いろは「先輩とアフタークリスマス」
いろは「先輩と、アフタークリスマス」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439714147/)
のつづきです。
しかしながら、いろはと八幡が付き合っている。舞台は八幡が三年生、二学期終業式からである。という認識さえあれば、読む必要はないと思います。
細切れ短編で、ストーリー性はほぼ、ありません。なのでやっぱり前作は読まなくてもよさそうです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440332145
生徒会室
いろは「先輩、この後デートしませんか?」
八幡「悪い、今日予備校なんだ」
いろは「あー……そうですか。なら仕方ないですね」
八幡「だから終わったら連絡する」
いろは「…………人って変わるんですね」
八幡「……好きな相手ならそれくらいするさ」
いろは「!……今の、もう一回言ってください」
八幡「…………そのうちな」
予備校前
いろは「せんぱ~い、お待たせしました~」
八幡「確かに意外に待ったな」
いろは「そこは、俺も今来たところだよ。っていうところですよー」
八幡「それ、あまりにも不自然だろ。事実思ったより待ったし」
いろは「女の子にはいろいろ用意があるんです。大好きな人にかわいいって思われたいじゃないですかー」
八幡「はいはい、かわいいかわいい」
いろは「むー……全然心がこもってません!わたしの目を見ていって下さい!」
八幡「わかったよ…………」
いろは「…………」
八幡「……………」
いろは「や、やっぱり今度にしましょうか」
八幡「そ、そうだな」
いろは(……改まって先輩の目見るの、めっちゃ恥ずかしい!
オサレなカフェ(原作10.5巻参照)
八幡「またここか」
いろは「またここです」
八幡「まあ、夕食は帰ってから食うから軽食でちょうどいいか」
いろは「アッサムとマカロンサンドケーキお願いします」
八幡「ブレンドと……ジェラートで」
いろは「前回と同じなんですね」
八幡「ほんとはソルベとやらにしようかと思ったんだが……お前に合わせてな」
いろは「先輩、わたしが頼んだの覚えてたんですね。……なんかちょっとキモイです」
八幡「ぼっちは人との会話が少ないから、無駄にそういうの覚えてるんだよ」
いろは「…………もしかしてわたしとの会話全部覚えてたりします?」
八幡「……いや、全部は無理だろ。…………まあ、絶対忘れない言葉もあるが……」
いろは「…………」
八幡「……………」
いろは(なんか恥ずかしい!)
オサレなカフェ其の二
店員「お待たせしましたー」
八幡「来た来た……今回も写真撮るのか?」
いろは「撮りたい、です。前回とは……いろいろ違う写真なので」
八幡「わかったよ……すみませんーんカメラお願いします」
店員「はーい」
いろは「先輩ほらもっと寄ってください」
八幡(近い!近い!……いい匂い!)
店員「とりますよー3・2・1……」
八幡「写真どうだ?」
いろは「…………え、ええいい感じですよ。先輩には見せてあげませんけど」
八幡「……そうか」
いろは(先輩のほっぺにちゅーしてる風の写真が撮れた……机に飾ろう)
八幡(キスしてる風の写真撮らされて苦笑いすらしない店員GJ)
比企谷家
八幡「ん、メールか……TSUTAYAかな?」
FROM:一色
せ~んぱい♪合格祈願も兼ねて初詣行きませんか?
今からいれば、先輩に一番にあけましておめでとうって言えますし
あ、今のいろは的にポイント高い!
