美波「コレクション?」みく「だにゃ」 (27)

美波「猫耳、猫磁石、猫ボールペン、猫ケータイカバー…」

みく「凄いでしょ?」

美波「凄いね。本当に猫が好きなんだから…」

みく「猫ってとってもカワイイにゃ。だから猫のデザインとか見るとすぐに欲しくなっちゃって」

美波「飼ってないんだったっけ?」

みく「ウチじゃ飼えないにゃ。寮だし…」

美波「そっか…残念ね」

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みく「でも、ついこの間この近くで猫カフェを発見したにゃ」

美波「良かったね!もう行ったの?」

みく「もうポイント溜まっちゃったんだけど…」

美波「ついこの間から今日までで!?」

みく「何だか嬉しくって…」

美波「そう…。でもそれがみくちゃんの趣味だもんね」

みく「そうだにゃ!みくは自分を曲げないよ!」

美波「ふふふ、そうね。プロデューサーさんも言ってたもんね」

みく「うん!」

美波「ところでみくちゃん」

みく「?」

美波「シャワー浴びた方が良くない?」

みく「にゃッッ」

美波「よく見たら毛がついてるよ?至る所に」

みく「あれー…?結構ローラーかけたのに…」

美波「ちなみに、どんな風に猫カフェで遊んでるの?」

みく「そりゃもうむしゃぶりついてるにゃ」

美波「でしょうね」

みく「普段触れられない分、ぶつけてしまうんだにゃ」

美波「ふふ、猫のことになるとすごいものね」

美波「猫ボールペンとか、磁石とかは分かるけど、どうして猫耳がこんなにあるの?」

みく「それはみんなにつけてもらうためだにゃ」

美波「ふふふ。アーニャちゃんも未央ちゃん達も可愛かったもんね」

みく「まあ元が良いからというのもあるけど、猫耳効果で倍増だにゃ!」

美波「…ちなみに、私がつけたら?」

みく「?」

美波「ほら、アーにゃんとか、未央にゃんとか…」

みく「んー…」

美波「…」

みく「みなみゃ…みなみにゃん…みーにゃん…みにゃん…」

美波「みにゃんって、何かの効果音みたいね…」

美波「最近、李衣菜ちゃんとはどう?」

みく「いつも通りにゃ。ロックロック言ってみくの猫好きを受け入れようとしないにゃ」

美波「ふふ。でもなんだかんだで上手くやれてるんじゃないかなあ…」

みく「…ま、別に嫌いじゃ、ないから…」

美波「良い事よ。それに喧嘩するほど仲が良いって言うでしょ?」

みく「そうだけど…今だに平行線だにゃ」

美波「統一しなきゃいけないなんて決まりはないでしょ?」

みく「でもコンビ組んだんだから、やっぱり統一性は欲しいにゃ」

美波「なら、みくちゃんも少しは譲らなきゃね」

みく「うー…」

みく「美波ちゃんはどうなの?アーニャちゃんと」

美波「私達もいつも通りよ?」

みく「いつも通りって…いつも仲が良いから羨ましいにゃ」

美波「私達は、お互い趣味が似通ってる部分もあるし、ね?」

みく「んー…それだけじゃ、ない気がする」

美波「?」

みく「ほら、二人とも静かでしょ?性格も似てるにゃ」

美波「ふふ」

みく「?」

美波「なら、みくちゃん達も一緒ね?」

みく「み、みくは別にロックじゃないし…」

美波「それは趣味でしょ?性格とは違うよね?」

みく「美波ちゃんずるいにゃあ…」

美波「ふふっ」

みく「美波ちゃんは、何かコレクションしてない?」

美波「私?…特には」

みく「ラケットとか」

美波「そういうもんじゃないと思うなあ」

みく「美波ちゃんも何かコレクションしてみたら?」

美波「そうねぇ…何か集めたい程の趣味があるわけでもないし…」

みく「ラクロス以外では、何かないの?」

美波「…資格取るのは、好きかなあ」

みく「え!?初耳だにゃ!」

美波「あんまり自慢出来るようなの持ってないし…」

みく「どんなの持ってるの?」

美波「うーん…例えば、食品衛生管理者とか」

みく「…何それ?」

美波「これ持ってると、生食品とか卸せるの」

みく「調理師とは違うんだね…」

美波「うん…」

みく「それに美波ちゃんが工場にいたら違和感しかないにゃ」

美波「あはは…私もそう思う」

みく「美波ちゃんは…うーん。バスガイドとか」

美波「うん」

みく「インストラクターとか」

美波「うん」

美波「あ!居酒屋の店員さんとか女将さんとか!」

美波「ちょっと待って」

みく「?」

美波「ごめんね。それ何だか私には向いてないかも…」

みく「そう?」

美波「ほら、それに今はアイドルでしょ?」

みく「そうだにゃ!みく達はアイドルだにゃ!」

アーニャ「そうです」

美波「ひゃっ!」

みく「にゃっ!?」

アーニャ「お仕事の、話、ですか?」

みく「美波ちゃん凄いんだにゃ。資格いっぱい持ってるんだよ」

美波「え、えへへ…」

アーニャ「そう、なのですか」

美波「本当、簡単なやつしか持ってないんだけどね…」

アーニャ「ロシア語」

美波「?」

アーニャ「ロシア語は、取りませんか?」

美波「え、え?」

みく「アーニャちゃん?」

アーニャ「ロシア語の通訳の人、日本には少ないと聞きます」

