アーニャ「教えてください、ミナミ」 (65)
アーニャ「日本語の『恋』と『愛』は、なにが違いますか?」
美波「そうね、恋は一方的に想っていることで、愛はお互い想い合ってるってことかな」
アーニャ「ダー、わかりました」
アーニャ「では、私はミナミの愛人になりたい、です」
美波「私の伝え方が悪かったね」
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アーニャ「おかしいこと、言いましたか?」
美波「えっと……そういう時は愛人じゃなくてね……」
後日
アーニャ「ミナミ!Письмо 手紙、書きました。よんでくれますか?」
美波「本当?ありがとう、読むね」サッ
『私の変人になってください』
アーニャ「目の前でよまれると、恥ずかしい、ですね!」
美波「うん、漢字難しいもんね」クスッ
終
莉嘉「ねぇねぇ!コイバナしようよ!」
凛「えー……私はいいよ」
アーニャ「ミナミ?コイバナとは、なんですか?」
美波「恋バナ、つまり恋愛に関するお話をすることだよ」
アーニャ「アー、любовь、楽しそうですね」
莉嘉「はいっ、じゃあ凛ちゃんの好きなタイプはー?」
凛「え、えっと……不器用でも、頼り甲斐のある人……かな」
莉嘉「えー?誰のことかなー?」ニヤニヤ
凛「う、うるさいなー、誰でもないって」
莉嘉「じゃあ、美波ちゃんは?」
美波「私は……いつも頑張りやさんで、私が悩んでる時は助けてくれて、年齢の割にしっかりしてるんだけどちょっと抜けてる所がある可愛い人がいいかなぁ!」
凛「そ、それって……」
美波「アーニャちゃんは?」
アーニャ「私は……んー、ミナミがいいです」
美波「もうっ、アーニャちゃんったら!」
凛「お疲れ様でーす」スタスタスタ
終
アーニャ「だれかがランコのことを『中二病』だと笑っていました」
アーニャ「ミナミ、中二病とは、どういう意味ですか?」
美波「そうね、何でもかんでも他人と違うことをしたがって周りから浮いちゃうってことかな」
アーニャ「それはおかしい、です。人はみんな、違います。それなのに、違うことを笑うのはおかしいです」
美波「アーニャちゃん……!うん、そうだよね!」ウルッ
アーニャ「それに、ランコは最近キャラがブレて普通のかわいい人になってます」サラッ
美波「アーニャちゃん!それは言っちゃダメ!」
アーニャ「ミナミ、『サルモキカラオチル』とはなんですか?」
美波「猿も木から落ちるね、ある物事の達人でも失敗することがある例えだよ」
アーニャ「アー、カナコでもお菓子作り失敗する、ということですか」
美波「ふふっ、そんな感じ」
アーニャ「リーナがロックじゃない、ということですね」
美波「んー……ちょっと違うかな……」
終
アーニャ「この前本で読みました、日常チャハン事、とはなんですか?」
美波「ふふっ、それはね、サハン事って読むの」
美波「日常的にご飯を食べるくらい、当たり前のことって意味だよ」
アーニャ「……そうですか……」シュン
美波「アーニャちゃん……?」
アーニャ「……日本は、恵まれていますね……」ズーン
美波(ロシアで何があったの!?)
