小鞠「お兄ちゃん、ちょっと相談があるんだけど・・・」 (47)

小鞠「・・・・・・」

卓「・・・・・・」

小鞠「・・・あの、ね?」

小鞠「その・・・蛍のことなんだけどね?」

卓「・・・・・・」

小鞠「やっぱり・・・蛍の部屋にあったぬいぐるみ」

小鞠「あれって・・・私がモデルだよね・・・」

卓「・・・・・・」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441279263

小鞠「どうして私がモデルなんだろうね?」

小鞠「それにさ、今までは気にしないようにしていたけどさ」

小鞠「やっぱりどう考えても・・・」

小鞠「あの量は異常だよね・・・?」

卓「・・・・・・」

小鞠「みんなも特に気にしていないようだからさ」

小鞠「私も中々蛍にそのことについて言えなくて・・・」

卓「・・・・・・」

小鞠「学校でも私を先輩として慕ってくれるしさ」

小鞠「すごく気の利く後輩なんだけどさ」

小鞠「やっぱり・・・これっておかしいよね?」

卓「・・・・・・」

小鞠「・・・・・・」

小鞠「でも・・・蛍のあの」

小鞠「屈託のない笑顔を見るとさ」

小鞠「やっぱりおかしいって、言えないよ・・・」

卓「・・・・・・」

小鞠「私が作ったお弁当、無理して美味しそうに食べてくれた」

小鞠「蛍、本当はすごく良い子なんだよ?」

卓「・・・・・・」

小鞠「・・・やっぱり私の気にし過ぎなのかな?」

小鞠「あんなに大量に私のぬいぐるみを作って」

小鞠「蛍は何をしているんだろう?」

卓「・・・・・・」

小鞠「何が目的なのかな? 裁縫の腕を上げているの?」

小鞠「でもなんで私がモデルなの?」

小鞠「観賞用のぬいぐるみ?」

小鞠「でもなんであんなに大量に?」

小鞠「わからないよ・・・」

卓「・・・・・・」

小鞠「ザッと、100匹くらいはあった気がする」

小鞠「最近は気の所為か、蛍の様子がおかしい気がするの」

小鞠「なんと言うか・・・私を見る目がおかしいっていうか・・・」

小鞠「なんか夏海とかを見る目と違うっていうか・・・」

小鞠「なんかゾワゾワするの・・・」

卓「・・・・・・」

小鞠「それにね、家の中にいても」

小鞠「誰かの視線が感じられるの」

卓「・・・・・・」

小鞠「夏海でも、お母さんでも」

小鞠「お兄ちゃんでもない、誰かの視線・・・」

小鞠「自分の部屋にいても、お風呂に入っていても」

小鞠「髪を乾かしているときでも、ご飯を食べているときでも」

小鞠「寝る前が一番視線を感じるかな・・・?」

小鞠「なんか・・・怖いよね?」

卓「・・・・・・」

小鞠「あ、あはは・・・私、やっぱりきにし過ぎかな?」

小鞠「途中から蛍関係なくなっているし・・・」

小鞠「ちょっと、疲れているのかな・・・?」

卓「・・・・・・」

小鞠「でもさ、ここ最近さ」

小鞠「私の下着がなくなっている現象に関しては」

小鞠「お兄ちゃん、知っているよね?」

卓「」コク

小鞠「・・・本当にお兄ちゃんが犯人なんじゃないよね?」

卓「」ブンブン