TO:一色
あーじゃあ浅間神社でいいか?一時間後に現地な
それと、小町の真似すんな
お前はそのままでいいんだよ
一色家
いろは「~~~~~!!」
いろは「…………やっぱりあざとい」
浅間神社
女子A「あーいろはー初詣?」
いろは「あ、やっほーそうだよー」
いろは「クラスメイトです。先輩」
女子B「隣の人…………彼氏?」
八幡「いーや、ただの知り合……」
いろは「そう!彼氏!彼氏の比企谷八幡先輩!!」
数分後
八幡「あんなに熱くならなくてもいいじゃねえか」
八幡「お前の彼氏がこの程度だったら馬鹿にされるだろと思って…………」
いろは「…………」
八幡「……一色?」
いろは「ちょっと今顔見ないでください……」
八幡「……顔真っ赤じゃねえか、そんなに照れるならあんな大声で言わなくても……」
いろは「見ないでっていったじゃないですか!も~!!」
いろは「……それにしても先輩、なんであんなこと言ったんですか」
八幡「あんなこと?」
いろは「彼氏じゃない、みたいなことです。わたしすっごくショックだったんですからね」
八幡「…………いや、だってお前クラスではどう考えてもトップカーストだろ。そんな奴の彼氏が幼稚園のまわりを歩いていたら、それだけで通報されそうな奴だったらまずいだろ」
いろは「はっ!なんですかもしかして今わたしのこと気遣ってましたかわたしは先輩のこと大好きですしそんな先輩と付き合ってる自分のこと誇りに思ってますので自分を卑下したそういう気遣いとかいらないですごめんなさい」
八幡「……そうだよな、すまん。…………これからはまわりに自慢の彼女自慢しまくるわ」
いろは「…………」
八幡「……………」
いろは「……まわりって…………」
八幡「……つっこむなよ」
八幡「……人が多いな。こいつら他にやることないのかよ」
いろは「それわたし達にも同じこと言えますからね」
八幡「そろそろ、年明けだな」
いろは「あ、先輩。カウントダウン始まりましたよ……3!2!1!」
八幡「…………明けましておめでとう。一色、今年もよろしく」
いろは「明けましておめでとうございます、先輩。今年もよろしくです」
八幡「…………」
いろは「………」
八幡(人ごみでお辞儀したもんだから、顔が近い。いい匂い……おめでたいのは俺の頭の中かもしれんな)
いろは「先輩、なにお願いしました?」
八幡「…………多分、一色と同じだと思うぞ」
いろは「……やっぱり、それって…………」
八幡「大学受かりますようにってな。一色もお願いしてくれたんだろ?メールで言ってたし」
いろは「……はぁ、はい。そうですね、しましたよ」
八幡「それと……あれだ。…………一色とずっといられますように……」
いろは「………………捻デレめ」
比企谷家
いろは「せーんぱい、可愛い彼女がバレンタインにチョコレート持ってきてあげましたよ」
八幡「やったぁぁぁぁぁ!!!!」
いろは「!?」
八幡「いやあ、小町が‘彼女がいるお兄ちゃんには小町のチョコレートはあげません’って言うもんだから……でもこっちから一色に連絡とったら催促しているみたいでかっこ悪いし、きっと来てくれるとは思っていたけど、不安で仕方なかったんだよ」
いろは「先輩のキャラがぶれすぎて怖いです……」
八幡「上がって行けよ。時間あるだろ?」
いろは「あ、はい。大丈夫です。お邪魔します」
いろは「チョコどうぞ」
八幡「チョコゼロ免れたぜ。ありがとな」
いろは「…………なんか、わたしからじゃなくてもよかったみたいな感想ですね。不満です」
八幡「…………本命チョコもらうのなんて初めてだからな……照れてんだよ、言わせんな」
八幡「…………なんか知らんが、カマクラめっちゃお前に懐いてんな」
いろは「こたつに入ったらすぐ、膝に乗ってきましたよ?」
八幡「俺よりも懐かれてるじゃねえか……」
いろは「あれ?先輩、やきもちですか?」
八幡「…………そうだな、カマクラがうらやましいぜ」
一色家
いろは「どうぞどうぞ~」
八幡「お、おう……」
いろは「リアクションうすいですね~女の子の部屋に入ったんだからなんかないんですか?」
八幡「…………なんていうか……ものが多いな」
いろは「…………いや、女の子の部屋の感想で、それはないですよ……」
八幡「…………俺にそういうの期待すんな」
いろは「……まあわかってましたけど」
八幡「それにもの多いのも事実だろ。そこに溜まってるブランドの紙袋とかいつ使うんだよ……」
いろは「えー、でもそのうち必要になるかもしれないし、いつか使うかもしれないじゃないですかー」
八幡「いーや、ないね。‘いつか行こうねー’とか‘そのうち連絡するねー’のいつかやそのうちは未来永劫来ない。ソースは俺」
いろは「……わたしは先輩との‘いつか’は全部叶えたいと思ってますけどね」
八幡「…………」
いろは「あれー?先輩、顔赤いですよー」