美波「そ、そうなの…?」

アーニャ「倍率は、低いですよ」

みく「定員制じゃないと思うにゃ」

美波「あはは…ロシア語、難しくて…」

アーニャ「………そう、ですか……」

美波「あ、ち、違うのよ!」

みく「別にロシア語が嫌いなわけじゃないにゃ!」

みく「でもアーニャちゃん、日本語上手いにゃ」

アーニャ「私は、日本に来て長いですから」

みく「アーニャちゃんは、将来ロシア語専門の講師とかなれそうだにゃ」

アーニャ「オー…」

美波「アーニャちゃんだったら、優しい先生になりそうね」

アーニャ「…もし、私が先生になったら、受けてくれますか?」

美波「そうね。是非ともお願いしたいわ」

みく「アーニャちゃんだったらみくもヤル気出るにゃ」

アーニャ「では、発音から」

みく「あ、もうヤル気になってたんだ」

美波「あれ?」

美波「アーニャちゃん、ラ行は巻き舌だものね」

アーニャ「何故でしょう。自然となります」

みく「確かに、蘭子ちゃんもルルァンコになってるにゃ」

アーニャ「日本語の発音、難しいです」

美波「でも、アーニャちゃんらしくて可愛いと思うわ」

アーニャ「美波…」

みく「(ミナーミ…)確かに可愛いにゃ。アーニャちゃんの人柄だからこそ、だにゃ」

アーニャ「ありがとう、ございます」

アーニャ「そういえば、みくは今日も、猫カフェ、ですか?」

みく「そうだにゃ。…あ」

アーニャ「フフ。毛、がたくさんついてます」

みく「何か恥ずかしくなってきたにゃ。シャワー浴びてくる…」

アーニャ「みくは、猫がとても好きです」

美波「そうね。周りが見えなくなるくらい好きになって…」

アーニャ「そう、ですね。…あ」

美波「?」

アーニャ「すいません。美波の髪の毛がついてました」

美波「ん、うん…うん?」

アーニャ「…シャワー、浴びてきます」

美波「アーニャちゃん?」

美波「…」

武内P「…新田さん、おはようございます」

美波「あ、プロデューサーさん!おはようございます!」

武内P「今は、お一人ですか?」

美波「はい。さっきまでアーニャちゃんとみくちゃんがいたんですけど…」

武内P「そのお二人でしたら、先程お会いしました」

美波「あ…それ、みくちゃんの体に猫の毛がついてたから…」

武内P「…そうでしたか」

美波「?…背中が痒いんですか?」

武内P「いえ、大したことではありません」

美波「そうですか?…結構気になってるみたいですけど…」

武内P「…」

美波「もしかしたら、毛がシャツについてるのかもしれませんよ?」

武内P「そうかも、しれませんね。少し席を外します」

美波「大丈夫ですよ。それにそれくらいでロッカールームまで行くことないですから」

武内P「ですが…」

美波「それに、何かお仕事しなくちゃいけないんですよね?」

武内P「…ええ。資料を纏めたいので…」

美波「お時間は無いんですか?」

武内P「…そうですね。ですが気にしなければ大丈夫です」

美波「そういうのって、意外と気になりますよ?」

武内P「…」

美波「…」

武内P「…分かりました。ここで確かめるしか方法はないようですね」

みく「あー、サッパリしたにゃ!」

アーニャ「日本のシャワーは、丁度良いです」

みく「メイドインジャパンはいつでも一番だにゃ!」

アーニャ「フフ。みく、発音面白いです」

みく「うー…いじめないでほしいにゃあ…」

アーニャ「フフ…ただいま戻り、ました」

武内P「おかしいですね…確かにこの辺が痒かったのですが…」

美波「見てくださいプロデューサーさん!毛がありましたよ!」

みく「」

アーニャ「」

みく「何、してるにゃ?」

アーニャ「プロデューサーが、裸です」

みく「それは分かってるにゃ。だから目を瞑ってるんだにゃ!」

美波「あ、二人ともおかえり。…プロデューサーさんのシャツに毛が挟まってたのよ」

アーニャ「そういう、事でしたか」

みく「なんだか今日は毛の話題が多いにゃ…」

アーニャ「みく、プロデューサーの裸、見るのが恥ずかしい、ですか?」

みく「当たり前だにゃ!」

美波「ふふっ。やっぱりみくちゃん、可愛いわね」

アーニャ「でも、美波」

美波「?」

アーニャ「少し、誤解、しそうになりました」

美波「あ、アーニャちゃん!?」

未央「よく考えたらさ」凛「うん」
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みりあ「私ももうお姉ちゃんだよ!」杏「ほー」
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アニメネタとか書かなくていいから…

筆が乗ってるな

おつん

みくにゃんと美波の会話ってなんか良いな。乙

最高なんじゃあ……

乙、新田みにゃみ、とか?

いい掛け合いだった乙。すばらしい

アニメ準拠なら美波にロシア語教えてるんだよなぁ

いいねぇ……なんか和む
前のも良かった、乙

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