心「教えて♪」
仁奈「教えてほしいですよ」
こずえ「おしえてー……?」
薫「おしえて?」
千佳「教えてー!」
飛鳥「いきなり随分とにぎやかだね」
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飛鳥「どうしたんだい? ボクは今コーヒーブレイクを楽しんでいるところなんだけど」
心「今日はお砂糖何杯入れたの?」
飛鳥「一杯だけ」ドヤ
心「おぉ、やるねー♪この前まで二杯は入れないと飲めなかったのに」
飛鳥「成長期だからね」
飛鳥「それで、『教えて』とはどういうことなんだい?」
心「詳しい話は発案者からどうぞ☆」
飛鳥「発案者?」
梨沙「アタシだ」
飛鳥「キミだったのか」
梨沙「飛鳥、今はなんと夏休みなのよ」
飛鳥「知ってるよ。ボクも学生だから」
梨沙「ここにいるちびっ子達は、日々の生活の中で疑問に思うことをどんどん見つけるわ」
梨沙「わからないことは先生に聞くのがお決まりだけど、今は夏休みだからそれができないわけ」
梨沙「そこで、夏休み限定の教師として飛鳥センセーに相談するコーナーをもうけたのよ」
飛鳥「事情は理解(わか)ったけど、どうして先生役がボク? Pや他のアイドルだって」
梨沙「プロデューサーは今外に出てるし」
梨沙「あと、ウチのアイドルって未成年ばかりだから、一番先生に向いてそうなのって考えたら飛鳥が出てきたのよ」
心「というわけで、がんばれ☆」
飛鳥「ボクのすぐそばにいる人は成人しているはずなんだが」
心「はぁとは先生って柄じゃないしー♪」
飛鳥「菜々さんは」
梨沙「本人の『永遠の少女でいたい』という強い意向を尊重したわ」
飛鳥「ボクに役がまわってくるのもやむなし……なのか?」
梨沙「いーからいーから、ね?」
晴「おーい、みんな待ってるぜ!」
ありす「早くしないと、後から来る追加の人達までさばききれませんよ」
梨沙「というわけで、よろしくっ」
飛鳥「……待て。今この部屋にいるメンバーだけじゃないのか」
梨沙「思ったより相談希望が多くてねー」
梨沙「ほら、これも飛鳥のジントクってやつよ」
飛鳥「お世辞を言われてもボクは揺れないよ」
飛鳥「まあ、とりあえずひとり目から話を聞こうか」
梨沙「(あ、ちゃんとやってくれるんだ)」
飛鳥「しかし、先生役なんてしたことないからね。どんな風にやったものか」
梨沙「その見た目で先生だと結構チャラいわよね。青のエクステつけてるし」
飛鳥「外見か。形から入るのは悪くないね」
梨沙「メガネでもかければちょっとマシかも」
春菜「まあまあメガネどうぞ」
飛鳥「あ、どうも」
飛鳥「よし、これでいいか」スチャ
梨沙「おー」
仁奈「飛鳥せんせーです!」
薫「せんせぇっぽい!」
仁奈「市原仁奈、9歳でごぜーます」
飛鳥「最初の生徒はキミか」
仁奈「よろしくお願いするですよ!」
飛鳥「うん、いいあいさつだ」
飛鳥「それで、ボクに聞きたいことは?」
仁奈「はい!」
仁奈「ちゅーに病って、なんのことですか?」
飛鳥「参ったな。いきなり自己紹介を求められるとは」
書き溜め切れたので続きは明日にします
自己紹介ワロタ、おつした
飛鳥「中二病とは……そうだね。まず漢字で書くと、中二でかかる病となるわけだが」
仁奈「病気でやがりますか」
飛鳥「といっても、病院に行かなければならない類のものではないんだ。言うなれば……そう、自分が自分であろうとする気持ちの暴走かな」
仁奈「???」
飛鳥「なんて抽象的な説明では、理解しにくいだろうから。具体例を用意しよう」
飛鳥「よく言われる説明では、中二病は3種類にわけられるらしいが、今回は2種類だけ」
飛鳥「二宮タイプと神崎タイプだ」
仁奈「二宮と神崎……飛鳥おねーさんと蘭子おねーさんのことですか?」
飛鳥「その通り。よくわかったね。偉いぞ」ナデナデ
仁奈「えへへ、仁奈にまかせやがってください!」
晴「なんか本当に先生みてーな態度だな」
梨沙「普段から自分の世界に浸るのが好きなんだから、なりきったりするのも割と得意なんじゃない?」
晴って「~みてえ」って言うか?
男口調だけど粗野ではない印象だったんだが
と思ったけど稀によく言ってたわ
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