美波「ほ、ほら、元気出してアーニャちゃんっ」
アーニャ「ダー、ここは、日本で、ミナミがいます」
アーニャ「だから、なにもこわくないです」
美波「ふふっ、ご飯に困ったらいくらでも頼ってね」
アーニャ「では、一生私の味噌汁を作ってください、です」
美波「あ、アーニャちゃん!?どこでそんな言葉覚えたの?」
アーニャ「ミナミの作ってくれたお味噌汁、とてもおいしかったので」
美波「…………」
美波「……気に入ってくれてよかったぁ、また作ってあげるからいつでもおいでね」
終
アーニャ「ミナミ、『タケノコのサト』と『キノコのヤマ』は、どちらが美味しいですか?」
美波「ふふっ、それはね……」
美波「もちろん、たけのこの里だよ。きのこの山なんて食べちゃダメだよ、アーニャちゃん」
アーニャ「Да、ミナミがそう言うなら」
美波「絶対に約束だよ」
終
アーニャ「ミナミ、日本語の『ツイてる』って、どういう意味、ですか?」
美波「それはね、ラッキーなことがいっぱい起きる、運が良くなってるってことだよ」
アーニャ「Да、わかりました」
美波「ちなみに誰が言ってたの?」
アーニャ「コウメです。良いことが起きてハッピー、ですね」
美波「ごめんね、例外もあるの」
終
美波「アーニャちゃん、何食べてるの?」
アーニャ「осьминог、タコヤキ、です。エミに作ってもらいました」
美波「ふふっ、熱々でおいしそうだね」
アーニャ「ダー、とてもおいしい、です」
アーニャ「今度は、タコアゲが食べたいです」
美波「うんうん、揚げたのも美味しい……って、それは食べ物じゃないよ!」
美波「もう……ついノリツッコミしちゃったよ……」
アーニャ「ミナミ?ノリツッコミ、とはなんですか?」
美波「そうね、ボケに対して一度乗っかって同意してからツッコむ技法だよ」
アーニャ「私もやりたいです、ノリツッコミ」
アーニャ「ミナミ、ボケてください」
美波「え~!急には無理だよ~!」
アーニャ「そうですよね……いきなりお願いして、ごめんなさい……」
アーニャ「……って、そんなわけないやろ、です!」ドヤッ
美波「アーニャちゃん!まだボケてないよ!」
美波「もう……急にドヤ顔でツッコミしてくるからびっくりしちゃったよ」
アーニャ「ミナミ、ドヤ顔とは何ですか?」
美波「えっと……」
美波(ふふっ、アーニャちゃんったら、たくさん質問してきて可愛いなぁ……)
美波(私がしっかり教えてあげないとね!)
美波「ドヤ顔っていうのはね、いかにも自信満々で勝ち誇ってる感じの顔のことだよ」
アーニャ「アー、今の美波みたいな顔、ですか?」
美波「え~!そんな顔してた!?」ドキッ
アーニャ「ダー、いかにもジシンアンマン、でした」
美波「うん、甘くて美味しそうだね」
終
アーニャ「ミナミ、ナゾカケとはなんですか?」
美波「落語家の人がやってる謎かけだね」
美波「簡単に言うとね、出されたお題に対して、関係性の無さそうな物を並べて、最後にその共通点を言って驚かせる言葉遊びだよ」
アーニャ「ンー……難しいです……ミナミ、実際にやってみてください」
美波「それじゃあ、お題は何がいい?」
アーニャ「はい、私、アナスタシアでお願いします」
美波「えーとね……アーニャちゃんとかけまして」
アーニャ「かけまして」
美波「乾燥させた柿と解きます」
アーニャ「そのココロは?」
美波「どちらも、ほしがきになります」
アーニャ「?」
アーニャ「ミナミ、私もやりたいです」
美波「それじゃ、私、新田美波でやってみる?」
アーニャ「ダー、ミナミとかけまして」
美波「うんうん」
アーニャ「ズヴィズダ、星とトきます」
美波「その心は?」
アーニャ「どちらも、見てるだけで幸せ、大好きです」
美波「アーニャちゃん……うまいっ!」キュンッ
終
>>11
でもPのキノコは喜んで頬張りそう
そろそろネタが尽きたのでアーニャに教えたい日本の言葉や文化を募集します
思い付いたら明日か明後日ぐらいにまた書くと思います
言葉や文化……
言葉なら「ふざけた」と言う意味を持つ「こじゃれた」について調べるとか。
文化は「歌留多」とか「川柳」とかかな。
そろそろ再開しま
アーニャ「ミナミ、今度のロケでサドウをやることになりました」
美波「茶道かぁ、わびさびの世界だね」
アーニャ「……ワサビですか?」
美波「ううん、侘び寂びだよ。本来は貧しいとか古びたとか、良い意味じゃなかったんだけど、逆に言えば質素で平静。その中に味わい深さを感じるっていう日本の美意識のことだよ」
アーニャ「私にも、感じられますか?」
美波「うん、きっとできるよ」
美波「目を閉じてごらん?」
アーニャ「ダー」パチッ
美波「それで、何も聞かない、何も考えない」
美波「ゆっくり、水の上に浮かんでいるみたいに……」
アーニャ「…………」
美波「……そう」
アーニャ「…………」
美波「…………」
アーニャ「…………」クー
美波「アーニャちゃん……?」
アーニャ「…………」スヤァ
美波「ふふっ、寝ちゃった……」
美波「アーニャちゃん……寝顔も可愛いなぁ……」
アーニャ「…………」スヤスヤ
美波「こんなところで寝たら風邪引いちゃうからベッドに……って、何考えてるの美波!」バッ
美波「いくらアーニャちゃんが無防備だからって、そんなのだめっ!」ブンブン
凛(日本人の方が煩悩まみれだ……!)
