提督「夏祭り」 (27)
艦これ短編SSです。
前作 提督「夏がやってきた」と微妙につながっています。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440588507
加賀「駆逐艦組からの要請書です」スッ
提督「なんだ?またおやつ追加要求か?あれは虫歯になるからダメだと言ったはずだが……ん?夏祭りの開催?」
加賀「この鎮守府は今夏の特別海域からはかなり離れています。春は前線基地への戦力移動や輸送作戦で全員頑張りましたので、ここで慰労のためにもご褒美を出すべきです」
提督「それもそうだな……上と掛け合ってくる」
数時間後
提督「取れたぞ」グッ
加賀「やりました」グッ
提督「夜になったらみんなを食堂に呼んでくれ」
加賀「分かりました」
食堂
加賀「駆逐艦組からの要望で夏祭りをやります。何かやりたいとかしたいとかありますか」
黒潮「はいはーい!!あたしたこ焼きやりたいです!!」
提督「たこ焼き、っと」キュキュッ
電「花火がしたいのです」
提督「手持ち花火、っと」キュキュッ
龍驤「ほなウチはお好み焼き屋するわ」
提督「お好み焼き、っと」キュキュッ
あきつ丸「では射的を」
提督「射的、っと」キュキュッ
夏祭り、もう夏も終わりかあ
30分後
提督「だいたいやりたいことは出つくしたようだな」
・お好み焼き屋(龍驤・浦風)
・たこ焼き(陽炎・不知火・黒潮)
・ヨーヨー釣り
・射的(あきつ丸・まるゆ)
・焼きもろこし
・焼きそば
・わたあめ
提督「他の者たちはローテーションで警備や屋台の売り子に回ってもらうからな」
提督「ちなみに地域住民の方も参加できるようにするということで許可が出ているからな!!恥ずかしいことはするなよ!!」
ハーイ!!
ザワザワ ザワザワ
提督「さあいらっしゃい!!おいしいおいしい焼きそばはいかが〜!!」
「兄ちゃん、2つくれ!!」
提督「はいはーい!!600円です!!……はい、お釣りと焼きそば2つね!!毎度!!」
大和「一番乗り気なのは提督ですね」
武蔵「そういう大和姉さんだって旗背負ってクーラーBOX2個持ちでやる気満々じゃないか」
大和「それはもちろん」
【やまとのビンラムネ 1本100円】
大和「いっぱい売るわよ〜!!」フンス
「ラムネ2本ください!!」
大和「はい、200円ちょうどね」チャリーン
武蔵「焼きもろこし〜焼きもろこし、美味しいのが焼けてるよー」ジュー
「俺に2本くれ」ウーイ
鳳翔「800円です」
「ひい、ふう、みい、よ、いつ、む、なな、いま何時だっけ」
武蔵「8時だな」
「んじゃ、800円ね」チャリン
鳳翔「ちょっとお客さま、100円足りないのですが」ナナマイシカナイ
「落としたんだろ?」ニヤニヤ
鳳翔「嘘はいけませんよ、お金ちゃんと払ってもらわないと」ググッ
とうもろこし「ぎゃああああああああ」ボキッ
鳳翔「だ め で す よ」ニコッ…………
「す、すみません……」プルプル
武蔵(怒った鳳翔さん怖え)
食堂でみんな寝てた人のやつか
時そば ならぬ 時焼きトウモロコシとは
射的 5発300円
あきつ丸「上の方を狙うであります」
「ん………それっ」
パコン ポトッ
あきつ丸「命中であります!!景品のキャラメルを受け取るであります」スッ
「ありがとうお姉ちゃん!!」ワーイ
龍驤「客があきつ丸んとこにエラい集中しとるなあ……なんでや?」
加賀「客層を見れば想像はつきます」
赤城「………あっそういうことですか」
龍驤「……………………………………あっ」
龍驤「なんか腹立つわ……」イラッ
加賀「あきつ丸さんは悪くありません。それにいずれ解決します」
龍驤「へっ?」
『痛い痛い!!……かーちゃんやめて痛だだだだだ!!』ヒーッ!!
