蛍「おかしいな…こまセンパイのスク水を食べてただけなのに…どうしてだろう?」
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■次の日
蛍「あれ?…どこに行ったんだろう?」
小鞠「蛍?廊下に這いつくばって何をしてるの?」
蛍「いえ、コンタクトを落としたようで…見つからないなー」
小鞠「私も探してあげるね」
蛍「いえ、お手数掛けるのもあれですし…」
小鞠「私はお姉ちゃんなんだから、蛍が困ってるなら助けてあげるから」
蛍「センパイ…」
小鞠「だから手伝うね」
蛍「ありがとうございます。ではあと二歩ほど前進してもらってもいいですか?」
小鞠「え?」
蛍「そこがベストポジションですので」
小鞠「へ?」
れんげ「…ほたるんが地面を這いつくばりながらスカートの中を覗いてるのん」
小鞠「にゃっ!?」
蛍「れんちゃん!?」
夏海「それにほたるんは目がいいしねー」
蛍「夏海センパイまで!?」
小鞠「…」
蛍「こ、これは…その…違いまして…」
小鞠「なにか最後に言い残す事はあるかな?」ゴゴゴゴゴゴゴ
蛍「えーと…その…オレンジ色のパンツは似合わないかな…と」
ピーポーピーポー
警察「さあ、行こうか」
蛍「わぁぁぁぁん。正直に言っただけなのにーー」
小鞠「ばか!」
■次の日の夜
小鞠「宿題でもしようかな」
ガララッ
蛍「キャー♪センパイの匂いセンパイの匂い」ゴロゴロゴロゴロ
小鞠「蛍!?」
蛍「センパイ!?なんでここに!?」モグモグ
小鞠「いや、ここ私の部屋だし」
蛍「そうだったんですね。すいません気付きませんでした」モグモグ
小鞠「…」
蛍「では夜遅いんで私は帰ります。また明日センパイ」モグモグ
小鞠「ねえ、何を食べてるの?」
蛍「とっても香ばしい靴下ですよ♪」
ピーポーピーポー
れんげ「今日もこまちゃんの家に警察が行ってるん!」
一穂「れんちょんは真似したらダメだからね~」
■次の日
小鞠「朝…ふわぁ…」
蛍「おはようございます♪センパイ」
小鞠「おはよう蛍。朝から元気みたいだね」
蛍「えへへ。センパイに褒められちゃった♪」
小鞠「…で、なんで私の部屋にいるの?」
蛍「はい!目覚めのキスが必要かと思いまして!」
小鞠「はい。実は部屋に変質者が…………朝からご迷惑おかけしますがよろしくお願いします」
蛍「センパイ!?朝の通報はご近所迷惑だから止めてください!」
■次の日
小鞠「将来の夢?」
蛍「はい!」
小鞠「そうだなー通報をしなくてもいいようになりたいな」
蛍「そ、壮大な夢ですね」
蛍「じゃなくて!普通のちゃんとした夢です!」
小鞠「うーん。急に聞かれてもなー」
蛍「じゃあ、ほら欲しいものとか」
小鞠「服かな…うん!大人っぽい。大人のお姉さんの洋服が欲しいな」
蛍「服ですか?」
小鞠「まったくお母さんったらわかってないんだー」
小鞠「成長したから、新しいのが欲しいのに『去年のが入るでしょ!』だって」
小鞠「そもそも、去年の服はずっと小さい頃に買って貰った服だから、去年のじゃないし」
蛍「あ、あはははは」
小鞠「そういえば、蛍の夢は?」
蛍「そうですね。好きな人をずっと見つめていたいですね」
小鞠「へぇ~。結婚って事?」
蛍「あはは。ちょっと子供っぽいですよねー」
小鞠「でも、女の子同士だと結婚できないよね?」
蛍「え?」
小鞠「へ?」
蛍「え、えーと…」
小鞠「…」
小鞠「あ、あ…あーーーーーーーーーー//」
………
警察「ほらニヤニヤしないで」
蛍「えへへ…えへへへへ♪」
小鞠「あーもうっ!勘違いしないでよ!ばかっ!」
■次の日
れんげ「かくれんぼなん!」
夏海「うへぇ。れんちょんウチらを見つけるの上手すぎー」
小鞠「私もすぐ見つかっちゃった…」
れんげ「ふふふふふ。二人とも単純すぎるん」
夏海「そうかなー。結構自信あったんだけどなー」
小鞠「あとは蛍だけか」
………
夏海「ほたるん見つからない。中々やりおりますな」
小鞠「なにその日本語…」
れんげ「こうなったら秘密兵器を出すん!」
夏海「おぉ!さすがれんちょん!秘密兵器っすか!」
れんげ「給食でこまちゃんが使ったストローなん!」
小鞠「なっ!?」
蛍「ハレンチな!」
小鞠「蛍!?」
夏海「はやっ!」