小鞠「うん・・・わかってる」

小鞠「お兄ちゃんは決してそんなことする人間じゃない・・・」

卓「」ホッ

小鞠「最初は気の所為だと思って、放っておいたけど」

小鞠「あまりにも減るからさ、お母さんに相談したら」

小鞠「下着泥棒かもしれないって、警察に相談して」

小鞠「大騒ぎし過ぎだよね? こんな田舎でさ」

小鞠「それに、こんなチンチクリンな私の下着なんか盗ってさ」

小鞠「何も良いことなんてないよ」

卓「・・・・・・」

小鞠「仮にさ、もし泥棒さんがそんなことやっているならさ」

小鞠「その下着を穿いている張本人を見れば」

小鞠「一発で自分がしてきたことは全て無駄だったって気づくよ」

卓「・・・・・・」

マジかよクレイジーサイコレズ最低だな

小鞠「せめてさ、夏海のとかを選ぶよね?」

小鞠「あ、夏海に失礼か・・・」

卓「・・・・・・」

小鞠「・・・でもね」

小鞠「私もそろそろ限界が近いんだ・・・」

小鞠「原因不明の私の下着紛失現象」

小鞠「精神的にジワジワときてさ・・・」

小鞠「とうとう私の分の下着がなくなっちゃった」

小鞠「夏海が小学生の頃に穿いていた下着が、辛うじて何着か残っていて」

小鞠「ありがたく貸してもらっているけどさ」

小鞠「なんだか、すっごく情けなく感じちゃって・・・」

小鞠「夏海ならさ、からかってくると思っていたんだけどさ」

小鞠「すごく気を遣われちゃって・・・夏海にも申し訳ないしさ」

小鞠「本当・・・お姉ちゃんとして情けないよ・・・」

卓「・・・・・・」

小鞠「もうさ、どうしたら良いかわからないよ・・・」グス

小鞠「どうすれば良いの? お兄ちゃん・・・」ポロポロ

卓「・・・・・・」

小鞠「今日なんてさ、下着洗濯に出すの忘れていてさ」

小鞠「何も穿いていないんだ・・・」

卓「」オロオロ

小鞠「あはは・・・ほんっと情けないよ・・・」

小鞠「最近ちょっとボーッとしてきているんだ・・・」

小鞠「あは・・・あはははははは」

小鞠「お兄ちゃん・・・助けて・・・」ポロポロ

卓「」ギュ

卓「」ナデナデ

小鞠「お兄ちゃん・・・」ギュ





蛍「ということは今先輩はノーパンということですか!?///」ガラッ!





小鞠「・・・・・・」

卓「・・・・・・」

蛍「はぁ・・・はぁ・・・!///」ゼェゼェ










蛍「あ、お邪魔しています! 先輩方!///」ニコニコ




















  \
:::::  \            
\:::::  \

 \::::: _ヽ __   _     
  ヽ/,  /_ ヽ/、 ヽ_
   // /<  __) l -,|__) > 
   || | <  __)_ゝJ_)_>    
\ ||.| <  ___)_(_)_ >
  \| |  <____ノ_(_)_ )   
   ヾヽニニ/ー--'/        
    |_|_t_|_♀__|
      9   ∂        
       6  ∂
       (9_∂          