八幡「……暖房がきいてきたんだよ。にやにやすんな」
いろは「ふふふ~、いつものお返しです」
卒業式
いろは「卒業ですね……寂しくなります。ぐすっ」
八幡「別に会えなくなるわけじゃないだろ……」
いろは「そうですね、近場の私立ですしね」
八幡「嘘泣きかよ、いろはす怖い。まあ、実家暮らし最強だからな。小町とも離れたくないし」
いろは「…………こんな時までシスコンなんですね……」
八幡「まあ、もちろん……あれだ…………お前とも離れたくなかったしな」
いろは「…………あざといですよ、先輩」
卒賞式其の二
いろは「先輩、第二ボタン下さい。三つぐらい」
八幡「第二ボタンは一つしかねえよ……それにブレザーの第二ボタンって……」
いろは「いいじゃないですか、記念ですよ。き・ね・ん」
八幡「もともと第二ボタンって心臓の位置に近いから、あなたのハートがほしい……って意味でもらってたんだぞ…………俺のハートはとっくにお前のものだっての」
いろは「今のはあざとすぎてちょっとダメです」
八幡「え、まじで?」
卒業式其の三
いろは「先輩、写真撮りましょう。写真」
八幡「二回言わなくてもわかる……お前はみのもんたか」
いろは「ファイナルアンサー?」
八幡「ちょっと待って。小町にテレフォン使うわ」
いろは「小町ちゃんなら‘撮らなくてどうすんの!ほんとごみぃちゃんだなー’って言いますよ」
八幡「やべ、ほんとに言いそう」
いろは「だからほら、撮りますよ」
八幡「はいはい」
いろは「…………あ、ちょっと待ってください。前髪、変じゃないですか?」
八幡「……いや、別に変じゃな……むぐ」
いろは「……撮っちゃいましたーへへー」
八幡(そう言ってはしゃぐ一色の顔は真っ赤だったが…………多分それを見ている俺の顔もそれに負けないくらい真っ赤なのだろう)
八幡(似た者同士か、と改めて思ったが、なんか恥ずかしいのでその顔には気づかないふりをした)
???「懐かしい写真出てきたな~…………卒業式か」
???「このころから比べると、髪……伸びたな……」
???「ねえ、あなたーこんな写真が………………」
FIN
以上です。ここまでお付き合い頂いた方、ありがとうございました。
乙
>>19
さんくす
乙です
短編もいいね
>>21
ありがとう!
前回のがまとめサイトで「説明多くて読みにくい」ってあったから短編にしたよ!
乙!
読みやすくてよかったよ
>>23
おお、ありがとう
地の文ないと状況説明とか難しかったからそう言ってもらえるとすごく嬉しい
乙!
面白いし読み易かった。
個人的に地の文を長ったらしく書くより、セリフとか擬音語で書いてる方が見やすいから今回のは良かった。
>>25
ありがとう!
今回一番苦労したのが、セリフだけでどうやって状況説明をするか。だったから見やすいってのはうれしい
乙です
いろはが幸せそうでなにより!
>>27
ありがとう!やっぱりそれが一番だよな
読んでてほのぼのしたわ
また書いてくれると嬉しいな
前作に引き続き癒された
賛否両論あると思うけど長編でも描きたいもの書くのが一番だよ(見たいだけ)
>>29
ありがとう!いろはす好きだからそのうちいつの間にか書くことになると思う
またほのぼのさせられたらうれしいぜ
>>30
圧倒的に否が多い中、そういう風に言ってくれるとモチベーションが上がるよ!
ああ、これ書いてた時間は無駄じゃなかったんだなって
次はがはまさんもの書く予定だけど、前作みたいな長編になると思う
とりはつけてないけどまたよんでもらえると嬉しいぜ、ありがとう
じゃあぼちぼちHTML依頼出してくる
乙
やはりいろはすこそ至高
ただ個人的にサブタイがちょっと寒かった
どこにでもある普通のサブタイなんかよりやはり~こそ至高とか臆面もなく言ってるお前の方が寒いだろ
作者でもないのに感想に噛みつく奴が一番恥ずかしい
ブーメランなんだよなぁ
批判レスを批判する奴が現れると荒れやすくなるから控えよう
批判というよりちょっと感じたこと程度なんだろうし無視しとけよ
>>32
そうだよな、いろはすこそ至高だよな。
サブタイの件については
一つ一つに区切りがほしいな。
↓
なら四コマみたいにタイトルをつけよう
↓
こだわりたくなり原作っぽいサブタイをつける
だったからこだわりが変な方向に出たかな。ごめんね
>>33-36
かばってくれてありがとー
スレが荒れるのは悲しいもんな…………
地の文はどっちでもいいけど擬音で説明するのはクッソ気持ち悪いから今後も使わないでくれると嬉しい
>>38
そうそう、擬音や///←こういうのを使いたくなかったんだよ。
説明不足になることも危惧したけど、そう言ってもらえるとうれしい
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