終
蘭子「我が居城から望みし黄昏よ、これほどまでに心を高揚させるか」
(事務所の窓から見える夕焼けって、とっても綺麗で素敵ですねっ♪)
アーニャ「ミナミ、タソガレとは何ですか?」
美波「夕方、特に太陽が沈んだ直後のことだよ。転じて、元気が無くなってるって意味でも使う時があるよ」
蘭子「くくくっ、そして宵闇の狂宴へいざ参ろうではないか!」
(今日はお夕飯一緒にどうですかっ?)
アーニャ「黄昏……とても美しい、です……」
美波「アーニャちゃんの白い肌が紅く染まってるね」ジーッ
アーニャ「ミナミも、ですよ」ニコッ
蘭子「……あ、あの、2人とも……」
美波「アーニャちゃん、照れてるみたいで可愛いっ」プニッ
アーニャ「ミナミも、かわいいです」プニプニ
蘭子「…………」ボーッ
アーニャ「あっ、ランコがタソガレてます」
美波「ごめんね、蘭子ちゃん、一緒にご飯行こうね」
終
きらり「Pちゃんがお寿司買ってきてくれたにぃ☆」
みりあ「わーい!お寿司だー!」
アーニャ「スシ、私も大スキです」
美波「みんなで食べようね」
莉嘉「ねぇねぇ、何から食べるー?」
きらり「きらりはぁ、んっとね、エビにするー!」
アーニャ「!?」ビクッ
美波「あ、いいなぁ、私もエビ食べよう」
アーニャ「み、み、ミナミ!?こ、こんなところで何を……!」
美波「アーニャちゃん?どうしたの?」
アーニャ「あ、あの……え……び……は、その、ロシア語で……」カァァァッ
みりあ「エビおいしいよねー!」
莉嘉「うん!私もエビ好き!」
アーニャ(こんな小さい子まで……!)ガーン
美波「ごちそうさま、おいしかったね、エビ」
みりあ「美波ちゃんはどんなエビが好き?」
アーニャ(ミリア……な、なんてことを……)
アーニャ(でも……気になります……!)
美波「えーと……」
アーニャ「……!」ゴクッ
美波「甘エビが好きかな」
アーニャ「ミナミは高望みしすぎです!」
終
美波(そうだ、今日は4月1日。アーニャちゃんに嘘ついちゃおうっと)
美波「アーニャちゃん、アーニャちゃん」
アーニャ「ミナミ、なんですかっ?」
美波「あのね、アーニャちゃんなんて、きらいっ」
アーニャ「……え?」
美波「なーんてね、嘘だよっ」
アーニャ「……ヒドイです、ミナミ」
アーニャ「嘘つくなんてヒドイです、キズ付きました」
美波「あっ……ご、ごめんね!で、でも今日は……!」
アーニャ「許しません」
アーニャ「ハリセンボン飲ませます」
美波「ごめんね……本当に……」シュンッ
アーニャ「しかもハルナの方です」
美波「……ゆるして……」ウルウル
アーニャ「…………」チラッ
アーニャ「……じゃあ、ハルカでいいです」
美波「アーニャちゃん……!優しい……!」キュンッ
アーニャ「ロシアにもエイプリルフール、あります」
アーニャ「実は、キズついてません、大丈夫です」
美波「もうっ、アーニャちゃんも嘘ついてたの?」
アーニャ「ギリギリ嘘じゃありません」
美波「ふふっ、でも良かったぁ」
美波「これからはお互い嘘つかないって約束しよう?」サッ
アーニャ「ミナミ?小指を出して、どうしました?」
美波「これはね、日本でよくある約束のおまじないだよ」
美波「アーニャちゃんも小指出して?」
アーニャ「ダー、わかりました」
アーニャ「ミナミ…………」スッ
アーニャ「……えいっ」ピトッ
美波「……アーニャちゃん!これじゃE.T.だよ!」
終
アーニャ「ミナミ、自分でプロダクションを作るとしたら、どうしますか?」