お兄ちゃん螢の部屋見たことなにのに>>1の会話おかしいだろ


『つぐのひ』


れんげ「にぃにぃ」

卓「・・・・・・」

れんげ「ちょっと相談があるのん」

卓「」コク

しえん

れんげ「最近駄菓子屋の様子がおかしいのん」

卓「・・・・・・」

れんげ「この前1人で駄菓子屋に行ったときに」

れんげ「ウチが欲しいものが、高いところにあって取れなかったのん」

れんげ「そのときに駄菓子屋が肩車してくれたん」

卓「・・・・・・」

れんげ「でも・・・あれは変な形だったん」

れんげ「きっと駄菓子屋、肩車の仕方わからなかったん」

れんげ「ウチのお股が駄菓子屋の顔に当たってしまう形だったん」

れんげ「ウチが間違いを指摘しても、駄菓子屋は息を荒くするだけだったのん」

れんげ「きっと呼吸が苦しくなって、ウチの言っていることが聞こえなかったのん」

れんげ「顔も真っ赤になっていたのん」

卓「・・・・・・」

れんげ「あと、それからも様子がおかしいのん」

れんげ「何故かねえねえに頼んで、ウチの私物を買い取りしているのん」

れんげ「それも、ウチが昔来ていたお洋服とか」

れんげ「書き終わった問題集とか」

れんげ「赤ちゃんの頃に使っていたおしゃぶりとか、涎掛けとかなん」

卓「・・・・・・」

れんげ「今更なんで駄菓子屋はそんなもの欲しがるん?」

れんげ「お金出してまで買う価値があるん?」

れんげ「駄菓子屋、とうとう物の価値まで認識できなくなってしまったん?」

れんげ「おかしいのん・・・」

卓「・・・・・・」

ろ…ロリk

このみちゃんの私物なら買おう

れんげ「あと、これは昨日のことなん」

れんげ「またウチ1人で駄菓子屋に行ったのん」

れんげ「そのときに、駄菓子屋の姿がなかったのん」

れんげ「奥の部屋を覗いてみたら、駄菓子屋が変だったのん」

卓「・・・・・・」

れんげ「ウチと駄菓子屋にそっくりな人物が」

れんげ「プロレスごっこしている本を見ながら」

れんげ「駄菓子屋、自分のお股をいじっていたのん」

れんげ「あれは誰がどう見ても、異常行動だったん・・・」

卓「・・・・・・」

れんげ「きっと苦しかったに違いないのん」

れんげ「息を荒くして、顔を紅潮させながら」

れんげ「脚をガクガクさせていたのん」

れんげ「ウチの名前を必死に呟いていたから」

れんげ「きっと、ウチに助けを求めていたのん」

卓「・・・・・・」

れんげ「ウチが助けようとしたら、急に駄菓子屋が痙攣しだして」

れんげ「ビックリしてしまったん」

れんげ「ウチの姿を確認すると同時に」

れんげ「駄菓子屋、すごく取り乱していたのん」

卓「・・・・・・」

三点リーダ使わないの?

れんげ「大丈夫だ、心配ない」

れんげ「これは健康法の一種で」

れんげ「とか、変なことを言って」

れんげ「ウチに心配かけさせないように、誤魔化していたのん」

卓「・・・・・・」

れんげ「きっと、駄菓子屋は何かの病気なん」

れんげ「・・・・・・」

>>22
……こっち派と
・・・・・・こっち派がおるんやで

いいか?ほたこまは純愛だ。それさえ皆が納得してくれたらいい

れんげ「・・・駄菓子屋は」

れんげ「もう長くないのん?」

れんげ「あんな異常行動するくらい」

れんげ「重い病気なん?」

卓「・・・・・・」

れんげ「ウチ・・・駄菓子屋が心配で・・・」

れんげ「もう、会えなくなるん・・・?」グス

れんげ「駄菓子屋・・・う・・・うぅ・・・!」ポロポロ

卓「」ナデナデ





楓「誰だれんげを泣かせたのはぁっ!?///」ガラッ!





れんげ「・・・・・・」

卓「・・・・・・」

楓「///」ハァハァ










楓「あ、戸締りするの忘れてきちまったわ」スッ




















  \
:::::  \            
\:::::  \

 \::::: _ヽ __   _     
  ヽ/,  /_ ヽ/、 ヽ_
   // /<  __) l -,|__) > 
   || | <  __)_ゝJ_)_>    
\ ||.| <  ___)_(_)_ >
  \| |  <____ノ_(_)_ )   
   ヾヽニニ/ー--'/        
    |_|_t_|_♀__|
      9   ∂        
       6  ∂
       (9_∂          





ただでさえ若者が少ないのにどんどん減ってく……
どうせみんないなくなる

卓「・・・・・・」

卓「」ホッ

卓「」スタスタ















夏海「兄ちゃん」










卓「」ビク

夏海「話、終わった?」

夏海「みんなの相談、終わった?」

卓「」ガタガタ

夏海「兄ちゃんってさ、本当に優しいよね」





夏海「誰に対しても」





卓「」ゾワ

夏海「一生懸命話を聞いてさ」

夏海「楽しかった?」

夏海「ウチ以外の女の話が聞けて」

夏海「そんなに楽しかった?」

夏海「ねぇ?」

卓「」ガタガタ

夏海「あぁ、兄ちゃんは何も喋らなくて良いんだよ?」

夏海「ウチ、兄ちゃんのことなら何でも知ってるから」

夏海「何年一緒に暮らしていると思ってんの?」

夏海「兄ちゃんの考えていることくらい、全部わかるよ」ニコニコ

卓「」ガタガタ

夏海「さってと! みんなの相談も終わったことだし」

夏海「次は」

夏海「ウチの番だね?」

卓「」ビク

夏海「うーん・・・そうだなぁ・・・」

夏海「まぁ、相談事は決まっているんだけどね?」

夏海「ということでさぁ、兄ちゃん」















夏海「いつになったら」

夏海「ウチの愛に答えてくれるの?」

夏海「ねぇ?」ニコニコ










卓「」

余りが出ないハッピーエンドかな(白目)

夏海「いやね? 別に今でも良いんだよ?」

卓「」ブンブン!

