佐藤心「教えて! 飛鳥センセー☆」 二宮飛鳥「?」 (14)

心「教えて♪」

仁奈「教えてほしいですよ」

こずえ「おしえてー……?」

薫「おしえて?」

千佳「教えてー!」


飛鳥「いきなり随分とにぎやかだね」


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飛鳥「どうしたんだい? ボクは今コーヒーブレイクを楽しんでいるところなんだけど」

心「今日はお砂糖何杯入れたの?」

飛鳥「一杯だけ」ドヤ

心「おぉ、やるねー♪この前まで二杯は入れないと飲めなかったのに」

飛鳥「成長期だからね」

飛鳥「それで、『教えて』とはどういうことなんだい?」

心「詳しい話は発案者からどうぞ☆」

飛鳥「発案者?」

梨沙「アタシだ」

飛鳥「キミだったのか」

梨沙「飛鳥、今はなんと夏休みなのよ」

飛鳥「知ってるよ。ボクも学生だから」

梨沙「ここにいるちびっ子達は、日々の生活の中で疑問に思うことをどんどん見つけるわ」

梨沙「わからないことは先生に聞くのがお決まりだけど、今は夏休みだからそれができないわけ」

梨沙「そこで、夏休み限定の教師として飛鳥センセーに相談するコーナーをもうけたのよ」

飛鳥「事情は理解(わか)ったけど、どうして先生役がボク? Pや他のアイドルだって」

梨沙「プロデューサーは今外に出てるし」

梨沙「あと、ウチのアイドルって未成年ばかりだから、一番先生に向いてそうなのって考えたら飛鳥が出てきたのよ」

心「というわけで、がんばれ☆」

飛鳥「ボクのすぐそばにいる人は成人しているはずなんだが」

心「はぁとは先生って柄じゃないしー♪」

飛鳥「菜々さんは」

梨沙「本人の『永遠の少女でいたい』という強い意向を尊重したわ」

飛鳥「ボクに役がまわってくるのもやむなし……なのか?」

梨沙「いーからいーから、ね?」

晴「おーい、みんな待ってるぜ!」

ありす「早くしないと、後から来る追加の人達までさばききれませんよ」

梨沙「というわけで、よろしくっ」

飛鳥「……待て。今この部屋にいるメンバーだけじゃないのか」

梨沙「思ったより相談希望が多くてねー」

梨沙「ほら、これも飛鳥のジントクってやつよ」

飛鳥「お世辞を言われてもボクは揺れないよ」

飛鳥「まあ、とりあえずひとり目から話を聞こうか」

梨沙「(あ、ちゃんとやってくれるんだ)」

飛鳥「しかし、先生役なんてしたことないからね。どんな風にやったものか」

梨沙「その見た目で先生だと結構チャラいわよね。青のエクステつけてるし」

飛鳥「外見か。形から入るのは悪くないね」

梨沙「メガネでもかければちょっとマシかも」

春菜「まあまあメガネどうぞ」

飛鳥「あ、どうも」

飛鳥「よし、これでいいか」スチャ

梨沙「おー」

仁奈「飛鳥せんせーです!」

薫「せんせぇっぽい!」

仁奈「市原仁奈、9歳でごぜーます」

飛鳥「最初の生徒はキミか」

仁奈「よろしくお願いするですよ!」

飛鳥「うん、いいあいさつだ」

飛鳥「それで、ボクに聞きたいことは?」

仁奈「はい!」

仁奈「ちゅーに病って、なんのことですか?」

飛鳥「参ったな。いきなり自己紹介を求められるとは」

書き溜め切れたので続きは明日にします

自己紹介ワロタ、おつした

飛鳥「中二病とは……そうだね。まず漢字で書くと、中二でかかる病となるわけだが」

仁奈「病気でやがりますか」

飛鳥「といっても、病院に行かなければならない類のものではないんだ。言うなれば……そう、自分が自分であろうとする気持ちの暴走かな」

仁奈「???」

飛鳥「なんて抽象的な説明では、理解しにくいだろうから。具体例を用意しよう」

飛鳥「よく言われる説明では、中二病は3種類にわけられるらしいが、今回は2種類だけ」

飛鳥「二宮タイプと神崎タイプだ」

仁奈「二宮と神崎……飛鳥おねーさんと蘭子おねーさんのことですか?」

飛鳥「その通り。よくわかったね。偉いぞ」ナデナデ

仁奈「えへへ、仁奈にまかせやがってください!」



晴「なんか本当に先生みてーな態度だな」

梨沙「普段から自分の世界に浸るのが好きなんだから、なりきったりするのも割と得意なんじゃない?」

晴って「~みてえ」って言うか?
男口調だけど粗野ではない印象だったんだが

と思ったけど稀によく言ってたわ

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