美波「そうだなぁ……やっぱり所属アイドルがやりたい仕事を出来るような場を作ってあげたいな」
アーニャ「夢があって、いいですね」
美波「アーニャちゃんは?」
アーニャ「はい、まず拘束時間は24時間です」
美波「えー!?」
アーニャ「それから、死ぬまで働いてもらいます」
美波「す、すごいブラック企業だね」
アーニャ「ぶらっくキギョウ?」
美波「うん、最近日本で話題になってる、不当な条件で労働者を働かせる会社のことだよ」
アーニャ「ちなみに、私のプロダクションに必要なのはミナミだけです」
美波「え?」
アーニャ「毎日ずっと一緒です」
アーニャ「寿命で死ぬまでずっと、です」
美波「美波、永久就職します」
終
美波「今日はバレンタインだねっ」
美波「どうぞ、チョコレートだよ」
アーニャ「ミナミ、貰っていいんですか?」
美波「もちろんだよっ」
アーニャ「ロシアでは、男の人からプレゼント、します」
アーニャ「だから、好きな女の人から貰うの、とても嬉しいです……!」
美波「良かったぁ、アーニャちゃんのために頑張って手作りしたんだよ」
アーニャ「ありがとう、です……!一生ダイジにします!」
美波「食べて!」
蘭子「何事ぞ?至福の笑みを浮かべし同胞よ」
(アーニャちゃん?何かいいことあった?)
アーニャ「ミナミから、チョコもらいました!手作り、ですっ!」
蘭子「ほう、聖人追悼の供物か、我も授かったぞ」
(美波さんのチョコねっ、私も貰っちゃった♪)
アーニャ「!!??」
アーニャ「ミナミ!ランコにもチョコあげたの、どういうことですか!」
美波「ち、違うの!蘭子ちゃんのは友チョコなの!」
アーニャ「トモチョコ?」
美波「普通の友達にあげるチョコのことだよ!」
アーニャ「……言い訳っぽい、です」フイッ
美波「違うのー!」
かな子「みんなにチョコ作ってきたよ~」
かな子「はい、アーニャちゃんにもあげる」
アーニャ「スパシーバ!かな子のお菓子、大好きです」パクー
美波「…………」ジーッ
美波「……アーニャちゃん?」ジロッ
アーニャ「これはトモチョコです、日本の文化です」
美波「でもでも、私のチョコもあるんだから両方食べたら太っちゃうよ?」
アーニャ「美味しいから大丈夫、です」
美波「かな子ちゃん!!」クルッ
かな子「わ、私は何も言ってません~!」
終
美波「アーニャちゃん、今日は歌留多で遊ぼう」
アーニャ「ミナミ、カルタとは何ですか?」
美波「札を取り合う遊びだよ。一音につき1セットの読み札と取り札があって、読まれた読み札に対応する取り札を、並べられた中から探して取るんだよ」
アーニャ「面白そうですね!」
美波「もともとは貴族の間で流行っていた遊びから派生した、優雅な遊びだよ」
アーニャ「優雅……!ミナミ、やってみましょうっ」ワクワク
美波「でも困ったなぁ」
美波「読み手さんがいないといけないから、二人じゃできないんだよね」
アーニャ「そうですか……」
きらり「にょわー☆なにしてるの~?」
杏「きらり、はなせー!」ジタバタ
美波「ちょうどいいところに……ねぇ、二人も一緒にカルタやらない?」
杏「いや、遠慮すr」
きらり「カルタ?きらり達もやっるー☆」
美波「よかった、じゃあ二人ともそこに座ってね」
美波「読み手は私がやるから、まずは取り札を並べてね」
アーニャ「わかりましたっ」サッサッ
杏「えー……めんどくさい……」
杏「準備できたぞ」
アーニャ「ミナミ、早く読んでください」ワクワク
美波「ふふっ、アーニャちゃんったら、楽しそうにしちゃって」