夏海「ウチは一向に構わないんだよ?」

夏海「ほら? 言って?」

卓「」ダラダラ





卓「」ダッ





夏海「・・・・・・」

夏海「・・・ふふ」

夏海「あっはははははは!!」

夏海「兄ちゃんが鬼ごっこしだすなんて」

夏海「何年ぶりだろうね?」

夏海「いいよ、ウチ、どこまでも追いかけてあげる」

夏海「でもウチ、結構強いよ?」ニコニコ

おらこんな村いやだ

夏海「さぁて、どこに行ったかなぁ~?」スタスタ

夏海「玄関の扉を開ける音は聞こえなかったし」チラ

夏海「縁側から外に出た形跡もないし」チラ

夏海「まずは家の中から探索だね」スタスタ

夏海「あれ? これってかくれんぼじゃん!」

夏海「何やってんのさ兄ちゃん! あっははははは!!」ガラッ





雪子「・・・・・・」

卓「」ポロポロ

夏海「・・・・・・」

雪子「・・・夏海」

雪子「あんた、またお兄ちゃんを困らせるようなことして・・・!」プルプル

夏海「・・・・・・」










夏海「てへっ☆」

























     _,r=ミv
    ⌒≫=r宀=-ミ                                                                      /´
  _彡'´ . : :'ー=≦´: :>                                                                     ⌒≫' ⌒ ヾ¨ : :、
  `'7 . : ∧: }: :ト、} : :八_                                                                    〃 . : : : : : . \: .:.
{ミ nム: {V ⌒ `´ ⌒jイ:〈/'彡 ____                                                              .' .:.i f^^}イi: i: i:. .ヽi
`ヽ ノ\:{ x=ミ  x=ミj/7´ /ニニニ二\                                                          i :从j⌒j从人从人〉
   \ 八 ┌‐ ┐ ノ /  =ニニニニニニニ\                                            〃ニニニニニニニニニヽ :{ r=ミ  r=ミj : }:|
    ノ\ >r─<  イ   'ニニニニニニニニニニ\                                           rー┐ ゝニニニニニニニニニニ人:.ミ r─┐彡:イ l
   ⌒从〉 |`´| .イ从 /ニニニ/___\ニニニ=i                                  r──|ニニ|─‐┐   /ニニ/| :j从≧=-=≦:ノ从:|
     ´/ ¨|  |¨¨|  /ニニニ/ニニニニニニ}\ニノ          rー┐    iニニi                   l=ニニニニニニニニi  /ニニ/ 人: : i:〃f父i ヽ : : 八
     /   |  |  |i /ニニニ/ニニニ二二ノ              |ニニ|── |ニニ|ー‐┐fニニニニニニヽfニニニニニニヽ──|ニニ|─‐┐ /ニニ/ fニiニi: : : : i |_| |: : : : : :.
     ゝ. __|  |_,》{=ニニ/ _____ ______,|ニニ|ニニニニニニニニニi 'ニニニニニニニ} 'ニニニニニニニ}ニニニニニニニニニi /ニニ/   |ニ|ニ|: i : i L.」//L.」 i: : i :i }
       {____} ゝ彡゙〃ニニニニニニニニ=iニニニニニニニニニニ|ニニ|   _|ニニ|__       (ニニ/      (ニニ/   _|ニニ|,__ lニニ'    |ニ|ニ|从从i∪//∪i人从イノ
        |ニニ∧ニニ|     ゝニニニニニニニニニ}ニニ! r‐─┐|ニニ|ニニ|〃ニニニニニニニ)‐┐      r‐┐      〃ニニニニニニニニ)|ニニ|    `´`´  ///////∧
       ニニi  iニ!              /ニニ/ニニ| |ニロニ! |ニニ|ニニ|ニニロニニ厂 ̄{ニニ{     r‐┐=!     r ┤ニロニニ厂 ̄ !ニニ!        〈/////////〉
        ニ|  |ニ            /ニニ/ lニニl└─ ┘|ニニ|ニニ|,ニニニニノ     '=ニ\_/ニ/=ニ\_/ニ∧=ニニニノ    'ニニ\___     `T TT T´
       |ニ|  |ニ|          (ニニ/ ∟ニニニニニニニニ」`¨´  ̄ ̄       \ニニニ/  \ニニニ/   ̄ ̄       \ニニニニノ     lー| |ーl
       ‘┛ ┗’           ̄                           ̄ ̄      ̄ ̄                    ̄ ̄      ┗┷┛

ワロタ

次回があんのかよ……

次回も楽しみだ

テンポよくお縄にかかっていくのが心地よかった

お兄ちゃんホント好き

つぐのひか

兄ちゃんあれで中学生だから困る。兄ちゃんとれんちょんという二人の天才児を生んだあの村は凄いわ

次回、捕まった変態(猛者)達のプリズンブレイク編かな

(私の)太陽が沈みそうなのん

乙なのん

>>42
兄ちゃんは天才だけどれんちょんはただのアスペだからなあ…

>>46
そういうこと言うとネットにうじゃうじゃいる
自称天才のアスペが噛み付いてくるからその辺で

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom