつちゃんが、いけないんだよ……?
 キスなんて、するから……」

「あっ……あかりちゃん……?」

「凄く、ドキドキするの……
 どうして、かなぁ……ん」

「ん、あはりひゃ、ふぁ……(どうして……力、入らな……っ)」

「ちなつちゃんは、ドキドキ、しないの……? こことか……」


学校に行く日ならいざ知らず、今日は家から出る予定がなかったため、ちなつはスポーツブラすらも着けていなかった。

だから、あかりがちなつのシャツに下から手を入れた時。

直接、そこが触れてしまったのだ。


「ひあぁっっ……!」

「ちなつちゃん……?
 どうしたの? おっぱいの先、凄く固くなってる……」

「あかりちゃん、だめ、触っちゃ……だめぇっっ……!!」

「あかり、こないだインターネットで見たの。
 女の子は、気持ちよくなると、ここが固くなるんだ、って」

「んんっ……だ、めぇっ……!」

「ちなつちゃん……気持ち、いいの……?」

「そんな、ちがっ……知らないもんっ……」

「知らないのに、固くなっちゃってるの……?
 どうして……?」

「わ、分かんないのっ、あかりちゃんにキスしたら、身体が、じんじんしてっ……」

「あは、キスでも気持ちよくなるって、書いてあったよ……?
 だから……おかしくなんてないよ……大丈夫……」

「だめ……あかりちゃん、だ、めぇっ……」


ちゅるっ。

あかりがちなつの乳首を咥え、アイスキャンデーを舐めるように吸い上げる。


「あぁぁあああっ!
 や、あかりちゃ、だめ、いやぁっ!」

「んっ……ちなつちゃん、可愛い……
 ん……こぉ、かなぁ……?」

「やっ、ふあぁ、んんんんん!」

口を抑えようとしても、腕が痺れて動かない。
声を抑えきれず、叫び声に近いちなつの声が廊下に響き渡る。

温かいあかりの舌は、れろれろと優しくちなつの乳首を弄び続ける。


「んっ……ちなつちゃん、お漏らししちゃったのかなぁ?
 いけない子だよぉ……」

「やっ……あかりちゃ、だめ、今そこ触ったらぁああああああっ!!???」


あかりの指が、下着の上からちなつの割れ目をなぞった瞬間。

ちなつの身体を電撃が走り抜け──失神してしまったのだった。



■【ゆるゆり R18】京子「ふぃ~、気持ち良かったな~!」END.

短かいですが、ここまでです。
綾乃を攻めに持っていくのって難しい。

ちなあか絡みは……そのうち気が向いたら書こうかと思います。
ありがとうございました!

三期効果でゆるゆりSS増えてて嬉しい

おつ

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