美波「それじゃあ、読むよ」
きらり「きゅんきゅんパワーで頑張るにぃ☆」
美波「ふぅ…………」
美波「伊香保温泉 日本の――」
アーニャ「い……い……い……」キョロキョロ
アーニャ「あ、ありました……!」スッ
きらり「にょわぁあああああああ!!」バシッ
アーニャ「ひっ!?」ビクッ
杏「はやっ!」
きらり「取れたにぃ☆」
美波「きらりちゃん、おめでとう♪」
アーニャ「つ、次は、頑張ります」
美波「2枚目いくね」
美波「ふぅ…………」
美波「つる舞う形の――」
アーニャ「つ……つ……あっ……!」スッ
きらり「にょわああああああああああ!!!」」バシィィッ
アーニャ「ひぃっ!?」
美波「二連続!すごいねきらりちゃんっ!」
アーニャ「ミナミ!話が違います!」
終
アーニャ「ミクとリーナが目玉焼きにかけるのは醤油かソースかで、ссора、けんかしてました」
アーニャ「ミナミ、本当はどっちが美味しいですか?」
美波「そうだなぁ……」
美波「私は塩派かな。シンプルだから卵本来の味を引き立ててくれてとっても良いんだよ」
アーニャ「アー……そう……ですか……」
美波「アーニャちゃんも試してみてね」
アーニャ「だ、ダー……」
美波「そういえば、2人は結局仲直りしたの?」
アーニャ「ツウぶって塩をかけるよりマシだと言って意気投合、でした」
美波「え…………」カァァァッ
美波「あ、アーニャちゃん……さ、さっきのは忘れて……!」
アーニャ「絶対に忘れません」ニコッ
終
アーニャ「ミナミ、センリュウとは何ですか?」
美波「川柳だね、5・7・5の合計17音で作られた詩句のことだよ」
アーニャ「……ハイク、とは違いますか?」
美波「俳句は使う言葉に約束ごとがあるんだけど、川柳は自由なの」
アーニャ「なるほど……5・7・5、ですね」
美波「そうだよ、なにか思い付く?」
アーニャ「んー…………」
アーニャ「ダー、考えました」
ミナミ「お、じゃあ一句どうぞ」
アーニャ「波を越え 私はミナミへ 会いにきた」
美波「……アーニャちゃん……」キュンッ
アーニャ「ロシアからでも、どんなに遠くても、です」
美波「うん、とっても上手だよっ」
終
アーニャ「ミナミは、私のこと好きですか?」
美波「うん、好きだよ」
アーニャ「……日本の『好き』はイロイロです」
アーニャ「友達が好き、犬が好き、スポーツが好き、ハンバーグが好き、お喋りするのが好き、ロックが好き、寝るのが好き、人に何かをしてあげるのが好き」
美波「……アーニャちゃん?」
アーニャ「ミナミの『好き』は、なんですか?」
アーニャ「教えてください、ミナミ」
美波「アーニャちゃん、私の『好き』はね……」
美波「こういうことだよ」ギュッ
アーニャ「……ミナミ?」
美波「アーニャんちゃんの手、あったかいね」
アーニャ「……どういう意味ですか?」
美波「こうやって、姉妹みたいに一緒に進んでいこうね」
アーニャ「сестры、姉妹……ですか……」
美波「……うんっ」
美波(ごめんね、約束したのに、また嘘ついちゃった)
美波(でも、教えられないの、この気持ちだけは)
美波(堰を切ったら、きっと壊れるまで愛してしまうから)
美波(一面の銀世界に足を踏み入れたい気持ちを、今は殺すの)
美波(アーニャちゃんが、みんなのズヴィズダとして輝けますように)
終
以上で本当に終わりにします
ご協力ありがとうございました
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