『あのなそんなつもりは『私がいるのに他所の女に見とれて!!問答無用!!』ギャアアアアア!!』バチーンバチーン
龍驤「うわあ……痛そう」
加賀「それにあの木の上のところ」
憲兵隊(…………)ジーッ
憲兵A『HQ、No.0546の奥方を呼び出せ』ボソボソ
『こちらHQ。了解した、すぐに手配する』
憲兵D『交代の時間だ』ゴソゴソ
憲兵M『助かった』サンキュ
加賀「影で憲兵が常時3人態勢で見守っているのですよ。一番ここで愛されているのは彼女かもしれませんね」
龍驤「ほえー……あっ、焦がしてしもうた!!」ジュー……
赤城「じゃあそれ貰いますね」ヒョイパクモグモグモグモグ
龍驤「あっこら赤城!!」プンスカ
赤城「いいひゃないれふか」モグモグモグモグゴクン
黒潮「美味しい美味しいたこ焼きやで~」ジュー
不知火「………………」スッ クルン クルン クルン クルン クルン クルン クルン クルン クルン クルン
不知火「ほっ」クルン クルン クルン クルン クルン クルン クルン クルン クルン クルン
『うおおおおおおお』パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
陽炎「はーい、12個入り2つでお待ちのお客様!!」
「あっ、はーい」
陽炎「熱いから気をつけてくださいね〜!!」
シュパアアアアア
「わぁ………!!」
雷「一人3本までよ、好きなの選んでね!!」
電「みんな楽しそうなのです」
響「……」ウズウズ
暁「響、あなたやりたいんでしょう?」
響「ハハ、そんなことはナイヨ?」
暁「口調がおかしいわよ。そんなんじゃ仕事が手につかないでしょ?いいから、やってきて」ポン
響「良いのかい?……じゃあやってくる」トテテ
『パインわたあめ1つ下さい』
龍田「パインですね?ちょっとお待ち頂けますか?」
『はーい』
龍田「天龍ちゃーん、パイン1追加よ~」
天龍「龍田!?手がもう追いつかないんだけど助けてくれ!!」
龍田「みんな頑張ってるから、我慢してちょうだい」
パイン担当:天龍
イチゴ担当:高雄
ぶどう担当:鳥海
みかん担当:摩耶
高雄「甘い匂いが……でも子どもたちのためにも頑張らなきゃ」クルクルー
鳥海「手が…手が…もう何も感じないわ……」クルクルー
摩耶「それそれそれ〜っ!!」グルグルー
龍田「摩耶ちゃんはそのままね〜、鳥海ちゃんと高雄ちゃんは交代が来るまであと10分だからファイトー」
4人(……なんで龍田(さん)は注文取りつつ一番人気のプレーンのわたあめ作れるんだ(の)?)
龍田「うふふー」フフフ
スイーッ スイーッ プツッ
隼鷹「あちゃー、切れちゃったね……はいこれ」
『ありがとう、お姉ちゃん』
隼鷹「またおいで〜」フリフリ
飛鷹「調子はどう?」
隼鷹「いやー、みんな頑張ってくれるからこんなになったよ」ジャラッ
飛鷹「…………交代時間ね、これ、ジュース代」
隼鷹「いやー、ありがたい」チャリン
2時間後
隼鷹「ヒャッハー!!」ウーイ
足柄「ジャンジャン飲むわよ〜!!」イエーイ
飛鷹「やっぱりこうなったか……」ガックシ
ピンポンパンポーン
青葉『予定時刻となりました!!只今より、海上にて花火を打ち上げます!!』
ワアアアアアアアア……………!!!!
ピュー……………ドォォォン!!
ピュー……………ドォォォン!!
ピュー……………ドォォォン!!
『たぁまぁやぁーーーー!!』
30分後
青葉『打ち上げ花火はこれにて終了です!!ありがとうございました!!』
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!
青葉『続きまして、二航戦の蒼龍・飛龍コンビから発艦した烈風による蛍演舞です!!特殊訓練を積んだハイレベルな飛行技術をご覧ください!!』
蒼龍「妖精さんお願い!!」バシュン
飛龍「みんな出番だよ!!バシッと決めちゃって!!」バシュン
烈風妖精「マカセロ!!」
提督「黄色の高輝度LEDを機体下部で光らせて蛍の光をイメージしてるのか……凄いな」
加賀「流石ですね」
赤城「ほえ〜」モグモグ
翔鶴「私達もあのような技量を会得できるのでしょうか……」
瑞鶴「できるんじゃなくてやるのよ翔鶴姉」フンス
海の上
ヲ級「ヲー」パチパチ
北方棲姫「ホタル!ホタル!」キラキラ
港湾棲姫「オチツケ……」
これでおしまいです。
ありがとうございました。
乙
ほのぼのした
乙
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