雪歩「ほぉんへ!」モサモサ
真「雪歩!体に悪いよ!ぺっして、ぺっ!」
雪歩「ふぉんふへっふっ!!」モッサモッサ
真「土飛ぶから!やめて!まずその口の中にある土を出して!」
雪歩「」モグモグ ゴックン
真「あぁ!?飲み込んだ!飲み込んだでしょ今!!」
雪歩「」プイッ
真(よく咳き込まないなぁ)
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真「胃洗浄しなきゃかなぁ…土って大丈夫なのかな…」
雪歩「」ムムム
真「雪歩!もう食べちゃ駄目だよ!」
雪歩「」ポイッポイッ
真「雪歩!やめて!土投げてこないで!雪歩!」
雪歩「」ポイッポイッ
真「雪歩!!」
雪歩「」ビクッ
雪歩「」フルフル
真(あっ、ちょっと声が大きすぎたかな)
真「雪歩、ごめんね。ボクもう怒ってないから」ナデナデ
雪歩「♪」パアァ
真「でも、もう土は食べないでね?」
雪歩「」コクコク
真「よしよし。じゃあおやつでも食べようか」
雪歩「」ワクワク
真「お茶淹れてくるね」
雪歩「」コクコク
雪歩「……」
雪歩「…」スッ モグ
雪歩「」モサモサ
真「雪歩」
雪歩「」ビクッ
真「…あれ、どうしたの?」
雪歩「!」フルフル
真「外を眺めてたんだね。はい、おまんじゅうとお茶」コトッ
雪歩「♪」
真「…?雪歩、何か口の回りに茶色い物が…」
雪歩「ぬ」ビクッ
真「……」ジーッ
雪歩「ぬ」ダラダラ
雪歩「」ダッ
真「!ゆ、雪歩!待って!」
雪歩は走った。
走って走って走った。
どこか邪魔の入らない場所へ。
そして出来れば土がおいしい所へ。
気付けば知らない所まで来ていた。
ここはどこだろう
雪歩「………………わぁ」
雪歩「」モグッ…
雪歩「!!」モグッ モッサモッサ
雪歩「はむっ、おいしいよぉ…土、おいしい、もふ、おいしい…」モギュモギュ
雪歩「えへへ、偶然持ってたこのシロップをかけて…」
雪歩「フヒヒ…」デロデロ
雪歩「おほう」
雪歩「…!!!おいしい、おいしい!!シロップかけお土、おいしいよおおおおお!」モグモグ モグリン
雪歩「……ぐすん」モクモク
雪歩「おいしいよ…おいしいのに…」モグモグ
雪歩「胸が…っ…痛い…!気持ちわるいっ…」
雪歩「ウッ…ぐ、おえぇ…」ゲロリンチョ
雪歩「ふう…大分、すっきりした」
雪歩「このキラキラは後で捨てよう」
雪歩「えへっ♪」
雪歩「お腹空いたから土食べよ」モサモサ
そこは葉っぱを食えよ、赤土ももちろん食べたくなるけど雪歩なら茶葉の方がそれっぽいだろ
響「い、いぬ美、そんなに引っ張らないでよ!こんなとこ、何かあるのか…?」
雪歩「」ビクッ サッ
雪歩(ひ、ひぃ~ん!犬、怖いよお!)
ヴぁンヴぁン!
響「え、こっちに雪歩がいるって?何言ってんの…雪歩なら今日は高熱で休んでるはずだぞ」
ヴぁン!
響「わ、分かったってば、もー…見るだけだかんね」
雪歩(ひっ!こ、こっち来る!?)
雪歩(逃げなきゃ!)
響「うわっ!ゆ、雪歩!?」
雪歩「ひ、響ちゃん!」
響「な、何でそんなに血まみれなの…?ど、どこか、怪我してるのか?」
雪歩「え?あ、本当だ…何で、私、血まみれなんだろ」
ヴぁんヴぁん!
雪歩「ひゃああぁあ!!!!!」
響「こら、いぬ美!雪歩は犬が苦手なんだぞ!」
雪歩「ところで響ちゃん、土食べない?おいしいよ」
響「そんな物食べれるわけないだろ…」
ヴぁンヴァン!
雪歩「ふぇええええええ!!!!」
響「いぬ美!!!!!!!!」
クゥーンクゥーン
おわり
9くん
地面に茶葉が生えていませんでした
ごめんなさい
おつ
あー、まぁ大地讃頌してたなら仕方ないか
海なら塩があるんだけどなぁ
そんなに土食いたいなら土粥おすすめ。
無理なく食える。
なんだお前ら……え?
おつー
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