蛍「れんちゃん!だめだよ。ストローとかさすがのセンパイもドン引きだよ」
れんげ「ごめんなさいなのん…」
小鞠(蛍がまともな事を言ってる…)
蛍「だから、このストローは私が回収…没収しておくからね」
れんげ「わかったん」
蛍(センパイのストロー…………………えへへ。涎がとまらないよぉ~)
小鞠「えーと、通報通報っと」
蛍「待って下さい!まだ何もやってませんよ!?」
小鞠「よだれまみれで何を言ってるの?」
蛍「その後、私は逮捕されました」
蛍「でも後悔していません。警察が来るまでの間、ストローは十分に堪能しましたから」
小鞠「後悔も反省もしてないなら絶交だから」
蛍「冗談です!冗談ですから『絶交』だなんて言わないでください!センパイ」
小鞠「ハイハイ」
■次の日
小鞠「次は体育かー。私体育苦手だなー」
蛍「私は大好きです」
小鞠「なんで?」
蛍「だって、センパイの生着替えが…」ハァハァ
小鞠「通報通報っと」
蛍「しょんな…生着替えも見られないなんて…」
■次の日
小鞠「トイレトイレっと」
蛍「センパイ!トイレまで行かなくてもいいですよ!」
小鞠「え?」
蛍「私が全部受け止めてあげます!」
小鞠「蛍…さすがにそれは気持ち悪い」
蛍「…え?」
………
蛍「うぅ…今日一日中センパイから冷たい目で見られちゃった」
蛍「通報されないのがこんなにキツイなんて…」
■次の日の朝
小鞠「あれ?靴が無い…おかしいなぁー」
蛍「ふふふふふ。センパイお困りのようですね」
小鞠「うん。実は靴がないの」
蛍「心配しないでください。私がお姫様だっこして学校まで連れていきます」
小鞠「え?」
蛍「あっ、勘違いしないでください。別にセンパイのお尻や胸を触ろうとか考えてませんから」
小鞠「うーん。じゃあお願いしようかな」
蛍「でも、通報はやめてくだ……………え?」
小鞠「よろしくね。蛍♪」
蛍「は、はい」
蛍(今日も通報されなかったよぉ…)
小鞠(実は靴は私が隠してただけなんだけど…)
小鞠(たまにはこういう事してもいいよね)
■次の日の夜
小鞠「うぅ…夏海のせいだ…」
小鞠「夏海があんなに怖い番組見るから…」
小鞠「一人で部屋に行くのやだなぁ…」
小鞠「でも、一人で寝ないとまた夏海にバカにされるし…」
小鞠「はぁ…」
ガララララッ
蛍「えへへ。お邪魔してます」
………
小鞠「くーくー」Zzzzz
蛍「…あれ?」
蛍(センパイと一緒にお布団で!?)
蛍「夢!?これ夢ですよね!?」
小鞠「蛍うるさい」
蛍「す、すいません」
小鞠「ぐーぐー」Zzzzz
蛍(ハァハァ…センパイの顔が真横に…)
■次の日の朝
小鞠「ふわぁ…もう朝…よく眠れた…」
蛍「おはようございます。センパイ♪」
小鞠「おはよう…って、そっかぁ。蛍、泊まったんだったね」
蛍「はい。寝起きのセンパイが見れて幸せです」
小鞠「そっかぁ。えへへ」
蛍「えへへ~」
小鞠「って、そうじゃない!」
蛍「え?」
小鞠「なんで、私、見た事ない服着てるの!?」
小鞠「昨日はパジャマで寝たはずなのに!」
蛍「私が着せ替えちゃいました♪」
小鞠「なっななななにやってんの!?蛍!」
蛍「似合ってますよ。センパイ」
小鞠「え?」
蛍「9月14日お誕生日おめでとうございます」
小鞠「…へ?」
蛍「その服は私が作りました。その…気に入って頂ければ幸いです」
小鞠「蛍…」
小鞠「ちょっと鏡見てくるね」
蛍「は、はい」
「うん!すっごくいい!」
「よ、よかったぁ…」
「私の大人の魅力をさらに引き立ててる!すごい!」
「あ、あはははは」
ギュウウウ
「って、センパイ!?急に抱きついて!?」
「ありがとう!本当にありがとう蛍!」
「センパイが喜んでくれて、私も嬉しいです」
「…って、なんで顔が赤いの?」
「センパイが抱きついてきてくれて…その気持ち良くて」
「なっなな!?」
「えへへ」
「通報!そうだ通報!」
「やったぁー嬉しいなぁ~」
「え!?なんで嬉しいの!?蛍!」
終わり
これにて終わりになります。
読んでくれてありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします
このSSまとめへのコメント
変態という名の紳士かとおもったら違った